2010年05月06日

植木屋の腰掛

これは,植木畑で木を養生している状態を再現したもの。
 
 大きな木を移植するときは、負担を減らすために枝を切り戻し、深植えしないように
> 土を盛り上げて植え、さらに雨水が効率よくたまるようにその淵の土を盛り上げる。
>
>
 植木の周りに盛り上げられたその土の山は、植木畑で仕事をする植木職人に
> とって一番身近な腰掛になり、木の幹は背もたれになり、そこはかっこうの休憩場所になる。
 茨木神社を見守ってきたご神木が樹齢700年と知り、たまたま持っていた樹齢700年のオリーブの巨木を選んでみた。

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今日は茨木音楽祭でした。

ディレクターの河上さんの掛け声で、20数人の作家さんやデザイナーさんや建築家さんなどが、来場してくれたひとがくつろいで音楽をきけるように、それぞれ椅子を用意し、会場となる茨木神社の各所に設置して実際にそれに座ってもらって音楽をたのしんでもらうという企画。

おれは気の利いた椅子を持ち合わせてなかったので、自分なりの”腰掛”を用意した。コンセプト的には普通の木でよかったのだけれど、ご神木との兼ね合いと、茶目っ気も含めたノリで、大きなオリーブを選んだ。
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 それにしても予想以上にオリーブの木に興味を示すひとが多くてびっくりした。たくさんの人に感激してもらえたことと、地元の年配の方々や、神社の神主さんなどにも喜んでもらえたこともよかったと思う。
この木が、イベントに来てくれた方々の記憶にのこる木になれば幸いです。
 
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それにしてもこのイベントではたくさんの友達や知り合いがいてたのしかった

 ごみは散乱せずちゃんとしてたし、お客さんの年齢層も幅がひろいし、やってるいるたちもいい顔してたしいいイベントでした。ライブやインタビューなどはアイフォンでライブ中継してツイッター(?)で配信されていたらしく、ナウいイベントやなぁと感心しました。



そういえばgrafでのスライド&トークショーが近づいています。

http://www.graf-d3.com/event/plant_hunter/index.html

いままでいろんな国を旅してきて、ハンティングしてきた植物たちの写真や風景をそのときのハプニングと交えながらいろいろトークします。 

また、当日用意する変な植物たちを用いて、
”どっちの植物が高いでしょう〜?”的なクイズなどをやりたいと思っていて、集まったひと参加型で、とりあえずユルく、たのしく宴会のようにやりたいと思います。景品もあるでよ。 

5月16日夕方、要予約です〜。

またこの秋には金沢21世紀美術館での1時間半のトークショーもオファーをいただき、やらせていただくことになりました。ひとりでも多くのひとに花や植物の魅力を伝えて、わかりあえるひとが増えることが一番うれしいし、そういう機会を与えてくれる方々
に感謝します

 
posted by seijun at 00:45| excursive plants やんちゃな木

2010年04月14日

ちいるい




背丈が10cm以上になるスギゴケをオオスギゴケというらしい。
背丈が15cm以上になるスギゴケをウマスギゴケというらしい。
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昨日は一日で三重県、愛知県、岐阜県を回り、いま受けている4つの植栽現場用の材料と、地方のいけばな展で使う花材を集めにまわった。途中、ついでに杉苔を採集。最近地衣類がおれのなかで流行っている。

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ところで今日も、あっちゅうまに終わってもうた 

昼休みに、ちょっくら大阪市内へ岩ヒバの納品に行った
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ところでひとが植物を買うっていう行動は、美徳のきわみのひとつだ。

なぜかって??

 服や家具を買う時のひとの心理と比較してみたらよくわかるよ。

家具を買う時のひとってのは、もちろんそれが生活のなかで必要だからせめて自分の気に入ったものを買うわけやん。でも植物を買っても、普通は生活に役立つものでもないし、どうしても必要なものでない。それでも買うひとってのは必要最低限以上の、なにか癒しを求めて買うんやとおもうねん。

また、服は、おれも大好きだけど、服は自分をきれいにみせたいとか、もっと言うと、よく見せたいとか、他に対しての意識が多少は働くやん。けど、自分のベランダにこっそりお気に入りの植物を買おう、って思う人は、他の目線はまったく気にせず関係ないところの意識がある。自分自身が本当にそれが好きで毎日眺めたいとか思うから自分に買うわけ。(もちろんファッションも園芸もインテリアも自分の人生をたのしくするためのものってことは共通してるし、それが大前提の話やけどね!)

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つまり植物をわざわざ買ったり、こだわったりするひとは本当に自然にそうしてると思うし、そうやって花屋や園芸店に植物を買いに行くひとをおれは一般的に”豊かなひと”と呼んでいる

 もちろん好きな植物を買えるってのは、それなりに経済的にゆとりがあるひとが多いかもしれない。でもほしいなぁって思うひとかそうでないひとかってとこがポイントかなぁっておもう



”今年もよく家事をよくがんばったし、旦那もちっとも感謝してくれないから、せめて年末にシンビジウムを自分に買ってあげよう”

って花屋さんに行く主婦のような世代のひとたちって本当に貴重やと思うねん。こういうふうにいままで普通に日本にあった感覚が若い世代にはだんだん薄れてきているから。 

だからおれが思うのは、例えばシンビの生産者やったら、あたらしい品種を改良するのもいいけど、そればっかりでなくて、世間のひとの意識改革をすることから始めないとあかん気がするなぁ。  これからの時代、植物を愛でる世代なんて、増えるような気がしないもん。 だからそれは生産者だけのチカラだけでなく、販売する側や世間に植物のすばらしさを披露する側のひとたちと手を取り合って発信することが必要不可欠。 

おれも生産・卸業者として植物そのものをとことん突き詰めて行くなかで、そのことに気がついたから、まずはそういう人たちと協力して発信するよう努力するようになった。遠回りのようで結局それが近道やと思うから。

 


ところで岩ヒバはとてもおもしろい植物やねん。普通は日本の岩山の断崖絶壁に生えている。性質的には苔に似ているかな。一年に、ほんの少ししか成長しない。写真のものはおれと付き合いのある謎キャラの職人さん(アーティスト?)が、誰も知らない山奥で長年だれにも知られずに岩ヒバを軽石に着生させ、それを気の遠くなる時間をいうものが仕上げた至極のオブジェ。 緑の葉っぱの部分は水が足りなくなってくるとクルっと巻いてしぼむけど、また水を与えてあげるとあっという間にまた緑の葉に開いて戻る。 黒い部分は葉が終わった後の根みたいな状態で、外から種が飛んでくると発芽したりする。落葉樹や山野草が岩ヒバの中で普通に育つ。土に植わっているわけでもないのでこのまんま置いとくだけで雨などが当たればそれでみんなが一緒に生きていく。この岩ヒバはいわばプチビオトープみたいなもんかな。おもろいやろ。 何回も通って、その謎キャラの職人さんに目から血を流しながら口説いてようやくおれが譲っていただいた、貴重なものです。




 






posted by seijun at 22:25| excursive plants やんちゃな木

2010年04月08日

規格外

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これは一般にカポックとよばれる植物です。
寒さにも日陰にも強く、観葉植物として普及してますが、カポックが庭木として利用できるということを、園芸関係のひとも意外としらないひとが多い。この大きさとカタチはさすがに規格外なので、うちに来てくれる植木のバイヤーさんたちも”こんなん見たことない!”と憧れであったみたいだけど先日とうとう嫁入りしちゃったよ。

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これは規格外の切り枝を飛行機で送る景色。紙で包まれた中身は枝垂れ吉野桜。規格外の大きさでも、電話ひとつで注文どおりの咲具合に調整して、サクっと全国へ届けます。

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これは規格外の大きさの超貴重なエアープランツ。

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ついでにこないだ食った規格外?のいちごのケーキも載せとこう


そういえば明日の朝十時より、関西テレビ”よ〜いドン”の 関西ワーカーのコーナーで30分ほどプラントハンター特集を放映していただきます。この仕事は季節とともにあって、季節によってやってる仕事がぜんぜん違うので一年のうちどの季節を撮るかによってぜんぜん印象が違うと思うけど、この春の時期のおれたちの仕事の1シーンをうまく拾ってもらえたと思います。これも番組制作会社のwalk onさんの熱意ある仕事のおかげやなぁと思っています。 

ところで明日生放送のスタジオに、おれのお勧め
する植物を3つ持っていきたい、という要望があったので、おれがこれや!と思う植物を用意しました。

 茶目っ気たっぷりのおれは、最初、世界でもっとも衝撃的な形をした植物(卑猥な?)植物を用意したんやけど、テレビ的にNGになりました。

訳を聞くと、”朝の番組で、アレは放送事故になりえますからね〜”とのこと。たしかに。笑  あれはやばいよなぁ。テレビではモザイクが必要かもしれない。ある意味、いちばん規格外やったかも。今度深夜番組にでることがあったらまた提案してみようと思います 


posted by seijun at 21:13| excursive plants やんちゃな木

2010年03月30日

パンダナスのポートレート

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受けた仕事の内容と、その空間と、自分が用意する植木のイメージしたボリューム感の微妙なズレといつでも戦っています これは単純に打ち合わせに費やす十分な時間と、下見と、余裕を持ったタイムリミットがあればほど完璧になんでもぴったりあわせることができるのだけれど 
posted by seijun at 21:50| excursive plants やんちゃな木

2010年03月16日

アフリカの木のお医者さん

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一、二年の話ではないだろうがもう長くはないだろうと思う。だからこの木を写真に収めておいた。 

それにしてもアフリカの植物は夜空によく映えるもんだ




今日の夕方、久しぶりに奇跡の星の植物館に行った。ここのプロデューサーの辻本智子さんとは友達で、たまにうちの植物を使ってもらってる。 今日は枝垂れ桜や枝垂れスオウなどを持っていった。


植物館につくとみなさんせっせとサボテンなどの植え替え作業に忙しそうやった。 



ところでおれがバックヤードで作業しているとびっくり、二名良日さんがいた。
”こんなとこでなにしてるんすか〜”とテンションあがる。
いま二名さんは植物館のよこで巨大ツリーデッキに製作中らしい。
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唯一の安藤忠雄建築の温室を見れる、二名さんが作ったデッキのうえから。これ外のクスの木に上に竹だけで作られている。以外と高い。 




今日はひさしぶりに奇跡の星の植物館にいけてよかった。

今日の昼ごろ、いけばなの仕事で多忙のおれにいきなり辻本さんから 

 ”今日ひまなんやったら頼んでいた植木持ってきて〜”と、軽い電話。笑  

 
でも行けてよかったのは、メインのとこの巨大なアフリカのアロエが腐っていたのを見れたから。





彼が何歳かは知らないけど体のあちこちに痛々しい傷や腐食があり、多肉植物独特の腐敗した臭いがすごかった。明らかに老いて疲れていたように思った。

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治療されているんだけど、とてもじゃないけどそれじゃ止められない感じだった。なんというか 人間で例えると、たとえば、癌が転移してほかの部分も悪くなり死ぬというカンジかな。 それともたとえば、足を大怪我して壊死するまえに足を切断しないと命にかかわるという状況みたいなカンジかな。  とにかくこういう場合は腐敗した部分以上に内部に異常がある部分はすべて取り除かないとすぐほかの部分も同じように広がり命が危うくなる。 


これは裏からみたところ。
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このアロエディコトマは兵庫県民のものなのでおれのものでもあるしみんなのものでもある。だから苦しそうな彼を見て見ぬふりはしない。ということでどうすべきか辻本さんに真剣に伝えた。


日本には、樹木医という職業があって(樹医なんかとはちがう)むずかしい国の試験に通ったエライ先生たちがすごい知識や技術で日本の銘木を治療したりしている。 そういう点ではすばらしいことだけど、素朴な疑問もある。

じゃぁ日本にアフリカのアロエを的確に治療する樹木医さんがいるのだろうか

南米の木や、砂漠の木、熱帯の木を治療する樹木医さんはいるのだろうか。 


 残念ながらおれはいまそういう人が日本にいるとはあんまり思えない。 各ジャンル、たとえばサボテンとか、ランとか、山野草とか、日本の木とか、熱帯植物とか、ひとつひとつのジャンルにはそれぞれ専門のひとがいると思うけど、それらすべての植物のジャンル全般にマルチに力を発揮できる人間が日本に何人いるだろうか

posted by seijun at 22:39| excursive plants やんちゃな木

2010年03月03日

大きな子

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いま、花宇の在庫植物のなかでひときわ目立つのがこの巨大な三椏。(ミツマタ) 。ブータンミツマタという。文字通り、ブータンの三椏だ。

その姿形と、甘い芳香は実物を見てみないとなかなか伝わらないかもしれない。 とにかく存在感がすごい

 ほんのちいさな苗を6,7年前に見つけて、衝撃を受けてそれから、畑でずっと育てていたら親のおれよりアッいう間にでかくなっちゃった。 




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これはなんとなく撮ったアンスリウム・ワロクアーナム。
posted by seijun at 23:39| excursive plants やんちゃな木

2010年02月14日

てんてこ

最近 仕事と寝る以外してなかった。


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ここ最近東海中部地方を回っていたおれと、おとつい北陸地方で正二さんたちと合流し雨のなか大物を切り出していた。 いきなりうちで働くことを志願してきた18歳の渡辺は、いまとにかくこの仕事を全身で体験中。一週間目でいきなり連続して朝4時や五時に起きて現場に行ったり、冬の雨に打たれながら木に登ってたり、 まずはこの仕事の地味さや辛さや熱さを体験してくれればと思っている。どんなときでも仕事をやり抜くまで帰らない花宇のしきたりをわかってもらえればいいなと思ってる。
ひさしぶりに帰りのトラックは上半身裸で帰った。いまは風邪をひくわけにはいかないので。


昨日は会社での仕事であっという間に一日終わった。いまは一秒でも無駄にしたくない。と鬼気迫るカンジで仕事に打ち込んでいるとあっという間に一日が終わる。


そういえば途中、巨大な黒松の積み込みにも行った。rigj.JPG
40tクレーン車と、日本の道路を走っているあらゆるトラックのなかで一番でかくて一番低床のトレーラーを段取りし、植木の技術者たちがたくさん集まったおかげでなんとか積み込んだ。トレーラーに積み込んだときに街の電線や高速の標識などをぶっ壊さないよう、いかに法定内の高さに松を抑えるか。すごくリスクのある仕事をしているんやなぁと感じた。いままでおれが扱った木のなかで2番目にでかい木だった

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今日は、奈良県の古民家の畑で、辛夷の木の上で汗を掻いていた。紅梅の大枝も切り出した。この時期はあっという間にのこぎりの葉が減る



posted by seijun at 00:26| excursive plants やんちゃな木

2010年02月08日

どん


信じられないくらいかっこいい黒松だ。 惚れ惚れするわ 
卸屋としてこういうものを扱える縁があったことに感謝

posted by seijun at 20:53| excursive plants やんちゃな木

2010年01月28日

無事帰ってきました。

昔は8時間トラックをとばして現場にいき、8時間せっせと仕事し、8時間かけて戻ってきても、そこから一日仕事しても平気なくらい体力があった。

いまはちょっとそんな感じにはいかないようです。ねむーい。


ところでこれはなんの木でしょう?
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答えは 泥だらけの仕事着を脱いだらおれのケツの割れ目に挟まっていた小枝。




posted by seijun at 00:36| excursive plants やんちゃな木

2010年01月15日

セドラス アトランティカ グラウカ・ペンデューラ

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昨日はまた地方からおもくそ荷物を積んだ10tトラックが入ってきて植木や切り枝を降ろすのの一日中なんぎした。


今日は朝早くから関東甲信地方へトラックをとばして、いけばな花材を切りにまわってます。 今日は愛知県で泊まり、また明日どこかへいい枝を求めて走ります。

posted by seijun at 20:52| excursive plants やんちゃな木

2009年11月12日

せんちゅりーふらわー

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おはようございます。

今日はオーストラリアの友人ポールから届いた美しい写真をお届けします。 


これはアガベ・ササノユキの花。

これが花を咲かせるのは非常に貴重なことだ。アガベは前にも言ったとおり、http://blog.hanau.jp/article/6099044.html なかなか花が咲かないがこのササノユキは特に花をつけるまでは時間がかかると思う。

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Agave victoriae reginae 通称 笹の雪 ササノユキ


 オーストラリアにはガメアリリー(http://blog.hanau.jp/article/15427743.html)というおもろい花材がある。ジャイアントリリーと呼ばれるときもある。昔これを中川幸夫さんが大量に使って有名になった花だ。

ポールは、おれが22,3歳くらいのときにオーストラリアへプラントハンティングに行ったときにガメアリリーの切り花の生産者を探していてそのときに出会ったからの友人。
 


Hi paul, Thank you for such a beautiful photo.
i belive that every single person here in Japan will be amazed by your plants!!!

cheers,

seijun





posted by seijun at 09:05| excursive plants やんちゃな木

2009年09月16日

ついでに

午前3時にバチっと目が覚めて伊勢へむかった。

今日は紹介されたデザイナーさんからの依頼で津市にできたホテルへ植木を納品するため車をぶっとばす



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そして現場へ到着。準備体操をしてレッツゴー♪

割りとダンパー気味の波やけど天気もよくて気持ちよかった


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そして3時間ほど波乗りして、波が落ち着いたのでとりあえず納品しにいった。今回は2mのシュロチクで。

納品の帰りに見かけた巨大なソテツにびっくり、さすがに車を止めて撮影。

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ありえない木やった。
これだけの化け物がいい状態で植栽されているのを見るのは初めてやわ。三重県庁にて。こんな仕事してみたいなぁ。そういえば海外にこういう巨大なソテツを輸出した唯一の会社が日本にあるねんけど(株)花宇って言うんだよ





今日のサーフトリップ、あ、まちがえた、納品はmeets市吉さんとプロボクサーであり正福寺の住職でもある知隆さんと。



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納品を終えるとまた海へ。この2セット目が波が最高だった。
黄金に輝く夕日がくれるまで(腕がパドルできないくらい疲れるまで)夢中で波にたわむれました。

なんて気持ちいいんやろう

今日のサーフトリップ、あ、ちゃう、納品は、いろいろとついでができて十分に一日を満喫できた。っていうか、わざわざ遠くまでくるのに納品だけで行くなんてガソリン代がもったいない。なかなか決まらん仕事やったし、だから波のいい日に納品の日程を合わせて♪調整してみたよ
posted by seijun at 23:35| excursive plants やんちゃな木

2009年09月15日

使い道

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石丸さんがちっちゃいっていうのもあるけど、どちらかと言うと茶瓶がでかいっていうことが言いたいねん。
 
これどないして使おうか。考えてみてください



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今日沖縄に送った巨大なマグロみたいなダシリリオン。そういえば最近知ったけど、ダシリリオンってけっこう有用樹みたい。現地の人はこの堅くて柔軟な葉っぱを編んで屋根とか、かごやロープにしたりして利用するらしい。また、樹液は”ソトル”という酒の原料になるらしいで。
なかなか興味深いね。

けど、逆に日本では空間創りに使われるといったらメキシコ人もびっくりするかな



posted by seijun at 22:06| excursive plants やんちゃな木

2009年08月24日

Bismarckia nobilis はカリスマ性があります。

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いままでたくさんの植物と知り合ってきたけど、ビスマルキアは、なにかがちがう

このマダガスカルで発見された銀色に輝くヤシは世界中のヤシファンからずっと憧れられていたものだ。

日本ではいままで1.3mサイズが最大だった。(それもおれが3,4年前に輸入に成功したときのもの) 実はそれでもかなりの反響をいただいた。

けど今回ヨーロッパから輸入に成功したのはそれをゆうに超えてます。ちなみにビスマルキアの耐寒性については議論の的ではあるが、東京 大阪 福岡ではすでに実証済み。余裕だ。
冬に−6℃にもなる川西市では越冬はむずかしいと思うけど、都市部、温暖な場所では問題ない

ちなみになぜ日本に大きなヤシを海外から導入できないかと言うと、まず海外の土が一粒でもついている植物は日本に輸入されないから鉢植えされているヤシが導入できないから。あとは、サボテンのような植物なら土を全部落として輸入できるけど大きなヤシは非常に移植に弱く土を落とすと死んでしまうから。だからそれをクリアにできるノウハウがないと大きなヤシの輸入はできない。だから長い間植物学者や植物園、そして業者間のなかでは不可能だとされてきた。

花宇という会社はそういうノウハウを開拓した日本で唯一の会社なのでこんなおもしろいもんを触っていられます。
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プラントハンティングというのはただ発見し採ってくるだけじゃなくてその植物を生かしてナンボです。新種を発見するという仕事は学者の仕事であり、おれはそれよりも手に入れて活かすことに甲斐を感じます。
 それは自分がその仕事で稼いでいるプロだからという自覚からです。 幻の植物を見つけた!だけではおれはイクことができません。それを商品にしてお客さんがそれを仕入れていい仕事ができた!と言ってもらってナンボなんです。最終的にはプロとしていかによい素材を適正価格で卸せるか、ということが重要です。
(ちなみに前回メキシコから輸入した巨大植物たちはおれたちの完璧なオペのもと一本も枯れることなく100%根付いてhttp://blog.hanau.jp/article/27686972.htmlいまではもう鉢の底穴から元気な根がとびだしてる。納品した全国のユーザーからも喜びの声をいただいています)

いけばなの仕事にしてもいかにいい素材を見つけるかということと同じくらいに、その素材の水を下げないように先生の下へ持っていくか、というのがプラントハンターの腕の見せ所になると思う。

本場マダガスカルへ行ったときに、このビスマルキアの美しさを日本人に見せたい!と思ったエネルギーは巨大だった。
世界中のヤシの産地を回り、何年もかけてようやく日本へのビスマルキアを導入するというおれの夢に強力してくれる人に出会えた。運命の業者はおれがハビエルと乗り込んだスペインのガーデンショーでふと出会った。打ち合わせに打ち合わせを重ね、ようやく手に入れた。飛行機を乗り継いで何度もスペインに通ったのもむくわれた気がするよ。 


そういえばこういう仕事をやっている関係上、アラブ首長国連邦のアブダビにできるルーブル美術館第2弾のイメージパースをずいぶん前に見る機会に恵まれたことがある。海の上のたくさんの人工島を覆うように展開する巨大なシェルター。その周りの一部で植栽がなされる予定。おれは日本人なので日本の木(ソテツの老木)を植栽にノミネートするようにわりと努力しているがまぁ雲をつかむような仕事の話なので奇跡でも起きないかぎりおれの木は使ってもらえないだろうけど、どっかで”ほんまはあそこはソテツよりビスマルキアでエエんちゃうの?”と思っている それくらいビスマルキアは美しいねん
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これは7,8年前にオーストラリアで撮った写真やけど本気のビスマルキアのこの美しい姿をよく見てほしい



ちなみにおれがやっているこの見たこともない植物の輸入の際に通関を依頼する通関業者さんがいてる。いままで海外の会社との仕事は一貫してある通関業者に頼んでいたがおれがどうもその担当のオッサンとウマが合わなくて今回の巨大な荷物も頼むのも気分が重かったんやけど、そしたらちょうど偶然二名さんのワークショップで同世代の通関業務をやっているひとと知り合えた。普段は服や果物や電気製品などを通関してる業者さん。でもその人にそっこー電話番号を聞いてこの話しを夢中で依頼した。そしていまでは複雑な仕事を快くこなしてくれている。”なんて神様はいつもすばらしい出会いを与えてくれるのだろう!”って思います、そういうときに。

 おれは気のあうひととはトコトン合うけど気の合わない人はトコトン合わないねん。嫌いなひととはメシを食わないし仕事もしたくない。嫌いな客にはいつも”文句があるなら買うな!”思っています。笑 (ちなみにそれが態度にでるタイプです 笑)でも応援したい人や好きな人や打ち解けた仲間にはどこまでも協力できる自信があります。どんな無理でも聞いてあげたいと思います。
 好きは好きA嫌いは嫌い。おれは好きな植物も嫌いな植物もあるよ。もちろん好きな人も嫌いな人もたくさんいるよ ガハハ! 
 

そしておれはビスマルキアが好きだ。

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これはあるアーティストのために葉っぱだけをハンティングしに海外へ行ったときに得たもの。 (この葉はなぜかおれに月、特に満月を連想される こないだの皆既日食のときも ”あぁいよいよもう少しでビスマルキアが日本にくるのだなぁ”と思っていた)

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これは今回輸入した手ごろなサイズ。 もっとちっちゃいやつもあるで


それにしてもどんな姿もかっこええわ。
 あ、いろいろ長くなったけれども、

とはいえいまは有用植物の時代です



食べれる植物、薬効がある植物、環境に役立つ植物 エコ(だと思っている)な植物。大注目されてるよな。

これからの時代最大のキーワードになってくるこれらのカテゴリの植物の重要性を知ったうえであえておれはこれからも見た目にかっこええのをこれからもやっていきたいな。

  だって好きなもん見て”気持ちいい!”と思えることは重要だと思うからです 

例えば一輪の茶花。ささやかなハーブ。野に咲く素朴な花。それら対して抱く愛情の本質をわかっているひとほど逆にこういう植物もいいとわかってくれます。”


わかっているひとほどわかってもらえます。




 
とにかくビスマルキア、愛してるぜ








 
posted by seijun at 00:00| excursive plants やんちゃな木

2009年07月11日

日本へむけて

ここ2,3日はちょっと疲れと頭痛がじわじわきた。ちなみに偏頭痛持ちのおれは雨の日に頭が痛くなることがおおい。考えなくちゃならないことが多くてまいってたかな? ダサいなぁ。 

そんなときは、サーフィン。

今日も1時半に起きて朝4時半から波乗りしてきてマジすっきりした。頭もハートも。 うーん。サーフィンってすげえなぁ


そういえば今帰ってきたらスペインからおれがヨーロッパで見つけた植物たちが集荷と検査を終えて日本へ旅立ったとの報告がありました。今度の船はシンガポール経由らしく、日本へ着くのは8月10日の予定です。

これらは送られてきた積み込み時の写真です。


オリーブの原木。とてもきれいだ。
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posted by seijun at 11:29| excursive plants やんちゃな木

2009年05月21日

酔っ払いの木

今日はトックリキワタを温室からひきずりだした。
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スペイン語で”酔っ払いの木”と呼ばれている。なぜそう呼ばれているかというとおなかがでている酔っ払いのオッサンに似てるかららしい。


そういえば以前巨大なモノを扱ったこともあるけれどおれは昔からこういうボトル状になる木が好きだった。
http://blog.hanau.jp/article/6242664.html

posted by seijun at 20:25| excursive plants やんちゃな木

2009年05月08日

休暇明け、温室をまわる

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アンスリウム シェルツェリアナムという。 

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これは3年くらいまえにマダガスカルから持ち帰ってきた こうもりらんの マガダスカルエンシス。 毎年カタチが変わるがいっこうにでかくならん。
posted by seijun at 17:26| excursive plants やんちゃな木

2009年04月29日

センス

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wedge wood work.
うちの3階の倉庫から見つけた落羽松の破片を組み合わせてできた世界にひとつのテーブル。

ある日いきなり大きなガラスの一枚板を美容師吉岡さんから突然プレゼントしてもらった。せっかく上等なガラスをもらったんやから、うちの倉庫にあるもんを使ってテーブルにでもしようと軽く思ったのがきっかけでできたテーブル。


おれ自身はモノ作りやセンスや芸術性がからっきしないのは自分でよくわかってる。 いや〜ほんまに”センス”の”セ”の文字もないねんおれ。笑
 
 3年くらいまえまではちょっとそれがコンプレックスだったりしたわけだけれども、植物の素材を集める能力はだれにも負けない自身がついてから、どうでもよくなった。むしろおれの持ち合わせていない何かを持っているひとに出会うことをありがたいと思うし、もともとおれは自分の見つけた素材を活かしてくれる人のために存在するものと思ってる。 

 海外からおもしろいカタチの木のオブジェが日本に入ってくるようになったのは80年代。前衛いけばながまさにトップスピードで走っているころだ。
 そのころ若かったおれのオヤジが東南アジアへ毎月のように遠征し、走り回ってだれもみたことのないカタチをした木をどんどん日本へもたらしたのが始まりだ。かつてはありえない規模の木が飛ぶように売れた時代があったらしい。おれのオヤジの素材は確実に一時代を築いた。
  もう流木に興味のなくなったオヤジなので、この落羽松の破片はそんなおれのオヤジがたどった貴重な仕事の足跡ということになるね。 


家具をつくるために木の素材を探すことには興味がないが、自分の集めた素材がたまたま家具になっちゃったっていうのはありかもと思った。

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いまはひっそりとhanareに展示してます。
売ることも視野に入れてる。

非常に精度が高く、8点で支えているこのテーブルは上下逆にしても寸分の狂いもなくたたずんでいる。 おれのテキトーな提案をしっかりカタチにしてくれた西良さんの仕事は評価されるべきだと思う。

いまの世の中の半分のオリジナルはオリジナルでなく、パクリやと思ってる。このテーブルはオリジナルやと思うんやけど。


また、使用している落羽松は発泡スチロールのように軽い。 
 
posted by seijun at 23:56| excursive plants やんちゃな木

2009年04月26日

カレンちゃんとダシリリオン ロンギシマム

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おれがメロメロになった女の子と植木のツーショット。
hanare園芸市ニテ。
posted by seijun at 21:03| excursive plants やんちゃな木

2009年04月17日

i love baseball

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イチローさん おめでとうございます。 記念すべき3085安打を初球満塁ホームラン。 なんだかすごすぎてちょっとこわいです。野球の神様って、いるんやぁ。

今日は昔話です。

おれは高校野球児時代、イチローさんが高校時代に工事用のスコップで素振りしていたということを本で読んで知り、すっかり影響されて植木のスコップをバットの替わりにひたすら毎晩素振りしてました。思い立つと止まらないおれ。毎晩振りまくってそして見事に腱鞘炎になりました。笑 

 そして医者に行くと回復に一年かかると医者に言われ、毎日泣いてました。高校球児にとって、レギュラーになって試合に出るというのは命の次に大事。おれの青春も終わったなぁ...なんて思ったりもしました。

もともと中学時代から右打ちの八番バッターでウダツの上がらなかった。優秀なチームメイトもいたなかで監督からも期待されてなかった。 怪我をして腐りかけていたときに自分になにができるか毎日考えました。

 考えたあげく、毎日一生懸命グランド整備をがんばろうと思ったんです。
  グランド整備だけはだれにも負けないように。
4時限目が終わるとすぐにグランドへ行き5時限目が始まるまでいつも丁寧にグランド整備に明け暮れた。だから高校時代は昼休みに遊んだ経験がほとんどありません。
昼メシはいつも3時限目がおわった10分休みに食ったし、練習はバットが振れないので基礎トレーニング漬けだった。

そんなある日友達の前で当時全国的にはやっていたイチローさんのスイングの物まねをやったら、左打ちでバットを振っても手首が痛くないのに気がついたんです。 
”もしかしたら、左バッターとしていけるかも”

それから毎日狂ったように夜バットを振り続けました。
慣れない左打ちは最初は赤ちゃんのようなひょろひょろのスイング。レギュラーどころじゃぁない。でもこれしかない!と一冬で2万本の素振りをした。花宇の仕事場の天井に花紐とガムテープで作った特製のボールを吊るして毎日打ち込みました。

長い冬が明けて、気がついたらおれは二年生の春にはレギュラーになり左打者の5番バッターになりました。(ちなみにおれの母校は古田と同じ川西明峰高校) 
 通算通算打率3割4分、チームメイトがだれも打てなかった、夢にまで見たホームランも2本打った。3年生の夏の大会では、朝日新聞に大きく写真をのせてもらったり。おれは一番印象に残ったヒットを打ったときのインタビューでは”奇跡が起きた、野球の神様のおかげです”と答えてたり。笑

 イチローさんの本の、なにげない一行の文章のおかげで初めて人生の壁を経験し、イチローさんの物まねがきっかけで復活。左バッターになったおかげでレギュラーになれた。
 イチローさんのおかげで10代のおれは宝物みたいな高校時代をすごせたのです。 イチローさんがこの世に存在するだけですごいことだ。 世の中にはおれのようにイチローさんの多大な影響を受けた野球坊主がたっくさんいると思います。 それがイチローさんのどんな記録よりすごいことなんだと思います。 だって、人の青春を左右するんだもの。 

この野球で学んだことは花屋をやってる今のおれの根底にあります。
 今度はプラントハンターとして、奇跡を起こすその日まで毎日がんばろうと思ってます。 

これはサンスベリア。
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サンスベリア ”ベースボールバット”といいます。
 記念に鉢上げしておこう。 世界のイチローさんに乾杯です。
posted by seijun at 22:54| excursive plants やんちゃな木