2012年03月21日

記憶にのこる植物とそら植物園



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 いまからもう十年くらい前の話。 姫路かどこかの植物園で、ブラジルの珍しい花が日本初開花!とニュースになった。 

これがそのブラジルの花、スティフティア・クリサンタという花木だ。 

この季節になるとうちでも7,8mくらいなった木が一斉に花を咲かせる。 うちの温室の木は親父が30年前にブラジルに単身プラントハンティングに行ったときに種を持ち帰りそれを育てたもの。ちなみに日本初開花と、ニュースになった時より何年も前にうちの温室では普通に咲いていたのだが。。。




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ところで先週、タイとミャンマーの国境より、みんなの好きな、”オッパイプランツ”がまた空輸されてきた。 前にも言ったけど、この植物はステファニアという植物で、食った女の人のおっぱいが大きくなるプエラリアという植物とよく似ている。けど、おれがこの植物をプエラリアと間違えて、うっかり”オッパイプランツ”と呼んでみたら、あっという間に大人気者! 瞬く間に売り切れた。 みんな、なんておっぱい好きなのだろうと感心した。 

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http://blog.hanau.jp/article/42311456.html

http://blog.hanau.jp/article/47539161.html



 そういえば、ショクダイオオコンニャクという巨大で美しくて臭い花を咲かせる植物を知っていますか。 去年、小石川植物で咲いて、連日人だかりになり話題を呼んだ植物だ。 そんなことをふと思い出して、 おれも”おっぱいぷらんつ”的な勢いで先週海外の友達のプラントハンターよりちょっくら10個ほど手に入れてみた。
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  数年後に花を咲かせるのがたのしみやなぁ。 


人の記憶に残る植物というのは、時に、気をてらったような形をしていたり、予想以上に笑えたり、ブサイクなのがかわいかったりすることもある。 明後日は千葉のガーデンショーで講演をすることになっているけど、 そういう個性あふれる植物を知ってもらい、まずは植物がめちゃおもろい! 気になる!とわかってもらえるきっかけをつくることが、これからの時代の人々をもっと有機的にするヒントかもしれない。 ほら、”森を大切にしよう”、”木を植えましょう”って言ってもいまさら聞きなれたフレーズになってるような気がしてて。だからまずはその植物がたのしかったり、人の記憶に残ったりなど、意識を変えるようなところからはじめてみるのもいいと思う


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 おれのなかで 植物大好き! という気持ちがどうしようもなく膨らんだ結果できた”そら植物園”。
  
製作中のHPも すこしづつやけど前進してきました  


http://from-sora.com/

愛情たっぷりやで


ではもうすぐ東京駅に到着するので
posted by seijun at 20:16| excursive plants やんちゃな木

2012年01月07日

今年も大暴れします ?

この2,3年周った海外の国々で目をつけた植物たち、百数十種類が、日本にむけて準備を進めてる。

 
そのなかでもやはりここ数年圧倒的に人を引き付けているオリーブを今年もそこそこ準備している。毎年輸入するたびにかっこいいやつから2,3ヶ月ですぐ売り切れになるねん。

これは2週間くらい前、積み込み前日の状況。 
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”ゴダルオリーブ” 実.JPG
梅干しくらいの大きな実のなる品種の古木がたくさん見つかり、到着するのがたのしみだ。
 いま彼らは、、、そうやなぁ インド洋のあたりかな。 


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これは、とある国で3000個秘密に育ててもらってるアデニウム・アラビカム。 つまり砂漠のバラね。


今年は、とある有用植物を追っている関係からアメリカの砂漠に行ったり、オーストラリアとニュージーランドに標的にしている植物を見つけにいったり、巨大な木を輸送したり、尊敬する先生と台湾の山に黄色のリンドウを探しにいきたい。あとは治安が良くなればあの国へ、あまり知られていない第3の竜血樹の種を採集しにいきたい。辰年だけにね。笑 
   毎年回っている仕入れの国の合間に、そやなぁ、今年こそは行きたかったイリアンジャヤに世界一でかい葉っぱのイチジクを探しに行けたらと思う。 メキシコはなぁ、そろそろいかなあかんけど、前回行ったときにいろいろあったし、おれもいろいろ行きたいので、仲間のプラントハンターに下請けしてもらって1月中に行ってもらうことになった。 あとは、中近東のあそこにも行きたいなぁ。。。 
 

そうえいばおれの本って、帯に年間移動距離地球3周分って書いてあるけど、あれって実は間違いやったなぁと思ってさ、最低5周はしてると思う。まぁどっちでもいいけどね! 
 


 旅をして、光る植物を見つけたら、あとはどこの国のものをいつ輸入するか決めて、あとは現地の人とやりとりをしながら書類を揃えたり検疫を通したりとことん綿密な作業。 
 

旅をして、ほしい植物が見つかるとこまではこの上なくたのしけど、それ以降はストレス以外何者でもない。

毎年海外から輸入する植物の量がじょじょに増えて、今年はすでに春までに100トンくらいの植物の輸入を手掛けている。扱う量が増えれば増えるほど それに見合う知識と見識が必要になる。
   おれが植物を輸入してる姿をみて”生態系は大丈夫?”と言っているアホなひとが自ら知識のなさを露呈している間に、今年もおれは相変わらず植物のすばらしさを伝えていきたいと思います。


 あ そういえば プラントハンターっていうロマンチックな響きのイメージを崩してしまうかもしれんけど、円高でユーロとドルが安くなってることに割りと敏感になっている今日。 



posted by seijun at 22:44| excursive plants やんちゃな木

2011年09月09日

実は最近、モコのかぶりものになっているこの木は

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 かつて中国人が船を止める錨として使っていたものだ
posted by seijun at 00:17| excursive plants やんちゃな木

2011年06月17日

おもろいで

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実は 非常に稀なことやけど、今週は、オヤジと海外出張に一緒にでかけていた。

またまたみんなをびっくりたのしませるようなものをやるからね 
posted by seijun at 02:05| excursive plants やんちゃな木

2011年05月24日

サヤスカタナマンタナマンランカー

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先週はおもにジャワ島に滞在していた。




久しぶりにジャカルタに着くと、 飛行機を降りたらすぐに迎えがきていてそのまま市内へ。
  タイでもそうやけど、こんな仕事をやってるもんだから、入国審査や税関などを特別に列に並ばすに受けることができるときがある。めっちゃおおげさに言うと世界的に貴重な植物を取り扱っている職種の特権やね。





毎年この時期に行っている熱帯植物の仕入れとか、沖縄でのプロジェクトの素材探しとか、大学教授に会ったりとか、あとは純粋にとある庭を見に行ったり。

なにをやってたか、ひとつひとつ話すと長くなるのでアレやけど、 特に今回、衝撃を受けた出会いがあったので、これは書きとめよう。

今回 行動をともにしたインドネシアの植物業界で最も権威の友達の紹介で、 とあるプラントハンターに会った。


         そのプラントハンターに会いに行く前に言われたのが、

 ”世界中の植物園のひとが彼のジャングルから集めた植物や彼が交配した植物をほしがっているけど、彼は本当に人嫌いでほとんどのひとに心を開かないし、彼の収集した植物がある農場に入れてもらえない。地元の植物業者も立ち入れる人間は、ほとんどいないよ。 だからまず会ったら、清順はまず下手に出て、謙虚に彼の言うことを全部聞くんだ。間違っても自分の意見をいわないほうがいい。そしたらもしかしたら彼に近づけるかもしれないよ  私ですら10年くらい前に一度だけ入れてもらったことがあるけどもう入れない ”  


なるほど。   


 わかったから、どうでもいいからとにかくその人に会いたい。 


その話を聞いてから初恋したときのように毎晩そのひとのことを考えた。



そしてようやく彼に会う日がきた。  ラッキーなことにもうすぐシンガポールの植物園へ講演に行く予定だったらしいがうまくめぐり合えた。



現れたのは、なんともちっちゃいおじいちゃん。 70歳くらい?  そして。。。ほとんど話すこともなくすこし温室に案内された。







英語が堪能で、すこしだけ話す言葉だけでもどれだけ頭がきれるかだけは、よくわかった。 でもオレを疑り深く見ている気もした。



で 温室を歩きながら植物収集の話になったので、 ふと ボタンを押してみた。 

そしたら、マジで彼の顔が豹変!!




いきなり歩くスピードがあがり、 いきなり奥へ入ってきて、 ”オーケー、カモーン (とりあえず来い!!)” と叫ぶ! 


そしておっちゃんはすべての温室を見せてくれた。 

人の信頼に応じて見せる温室や農場を3段階も4段階も用意しているようなつくりだった。 一番最後に案内された農場では、みたことのない植物に愕然としてしまって頭がはげるかと思った。 

そのあとは話が尽きなかった。途中スコールがうるさくても大声で話しつづけた。  



もしおれがあと10歳若ければ 弟子入りしてたかもしれない。



インドネシアは、たくさんの島々からなるが、その島ひとつひとつにそこでしか見れない特異な植物がある。 
 とにかく意気投合したおれたちは一緒に白い花が咲くというジンジャーを探しにスマトラ島に行くことを約束した。  おれがあこがれの地、ニューギニアも、魔境イリアンジャヤも彼が目の黒いうちに一緒に行けたらいいなと思う。 
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なにはともあれ、今回ジャワ島で集めたたくさんの植物は7月には届く。
 いま現在は地球上のそれぞれ1万キロくらい離れた3箇所から大量の植物を同時に日本に導入しようとしていて、テーマは 地中海のおしゃれなオトナな植物、砂漠の忘れられない形をした植物、そして熱帯のトロピカルなド変体植物と割りとマトモな植物。   まあ 帰ったら伝統的な山野草を探しはじめるけどね。
 


人生・植物ありきで生きている人間にとって、 植物は人生でいちばんの嗜好物であり商品でもある。

つまり植物を真剣にやってると、夢とロマンの部分と、現実的な仕事の部分とを、行ったり来たりするねん。自分ではコントロールできないのだけれど。。。


posted by seijun at 19:15| excursive plants やんちゃな木

2011年02月06日

決闘


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大分県には、花宇が毎年頼りにしている花木を委託生産してくれている農場がある。ここで御殿場桜、牡丹桜、御車返し、黄桜 を得た。 



九州中の桜を登りまくって集めた桜たちは、いよいよ開花調整にむけて花宇に出荷できる準備が整っていた




 そしてずっと、九州を旅して桜の枝を集めながら、博多阪急の桜プロジェクト( http://blog.hanau.jp/article/42792748.html  ) でメインとなるべき桜を探していた。




10mクラスの大きな桜、といえば世の中にもそれなりにあるが、

それを2月末に咲、たくさんの技術と知識とが必要であり、しかも室内で展示するということで、いくつかの条件があった




1、 開花促成に対応できる品種であること。

2、 もちろん九州産であること。

3  花宇の1号温室と、百貨店の入り口をかいくぐれる様 、枝が絞りやすい樹形であること。

4、 商用に育てられたもの

5 葉芽ではなく花芽がちゃんと先まで付いているもの。

6、世界一の開花調整になるべき大きさと、ボリュームである、いうこと。

7 冷え込みのきつい場所から採れた桜であること。

8 開花調整にかかる時間を逆算すると1月中にみつけなれければならないということ

9 百貨店の面積あたりの耐加重に耐えれる重さのもの。

10何百万人のひとが見ても喜んでもらえるような天晴れな木であること。
 


この条件をすべてクリアするとなると、世の中の桜の木を探しても、一万本に一本もないと思う。いや、もっと確率的には少ないだろう。

この7点の重要なポイントのうちいくつかは、説明してもわからないと思うので省くことにする。というか、いかに難しいことをやっているかをアピールするつもりはあまりない。


おれはいままでここぞというときはいつも自分の強運に助けられてきたがそうそうよい木がみつかるもんではない。 

しかも、植物全般の卸業をやっている立場ゆえ、他の普段の業務も同時に請けて進めている。出版がちかいプラントハンターの本も移動中に進めているし、今現在進行中のスペイン、グアテマラ、メキシコ、タイとの仕事のやり取りで国際電話をかけすぎてauから”国際電話かけすぎ”と電話がかかってきた。



そんなとき、

大分県を訪ねていたときに
ひょんなことで紹介してもらった大分県にある植木屋さん。 


10m以上の大山桜がある、との情報が!



早速急行するとあった、


あった。 



これはすざまじかった。 花は何万輪とついていて、天に向かって広がる天晴れな樹形で、ボリュームも幅7mと十分。樹勢もよい。

しかし懸念する点として、このでかい桜をいかに工夫して荷造りすればこの大きく広がった桜の木を1.6m以内に絞ることがきるだろう、ということ 。これからこの桜をトラックで輸送したり この巨大な木を温室に入れたり、百貨店の入り口を通さないといけない。






一度兵庫に帰り、いま見つけている木などと入念に見くらべて、できるだけ冷静に考えた。




しかしあの木から受けた印象は、本当にチカラがみなぎっているようで、不景気で明るい話題の少ない世の中に最高の一本だと思った。


そして決断。 さあ掘り起こしに大分へ。


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この大山桜との決闘はスリルがあった。やわらかい田んぼの土の横に植えられていたので、大きなクレーンなどは使えず、3tレッカーで吊り上げようとするとトラックがひっくり返り、死人が出るのでトラックをユンボー爪で抑えた。3.JPG

枝を絞るのはとてもじゃないけどゴリラの腕力でもかなわないので重機で締めた。 もちうる道具で、ありとあやゆる作戦。



すばらしい職人たちの技術と、息のあったメンバーで、なんとか2日かかりで積み込みまで完了。
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無事掘り起こしたあと、食った肉そばが死ぬほどうまかった。



翌日
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 大きなトラックに積み込むと桜が巨大すぎてトラックのケツから3mくらいはみ出したが、”これじゃあ警察に捕まる!”とグズる運転手をおれが丸め込んで兵庫県まで夜中に走ってもらった。結局九州からはほかのプロジェクトで使う植木や、いけばな花材、委託生産品や例年の仕入れと兼ねて大型のトラック2台満載。




これはおれの持論やけど、 無茶な仕事も 台風のように現れて、どさくさにまぎれていろんなひとを巻き込んで、どさくさにまぎれて仕事をこなして、台風のように去ってしまえばあとは気持ちいい風がふくような感じにおさまるという時もある。  プロが植物を扱うのはとにかく時期とスピード感と、たまにゴリ押しが肝心。 











社長であるオヤジも、九州に駆けつけ、トラックでの積み込みやハンティングに参加、ベースとなる福岡県の農場で合流し一緒に仕事するなど協力してくれているが、おれが見つけた理想の品種と思っていた大山桜の2月末の開花について、リスクの高さを指摘した。 


”大山桜のなかにもいろんな性質があって、たまに早く促成できるものもあるけど、ほとんどの品種はうまく咲かない可能性のほうが高い” 



それを聞いたとき、



おれまじで地球がひっくり返るかもと思うくらいへこんだんやけど、


”もうこいつとやる!”

って決めたからタイムリミットもぎりぎりやったし、いった。 



 (プロとして、お客さんに迷惑がかからないよう、奥の手は用意しているが。。。。)




自分やその仲間がハンティングしてきた、思いの篭ったものをしっかり咲かせてやらなければすべてが水の泡とある。  

これは映画でもなんでもないから、ドラマもハッピーエンドも待っている保障はない。







今度、植物を探しにソマリア沖に出掛けるおれに、 ”いま中近東付近は反政府デモで危ないよ”とたくさんのひとが心配してくれる。



いやいや、そうか。

例えばいま連日ニュースで大変になっている国へ出掛けることより、おれが普段からこの仕事で背負っているリスクや、例えば普段命がけで登っている木のほうが圧倒的に死ぬ確率が高いということはなかなかひとには理解されないだろうと思う。 



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だからおれは植物(命)を扱う仕事をやっているが、植物と対等の立場にいるから覚悟ができているし、この花宇の仕事を誇りに思っている



新幹線より。
posted by seijun at 01:26| excursive plants やんちゃな木

2011年01月13日

信州桜切  2011

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 今年も激しく熱かった。 おれたちが仕事している場所の外気はマイナス5度と涼しく、秋用の仕事着で仕事していると丁度汗をかくこともなく、この5日間死ぬ気で桜と格闘したおかげで風邪も一気に治った。 しかしさすがに体中が痛い。 
 卸束にして300束以上。2m〜7mの枝、1000本以上。今年も日本中に桜を咲かせたい。この春も花宇と筑北村の桜をよろしく
posted by seijun at 22:42| excursive plants やんちゃな木

2010年11月27日

旅の思い出

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野生のberry   甘くてうまかった



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たまごもかわいくおいしい


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ゴムの木  日本でいういわゆるゴムの木ではなくて 本当にゴムを採取する木






時間が足りなくて、割とせかせかしています。またゆっくりブログ書きます
posted by seijun at 00:29| excursive plants やんちゃな木

2010年11月08日

ombu という化け物 と先入観

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前々から言うてた 砂漠の植物がたくさん入った温室の引越し先が、ようやくメドがたった。

そして温室を解体、移転するために今日は朝からこの温室のよこに植えた化け物を掘り出した。
名前をombu(オンブー)という。 アルゼンチンなど南米に生息する巨大な植物だ。別名メキシコヤマゴボウ

たった5,6年前に偶然手に入れたこの植物、実験に温室横に植えたんやけど、いままでみたことのないスピードの成長し、すぐに7,8mになり、やがて根っこが膨らんできて温室の骨組みを破壊し始めた。 
 温室の鉄筋をバキバキに押しのけて成長していく様がおもしろかったので、これからどれだけ温室を壊してくれるかたのしみに期待してたのだけれど、今年末に温室も引越し、ということで今日は文字通り、ゴボウ抜きにすることになった。 

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 成長の具合や、花が咲くとこ、日本の四季によって姿と変えるとこなど、みていると飽きなくてまるで巨大なペットを飼っている気分やったんやけど、特にびっくりしたのはこいつの重さ。そして中が水分だらけで余分な根や枝にのこぎりを入れるとまるでダイコンみたいな感触。 胴回りは太くて堅く、でも恐竜みたいな肌。



ちなみに、このオンブーは植物学上は ”草本”つまり、草やねん。 ということで草花を無理やり掘り起こしたときのようにできるだけ負担をやわらげてあげれるよう養生しました。

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 大きい植物は木、ちいさい植物は草、という先入観から普通はなかなか抜けきれないものだ。  でも木や人や動物より大きい草ってあってもよいとは思いませんか。 
アリエッティーですよ。
 そういえばちなみに、いわゆるおれたちが食ってるゴボウってのはキク科の植物で、このヤマゴボウ科の植物とは関係ない。この植物はひとをたのしませるという特技はあるが特に役に立たない  
 
posted by seijun at 00:15| excursive plants やんちゃな木

2010年10月21日

なんかに似てる

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最近、過去の自分のブログを少し振り返ってみてたら、

忙しいだの、しんどいだの、 なんともくだらないことばっか書いてるなぁと気づいて、マジ反省した。  その日の日記はその日の思いのままに書くからその時の気分で本当にしょうむないことも書いてしまう。 でもこれはちょっと自分でも恥ずべきことだ。



 とはいえ、そういう言葉も 本当は自分の仕事に対する愛情の表れなんやねんけどね! 
なにはともあれとりあえず、これからも相変わらずというか、より一層たのしくやっていきます。




鶏頭

ちなみにコレ、子宮に似てる。    ガハハ! 

posted by seijun at 22:10| excursive plants やんちゃな木

2010年09月04日

今日午前3時

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 ヤマカル柱の花が咲いているのを見かけた 

昨日は、イラガに左腕をやられ、今日はクラゲに体6箇所やられた
いろんなとこがちょっと痒い
posted by seijun at 21:28| excursive plants やんちゃな木

2010年09月03日

絶対 だれがみても驚く種



信じられるか信じられないかは、見る人次第であり、 これは見る人がどれだけ先入観をもっているかなど、想像力を問う種やと思います。 
posted by seijun at 08:23| excursive plants やんちゃな木

2010年08月22日

ちょら

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今日は朝から種を採取しにまわった

極度の乾燥に耐える、常緑なのに黄色い花を咲かす高木がある。パーキンソニアという。 南アフリカでも見かけた、砂漠で育つ数少ない木のひとつだ。 

 地元の人に毒蛇に手をかまれないように、と注意された。砂漠にはたくさんの穴が開いている。





また、巨石が無数にある谷を走っていると、原種のアカシア?と思われるおもしろい木を発見した。貴重な植物ではないにしろ、日本で育てばおもしろい。これも鈴なりにおまめさんが成っていてタイミングがよく、 種採集が捗る



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気分転換に見晴らしのよいとこでエネルギー補給。
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山の上には槙柏に似たようなものや、松の老いたものなども見かけた。ジョシュアツリーはもちろん、こういったものは自生しているし、ふもとには大きなオリーブがあるし、本当にどこに来たのかわからなくなってしまう。

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気温は40度を超えている。 暑すぎるから店でアイスクリームを買ったら一瞬で解けて、そのあとまた固まった。




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途中、何千という巨大な風車に出会う。 

”いやいや偉大なのは、自然だけでないなぁ”とつぶやく








そのあとは、仕入れにも周る
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”チョラ” の枯れ木。 3人のインディアン親子が細々とやっているナーセリーで仕入れた。 




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実はそのチョラという植物は、こういうサボテンの仲間で、さっきのはそれが立ち枯れて肉が腐り、繊維だけがスケルトン状になったもの。 
美しいが、無数に自生している場所では気をつけなければならない。棘が非常に強く、誤って地面に転がっているこのサボテンを踏むとスニーカーをたやすく貫通して足の裏に突き刺さって悲鳴をあげることになる。また、この棘には特別に設計してあって、実に突き刺さると釣り針みたいに食い込んでなかなか抜けないし、抜いたときにもう3倍くらい大きな悲鳴をあげることになる



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そういえば、おれはいまの竜馬ブームにのっとってちょんまげ頭をしているわけではないということを宣言しときます。笑(ブームになる2年前から竜馬ヘアーしてたよ)

 しかもいろんな番組や本に出てくる竜馬のイメージはあまり好きじゃない。けど、司馬遼太郎の”竜馬がゆく”の中に出てくる竜馬がおれにとってのヒーローやねん。



posted by seijun at 15:06| excursive plants やんちゃな木

2010年08月10日

星のお姫さま

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あらすじ

主人公の飛行機乗りは大人がものの外側しか見ないことに幻滅して
います。
ある日飛行機の故障で砂漠に着陸し、お姫様と出会います。
そのお姫様は他の星から来たといいます。
お姫様の星はとても小さくて、火山がみっつ。悪い種のバオバブが
大きくなってしまわないように
見つけたら引っこ抜く毎日です。(星が小さいので大きくなったら
爆発してしまうそう)
ある日、薔薇が花を咲かせます。初めて見るそれはとても美しい花
ですが、とてもわがままです。
そんな薔薇にうんざりして星を出て、お姫様は8つの惑星を旅す
ることにします。
8つめの星は地球でした。地球でたくさんの薔薇を見たお姫様は
私の薔薇は特別ではなかったとがっかりします。
そのあと狐に出会います。狐は私を「なつけて」くれと言い、な
つけた狐に秘密を教わります。
「もののなかみは目ではみえない。」「薔薇を見にいってごらん、
自分の薔薇が特別だと気づくから」
お姫様は星に残してきた花こそ、なつけた大事な花で、わがまま
なところを見るのではなく、
星を美しく、良い香りにしてくれていたことに気づきます。

そのあとお姫様は飛行機乗りに出会います。

砂漠で井戸を見つけて、共に水を飲んだ二人はお互いが世界に一人
だけの関係になります。
しかし地球に来てちょうど一年になるお姫様は星に帰るといいます。
「君が星をみあげるとき、そのひとつに美しい薔薇の花が咲いてい
ると思って見るよね。
そうすると、星が君にとって特別な星となるんだ。そのひとつで

がカラカラと笑ってると思うから
君にとって星を見上げることは特別なことになるんだよ。」
そう言ってその晩、お姫様は星に帰ります。






私がつくる星のお姫様は
イノセントなイメージです。しかし、もののなかみを見る、本質を
見る能力を持っています。
なので、単なるピュアな顔ではなく、その中にも芯のある表情を目
指しています。
時間設定でいうなら、狐に教わって、星に戻って来た後のお姫様です。
だいじなものは何かを知っていて、特別な薔薇を持っています。


メイクのイメージはツヤっぽさや白さ。
色はシャガール風のパステルカラーを今回はつくってみました。



昨日は仕事を終えると大阪のスタジオへ。



彩葉さんからの依頼で、撮影の仕事で使用する植物を見繕うことになり、創り出したいメージを伝えてほしいというと、上記の内容のメールが来ました。 
 ちなみにテーマは、 HOPE. でした。


 
 カニの脳ミソと同じくらいの大きさしかないながもおれなりにいろいろ考えて、必死でイメージを膨らまして植物を用意した。
 

 
 


お姫様が旅した星にみたてるために使用したのは、フローリストに好評レンタル中の苔玉の器。しかし、グリーンな感じにしたくなかったので、いろいろ考えた挙句、 苔玉の表面をバーナーで少し炙ってそのあとゴールドのスプレーをしたらすごくマットな土星のような苔玉ができた。これらの星を7つ、お姫様の周りにセットし、悪そうな植物たちが生やした。お姫様がやっと8つめにしてみつけた希望の星(地球)にはHOPEの兆しの象徴的な花が凛と咲いているように生やした
 

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そーいえばこれは前回のコラボ写真。コウモリランとマレーシアの竹の根っこを使った
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posted by seijun at 19:15| excursive plants やんちゃな木

2010年07月21日

今日は屋根の上から

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ここは陽をさえぎるものもなく 暑い!


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へっぴり腰の見習い渡部


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普段の業務をこなしながら、ここ2日間は、友達のやっている古民家を改造した喫茶店の、庭の剪定作業をしていた。  


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今年は思い切って、中庭の大きな樫の木を倒した。 外観からは一見わからないが、おれはこの木に登るとすぐ異変に気づいたから。

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ほらほら思ったとおり。 これだけ大きな木になると自分の体重も重いから中が朽ちてくると台風などが着たら危ない。 おれはこの木に登ってるアリたちの動きと、幹を触った音でなんとなくこうなってるような気がした。 植木屋さんに庭の管理をたのむならちゃんと親身になってやってくれるとこにお願いしましょう




ところでこの喫茶店、

 hanareという。川西のカクレスポットであり、トマトパスタが死ぬほどうまい。 花宇のすぐ近くやから、遠方から来たお客さんとよくランチに行くよ
  http://www.hanare.info/
 
ここのオーナーの西良さんといえば、家具職人であり、以前に彼に依頼して作ってもらった落羽松(ラクウショウ)のテーブルを覚えているひとも多いんじゃないかなと思う。

あのテーブルはいまは2Fの社員の休憩室に置いてある。あれから少なくとも20人くらいの花関係やいろんなジャンルの人に売ってほしいと言われていたのだけれど、あまりにも評判がいいから逆に売るのをやめた 笑

http://blog.hanau.jp/article/28774869.html


それにしても今日も暑かった! 
さぁーいまから変態な植物を満積にしたクレーン車で福岡へ走ります。
posted by seijun at 17:33| excursive plants やんちゃな木

2010年07月16日

動物みたいにみえる

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沖縄にぶっといのをブチ込むことになり、朝は阪神高速で


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posted by seijun at 18:59| excursive plants やんちゃな木

2010年07月03日

2010年06月22日

帰国してからは、毎日のように東京や地方など遠方からの打ち合わせに来られる方といろんな話をしている。話が終わるとすぐに畑に飛んで言って秋と正月に使う花材を仕込みの続きをする繰り返し

 刺激的な出会いもあり 通いなれた畑までの道をトラックで走らしていても妙に景色がきれいにみえるきょうこのごろ

そんな感じで今日も午後から畑に向かう途中、車内で変な臭いが。

 あ〜 またやられた   いっつも犬の糞をどこかで踏んでまうねんなぁ。 でもウンがついてると思って気にしない。   
 いちおうコンビ二でお茶を買うついでに駐車場の車止めで靴の裏をごりごりした。 

 そんなについてないやんけ、と思いながらまたトラックを走らすんやけど、ぜんぜんまだまだ臭い。

おかしい 


思いながら、とりあえず畑に着いて、

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正二さんと瑞光松をトメる続き。 


そのあとキャタツを登るときに気づいてん。犬のウンコがおれのひざに付いていたことが。 


 なんという敗北感 !



 どうやったら知らん間に犬のウンコがひざに付くのか教えてほしい

 
posted by seijun at 19:40| excursive plants やんちゃな木

2010年05月20日

イバラの道

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この枇杷の古い木はなかなかスリルがあった

おれが乗っている枝は老木でいまにも折れそうで、だから左脇で別の枝をしっかりと抱えてる。
 こうすることにより両足にかかる体重を半分くらいに調整できる。 つまり65kgのおれの体重を支える力がない枝でも、それを半分にしてあげれば木の上での移動範囲が増えて仕事がしやすい。大怪我をしないためには自分のリスクは自分で減らす。

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この黄色くて棘のきついイバラの花はジャケツイバラの花やと思う。
こいつの巻きついている木を上ると血まみれになる。きれいな花やけど、本当に暴力的な棘を持っている。


今日は山から帰り、すぐに病院にいった。
実はおれ、まえまえから気になっていた自分の体の部分があって、嫁ちゃんの強い要望もあり今日こそ勇気を出して診てもらいに行くぞ!ということで決意した。

それは、おれの右足の親指の爪。あるときからその爪の一部分が黒くなり、それが少しすつ広がっていってた。 で、ネットなどで調べた。メラノーマという悪性ガンの名前はそのとき知った。

最近忙しい日々やったけどさすがにビビッて川西の医者へ行った。



そして病院。検査をしてくれたお医者さんが開口一番、

”その爪の黒いのは血豆やからぜんぜん心配ないけど、その他の足の爪全部が爪水虫だから、むしろそっちのほうが問題です




正直安心していいのか、ショックを受けたほうがいいのかわからないが、とにかく爪水虫は飲み薬を飲まないと治らないらしい。

なにも爪水虫でも、普段の生活に関してどうということはないのでそのまま放っておいてもいいとも先生に言われたんやけど、この際治そうと飲み薬を飲んでいくことにした。
 

実は飲み薬は副作用というか、ちょっと体に負担がかかるらしい。でも爪水虫はちょっとカッコ悪くてきまずいから治すことに決めた。おれはイバラの道を進むことを決めた。 


posted by seijun at 22:40| excursive plants やんちゃな木

2010年05月12日

今日の現場は...

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3000mクラスの活火山のふもとなのにすぐ近くに海が見える。。しかもその火山の天辺にはまだ雪が残っている。


妹の結婚式のあと、飛行機に飛び乗り、始まったヨーロッパ行脚。
この半年間で依頼された植物と、新たに挑戦する植物のハンティング開始だ。 いろいろ周るで。

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ウチワサボテンが並でるのを見ると、造形いけばなとサボテンステーキのことを想った。

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この旅で出会った、ヨーロッパに生えるコルクの木の魅力。この木肌がなんともカッコよかったのと、現実的な値段で仕入れることができそうなので来春にむけて輸入してみることにした。もし枯れたら、コルクボードにするのみ






そして
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血の温度が五度上がるような、出会い。





それにしても今日の昼飯に食った肉はうまかった


posted by seijun at 02:08| excursive plants やんちゃな木