2008年09月09日

カニよりびびったよ


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今日はやばい蝦夷松が届いた。 オヤジが北海道で仕事してきたあと届いたカニのうまさにもびっくりしたが、この蝦夷松はさすがのカニ好きのおれも、カニ食った時よりびびったよ。
 もうこういう蝦夷松は手に入らないので手に入れれてうれしい。 
ちなみにこの蝦夷松というのは、昨日言ったような盆栽仕立てにはできず、厳しい環境のなかで育ててきたものから、姿よくできたものを盆栽にしてるようだ。 ちなみに今回の便で、北海道のパートナーの盆栽屋のオヤジの何十年と育ててきたええ蝦夷松は根こそぎうちにきたことになる。

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これは文人調の蝦夷松

年月を積み重ねたその幹と木肌が美しい
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だれもが手に入れれない木を手にいれるのがこの仕事のおもろいところのひとつ。 
 そしてその木ひとつひとつが一期一会。
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2008年08月26日

川西のイタリアンレストラン

花宇のちかくにおとなの隠れ家的イタリアンレストランがあるのを知ったのは、つい最近。

 いつか食べにいきたいなぁと思っていたら、気がついたら、今日はそのレストランの中庭にでかいオリーブの木を植えてます。


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それにしてもよくこんなでかいオリーブが国内にあったもんや。



その庭にはヤマボウシのでかい木があったんやけど、このレストランが9月からランチも営業することになった、ということで冬場に落葉してしまうヤマボウシはさみしいからということに気づき、オリーブに植えかえ。




でかいヤマボウシもおれたちのスコップ集団攻撃でものの10分たらずで撃沈。

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こんなに大きなやつやったんやけど、
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縛り上手のおれたちにかかればすぐにスリムな木になって、山へいってらっしゃい〜
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2008年08月25日

花屋のリスク

今日樫の木に登って仕事していたら、やたらブンブン聞こえるから、 ”なにかな〜”と思ったらすぐ横にスズメ蜂の巣があった。

 半べそかいて必死に木を降りたわ。
みんなは大爆笑やったけど。

あやうくもう少しで川西市で蜂による死人がでるとこやったぜ。
スズメ蜂って、パチッパチって言い始めるとヤバイらしいなぁ。集中攻撃される合図やねんて。なんだかんだ一番この仕事で死ぬ確立が高いのはスズメ蜂かもね!  
 おれを殺したら、保険金1億5000万やぞ、蜂野郎、ニッセイのおばちゃんもびびるで! 笑

今日から一週間、カフェ HANAREは夏休み。
その間に庭を大掛かりに手入れしてるねん。
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おれの植えた中庭の、白くて大輪の枝垂れ桜は調子がすごぶるよい。
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スズメ蜂の大群により庭の手入れは一時ストップ、おれたちの得意のスプラサイド 500倍液で戦う。




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勝利。
きれいな模様のまん丸やった巣は地面に落ちて大破した。



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2008年08月23日

もみじ伝書

花宇のある周辺、つまり宝塚、池田といえば日本の植木三大生産地のひとつ。むかしからこの地域は植木がさかんで栄えたので、その貴重な技術を受け継いでいる植木屋のおっちゃんたちがいてるねん。


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その中でも丹村さんはもみじの技術に関して、この地域(全国的にも)の植木職人に一目置かれている存在やねん。後継者のいない丹村さんの技術を今の間にビデオで残しといたほうがいいとこの辺の植木職人たちが言っているくらいやで。

植物を増やす方法として、パッと思いつくだけでも種撒き、挿し木、取り木、株分け、根伏せ、球根分け、葉挿し、株割り、むかご、メリクロンなど、植物の種類に応じていろいろあるんやけど、もみじや松、桜など日本の植木や果樹苗などによくつかわれているのが接木という技術。 

今日はその、だれもが気になる丹村さんのもみじの接木の技術を教わりに行くことになった。 
接木というのは、平たく言うと、増やしたい種類の木の枝の一部を採ってきて、別の木の幹の皮をむいてその間に差し込んで固定し(移殖みたいなかんじ)、その別の木の養分を利用して成長させていくこと。



おれはじじいになるころには全てのジャンルの植物に於いて極めてるような存在になりたいねん。

 だから20代のいまのうちから各植物のジャンルの一流から学ぼうと決めてるねん。 

 だからそういう意味でも丹村さんの今日の講習はありがたかった。
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まず丹村さんの気合のはいった刀にびびった。これがめちゃめちゃかっこええねん! やばいよ。これの扱いに特にうるさかった
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今日は山もみじの台木に紅しだれもみじを接ぐ練習。”形成層よ、合わさってくれ〜っ”ていう感じ。
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あんまりくわしくは書いてるヒマがないけど、とにかくたのしかった。でも丹村さんはおれの7倍くらいたのしそうやった。
”なんでこんな極秘テクニックお前に教えなあかんねん!”と言いながら積極的にいろんなテクニックを教えてくれた。


ついでに昼飯は上等な焼肉のコースまでたらふく食わせてもらった。なんともまぁ頭があがりません。

ほんまになにも見返りを考えず、ここまでやってくれる人なんてそうはいない。だから丹村さんはたくさんの人たちから慕われているんやな。今日も丹村さんから声をかけてくれたんやで。
 

これがおれの今日の集大成。
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丹村さんが
 "技術っちゅうのはな、置いておくのに困らんねんし、持っとって損はないんや”と言っていた。
”わしはもう跡取りおらんし、これでわしの跡取りができて安心やなぁ"とも、言っていた。


 ”こんなにしてもらってほんまにありがたいです”と言うと、”お前のおじいにかわいがってもらったからなぁ"と言った。

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2008年08月21日

ついでにつれて帰ってきたオリーブたち

じつわ仕事のできに納得が行かなかった昨夜の帰りに、くやしかったので荷物が少ないし、せっかく遠くまできているのだからと、帰路の途中でうちのオリーブの圃場に寄って、オリーブを掘りあげてん。


だから昨夜の帰りは遅かった。
(巻き添えをくった正二さんに感謝したい)
けど、うまくいかなかった日はなにかプラスアルファの仕事をしてかえらないとね。


今日朝起きて、昨夜積んで帰ってきたオリーブを降ろす。
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 おれのお気に入りの大曲がりのオリーブは前回圃場に行ったときにはさみを入れてから半年くらい経つかなぁ、前に比べて、いともおれ好みの美人になって待っていてくれていた。
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posted by seijun at 19:43| for landscape , 庭木

2008年08月09日

葉刈り

Of course, PRUNING is very important for Japanese style garden.

there`s not so many Japanese trees for garden doesn`t need any maintenance, and it usually need to be Pruned every year .

i strongry belive, it doesn`t mean the gardening is finished when landscaper finished making the Japanese garden. it gets more beautiful year by year because of pruning.so it is always on the way to be finished by every-year pruning , and it lasts forever.
well , let me say , Japanese garden is never be finished.



おおきなモチノキの上ニテ
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最近はめずらしくおれたちが個人邸の剪定伐採工事を受けていた



おれは頭がバグっているのであんまり仕事中は暑いと思ったことはないんやけど、さすがにこの季節くらいになるとTシャツは一日に3枚くらいは着替えるねん。
おれの仕事についていけるTシャツがないから毎年全部ボロボロになって買い換えるんやけど、(ちなみに最近ではボロボロになったTシャツは嫁ちゃんが雑巾やら油取りに再利用してくれている) 今年はユニクロで見つけた汗をめちゃめちゃ乾燥させるTシャツがお気に入りやねん。乳首が透ける点以外は完璧だ。


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おれたちは植木屋じゃあないので、剪定の常識と全く違うスピードで3日間の工事がすすんだ。おれたちがどこでどんな仕事しても仕事が速すぎるので素人には理解してもらえにくいけど、おれたちはなにをやってもそうでなくては、あかんねん。

今回フューチャーしたオヤジの友達の腕利きの植木屋の大将が、おれの木の上の仕事を見て ”よくそんなでかい木の上でそんな仕事できるなぁ、そのチェンソーさばきに惚れ込んだわ、こんど一緒に淡路島へきてくれ”と言われちゃった。
  


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木のうえで仕事していることが多いけど、普通に電話がなる。注文のでんわ、問い合わせのでんわ、報告のでんわ、打ち合わせ、相談まで全部木の上でやる。なによりおれのポリシーの一つにウンコしてるとき意外はできるだけどんなときでも電話をとるっていうのがあって、仕事柄、とり損ねると5分で状況が変わるときがよくあるし、なによりできるだけ話がある人のそのタイミングの言葉で話が聞きたいという気持ちからやねん。絶対それのほうがいい。そういう時は忙しくても手を止めたくないとあまり思わない。 これは恋愛や友達の電話のころからいまの仕事の電話まで全部おなじ。

 最近ではやかましいおれの携帯の着信音がおもろい仕事の始まりの合図というパターンがおおくなってきた。


むかし携帯のなかったオヤジたちのころはプラントハントは大変やったやろなぁと思う。花宇はずいぶん早くからポケベルを使ってやってたらしいけど、ベルが鳴るたびに職人たちは木から下りて公衆電話に走って会社に電話していたらしい。






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これは借り物の男前グッズ

this is a hardcore pruner gear.




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2008年07月27日

夏の思い出

今週末は2連休をとって、 嫁ちゃん家族とクロと小豆島へバカンスでした

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オリーブで有名なだけあって、さすがにでかい木があったなぁ。
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ちなみにこの写真の左に写っているでかいトピアリーの木もオリーブです。びっくり
小豆島はオリーブ尽くめでおもしろかった

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ちなみにオリーブ記念館にいくと樹齢800年のオリーブの原木が展示してあった。 これは負けられへんな。




昨日はとりあえず海水浴に行って、
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なぜかおれは急にウェイクボードに挑戦することに。
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初心者です、というとジェットを引っ張るお兄さんに”ボードに立つこともできないですよ。”
といわれて断念しかけたが
”すごい力もいるので結構危険です"といわれたのでカチンときてやることになった。
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さぁ準備ができました。嫁ちゃんには立てたらおこずかい千円アップと言われて気合が入った。
ビーチからもたくさんの人に見られていて、”こらぁ、がんばらなあかんなぁ”






で、五分後
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バリバリのってます

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カーブもできた

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スピードもあげてオラオラー!


”さすが運動神経抜群のオレ様!” と自信満々であがり。
ボードに立った瞬間ビーチにいた方々にも拍手をいただいた様子。
いぇい。 

そういえば偶然にもちょうど先週末にプロウェイクボーダーの正二さんの弟がうちに遊びにきていたね。ボードにたった瞬間、なんでこれにハマるかよくわかったよ。ちなみにだれかちかくにウェイクボードやったひとがいるなら言ってみよう。五分で立ったやつがいるよと。笑


終わってから、海のお兄さんに何かやっているんですか?と聞かれて、
すかさず
”花屋やってます!”




今日は”24の瞳”のロケになった場所や名物のマルキンの醤油工場など見学。
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お義父さん、お義母さん世代の有名な映画やったらしいねん

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とりあえずゆっくりできました。
花宇にとって6〜8月は一年で一番ヒマな時期。このシーズンにいろいろ遊びに行かないと損やからね



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2008年07月22日

関東出張終了

鎌倉のなまいきハウスのでっかい吉野桜のうえでひさしぶりにナマイキのデービッドとゆっくり話ができた
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出会うたびにどんどん植物にのめりこんでってるデービットはもうまるで学者みたいな佇まいがあって、この人が超売れっ子のグラフィックデザイナーってことを忘れてしまうくらいボタニストの空気が漂ってるわ。よく勉強もしていると思う。ポスト ビルモリソンの呼び声も高いね〜
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 おれにとっては一人でも多くの植物や花に関して語れる友達が増えることほどうれしいもんはないし、パーマカルチャーにうとかったおれもいい刺激になるよ。

ナマイキハウスの周りの畑もいい感じになってきたよ。今度のCASA BRUTUSで特集されるらしい 要チェックやね。
ナマイキはごく自然にすごくいい路線を歩んでる気がするよ


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自然教育園の散策もよかった みんなで笑った超でかい黒松。ナマイキといると、忘れてしまいがちな感覚を思い出させてくれるねん

 
今回の出張の最終日は植木探し 前から気になっていた地域を探険。
若い植木屋のおにいちゃんと植木探し

フェッチィというコニファーのおもろい仕立てを発見。並んでいるとモアイみたいでおもろいね。クリスマスによさげやね
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ゴールドライダーのきれいなスタンド仕立て これは秋にさらに黄金になる
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 すげえ五葉松を発見。  これはなんとも、 ボリューム感がすごくて力強いが... どこかキノコみたいでひょうきんやなぁ。
どこかで使えたらおもろいやろなぁ こんなやつ
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そして


とうとうみつけた

(たぶん)世界いちでかい 五葉松 

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2008年06月29日

和風庭園の材料あつめ

今日はいまうけている数箇所の造園現場のために庭用の木をあつめている


普段はそんなに緑化樹などはあつかわへんねんけど、
 1本1本の樹形にこだわる庭師さんや普通の木でもちょっとシャレたやつを提案したいときとかに、おれがこうやってプロのために植木を段取りするねん。 



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よくおれがお勧めするのがこういうそよごの木の株立ち。樹形がきれい。常緑で病害虫につよいし、シンプルなのがいいやん
 今回も使わない手はないやろう
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そよごの葉っぱのディテール。

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これは日本のトネリコの木。クロトネリコ。みんながよく使うトネリコはシマトネリコというやつで、これは違う。落葉樹やねん。この木も非常に樹形がきれいで気にいった。

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トネリコの葉っぱのディテール


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これがシマトネリコ。まぁ なんというか、普通なんやけど、常緑で観葉植物っぽい感じのためか人気がある。とにかくつかいやすい。 こんな木やったら何百本探してといわれても楽勝。
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シマトネリコの葉っぱのディテール



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このサイズのこういう樹形の青枝垂れもみじは使いやすくて、造園やディスプレーに重宝する 


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これはひょうきんな樹形のユズリハの斑入り。常緑なので観葉っぽい植木をさがしている人におすすめ
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葉っぱのディテール


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これは金明孟宗竹。黄金の幹肌に青のラインがきれい。昔、初めてみたときは染めたものかと思うくらいやった。鉢植えでこの仕立て方は値打ちあり
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幹のディテール



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これは木性羊歯 つまり木になるシダの仲間で、ディクソニア アンタルクティカという。 和風庭園の仕事でも、逆にこういう木がうまく和風に入るとちょいと変わったおもろい庭になる。オーストラリアとニュージーランドに生えてるやつ
なんしか手入れが不要でラクなのが一番


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2008年04月25日

もみじのひと

4月26日から5月11日まで奈良県宇陀市でもみじの観賞会がある。

たぶん何百種類という、もみじが一同にあつまるねん。



日本でもみじのおっちゃんといえば、矢野先生と丹村さんや。
矢野先生は普通にテレビでみたことがあって、もみじでは有名な人なんやけど、とくに矢野先生の書いた”カエデの本”はヨーロッパの植木屋も大事に持っているくらいもみじのバイブル的存在になっている。

今日は矢野先生の相方の丹村さんが遊びにきてくれた。丹村さんはうちのためにいろんなもみじを仕込んでくれている。大切なもみじの接木テクニックも若いおれたちにおしげなく教えてくれるありがたい存在でもある。こういう熟練された植木屋のおっちゃんのたまに何気に教えてくれるようなことはまさに宝やし、おれの仕事にも相当 影響を与えてもらってる。 つかまったら話は長いけど。

”獅子頭”というもみじがあって、濃い緑の葉っぱで葉は小さく、盆栽のように幹にくらい付くように葉が展開するもみじで、うちもいけばな花材としてよく使ってもらっているねん。
 今日も彩鳳未生流の家元がスーパーカー使用のコルベットで花宇に乗り付けてきはって、錦松の枯木にあわす獅子頭もみじも買ってってもらった。
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丹村さんは、その獅子頭もみじの春の新芽の時から真っ赤に燃えるような紅色をしてるもみじを作出した。
”紅獅子”というもみじ。 
かっこええよ。

なんでもこのもみじを丹村さんが作出したバブル全盛期のときに、販売権を譲渡してほしいと大手の植木屋に何百万という金を積まれたが権利を譲らなかったらしい。 
 男前やと思うわ。 でも、丹村さんと10分でももみじの話をすれば丹村さんがどういう人かわかるよ。
 だって彼はもみじを愛しているからね。
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posted by seijun at 19:32| for landscape , 庭木

2008年04月24日

出張帰り

今回は、とにかく急に行ったのでバタバタやったけど、とにかく目的のドラセナ ドラコは自分の納得するもんが見つけれて一安心。ドラコは別名”竜血樹”と言うねんけど、葉をむしると木から流血するから。 ほんなら”流血樹”にしとけって感じか?
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コンテナーに入る程度のやつしか仕入れなかったんやけど、それでも迫力あるで。


今回も時間の許すかぎり島中まわって、たくさんの木を見たけど、今回おれが一番びびったのはやっぱS字にくねった巨大なココス(ヤタイヤシ)かな。
もともと造園木としてのヤシはまっすぐのものをならべて植える用途が主とされてきたけど、おれはこういう個性的なカタチの木に惹かれる。 ヤシはほかの樹木と違って、枝分かれもしないし、曲げたり、思いどうりのカタチに仕立てることができない分、こういう風にまがった木が貴重やねん。1本で決まるしね。だからおもしろく曲がったヤシや突然変異で枝わかれしたヤシはおれにはたまらんねん。 

いままでたくさんのヤシ農家さんを回ったけど、
とにかくこんな曲がりのやつは初めて見た。
マトリックスやで。
 なぜこんなぶっとい幹のヤシがこんなに曲がったかというと、そうやな、理由は一つしかないね。
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おれが木を仕入れる時のキーワードの一つにexcursive.(脱線的)




































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2008年04月17日

蘇鉄

神戸 貿易センタービルに飛んでいった。

 いまスペインへ、そうとうでっかいソテツを送る段取りをしているんやけど、なかなか困っている。
こんなにややこしくなるとはね

ソテツはワシントン条約にのっている植物なので、ほかの植物を輸出するよりまたさらに大変。 今回も相当いろんな書類をそろえないとあかん。 

 しかも今回のモノはめちゃでかい。一つ1トンくらいあるねん。きっと相当の現場で使われるんやろうなぁ。
 
 去年末、コスタリカに行って、もう半年ちかくたつ。いろんな話が浮上して、いろんな取り組みをしているけど、ようやく一つめの仕事につながりそうでなにより。綿密な打ち合わせを重ね何十回とコスタリカへの国際電話の代金が気になり始めたとこなのでよかった。笑

 それにしても中南米に行ってスペイン人のブローカーと仕事仲間になるなんて思いがけなかったわ。このブローカーのいいところはバイヤーと荷主の両方に値段をオープンにしているところ。マージンもクリアやし。だから話がまとまったと思う。

とにかくヨーロッパでこのソテツを使うランドスケーパーが周囲をあっと言わせてブレイクしたらええなぁ。

 ソテツはヨーロッパではもっともグレードの高い、ランドスケープの材料のひとつらしい。
 おれにとっては、世界でも通用する植物の素材屋をめざしているから、ソテツはおさえておきたい植物のひとつやねん。
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posted by seijun at 20:37| for landscape , 庭木

2008年02月11日

雪の銀閣

こんなにかっこいいランドスケープのオブジェを見たことがあるだろうか。

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瞬間的に垣間見る庭園美の究極をみた気がした






今日は朝早くに銀閣寺に着いて、

まだ誰もいない銀閣寺を庭師の福田さんと一緒にまわったんやけど、ほんまに最高、ここは。
雪に恵まれて、冬の銀閣の庭はいつもにもまして劇的にきれい。

おれが大好きな樹齢500年の槇の木はヨコに長く枝を出しているから雪で折れないか心配やった。
 茶室でしずかにたたずんでいるとと、陽が照ってきて、木々や屋根に積もった大量の雪がとけて、バシャバシャと落ちるねん。それが雨の落ちる音みたいでさ、さっぱり晴れたきれいな陽の光と雨の日の音が一緒にいい感じで。

 

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モチノ木に着生しているまぼろしのクモラン。三度の飯よりランが好きなうちの窪田が言っていた、日本でもここにでしかみれない着生ランで、なんとこのランは葉を退化させ気根にしたらしい。

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これはトラクターシューズと言って、おれがいつも愛用してるやつと同じやつ。長靴素材の地下足袋やねん。福田さんも履いていてびっくりしてうれしくなった。さすが! これは水仕事も木登りにも最適で、その履きごこち。とにかく一回履いたらやめられへん。

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銀閣の竹林。自然の雪でたわんでいるだけで愛おしい



瞬間的に垣間見る庭園美の究極のかたちにみえた



posted by seijun at 00:24| for landscape , 庭木

2008年01月18日

オリンピックにむけて

今日のうちの藤の畑は雪やった。 枝ぶりがおもしろく花付きがよくできた株を引き上げて温室にいれる
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昼からは中国の北京オリンピックにむけて使うという問い合わせがあった黒松、五葉松、クロガネモチの木を見にいった。
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2007年12月27日

箱庭

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CA340622.jpgHANAREの箱庭に正月の寿黒松を植えてきた。時期ごとに真ん中の木を植え替えてるねん。オーナーの西良さんは結婚したばかりやので、名前の縁起のええやつにした。 周りに植えてるんはアガベストリクタ、いわゆる吹上(フキアゲ)ってよばれてるやつやね。おもろいのは、フキアゲは和にも洋にもメキシコ風にもアフリカ風にも、どんな庭にもよくにあう。 

 もともと箱庭っていうのは昔の宮家の人や殿様などが危なくてそとへ出られないから、そのために庭師が植木を小さく作りこんだものや(つまりは盆栽)岩や苔などをもちいて、ちいさな場所で外の景色を表現し、鑑賞してもらおうとしたことからはじまる。(ちなみに平安時代の複雑な建築様式で出来た建物どうしのちいさな合間を利用しつくられたのを坪庭というらしい)
 小原流独自の写景の花も、箱庭が原型だと、なにかの文献で読んだことがある。
 日本人はスケール感の大きい景色をミニマムにし、坪庭としてその繊細な美をたのしんできた。盆栽は長い年月をかけて切り詰めて切り詰めて大きくなるはずの木を人工的に小さく仕立てる。するとそこに年月を凝縮した風情が幹や枝にうまれる。切り枝にしても造園木にしてもいいモノほど枝先が手が入念に入ってあって、ヒネていてしまりがある。 そういうしまりがあるいいモノほど、装飾であれ植栽であれ空間に入ったときにドラマ感を発揮する場合がおおい。とくに小さな場所では若くて大振りな木や草は映えない。
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今日うえた寿黒松はおもしろくて、植えてほうっておいても、葉が堅く短くなってしまっていく木で、一年剪定をしないとぼさぼさになる他の松とちょっと違う。 だから多少若くてもさりげなく風情があるねん。松の品種ひとつとってもこだわればいろいろあるねん。
 それでは、多肉植物はどうやろか。 多肉植物にしても、十分に陽をあびて葉がぎゅっとつまったものほどいい。 陽が足りなかったり、水が多すぎたりして育ったものはだらしなく葉にしまりがない。その多肉がいい個体かどうかは、松なんかの針葉樹と同じで、どれだけ葉や幹が堅くてしまりがあるかで判断できるねん。 HANAREに植えてあるフキアゲはメキシコで目一杯陽の光をあびて育ったものをうちで仕立てなおした良品。おれはいままで日本に気候にあうアガベをはじめとするいろんな造形的な植物をめちゃ研究してきた。

 いま物件などに携わるとき、十分なスペースがない場所で箱庭を作るケースが多くて、ちっちゃなスペースでどれだけきれいなものかわいいものを作るかが、庭師の腕になってくるんやろう。昔みたいに大きな家がどんどんたって、大きな庭をつくるような時代ではなくなったし(少なくとも日本では)、だからアガべのフキアゲなんかはちいさなスペースでさりげなく存在感を示してくれる、案外日本人がすきなミニマムな美を感じさせてくれる植物のひとつやとおもう。こういう発想からくる植物の提案は、設計士が図面をひくとき、いつも同じ造園花木集から木を選んでいるようではいつまでたっても同じものしかできない。 あ、おれはべつに庭園緑化樹があかんといってるわけちゃうけどさ。 ただ、こういう植物をもちいて庭づくりできるという発想などは、できるだけたくさんのひとに知っていてほしいなぁとねがっている。ひとつの選択肢として。  緑化指定樹ではできない味やパワーが宿る木があることを。 10/7や11/4にしゃべったようなトックリキワタやゲッキツにがいい例やろう。顧客によって木、植物に求めるものはみんなちがう。普通の白樫にうるおいを求めるひともいれば、たとえばアガベみたいなやんちゃな植物を求める人もいてるからね。


 
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2007年12月18日

in a small town of Mexico

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I had a flight from San-jose to Mexico ,and I took a small areoplain to a small town which is 800km away from Mexico city . And I finally met a Mexican plant hunter.
what he does is just so interesting for me, I really feel like going to with him dry mountains to look for the mexican plants ...

I am flying to Guatemara as my schedule. Well , I will have to be on the aeroplain all day tomorrow , I am actually sick of it...




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2007年12月06日

五葉松の季節

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五葉松の季節。 
今日はうちの五葉松サプライヤー、秀和さんの山で五葉松をおもくそ切ってきた。毎年 アレンジや仏花用の短く刻んだ五葉松を袋に詰めたものを正月花材のラインナップにしてるんやけど、この注文だけは多すぎて対応できなくてなんぎしてるから、いつも気前よくやってくれる秀和さんはありがたい存在。 また秀和さんはこれからの季節、うちが一流のディスプレー屋や花会に納めるいい五葉も、花宇のためにつくってもらってる。みんなが百貨店や花展、ホテルでみる立派な松なんかはこういうバックヤードから、それぞれの現場にてきしたモノをおれたちが切ってきてそれをうちのお客さんが飾っているっていう流れから来てるねん。
 秀和さんは今年の春にはうちの紹介で、ヨーロッパの植物園に五葉松の盆栽総額一千万以上売った。それから急にやさしくなった。笑。それから急に着る物がリッチになった。笑 しかもそれから常にサングラスをかけるようになった 笑 
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 おれいままで何万本といろんな松をみてきたけど、盆栽庭園用の五葉松で秀和さんほどの仕上げをできた木はみたことない。これは他の植木屋も認めてる。日本でも最高峰の腕をもって、長いこと松をやってきたからの結果やね。 
 

仕事場で枝の振り分け、荷造りされる五葉松
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袋づめされて出荷される前の五葉松。通称さぶとん。
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急斜面を何十キロの荷を担いでおりるこれをとにかく繰り返す
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まだ、かるく一億円以上に値する五葉松をもってる
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2007年11月22日

記念樹

昔から記念樹を植えるって、すげえいいことやなぁと思っていてん。

 前にオーストラリアに住んでたころに出会った親友タケさんが結婚式したときに記念樹として、黄桜を送ったことがあったけど、そのときに、記念樹って、時計以外に時間を計るおもろいモノサシになるで!って熱くてマニアックな手紙を長々と書いたのをおぼえてるなぁ。 
 結婚したときはあんなに小さかった苗が、結婚10年目を迎えたとき、ふと見てみると、見上げるようなりっぱな木になってる。そんなんめちゃロマンチックやん。
おれがタケさんに送った、黄桜は枯れてしまったんやけど。でも おれは、それでもええと思ってるねん。なぜならたとえば、普段は花や木を植えたりさわったりしない人が何かの節目で記念として木を植えるっていう、その行為だけで意味があるから。 
 ”そういえば、結婚一年目には二人で桜を植えたねぇ、枯れちゃったけど、じゃあ今年はモクレンをうえてみようか”
 なんていう会話があるだけで十分に意味があるとおもうしね。

 それは決して人間のエゴだけでの中の話じゃないと思うしね。

日本中の植木屋さんそのために花を生産しているんやからね。

日比谷花壇フラワーブランの渡辺さんの考える結婚式の花はおもしろい。 きっと、渡辺さんはどうすれば人が喜ぶかよく考えてステキな提案をしてるんやろう。いつも一味かわった花を使ってくれる。今日フラワーブランにおくった中に、結婚記念樹用のタイサンボクの苗が二つあった。大山木はモクレン科の常緑高木でとてもでかい花が咲いて芳香がすばらしいねん。和にも洋にもよく似合う。今日のは、大山木のリトルジャムという品種の苗。この品種はええ。大きくなるまでなかなか咲かない大山木のなかでもちいさなころからたくさんの花をつけるから。
 この記念樹は新郎新婦から、お互いの両親にプレゼントされるらしい。 
 こうしてみると、このちっちゃな苗もええドラマを生むかもなぁとおもうとそれだけで花屋的にいい気分になれる。

 田舎のほうにいくと、記念樹を植える風習がいまでものこっているらしい。すばらしいことやと思う。日本人としても、これからもっとたくさんの人が何かの記念に木を植えるようになってほしいと思う
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2007年11月16日

植木市場

CA340510.jpgおれがよく行く植木市場のようす。 大抵の植木屋は、おれが花宇と名乗ると急に値段安くなる 笑
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2007年11月14日

スペインへ

昔からのおれの夢のひとつにヨーロッパのガーデンセンターなどで一般の人におれの木を買ってもらったり植えてもらうことっていうのがあった。
そして今日、九州からおれの携帯に吉報が入った。
 去年から計画していたたくさんのトウジュロが今日、無事スペインへ旅立ったとのこと。いままで、植木が売れなくて困っていた生産者さんが、花宇と一緒に協力することでこういう風に商売してもらえるのはすなおにうれしく思う。何回も九州に出向いた甲斐があるなぁ。
 おれは忙しくて今回は積み込みに行けなかったけど、立ち会ってくれた仲間が勢いあまって写真も、送ってくれた
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posted by seijun at 19:05| for landscape , 庭木