2010年05月15日

帰国 エトセトラ

”この風景、日本でパクったらいいかも”と思って撮ったオリーブの庭
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予定していた仕事がひとつできず、まる一日、時間が開いたので速攻チケットを取り直して日本に帰ってきた。ヨーロッパでの仕事の続きは日本での仕事の合間を見てまた近いうちに行く。


帰ると東京の大田出版より”リバティーンズ”という雑誌が届いていた。創刊号。
これは菅付雅信さんというカリスマ編集長が編集してると聞いたIMGP4561.JPG


”リバティーンズ”とは、”自由人”という意味。”教養”というのはもともと”人を自由にする学問”という意味。オトナの現在進行形の教養を伝える雑誌。とあります。
http://www.ohtabooks.com/libertines/

この雑誌の最初のほうに、”花咲かニイちゃん”(笑)としてちょびっと掲載されていました。

また銀閣寺より夏用の作務衣が届いていました
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これを着ることにより、おれはまちがいなく筋力アップするだろう。
今年もパリでなにが起きるか、はやく見てみたい





結局今回のヨーロッパは3泊5日での日程で6回、大嫌いな飛行機にゆられた。
飛行機の中では建築家長坂常さん著の、”B面がA面に変わるとき”を熟読した



昨夜帰国して、空港でタクシーを待っていると、ミホミュージアムの花の世話役の東山さんから電話。 内容は、どうしても明日の朝までに大山蓮華の花がほしいということ。どこに電話してもそんなすぐ手配ができないとのこと。


で今朝4時半に待ち合わせて、日の出とともに能勢のうちの畑へ切りにいきました。時差ぼけもできないくらいの日程やったので割とグズらず起きれた。

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横向き大山蓮華の花をゲットし、ひと安心。あきらめる前におれに電話してくれた東山さん、大正解♪ 
話を聞くと、なるほどそりゃー大事なお茶会の床を飾る花なわけ。一輪の花のために死ぬ気で走り回るのもまた、ありがたき幸せっすね。


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2010年04月21日

最近の庭仕事

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庭石を量っているところ。

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現場は湯の花温泉渓山閣の玄関。庭の真になる黒松と紫雲石を添える

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土で高低をつけたら苔と砂利で仕上げる

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花咲くものは切り詰めてシンプルに。

餅は餅屋と言うけど、おれ生産者なので、木を植えるのはプロだけど庭のデザインはでけへん。だから庭の依頼を受けると本当はうちのお客さんの庭師を紹介してちゃんとやってもらうことにしているが、今回は予算がなかったのと設計士さんと施主さんの強い希望によりおれが作った。 
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基本的にこの庭は京都の庭園のパクリというよりはいけばなの景色活けのパクリだ

苔は女々しく何度も張り替えてようやく納得いくカンジに張れた



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今日の現場はパリ風のツゲ丸刈りから

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友達の華道相阿弥流師範の中村俊月からの依頼だった

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気持ちよいテラスはアガベ アテナータの寄せ植え。

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施工までの俊月さんとの電話のやりとりはほんの数回。笑 お互い忙しい身なのでちょっとの打ち合わせであとは現場で出たとこ勝負やったんやけどこれがうまくいく。急いで用意した3mのパキラはあんなテキトーな会話でよくここまでうまく空間にハマッたなぁと二人で感心。笑 

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そしてみんなでお好み焼きを食らう

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たのしい現場でした。 俊月さんみなさんおつかれさまでした。

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2010年04月12日

りゅうせん

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まるで湧き出る泉のように、一本の幹の頂点から葉のついた枝が下方に向かって流水のように流れているのが 実はコレ、もみじ。

 その名も流泉。

数年前から扱っていたけど今年から本格的にデビューさせた。


今日は高さは1.5mに対してワイドが3m以上あるような枝垂れもみじや、銘木と呼ぶに値する鴫立沢もみじ、そして100kgくらいある竜泉などたくさんの芽吹かせたもみじを積み込み。
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植木屋や市場に行っても”かっこええなぁ”と思えるカタチをした植木ってマジないねん 
 だから常にどういう木がどういう形になってたらかっこいいか、いっつも考えているねん。

 日本中を旅しても自分が自信を持ってプロにお勧めできる植木に出会うのは稀だし、その稀な出会いのなかで現実的なコストで卸せる植木だけをうちに集める


しゃむにに植物を探す旅をすればいい木が見つかるというわけでもないので、だから感覚を共有できる地方や地元の職人さんたちのチカラをお借りしておれがかっこいいと思うカタチを作っていただいていることも多い。


またどういう植木がかっこいいのか、ひとの心を打つのか、一年に何万本も植木を見ているようなこの生活をずっと続けていると自分の感覚がひとにとってはどうなんやろ?と心配になりそうなときがあって、わかりやすく言うとあまりに植木を見慣れすぎて、飽き足らずに奥に行き過ぎるとこれまた危険だということ。  

そんなときでも、自分は常に木を見るときに原点に帰って、
いけばなに使ったときにきれいかどうか
で判断する。

植物に関してはいろん仕事をさせてもらってるつもりやけど、おれが圧倒的に一番いけばなの仕事に重きを置いている理由やはり、いけばなの木や枝や花の姿の見方とか、その考え方や見せ方や捉え方が、時代に関係なく永遠の感覚やと思ってるから。おれの仕事はそこから学ぶことが多いというか、それが全てで、そこからヒントを得てやってることばかりだ


ところで最初のもみじ”流泉”でも、葉っぱがフルに展開すると滝のようなおもしろい塊のオブジェになるけど、逆に葉っぱが展開する前の新芽がでてきた様は枝の流れと新芽の線が非常に美しく、いけばなに使えると思って惚れ込んで仕込んでみた。

そしたら今年の春が開けて間もないころ、これを見たあるいけばなの若宗匠が

”流儀花にも使えるなかぁ”

と流泉の前でささやいているのを横耳に聞いて

”あ おれまちがってなかったな” と思って安心した


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2010年03月04日

桜彩彩

仕事場に漬けてある本桜の美しさに見入っていたメジロを手づかみした。
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今現在うちにはいろんな花木が開花調整されて咲いているから一足早く春満開モードなので近所のメジロに人気がある。今日はうちの仕事場に10匹くらいメジロが飛んでいてそりゃーにぎやかやった。


 ところで上村愛子選手の故郷といえばうちからすぐ近くの兵庫県伊丹市。バンクーバーオリンピックに沸いた地元を取材した新聞社の人が帰り道に、近所で咲きかけていたある桜の木に足を止めたらしい。


その桜はおれの友達の荒西浩人さんの実家にある桜の木やった。記者のひとが見つけたときはすでにもう咲きかけていて、そしてその2日後早速 記者さんが取材にきたらしい。


ちょうど”うちの実家の寒桜の下で花見をしよう”って先週誘ってもらってたんやけど、
正直この季節に咲く寒桜やったらそんなに満開に咲かないねんけど...とか、寒緋桜かなぁ...とか、 河津桜にしては早いしなぁ...とかいろいろ疑問に思っててん。

そしたら、読売新聞のその記事を見てびっくりしたのは、なんともまぁ見事な桜やったわけ。 どうみてもいわゆる寒桜じゃないからどうしてもその桜を見てみたくてすぐにアラニシさんの実家をたずねてみた。


そしたら
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すっげー 

きれいやった。 

でもどうしても名前が同定できなかったんやけど、アラニシさんのお母さんにも、花首が長いという事とこの時期に咲く事から、”寒緋桜となにかの交配種やと思うんですけどね〜”と答えるのが精一杯。 うーん でも気になった。


で調べました。 

で、わかったよ、アラニシさん。


 あれ椿寒桜っていう桜やねんて。 

メモっといて〜 そして花が大好きなお母さんに教えてあげてな。

 おれはあの桜を見にいったおかげでアラニシさんのお母さんと桜話に花が咲きました。1時間半くらい。

”いまの若い子は花や木をきれいって思える子が少なくなってさみしいわぁ”とおっしゃってたのが印象的でした。

”やっぱいまの若者はそんな世代なんすかねぇ〜”と言いながらもいつもそういう話になる度に(おれが死ぬまで一人でも多くの人に花で感動してもらえるようにがんばろう)と思います。


 別の仕事で訪れたのに、この桜が気になって足を止めた読売新聞の記者さんのことを思うとうれしくなれへん? 世の中にそういうひとが増えたらエエな。

自慢の木が家にあるってホンマステキなことやと思うし、それが財産やと思うねん。

 そういえばちなみに椿寒桜は寒緋桜とシナミ桜の交配種なんだって。



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2010年01月30日

はなにみず

昨日は午前中、フラワーアーティストの横澤道大さんが受けた庭工事の下請けで大阪へ。施主さんは世界的に有名な芸術家のおうちらしい。

建物と庭をやりかえるのに施主さんのお父さんが大事に育てていた鉢物や木をできるだけ使ってもしいということで、おれたち職人3人で大事な木々を掘り起こして鉢巻をしうちで養生し預かっててまた5月に家ができたあと植える予定。

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とっても気さくな横沢さん。この施主さんのことはいつも美術館でみていてあこがれていたらしい。そんなひとの庭を造ってあげたり、たとえば花を活けてあげたりって、すごいうれしいはず。がんばってサポートします。 横澤さんは バブルのころからずっと花宇に来てくれている。 彼の屋号がおれええなぁと思うねん。


”花に水”っていうねん。  





それにしても今週はマジきつかった... 超いそがしくてなんだかわけがわからなかった。 今日は久しぶりの休み、さっきまで寝てたわ 

posted by seijun at 13:50| for landscape , 庭木

2009年12月20日

なぜ

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桜が咲いてるのだろう。



ふと街角で見かけた。
桜の狂い咲きは珍しくないんやけど、たいがい狂い咲きするときっていうのは木の一部だけ咲いたりすることが多いねん。 でもこんなに満開なのはちょっとおかしい。

そして街行くひとがこの木の前で立ち止まらないと、おかしい。
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なくなりかけた歯磨き粉の飛んだ位置もおかしい。



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2009年12月07日

九州縦断のたび

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いろんな場所で、それぞれの地元の業者さんたちに世話になりながらおれたちの求める素材をさがす旅です。

この旅では連れてるラエラの感嘆詩をよく聞いた。すごい植木、すごい植物を見ると全身を使って声を上げてリアクションする。もしかしてイタリア系?と思ったらやはりそうだった。写真のはラエラがすげえ!と声をあげた寒椿。

植物だけでなく、日本のうまいもんとか、日本の田舎の風景とか、無理やり連れてった温泉にもいちいち感動していてそれがとてもかわいかった

 おれが言うのもなんだけど数日間ラエラと過ごしていて思ったのは、彼は小学4年生がそのまんまオトナになったような人だ。わかりやすくておもしろかった。おれが言うのもなんだけど。


 いままでヨーロッパのバイヤーとやりとりをしてきて彼らが植木を買うときにとる行動にある一定のパターンがあることに最近気づいた。いろんなバイヤーがいるが平均的に大手以外の個人規模の業者は買い付け時にこんな行動をつることがおおい。


1、 自分が気に入った植木を見たときは、超興奮して値段交渉をする

2、 自分がマジで買いたい植木を見たときは急に静かになって”興味があんまりないよ”というふりをしてなんとなく値段を聞く。

3、 植木の値段を聞いたとき"高い”と感じたら、声を出して文句を言う。 "かなり安い!”と感じたら急に静かになって悩むふりをする。

4、 植木の値段を聞いて”かなり安い”と感じて買おうと思ったら、とりあえず”安くはならないですよね?”と聞く。

5、 とりあえず気に入った植木すべてにマークをつけて他の業者に取られないように予約をしそれからなんだかんだなかなか買わない

6、 値段を安くしてもらうために自分が本当に買いたい分量の3〜8倍くらいの注文をして単価を交渉し、最終的に注文量を減らす

7、自分の農場の写真を見せて大きさをアピールし、売り手に期待感を持たせようとする(ヨーロッパの田舎は土地が安い)

8、 輸出前に取引全額の半分、輸出後にのこりの半分払うと言って植木が目的国に着いたらなにかとクレームをつけてなかなか金を払わない



ラエラは1〜4番までバッチリ当てはまった。笑。 でも5〜7のような行動は取らないので安心してる。 ラエラはなぜか親近感がわく。


 おれもかつてインド人に騙されたことがあってそれから気心知れない海外の業者との取引は気をつけるようにしてる。


 こういう仕事をしていると日本の花や植木の老舗同士の取引がどれだけ安心を持ってできているか再認識できるしありがたみがわかる。 最近は取引先は増えたけど支払いが滞る業者さんもでたりしてうちも頭を悩ませることがあったが、どこかで"日本人ならまだ信用できる”みたいな気持ちも正直あるやんね。

とはいえもう一日残ってるけど今回の旅もまたおもしろかった。おれが海外取引を始めて間もないころ、足長蜂の大群に襲われて7箇所刺されたときに運ばれた病院をレンタカーで通り過ぎてなつかしい気分になった。
 
 







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2009年12月02日

ふらんせすくらえら

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ハウスの空中通路ニテ

今日は何ヶ月か前にフランス滞在中に出会った、ランドスケーパーのフランセスク・ラエラさんが南仏からはるばるたずねに来てくれた。
  


”ヨーロッパ人が持っていない日本の植物がほしい”

”圧倒的なものがほしい”

”とにかく変な植物素材がほしい”

彼の要求は非常に単純で明快やった。


ということで今日は一日かけてうちの温室を見たり仲良くしている植木屋巡りしたり、植木畑に木を見に行ったりした。

こんなエネルギッシュな日本人の男とフランス人の男の仕事の会話にもうんざりすることなく、ミナさんは一日中やさしく通訳してくれた。ミナさんは今年フジロックにも出演した”リュクサンブール公園”という女性6人のアコーディオンのバンドのメンバーをしながらフランス語教師をしているほか、フランスからワインを輸入する会社の通訳さんもしているらしい。温和でかしこい方だったおかげで野蛮人同士の仕事の会話は想像以上にスムーズに進んだ。

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ヨーロッパのガーデンデザインのシーンではいま日本の職人が仕立てる植木が熱い。このツゲなどはこれくらいのスケールのものはあまり見かけないらしく、お気に入りのようだった。 



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ということでとにかくワイワイ、わりとたのしく一日植木探しの日は無事終了しました。


 
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2009年10月29日

にゅーうぇーぶ

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今日は正福寺にダシリリオンを植えに行ってきました。
 
   
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 どう思いますか? 

お寺にダシリリオン。ダシリリオンの横には梅の木があります。下には錦鯉の池があった。 
 
 まずは先入観を取り払って大きい目でみてみて。 

うーんどう考えても
和の空間によく似合うよなぁー 

よくお寺に蘇鉄が植えてあるけど、南国の蘇鉄よりこのメキシコの荒野に生きるダシリリオンの木が日本のお寺にこれほど合うなんて。 ”和”の空間を創るっていうのは、必ずしも日本にあるものだけを使って創るものじゃなくて、たとえば無駄をそぎ落とした洗練されたものを用いたり、"和”の精神にのっとったものを用いることでも表現できるんちゃうかなと思う。(事実、”これは和風だ”なんて思っているものは中国などからきたものが多かったりするやん) 
 砂漠に生きる植物のおおくは厳しい環境に生きれるように必要最低限の姿になっている。だから美しいわけ。


 とにかくそういうフレキシブルな感覚はこれからの時代にあっている感覚かもしれない。

 だから。

ダシリリオンを由緒あるお寺に植えたのはまさに"粋”!


 
これをお寺に植えたいといったのは友達の、日本初住職プロボクサーの松本知隆さん。
  ”粋”やろ



 まぁ〜つべこべむずかしいこと言わんでも、とりあえずお寺にきたオバちゃんがワイワイ話のネタになればいいかなと思う。


 いたずら小坊主たちの庭つくりです。


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2009年10月08日

嶋崎父子

おれが大好きなクラプトンの”wondeful tonight”のギターソロを、あるカレー屋さんでかつて一緒によく弾いてくれた建築家(どんな前置きやねん)、嶋ア眞二さんの手掛けた新しい物件が10月23日から25日までオープンハウスとして公開されます。


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嶋ア眞二
 なづな工房一級建築士事務所

  URL http://www.naduna.net

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これは嶋崎さんの前々作の都心楼と名づけられた物件で添えたアガベ”吹き上げ”の写真。



ちなみに大学生の嶋崎藍君は嶋崎さんの息子だ。http://blog.hanau.jp/article/19550128.html

っていうかあいつ、出国直前までうちでバイトして留学費を貯め
”スペイン語を話せるようになってきます!”
と言い残し、コスタリカへ気持ちよく飛び立ってもう数ヶ月。
おれに連絡もなにもないぜ?笑 生きてるかー? まー元気にしてるだろうが。  なんもなくてもたまには電話せえよ〜
posted by seijun at 20:20| for landscape , 庭木

2009年09月14日

brahea armata

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ブラヘア アルマータの植え替えです

この根の姿がかっこええわぁ  いやーかっこええわぁー

でも根っこ張りすぎやろ!っていうくらいパンパンやった。このタイミングで植え替えて、ちょっとして薄い液肥でも飲ましてやるとグっとよくなります。

ブラヘア アルマータはメキシコに生えるブルーのヤシ。冬はマイナス10度以上、夏は50度近くになるメキシコの荒野にでも適応できるヤシだけに寒さにも暑さにもすこぶる強い。

 最近思うのは、もし地球を救うような植物があるとしたら、砂漠とか、荒野など厳しい環境に育つ植物にヒントが隠れているような気がする

ブラヘア アルマータはぜんぜんそんなんちゃうけどな 

posted by seijun at 19:23| for landscape , 庭木

2009年09月02日

気になる

最近は話のあう熱心なバイヤーさんが来てくれると思う存分植木や花や夢のことを語れるのでこれがいいバイオリズムになっています。

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今日視察にきてくれたバイヤーさんはオリーブの巨木が気になったみたいだった。

だがおれはそれ以上にそのバイヤーさんが来ているTシャツが気になった。



しかも、最初そのTシャツをチラッと見たときに”I LOVE すっぱい”だと思っていたので、あとで余計におもしろかった。


それにしてもなんとストレートなTシャツだろう。日本一のオリーブくらい気合入ってるね。


posted by seijun at 23:38| for landscape , 庭木

2009年09月01日

ぶつぶつ交換

今日は久しぶりに友達のオーストラリアの植物学者さんから注文がありました。 たまにその人の注文で斑入り植物をオーストラリアに送ったり、ソテツの種を段取りしたり、カンノンチクなど日本の伝統植物なんかをタイなど海外へ発送します。 で、今回の注文はなんだったかというと、”メガバス”というバス釣りに使うルアーをいろいろ送ってほしいとのこと。 そういえば前にもキャノンのデジカメを買って送ったこともある。笑 おれなんでもハンターちゃうでぇ〜

とはいえ立て替えた分の支払いの代わりにジャイアントリリーの苗を日本に送ってもらうことにしてる。 カメラやらルアーとか探すの超めんどうくさいんやけど、ジャイアントリリーが温室横の畑で巨大なつぼみあげているをみると”悪くないなぁ”と思ってしまう。

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posted by seijun at 18:48| for landscape , 庭木

2009年08月12日

ざっとアラブのこと

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アブダビの空港

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ドバイにある世界一客室数の多い(6000室)ホテルの玄関とうしろに見えるのは世界一高い建築物,バージュ ドバイで高さ810m(ちなみにすでにこれをはるかに超える建築物が予定されている)

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国中に植えられてあるナツメヤシ。phenix dacterifera この実はデーツと言ってアラブ諸国の伝統的は食べ物です。おれ大好物です

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ドバイモール(世界一でかいショッピングセンター)のなかにある巨大水槽とアイススケート場
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ドバイにオープンしたばかりのエルメスのインテリアショップ。

このショップのディレクターでもあるフランス人のエミールさんはオープンを二日前に控えていそがしそうやった  さすがにいい店やったわ。うーんたしかにドバイのエルメスと花宇のコラボの仕事もおもしろそうだ。彼とはまた9月にパリで会う
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これはドバイの平均的な地元の漁師の家。 

70年代に石油が発見されるまではUAEは産業のほとんどが漁業だったが石油が発見されたあとは知ってのとおりほんの20,30年の間に劇的な変化を遂げた。
いまでは世界の建築重機の45%がこの国で使われている。あの広大な中国でも30%、のこりの世界中の国が25%やで。それでもどれだけこの小さい国にプロジェクトがあるか想像できるね

  信じられない話だけれど、石油が見つかってから1995年までUAEの王(つまりキングオブエミレーツ)が国民全員に毎月5000ドル(50万円)を配当しつづけたらしいよ。定額給付金の麻生さんもびっくりやね!  だからこの国には一人もホームレスはいないし金に困っている人はいない。写真の立派な家以外にランドクルーザーなんかも配られたり、路上のバス停はすべてエアコン付きなど。 なんてまったく金にモノを言わしている国だろう!笑 
ちなみにその代わりアラブは非常に罪を犯した人間には厳しく、ごみを道端に捨てたら刑務所に入れられるし、万引きした人間は公衆の前で手首を切られる。この辺は日本も見習ってもいいかもね

UAE(United Arab of Emilates)にはアブダビ、ドバイ以外にもいつくかの州があってそれぞれの王がいてその上にキングオブエミレーツと呼ばれる王がいる。世界で一番金持ちらしいよ。ちなみに世界一の資産家と言われるビルゲイツの資産は580億ドルだけれど、4年前にキングオブエミレーツが死んだときに自分の資産を29人の子孫にそれぞれ640億ドルづつ配したらしい。(地元タクシーのオッサン調べ)


やはり石油は世界を裏で支えているのだなぁ

でも去年まではホテルを取ることすらむずかしかったドバイが、いまは高級ホテルをはじめ空室が多かった。burj al arabでもお客さんが少なかった。去年からの世界的大不景気はやはり深刻みたい


日本に帰ってきてとりあえずドバイでの休日に知ったことを羅列しておきました 
 さぁ今日はゆっくり眠ろう

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2009年08月10日

エジプトからドバイへ


MIHO MUSIUMで受けた感動のその足で来たピラミッド。
やっぱ、一生に一回は見ておくべきものだったと確信しました。

夜にsound and light showというピラミッドとスフィンクスの前で行われるショーがあるんやけどこれはエエで。 気持ちいい夜風でピラミッドを見ながら音楽を聴いていると、ふと夜の飛行機がピラミッドを上を飛んで行くんやけど本当に不思議な気分になれるよ



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カイロ周辺には使っていない廃墟になった街がごろごろしている。モスクにしろ、露見せにしろ、廃墟にしろ”なんじゃこりゃ”というようなすげえもんが普通にあるからタクシー乗っても飽きない。

ここでタクシーの話をすると、うさんくさいエジプト人と10円単位で値段交渉しながら利用するわけやけど 中には乗ってからエアコンを使うと値段が上がるとか言うタクシーもいて、これには腹がたって意地えで汗だくになりながらエアコンなしで目的地まで行ったり。笑 


エジプトに来るならカイロに泊まってもあまりうれしいことはなく、おれたちはMeridien hotel pyramidという部屋からピラミッドが見えるホテルに泊まったんやけど、そんなに高いわけでもなく5つ星なので清潔でお勧めです 。ただし立派な制服を着ているポーターでもいろんなサービスを無茶な値段で平気でふっかけてくるので注意が必要。
このホテルのルームサービスの夜食でペペロンチーノがあるんやけどこれは世界一まずいのでぜひエジプトにきたら食べてほしい。おれはあまり食べ物の悪口は言いたくないんやけど、味的にも衛生的にも”これはないやろう”という食べ物がおおいよ。

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エジプトには植物がほとんどない。というか飛行機でこの地におりたつ前にこんなに緑がない土地は初めてや!と思った
いちおう街かどにはどんくさい植栽がしてあり、ざっとみかけた植物をあげると、ナツメ椰子、ワシントニア、ブーゲンビレア、アガベ、モクマオウ、キバナキョウチクトウ、プルメリア、ガジュマルなど。
 上の写真はキバナキョウチクトウのオレンジの花。見たことがなかったので種を採取しました。ちなみにややこしいけどキバナキョウチクトウは日本で見かけるキョウチクトウの黄色い花のことではなく、もっとうすくて細葉のキョウチクトウ科の植物を差します。だからこれはキバナキョウチクトウと呼ばれる植物の花の色がオレンジのやつです。ちなみにキバナキョウチクトウは日本でよく見かけるキョウチクトウに比べて熱帯性なので耐寒性も弱い。



とりあえず
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いまだに根強くのこる食あたりをこらえながらアブダビへ。


昨日の朝はスーツケースの行方を追ってガルフエアーに10回以上をクレームの電話をかけるとこから始まった。おれはアラブ人は本当に好きな人種なんだけれどもたまにどうしようもないやつもいる。この航空会社はマジ対応が悪くて何回電話しても”カバンが見つかったので30分以内にホテルへ持ってゆきます”とテキトーなウソをいいながら5時間も待たされた。

 しかも食中毒やったのに頼みの綱の正露丸もスーツケースの中。体中が痛くてだるいのに着替えることもできなかった。
 
しかも部屋のインターネットがつながらずドバイで泊まるホテルを探すにもいちいちロビーに下りるやけどそのたびに体調が悪くなって。しまいには、たまたまエレベータで一緒になったアラブ人の赤ちゃんがおれを見た瞬間に大泣きする始末。これはとどめとばかりに凹んでしまったよ。
着替えることもできる腹痛を耐えながら貴重な時間を5時間を待たされて本当に踏んだり蹴ったりでした。笑


 まぁ昔のおれなら航空会社のやつらに”おまえら3回くらい死ね!”と言っていただろう。(笑)でも、 すくなくとも”突き指”くらいしてほしいものだ




 そういえば日本には”地球の歩き方”という便利な本がある。おれも何十カ国をいままで行ったけどあの本ほど旅を変えてしまうものはない。個人旅行者には完璧すぎるのでおれは19歳のときに”こんな本みてたらレールに乗っかってしまう”と気づき、いきなり旅先でゴミ箱に捨ててからはどの国にいくのも手ぶらに言って現地で旅をアレンジします。


昨日からドバイへきて今は世界一のホテルの窓から海をみながらゆっくりしています。おなかはまだピーピー言うてます。
 今年の春はめちゃめちゃ仕事したので絶対夏は遊ぶ!と決めていた。さぁこれからは自分へのご褒美の時間です 





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2009年08月02日

キンキきっず

昨日奈良から帰ったのは深夜、一息つくまえに三重県へむかった。
 亀山のホテルにつくと午前2時半、朝いちの打ち合わせまで寝た

これは東京にいる仲のよいフローリストが紹介してくれた仕事で、ある大手ホテルチェーン店の正面玄関の植栽をやることになったので下見にいった。


そのあとダッシュで大阪の市場へ。 そのあとダッシュで会社に帰ってたまっている仕事を終えたあと、いまは京都に来てて銀閣寺の職員さんの家にいてます。今日泊めてもらって明日は朝いちから相国寺で座禅をくみます。

うちの会社がある兵庫県川西市は奈良、三重、京都、もち大阪、その他キンキ地方のどこに行くのにちょうど便利です。

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2009年07月08日

めっ目が...

うちの植物を扱ってくれている業者さんに依頼されてうちの素材の写真を電子メールで送ることがよくあります。

サイズを的確に伝えるために、もちろんその素材の高さや幅を測って伝えますが、スケール感をよりわかりやすくするために人に横に立ってもらったりして写真を撮ることも結構あります。



これは今日たまたま東京のお客さんのために撮ったプレゼンテーション用のユッカ ロストラータの写真。横にフジワラに立ってもらって撮った。

そしたらその写真がちょーおもしろくて大爆笑したのでここにも載せておきます。



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 目はもちろんやけど
 ”おまえなんでちょっと微笑んでんねん!”
と突っ込みたくなるような口もとにも注目。

フジワラ〜 今年いちばんの笑いをありがとうよ。

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2009年07月06日

青春

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植木置き場のむこうでトケイソウが蔓延っている。
そこでせみが脱皮してるのを見かけた。



(5分もたつと、だいぶ羽も生えてきたよ。 )
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7年もの歳月を土のなかですごして、ようやく明日、青春ですね。
夢みたいな日をすごして一日で死ぬ。
よく考えてみるとせみの人生ってドラマチックやなぁ

おれも毎日毎日 今日という日に満足できたか、ブログを書きながら想います。
今年に入ってから、”今日はまぁまぁの日やったなぁ”的な日が少なくとも、3,4日はあった。これはあかん。


人もまた、かならず死ぬからね。人生はたのしんだもん勝ちと思って仕事でも遊びでも一生懸命じゃないとね
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2009年06月27日

桃源郷へ

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どこに導かれるのか、不思議な感覚を覚えたこのトンネルは、壁から天井まで無数の小さな穴が開いていて人の声のエコーが全くない。


今日は前々からご招待していただいていた信楽の山中にある、
MIHO MUSEUMにいってきました。

この美術館はルーブル美術館の三角のピラミッドを設計したI.M.ペイ氏が設計したことでも有名。
この美術館はすべて三角形を基に設計されていると聞いた。

今は時期的に一般にはオープンしていないが、わざわざ門を開けていただき、ありがたいことにも展示会などのキュレーターのかたに説明をしていただきながら目をむくような美術品をみせてもらった。 

”歴史の順番どうりに美術品を並べるのではなく、とにかく本当に美しいものだけを洗練して洗練していらないものをそぎ落としたものだけがここに並んでいます”と言っておられた言葉が印象的。 
 4000年以上前のアフガニスタンの女神坐像、古代エジプトのアカシアでできたナクト像、ガンダーラ像などなど...奇跡的に美しい。だれもいない美術館というのもあって恐いくらいに思えたよ。
さぶいぼがたった


うーん。

あぁ。


超こうふんした。



美術品のある展示室を回る前に、招待していただいた東山さんから

”いまからたくさんの美術品をお見せしますが、とにかく西畠さんの感覚でいいのでどういう美術品にどういう花材が似合うかかんがえてみてください”

との一言。 


最近、”献花”という行為の意味合いそのものに興味が湧いてきている



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そとは赤松の印象が好きだった。途中から興奮していて写真を撮るのを忘れたけど、とくに、ロビーの奥に見える山採りのしたてた大きな自然形の赤松が、意図的にとても印象深い場所を使い方をされていて堪能できた。
 
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東山さんと。


 おれはチカラのあるひとがこんなところでいけばな展などを開いたらおもしろいなぁとか、思う。まじで。  



 本物ってやっぱすごい。とにかく行ったことのないひとはここは絶対一回は訪れたほうがいい。




posted by seijun at 23:23| for landscape , 庭木

2009年06月19日

不思議な庭

銀閣寺のすぐちかくに、著名な日本画家、橋本関雪の自宅とアトリエと広大なお庭があって、今日はそこでずっと掃除をしています。
(うーん今日くらいほうきで掃除したのは小学校以来だ。)

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庭園には(おれにとっては)目をくぎづけにされる松が...これは白松という中国の幹は白い松です。知っていますか? おれは白松の大きいのを目にするのは人生で2回目だ。聞くところによると橋本関雪さんが直で中国から持ち帰ったものらしい。


その場所は白沙村荘とよばれていて、その庭園の中央になるお地蔵様が祭られている前で明日の夕暮れにここで銀閣寺の珠寶さんと宮田まゆみさんがたてはなのデモと笙のコラボをやります。100名だけ、招待客を招いての宴です。 


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銀閣寺の裏山で切った榊も会場に添えます。


堅苦しくなく自然な感じの白沙村荘の庭は、お世辞にも手が行き届いてるとはちょっといいずらい。だが、そのつくりには非常に面白みがあって不思議な魅力があるねん。気になるところが多い。ダイヤモンドの原石のような庭だ


だからできるだけ掃除することがなによりの室礼。今日はそうじ坊主になって一日超たのしみました。

posted by seijun at 23:58| for landscape , 庭木