2012年02月16日

代々木ビレッジならではの 季節


IMGP0635.JPG

代々木ビレッジにちょっと早い春が訪れるよう、仕込んできました。

いまのおれはなにより代々木ビレッジに遊びにてきてくるのが一番うれしい。 レストラン周りのコンテナガーデンは冬の針葉樹から、いろいろな桜に代わっています。 

去年おれが恋に落ちた椿寒桜、みんなが見たことあるようで見たことのない黄桜、すげー枝振りの虎の尾という桜、雅子さまにちなんだ桜・プリンセス雅、十六夜桜、枝垂れ富士桜、平安枝垂れ桜、糸枝垂れ桜、吉野枝垂れ桜(仙台枝垂れ)、さくらんぼ。。。 おもしろいよ。 

 ちょっとづつ咲いていって3月末にはいい感じになるようにコントロールしています。

 そういえば4月からは代々木ビレッジの広場でマルシェがはじまるねん。 5月か6月には、広場の中央に、南半球からとてつもなくかわいい巨木が代々木ビレッジに届くで。 期待しててや〜




posted by seijun at 00:11| for landscape , 庭木

2012年01月21日

植物を探し倒す

IMGP0469.JPG

IMGP0498.JPG

IMGP0500.JPG

鎌倉ニテ

納品を終えたら、今度は湘南の近くのお寺さんで、大きな植木を引き取りに行った。 そしてその足で東京の事務所へ。 

 いま、東京の植物専門のコンサル事務所の立ち上げにむけていろいろ動いている。

次の日は、東京で大事なプロジェクトのプレゼンテーションがあり、そのあとは名古屋にむかった。

その次の日は名古屋にトラックでスタッフに迎えにきてもらい、一日中植木産地を回り、いま依頼を受けている多数の案件に答えるために植木を中心に探した。




 いまの季節は毎日毎日たくさんの依頼が入ってくる。 そのすべての注文や依頼を納期に間に合うように植物を探したり、咲かせたり芽吹かせたりして納品しなければならない。 


花宇の植物を使ってくれる常連さんの注文は、規模の大小に関係なくひとつひとつに愛情を持って全部おれがやりたい気分やけど、もちろんそんな世界ではないので、みなで役割分担する。

  日本のこの季節というのは植木や花が一番眠っている季節なので、おれにとってはその間に全国を旅して素材を調達しないと(日本の木は根が動き始めると掘り起こせないものが多いから)、春からの依頼にこたえられないので走り回る。


移動中は、植物の勉強をしたり、考え事をしたり、妄想したり、メールや事務仕事をしたり、集中してドーナツを食べたりしている。 疲れが溜まってきてどうしようもなくなったら、”みんなゴメン!”と思いながら寝ることも稀にあるが、みんなが一生懸命働いている時間の場合はどうも後ろめたいらしく、熟睡できない。


先日は、この春公開の”ハンター” という映画から コメントがほしいと依頼されて、新幹線のなかでドーナツを食べながら鑑賞し、感想を書いた
http://www.hunter-movie.jp/
 



昨日帰ってくると、花宇の仕事場には800人分のいけばな稽古用の桃と、長野県で切った1500本ほどのボケが開花調整され、山師が切った数百本の椿の枝や、 何百株という、これから開花調整するいろんな花木の植木や切り枝がストックしてあった。
 
  花宇の男はこの季節に全国を死ぬほど動き回って花を捜し、植木を堀り、枝を刻む。 おれも全国、旅から帰るたびにおれも新しい情報と素材を持って帰るが、みなの仕事の形跡もしっかり見える。  がむしゃらに走り回って植物を探しているのはなにもおれだけではない。  

 

 

posted by seijun at 23:02| for landscape , 庭木

2011年09月13日

おひさしぶりです

DSC_0416.JPG


DSC_0420.JPG

DSC_0134.JPG

 
  あたらしく店や家を立ち上げるときや、なにかの催しでもなんでもいいけど、おれの提案する木はシンボルツリーとして ちょっと人気があります。 そんじょそこらの木と一味ちゃうで。

上の写真は友達のフラワーアーティスト、ポワンヌフの川口さんの依頼で青山スパイラルホール近くにできたstramaという美容室さんにシンボルツリーなど持って行ったときの写真と、 大阪の南のほうで行われるLiving and design 展でTTNコーポレーションさんのブースに持ってったときの写真です。 

 そうやって自分が世界中から集めた木々の魅力をわかってくれるユーザーの人と感覚を共有して、一緒に仕事をするのがなによりたのしい。

 日々の仕事のなかでどこに植物を卸したかは言えない機会が多いけど、 シンボルツリーという感覚は非常に大切な感覚やと思います。 いろんな場所にうちの提案するシンボルツリーが植えられていって、そこが木とともに栄えていくのを願います。






DSC_0520.JPG
そういえば、去年もおととしもやったけど、いま淡路夢舞台の 奇跡の星の植物館 に9月中ごろから飾るモミジを仕込み中。
http://blog.hanau.jp/article/18781408.html

http://blog.hanau.jp/article/28707713.html 

 そういえばそこで10月9日に植物のチャリティーオークションもやります。またブログで告知するので来てください



DSC_0966.JPG

DSC_0960.JPG


DSC_0867.JPG


IMGP4095.JPG


DSC_0931.JPG

DSC_0951.JPG



毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日 みんなひたすら 卸業務を遂行しつづけます。  野山を回って枝を切り集め、畑仕事をやったり、遠方へ行ったり、現場へ納品に行ったり、農場で重機を動かしたり、お客さんの農場を回ったり。 
 毎日ひたすらです。 なかなか充実しています。 たくさんの業者さんが仕入れに来ていただいていてありがたいと思います。 

昨日はA型肝炎と破傷風の予防接種のために医療センターにゆきました。 黄熱病の注射は5年前に受けてたので要らなかった。 医療センターのおばちゃんに”どこ行く予定なの?”と聞かれて”スワジランド”と答えると、とりあえず”暑そうやなぁ”と言われたので、”適当やなぁ”と思った。





ちょっと疲れがたまると

DSC_0496.JPG

移動中に夢を見るほど真剣に寝て回復させます。 




 

posted by seijun at 20:33| for landscape , 庭木

2011年08月01日

真夏の植木の植え替えのアレコレ



今日はおれの持っていた日本一かっこいい10mのシマトネリコを掘り起こすのに、枝を剪定した。
110801_2304~01.jpg

真夏は植物にとっても辛い時期。 この時期に地面に植えてある植木を掘り起こすとなると、その木にとって大手術。根っこはいろんな意味で植物を支えているから、根っこをこの暑い時期に急に切ると、あっという間に葉っぱが萎んでしまう。真夏の植え替えは一番おススメしない時期です。

  しかしどうしてもこの時期に植木を掘り起こさないといけない場合は、とにかく”運動量”を減らしてあげることが一番。つまり、木は主に葉っぱの部分で光合成や蒸散、呼吸など”運動”しているわけやから、それを減らさないといけない。 
 
 先日、高知県の ”お庭のおうち”http://momongataigon.jugem.jp/
こと タケさんちに行ったときも
IMGP3326.JPG
泰吾がが生まれたときに送った、泰山木の記念樹。 

これもとうとう引越しで、掘り起こさなければならないので、

IMGP3327.JPG
慎重に掘り起こしました。

IMGP3337.JPG
そして新しいおうちへ。

IMGP3349.JPG
真夏は掘り起こして植えたらすぐに水をあげる。水決めは足でしっかり踏む。

IMGP3354.JPG


夏場は乾いている植木を見つけたらすぐやることが大切。”後でいっか”と思うとすでに遅いから。 
泰吾えらい。 ついでにドイツトウヒ ニディフォルミスにも水をあげてます。
IMGP3355.JPG

でも自分にも水かかってる

IMGP3367.JPG

わりとかかってる。   


おれこういうの好きやねん

posted by seijun at 23:46| for landscape , 庭木

2011年07月25日

思い出のコスタス

IMGP3187.JPG
オヤジが海外出張から帰ってきた

IMGP3186.JPG
アグラオモルファ? ドリナリア? これはいい。 
 こういうシダを部屋に飾ると、洒落てるなぁ。 


IMGP3188.JPG
実はこのコスタスはおれが24歳のときにスリランカで発見した新種だった。 当時それをタイの栽培家と、インドネシアの園芸会社の社長に売った。 

数年経って、それを知らずに偶然オヤジが今回普通にタイで売っているのを見て買ってきたと聞いて、不思議な気分だった。


実は、インドネシアではすでに大手の園芸店がこの品種を Costus sp "Nishi-variegata" という名前でカタログ販売している。  発見したおれの名前を反映してくれた気遣いがおもしろかったけど。 
 


スリランカ.jpg
この写真は24歳のときに、記録用に残したそのコスタスの写真。



このコスタスの新種は 日本ではインドア用の観葉植物としての用途の発想で行き止まりそうやけど、

熱帯の国では庭の低木やグランドカバーとして広い用途で使われているらしい。


東南アジアでは幹線道路の中央分離帯にコスタスの小型種が植えられていることを思うと、


いまになって気づくけど、”日本でどう使えるか”という目線だけで見るのではなく、 発見した植物が他の国でもどう使えるかという発想でモノを見ないといけないな、と気づくいいきっかけになった。 



 とにかく世界目線でいくなら、世界のどこであれ、自分が見出した植物を日本に限らず海外でも紹介する、こういうことにも力をいれてかないとな。 

 27歳から29歳までの3年間、片手間で海外へ植物の輸出をし始めたら7000万円くらい売れて、”こりゃー海外の仕事もおもろいな”とおもしろ半分で思っていたら、最近円高が激しくて海外からの仕事のオファーの件数がめっきり減っていて、そういう仕事の発想に力を入れるのを少し忘れていた。 反省。  やはりこの仕事をやるなら視野を広くもたなければならない






posted by seijun at 01:43| for landscape , 庭木

2011年05月19日

一日半づつ。。。



最近の一日半ほどは会社で業務をこなす。 最近はあたらしく花宇へ植物を仕入れにきてくれる業者さんが増えてうれしいが、とにかくまずはいままでのお客さんを一番大事にやっている。とにかくまあ活気があっていいな、と思う。



先日 出張先から京都へ直行、西陣織の老舗 ひなやさんが五条坂に店を出すにあたり、友達のコーディネイターの香西尚美さんの依頼で植物を納めてきた


IMGP1791.JPG
これ、樹齢20年くらいのブナやで。


IMGP1793.JPG
これ、じつは蝦夷松。 めちゃお洒落やろ


IMGP1799.JPG
生地も一流なら什器も一流。植物もちょっと気の利いたものをさりげなく。アガベ 笹の雪など。

 IMGP1786.JPG
オーナーの伊豆蔵さん。 老舗の息子どおしというのはそれだけで十分。 くにゃくにゃなのは、おぼろ月。
 

 コーディネイターさんとの仕事は、意匠的なこともコンセプト的なこともそのひとの意向に重きを置きつつ、その植物がそこで育つかどうかをおれが見極める。育たないものなどはレンタルにし、逆に季節感のあるものを用いたり、いろいろ方法はある。
 それにしても今回の香西さんのチョイスした植木たちはなかなか。。。 いい。  玄人的で、いい意味でおっさん的! 本人いわく”いぶし銀”。 とにかく京都は目が肥えているひとがいるので、そういう人ほど、この店の植栽をみてわかってくれるだろう。


 先日 沖縄に1日半ほど滞在したあと、実は東京にも一日半ほどいた。 

東京ではFM東京の番組収録と、前々から相談にのっていた望月昭先生がやっている台湾のビックプロジェクトの話、そして本を出版したときにお世話になった池袋コミュニティーカレッジ志田さんのお誘いで、初めて国際バラとガーデンショーに行ってみた。
IMGP1771.JPG
まず驚いたのはその人の多さ。 すごい。 何万人という単位。 

  あの西武ドームの中の人ごみと熱気に、”日本にもまだまだ花好きなひといるんやなあ” と逆にこの人ごみにうれしくて感動してしまって、ひとりでしんみりてしまっていたくらいだ。 


これは主催者ブースでたずねた、日本を代表するガーデナー、吉谷桂子さんの造った庭。   入り口の向こうに流れのきれいな藤が絵画のようだった。 

IMGP1774.JPG


    吉谷さんは、かつて樹木供給量日本一を誇っていたグンゼの緑化部の頭を張っていた今井忠男さんと協力し、毎年主催者からの依頼でこのガーデンショーに庭を造っている。 花宇は毎年この時期に咲くように、石楠花や藤、桜までも開花調整し供給している。











 そういえば、 もうすぐ銀閣寺の開山忌。  仏様の前に珠寶先生が花を立てるのだけれど、毎年 銭葵の花を花を納めている。 しかし、今年は気候の変化により例年より花が遅れていてまだ花が咲かず、どこに探しにいこうか数日前から迷っていた。   












 あ  こんなところにあった。。。。



 と思ったのは、吉谷さんの作った庭の 一角に咲いていた銭葵を見つけたとき。







” 今井さーん、会期が終わったら、その花、いまの時期貴重だから分けてほしいんですけど、吉谷さんに聞いてもらえますか。” 


”ええよ、そんな理由なら、会期が終わったらそっちへ持ってってあげるわ、なんなら直送しよか”


”マジ助かります” 



posted by seijun at 01:15| for landscape , 庭木

2011年04月28日

よしよし、



IMGP1421.JPG

順調に養生できている。
posted by seijun at 14:22| for landscape , 庭木

2011年03月27日

ふわっ

IMGP0803.JPG

ひゅー

posted by seijun at 23:35| for landscape , 庭木

2011年03月08日

しんぼるの木

IMGP0563.JPG

 おれの波乗り友達のひとり、 照明デザイナーの神達謙一さんの新しく芦屋に4月に移転する店flameで、2.5トンのヤマボウシを一本吊り。
 
 友達の自宅も兼ねている店舗ということでおれも気合の入った植木を探してたら、大分県のど田舎でばっちちのものを見つけた。 

ヤマボウシは、春には白い花が咲き、夏には茂って木陰を作ってくれ、秋には実を成らし紅葉までしてくれる。冬には冬姿のよさがあり、季節を感じさせてくれる木です

IMGP0582.JPG
木や花の相談を乗るときには、会話するひとのすべての言葉にそのひとの求めるもののヒントが隠されている。それを組み込んで理想にちかい植物を提供するのが卸屋としての仕事だと思う。



ところで
  
自分の人生を共に過ごす木って、いう発想。 持っていますか? 

マイホームを買ったときでもいいし、念願の路面店を出した暁にでもいい。 人生に一回でもいいから、本当に自分のパートナーと思える木を出会えたら、それはステキやと思います。  


  

 
posted by seijun at 00:49| for landscape , 庭木

2010年12月18日

今年もうひとあばれ

P9160417.JPG
スペインへきて、今日で3日目、初日はたまたま現地政府の特別な計らいで、世界遺産に指定されている場所へむかった


そこで野生のヒヤシンスと思われる植物とであった
P9160428.JPG



 山を登る途中に自生していた野生のチャメロプスや、また去年輸入した、これからの庭木の新樹種として個人的に注目しているピスタチアという常緑の低木なども見た


P9160422.JPG



 また崖に生えていたローズマリーの原種をみて感動した。(コレ、意外にめっちゃ興奮した)




ついでに8000年前に描かれた壁画を見せていただいた ごっつあんです
posted by seijun at 16:35| for landscape , 庭木

2010年11月18日

これからの植物の紹介する記事

101118_1354~01.jpg

今日は、”スタイルアサヒ”の撮影でした。


  
 取材の要望を聞いたときは ”一般向へに植物のハウツー要素が入った記事を” ”ガーデニング” をいうキーワードから、 

 ”自分は卸屋なので一般の方むけに発信できるような要素がないので、コンセプト的にふさわしくないかもしれません”と思ったことをそのまま伝えると、大人な取材スタッフの方たちの柔軟さと器の大きさのおかげで、毎回計画してやってきた趣旨を変えていただき今日の取材にいたった。


とにかく植木や植物のすばらしさを世間に伝えようとしてくれるのはすばらしいことです。来年の4月、5月号です、みてね。

内容は、プラントハンターの観点から見た、これから流行るだろうと思う植物をセレクトし紹介するというもの。

実際、ベテランの植木屋さんや観葉植物屋さんから ”これからどんな植物を育てたらいいかわからないので教えてほしい”と相談を受けることはよくある。



5月号は
  ”ドライプランツ”ということで 写真のような 雨のあまり降らないところで育つ植物を中心に紹介している。水遣りの要らない庭なども提案できる。 
 写真ではオリーブ、アガベ吉祥天、 アガベ・アテナータ”ボーチンブルー”、 タイヨウラン、 仙女の舞(これはインドア用) 、ユッカ・ロストラータ 、南米ノコギリヤシ
など。 


 ちなみに写真はないけど4月号は ”エキゾチックプランツ” というカテゴリで、ちいさくてもちょっと印象的な植物や、手元においていておもしろい個性的な植物などをセレクトしています。またおれが発見し、名前をつけた新種の植物で来年から市場に発売される植物も2種類、紹介されてます。たのしみだ。






あ 虹や。
101118_1603~01.jpg



スタイルアサヒは毎月200万部発行されるので、今回紹介した植物が流行ればエエなぁ とちょっと思います。

 

posted by seijun at 22:08| for landscape , 庭木

2010年11月06日

ナチュールリッシュ

IMGP2569.JPG
昨日の朝は、枝が竜のようにうねっている枝垂れエンジュとミニバックホーを、どうやって安全に現場に搬入できるか頭をひねっていた。

IMGP2568.JPG



これがリノベーション前の 劇的ビフォー
DSCN0168.JPG


これがアフター
IMGP2588.JPG

 てこや、滑車を利用しての男5人がかりでの搬入植え込みやった。 おおきな植木と相撲をとった気分。 最後に苔を敷いて終了。



今回は苦楽園の花屋さん nature riche 田原さんの受けた庭仕事のサポート。
IMGP2462.JPG
(先週、満開の石楠花を仕入れにきたときに撮った写真。) なかなか気合の入ったやんちゃくれ花屋さんです。おれが言うのもなんやけどね。笑 野球の球の言うと直球ストレートみたいな感じ。でもかわいい部分がある不思議なおにいちゃんやねん。


 彼のセンスと花宇の植木が見事にコラボして ふさわしい場所にふさわしい木が植わりました。 

IMGP2591.JPG
施主さん大喜び。  枝垂れエンジュです。おれが好きな植木のひとつです。
posted by seijun at 23:33| for landscape , 庭木

2010年11月01日

パンタロンとオリーブのかっこいい住宅

IMGP2482.JPG




IMGP2470.JPG

以前 大阪市役所で講演させてもらったときに、おれのことを見つけてくれたデザイナーの椎屋さん(パンタロン)の設計した住宅に植木を納品、植え込みをした。


 この家は、住宅に囲まれているという立地ながらも、どこにいても陽の光が入ってきて、しかも植物がどこからでも見れるように設計されている、つまり植栽は非常に重要なポジションということ。

 
 最近の街中を歩いていると、アホみたいにとりあえずシマトネリコの株立ちばっかり植えている植栽が目立つ。 シマトネリコの幹が細くてひょろっと伸びたやつはクソ安いので非常に使いやすいのはわかるが、とりあえずシマトネリコを植えればOK!的な庭はどうかと思っている。(ちなみにおれは10mくらいの日本一かっこいいシマトネリコを持ってるけどね!)

 今回の椎屋さんからの依頼で、おれが樹木供給をさせてもらうことになったので昨年アンダルシアから輸入した樹齢250年くらいのものをシンボルツリーとして植えた。 できるだけ迅速に無駄なく工事をして経費を浮かした分だけ、植木はいいものを使う。コレ重要やないでしょうか。


ちなみに一枚目の写真の、2Fテラスに植えた木はロシアンオリーブです。

IMGP2479.JPG



IMGP2481.JPG
この住宅は真ん中で二つに分かれていてその間がサンルームっていうか温室的になっていてそれを上下左右いろんなところから緑が囲む。 いい家やったわ。 

IMGP2484.JPG
いろんなとこに植物を植えたけど、これから室内のことも考えます。 まずパキラのかっこいいのから。



”植物を入れて初めて本当に吹き抜けを作った意味ができてきたわー”

”植物を入れるとぜんぜん空間の潤いが違う”

”初がらみながら、おもしろいものができた”

  
 

posted by seijun at 20:46| for landscape , 庭木

2010年10月30日

ユタの言葉


”お疲れ様です。
先日、頂いたダシリリオン
の件です。
納品先のお客さんが家のお祓いの時にユタ(沖縄の霊媒師)に見せた際にダシリリオンを見て、そのユタ曰く、この植物はとんでもないパワーを持っていて、この植物を入れた事は大正解と言ったそうです。枯らさなければ、間違いなく商売も上手くいくとお墨付をいただいたそうです。とにかくダシリリオンからはっせられるパワーに驚いていたそうです。”

これは先日沖縄の友人が、
うちからダシリリオンを仕入れてくれて、お客さんのとこへ植えたときにくれたメール。

ダシリリオン.JPG
去年、メキシコから輸入したダシリリオン・ロンギシマムがとうとうのこり3本になった。 

 全国の植物園や百貨店にかざられたり、生きるモニュメント的ランドスケープ材料として、個人邸や店舗などでも活躍してくれている。


 砂漠に生きる植物は、無駄な形をしているものはなく、そしてその性質にはたくさんのヒントが隠れていると思う。

 スペイン南部を訪れたときに、北アフリカでは政府が自国の国土砂漠化対策としてメキシコの植物に注目して研究と実験を繰り返していると聞いた。

おれはそんなたいそうなことは考えないけれど、砂漠に生える植物の美しさに感動を覚えることはやがて人が植物や自然に興味をもちもっと尊重するきっかけになればと思い、メキシコ政府の許可を得て輸入しただけやけど。 もっと言うと、水やりもいらなくて寒さも暑さにも乾燥にも強い植物は現場で使いやすいから、というシンプルな理由もある。 最近cop10に参加されていた方がうちに来られたときに話してて気がついたが、発展途上国に生きる美しい植物もまた資源であり、それがきちんとした形で海を渡りフェアなトレードができればステキなことやと思ってます。

なんと言っても美しいものは美しい。

吉祥天 (2).JPG
アガベ・吉祥天


そういえば。

 こないだのアメリカで得た情報と感動と、
 http://blog.hanau.jp/article/40379027.html

 3年前にメキシコで得た情報と感動をもとに、
http://blog.hanau.jp/article/8736179.html 

また来春、中央アメリカから美しい植物を輸入しようと思ってます。
posted by seijun at 21:49| for landscape , 庭木

2010年10月25日

シダ植物とモラルとステキな出会い

dicksonia_antartica.jpg


シダ植物というと、山のふもとに生える足元に茂る葉っぱと思いだすかもしれないが、オーストラリアのタスマニア と、ニュージーランドには、固有の耐寒性の木性シダが生息している。つまり、木のように幹が大きくのびていくシダのこと。

もう4,5年前かな、おれが初めて市場のトレードフェスタで数年前に木性シダの ディクソニア・アンタルクティカをお披露目し、数ある植物の仕入れ業者さんを驚かした木だ。

また、過去に某百貨店の大ステージに、貸し鉢業者のうちのお客さんが 
”夏のディスプレイに沖縄のヘゴの5〜7m の木を使いたい”、
というので、おれは”百貨店内は乾燥しすぎるから、代わりにディクソニアを輸入して使ったほうがよい、耐久力が違うし、なにより迫力が違うから”
と言ったが その業者さんは”そんなに無理しなくて良い”ということでおれの反対を押し切ってヘゴを百貨店に搬入し、見事に三日でヘゴは枯れた。 植物を扱うプロなら、本当は幅広くいろんな条件に見合う木を知っていたほうがよいといういい事例やったように思う。ディクソニア・アンタルクティカは、幹がしっかりしていることと、シダなのに割りと乾燥にも耐えることと、なにより耐陰性と耐寒性を兼ね備えている次世代のオナメンタルプランツやと思う。


 今日。来日されている国連の方が、ひょんなことでうわさを聞きつけて、会いに来てくれた。オーストラリア人の彼女はタスマニア出身で、日本には重要な環境問題などの会議などでたまに来られているようだったが、彼女は特に植物を専門をした環境保全の仕事に携わっているということで、田舎で自営業をやっているおれには”国連って、なんだかよくわからないけど、とにかくすげ〜!”と思いながらも、5分後にはとにかく植物の話に夢中になっていた。

 植物を愛する人間同志をいうのは、本当に距離がすぐに縮まるもんだ。

タスマニアの固有植物の話になったとき、ふと、木性シダの話題になると、 ちょうど彼女が、タスマニアから輸出される観賞用の木性シダの許可書を発行しているひとだと知った。 そういえば、これまでも輸入された木性シダは全て一本一本シリアルナンバーの書かれたタグが付けられていたのを思い出した。ジャングルから違法に採取した木を輸出するのを防ぐためのものだ。 

 それにしても、人生はいつも ふさわしいタイミングでふさわしい人と出会わせてくれるもんやなぁと、つくづく感心する。 おれはいっつもそうやって人との出会いに恵まれて植物との出会いに恵まれてきたなぁと思うわ。

 plant hunterという言葉が、普通に会話に出てくるなかで、おれ自身世界中を植物を探して歩いているが、これからの植物業者というのはモラルがキーになると思っていると話した。
 プラントハンターというのも2種類あって、 金儲けのために手段を問わず植物を集めるヤツと、自然をリスペクトして、段階を踏んで準備を整えて植物を採取し、その結果植物のすばらしさを伝えるひと。おれは後者でありたいと思う。 


余談だが、最近、いけばなで使う柿を古い枝を捜していたら、近くのある古民家にいい枝ぶりのものがあって、枝を売ってもらえないか?とその家の主人に訪ねたら、 ”昔 若い男が2,3人で来て、やはり枝を売ってほしいと言われれて、少しだけ、と答えたのに、無理やりたくさん枝を切られて怖かった”と話してくれた老人を思い出した。 また、去年も近くの植木屋さんが、”うちの山の椿とムベが誰かに勝手に切られた”と怒っていたのも、そういうのを聞くと、本当に胸が痛くなる。 おれもかつて、自分の山のドウダン躑躅や鶏頭が勝手に切られていたり盗まれたりしてすげーむかついたことがあった。 やはりこれからの時代は、植物を扱う業者こそ、モラルが問われる時代やと思う。 
おれはモラルある業者でありたいと思う。

 話はそれたが、 とにかく、オーストラリアに行くのがすごくたのしみになった。年明けくらいのクイーンズランドに巨木を探しに行く予定やったので、ついでにタスマニアにいって、すげーかっこいい木性シダを仕入れて、彼女にシリアルナンバーを発行してもらおうと思った。 
 

 
 


posted by seijun at 01:24| for landscape , 庭木

2010年07月29日

恵みの雨

今日は一日中 和歌山でこの秋に必要な植物を中心に探しまくった。毎日あっという間に過ぎていく。



IMGP0430.JPG
これはたまたま途中で出会ったモチの木のなかなかすごいやつ。 裾枝を全部払ったら幹の味が出ていいのに、と思った。 いや、失礼か。

明日から東京だー。この雨のおかげで明日の仕事が減る。本当に助かった。明日から晴れやし、一日しっかり雨が降ってしばらく晴れ、これの繰り返しが地植えの植物にとっては一番。  
 ちょっと 安心して出張にいける。
posted by seijun at 22:53| for landscape , 庭木

2010年06月27日

集られる(たかられる)

IMGP5824.JPG

IMGP5822.JPG

 こうなると後が大変




 そういえば、 今日は たくさんのものにたかられてびびった思い出 ベスト5を紹介します。

 

 5位 →スリランカのジャングルでドラセナの原種を探しているときにジーパンの中がヒルだらけになったとき。痛くはないけど、びっくりするような流血。

 4位 →九州で植木の調査中、脚長蜂の巣に頭をぶつけて、大量の蜂にたかられて刺されまくったたとき。腕が倍くらい腫れた

 3位 → 日本の竹やぶで目の前が霞むくらいの大量の蚊にたかられたとき。口をあけると蚊が入っってくるので息ができなかった。そして何万という蚊の飛ぶ音の恐怖で頭がおかしくなりそうやった

 2位 → オーストラリアの真ん中当たりをキャンピングカーで放浪していたとき、ある夜、寝ていたら原住民にたかられていろんなものを盗まれたとき 


 そして1位 → 

  ボルネオ島のジャングルでプラントハンティング中、めずらしいヤシの花を発見して、それを切ろうとしてヤシの木に登り、その花にのこぎりを引いた瞬間、その反動で大量の黒い粉みたいなのが体中に降ってきたとき。、それはキモい蟻の大群だった。 その後体中激しい痛みと高熱で寝込み、ホンマに死ぬかと思った
 

IMGP5820.JPG
最近はとことん畑仕事です。草刈、草引き、肥料まき、苗の植え付け、剪定、薬まき。 藤の畑に実験的に増殖中の、目の前に見えるユッカは東南アジアで発見した新種のユッカ。熱帯で見つけたものでも、日本の冬に耐える優良品種。

CA3E0003.jpg
いちいちキモい虫など気にしてたら仕事にならんが気持ち悪いもんは気持ち悪い
posted by seijun at 21:39| for landscape , 庭木

2010年05月30日

a plant delivery man

IMGP4952.JPG
今日はロンドンから。

野球バッグに25kgの藤を詰め込んで、地下鉄を乗り継ぎカラフルなローカル電車でロンドン郊外へ、手荷物配達です。
IMGP4954.JPG
植物と友情の証を届けます。

これは世界をまたにかけて活躍されている方からの依頼で、イギリスに住む友人に誕生日プレゼントとして日本の花木をプレゼントしたいということでした。 依頼主さんと相談した結果、プレゼントを受け取るひとのバンド名にちなんで”本紅”という種類の藤を届けました。

posted by seijun at 06:17| for landscape , 庭木

2010年05月23日

昨夜

IMGP4734.JPG
兵庫からぶっとばして埼玉まで。 




そして今朝
IMGP4736.JPG

今回配達したオリーブは、写真に写っている若い植木屋さんが自分へ結婚記念樹として植えた。 なんでも彼はオリーブを買うと決めてから、今日まで興奮して夜も眠れなかったらしい。 


IMGP4746.JPG
今回の依頼は世話になっている埼玉の豪傑植木屋がからんでいた。 おれが尊敬する数少ない植木生産者のひとりに頼まれたのだからおれがこの手で持っていかないわけにはいかなかった。
posted by seijun at 23:12| for landscape , 庭木