2010年01月20日

言葉


今日、 長年お世話になっている大先生がいけばなの撮影で使う花材を見にこられて、
そのついでにこの秋におこなわれるいけばな展の話になった。


実は今年の秋は、過去最大規模のいけばな展が行われます。きっとすごいことになると思います。たぶん一般の人が想像するいけばな展のスケールとはまったく異なると思う。

おれもいままで行ったいろんな国で見つけたものや国内中探し回った経験と植物たちを活かすときがきた!とばかりに気合がのっています。 

先祖代々お付き合いのある流派なので心のそこからの成功を願っているわけで、材料を集める側としても”死ぬ気でやるぞ!”とばかりに気合が入ってるわけだけれど、

 
ちょうど、今日その花展の指揮をとる大先生が、


 ”死ぬ気でやらなきゃだめよ、あなたもお父さんも。私も死ぬ気でやりますから”

と言っていた。 

おれは花一筋に生きてきた齢70を超えるその先生がどういうひとかよく知っている。(冗談は1ミリもないってこと。)

 いけばなと、自分の流派とに対する愛を感じたわ。
 
先生は本当に死ぬ気やと思うねん。


あぁ。

”死ぬ気でやらなきゃだめよ”って。

 いまどきそんな言葉をかけて激を飛ばしてくれるひとがいるやろか。貴重やわ。

なんだかそんな言葉をかけていただいただけで花屋冥利に尽きる気がするで。



 
posted by seijun at 23:50| for ikebana , いけばな花材

大好物

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昨日 兵庫の奥のほうで見つけた柿の超古木。いけばなでは柿の古木を芽吹かしたものを花材で使うことがある。通な花材。


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これは昨日の晩飯のパスタ。これをおかずにメシとハンバーグががつがつイケる
posted by seijun at 09:08| for ikebana , いけばな花材

2010年01月07日

芽がでますよーに

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今日、1月7日は足利義政公の命日ということで銀閣寺での法要に行き、大書院での新年会に行ってきた。 本堂と同仁斎にもお参りに行った。

そういえば義政公は銀閣が完成する前に死んだと聞いたが、こうやって何百年たっても、毎年命日には自身の創造した銀閣寺でたくさんのひとが集まっているということを天国で喜んでいるんちゃうかなぁなんて考えた。


 午後は京都から伊賀へすっ飛んで苔の付いた梅の古木を探しに行った。大津のPAで琵琶湖を見ながら仕事着に着替えた。
  新名神を途中でおりて下道を走ってたら、なんとなく見覚えのある峠を通ったら、鈴鹿峠やった。 びっくり。 鈴鹿峠はおれの思い出の峠やねん。


なぜかというと8年前の12月27日に静岡県から兵庫県のうちまで、ママチャリ旅行したときに苦労したポイントやったから。
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うる覚えやけどスタートして浜松から名古屋を越えて三重まで休むことなくぶっ通しで15,6時間くらいで行けたんちゃうかなぁ。旅の途中でたまたまサイクリングしているおじさんに会って"鈴鹿峠っていうのがあるけどそれを超えるだけで大変だよ”って教えてもらった。
 
いよいよ鈴鹿峠の前につくともう真夜中で極寒でどうしようもなかったから雪風をしのげれば、と寝床を探してん。まず道の駅があったから”よっしゃ寝れるわ”と思って行ったらさすがに開いてなかった。そしたら関っていう電車の駅があったので”これはあいてるやろ”と思って自販機の置いてある待合室に行ったら、そのベンチに乞食が毛布に包まって爆睡してた。でも人を見てなんだか安心してそのとなりの床に直接横たわって寝た。でもしばらくしたら氷の上で寝ているような感覚で寒くてヤバいと思ったからまたチャリをこいだ。乞食はベンチの上で寝る理由が分かった瞬間だった。

 また寝床を探していると今度は目の前にリズボンという名前のラブホの看板が現れた(いまでも忘れない)笑。
そのときは寒すぎて孤独で冷静な判断ができなかったのだろう、おれは真夜中にツレに電話して”ええやんな?”と聞いてからラブホに向かってチャリをこぎ始めた。(ツレは爆笑していた)

だが、実際そのラブホを目の前にしてさすがに21歳のおれは一人でチャリでラブホに突っ込む勇気はなく恐れをなしてまたチャリを走らせた。

また寝床を探して走っていたら今度は長距離トラックの運転手が止まる簡易ホテルがあった。一泊1500〜2000円くらいって書いてあった。奇跡が起きたのだ。

 寒さに震えるおれは早速そのホテルに入ると受付で”では協会の会員書をみせてください”と言われた。 
”いや、持ってないんですけど”
”トラック協会の会員じゃないんですか”
”あ 自転車です”
”それでは無理ですねぇ”

そのあとロビーでいいから寝さしてくれとかなり必死で頼んだがあかんかった。 

またチャリをこぎ始めた。

そしたら今度はミニストップがあった。さっそく深夜の温かいコンビニに飛び込んで店員さんに、
”この中で15分寝ていいですか?”

と聞いたら快諾。過去にも自転車旅行者がいたんだって。
店員さんはラブホ話をしたらかなりウケてくれた。ということでミニストップで30分ほど爆睡してそのあと鈴鹿峠を上り始めた。峠をチャリで押しながら何時間も歩いて上がってたらそのうちに朝日が上がってきた。そして最後のトンネル。

あ〜なつかし。 今日それ全部通ったよ。


しんどかった鈴鹿峠を越えたあとはくだり坂で寒かったけど楽勝やった。1号線をどんどん西へ、滋賀県に入って今の嫁ちゃんの家のとなりを通って、京都へつき、”京都ってお寺がいっぱいあるんやなぁと関心してたわ。(そのことは数回しか京都に行ったことがなかった)そして171号線を下って川西へむかった
 
そして無事到着。
結局休憩と食事はほとんど取らず31時間で走った。(ほぼ立ちこぎ) 

 そのときは、伊豆の山に一ヶ月修行するために住んでいたあと、辛かった修行が終わってその帰りの旅やったから久しぶりの我が家でさ、”もう家に無事に着いたら泣くかも”っていう感じやってん。 超感動モードで家に着いたらちょうど、漬けもんをつけているおばあちゃんとばったり会って、”ホンマに走ったんか?アホやぁ”と言われてめっちゃ二人で爆笑。感動どころじゃなかった。  

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これは今日撮った思い出の”関”駅。


まぁ今日は車の乗りながら偶然思い出の場所を走って妙になつかしくなってもうたわ。 

とにもかくにも
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これは今日夕暮れに切った苔梅。今日であったおばあちゃんもやさしかった。三重県の人ってやさしいね。とりあえず持ってかえるのにすばやくテキトーに荷造りしたからはずかしい荷になってるけど。 


 さあ明日から信州行きです。 がんばるぞ〜
posted by seijun at 23:29| for ikebana , いけばな花材

2009年12月26日

中国との縁

金閣寺や銀閣寺も属する臨済宗相国寺派の本山ってなんていうお寺か知っていますか?




そう相国寺。 

今回は相国寺のなかにある、大光明寺をたずねた。


きっかけは、大光明寺の矢野謙堂住職が茶花にも使える老爺柿を庭に植えたいと探しているということで、うちで作っている老爺柿を持っていくことになったから。

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お寺を訪ねると、一般にも公開されている枯山水のお庭はもちろん、一般公開されてない裏庭も案内していただき、いろんなことを教えてもらったよ。 
  住職さんは 細かいことを気にしないひとだったのだけど、裏庭の景色はあえて内緒にしとこうか。みたこともないパワーを持ったようなモッコクの大木、すごい幹と枝ぶりの霧島躑躅、変わり葉のもみじそして庭のデザインそのもの。いやぁ目の保養になったんやけど。 まぁー載せんとこか。 


住職さんはとても花が好きなひとらしく、牡丹を買いにわざわざ大根島に行ったり、北海道から一位の苗を大量に仕入れたり、自分で庭の赤松の皮を剥いだりした話を聞くとおもしろかった。


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一般公開されているこの庭は石と苔だけで、よく見ると ”心”という字になっていた。
  そしてこの枯山水の庭のポイントにちょっとだけ牡丹が植えられていてこれも現住職が植えた黄花の洋種の牡丹らしく、それがおれにとっては茶目っ気たっぷりな風情があってよかった。

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老爺柿はいけばなや茶花や盆栽にむく中国の小型の柿。 
これも実が赤くなる品種、実が丸い品種や尖った品種、常緑の品種までいろいろある。今回は一番主な品種と、都紅という実が赤くなるやつを持ってった。

 遠い昔に中国から、遣唐使たちが持ち帰った沈丁花などが大ブームになった時代から、日本人は中国の多種多様な花や木に夢中になってきた。 おれも遣唐使に負けないような大ブームを巻き起こすような花をいつかは発見し日本にもたらしたいものです。


posted by seijun at 15:34| for ikebana , いけばな花材

2009年12月17日

見極め

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こないだ九州滞在中に出会った超ベテラン植木屋のおっちゃんと意気投合し、気が付くとそのおっちゃんと静岡空港で待ち合わせることになった。


 70歳くらいのひとやけど、そのパワフルなしゃべりと、ノリのよさ、知識の広さに、行動力の速さどれも全部気持ちよくって、一緒にいたらおもろいし勉強になる、と思ってさ、そしたら”一緒に静岡行こう”って誘ってもらって。

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静岡から関東東海地方をおれのトラックでいろんなところを回った。 すばらしい素材にも出会えた。

帰りには辛夷や年明けの咲かす予定の早咲の桜の大枝や唐桃なども切った。

 こんな時期に春の花木を切ってもうまく咲くの?と聞かれるけどそれは、それはもちろん目利きがモノをいうわけで、どの木のどの種類をいつ切れば早くうまく咲かせれるかというのは、見極めが非常に難しい。

この木はこうだから、こうしてこうすればこの時期に咲かせれる、といった感覚や技術は 毎年、何千何万という枝や植木を毎年開花調整してきた おれのオヤジや先祖から受け継いでだものであり、

まぁ企業秘密というわけです。(まだ勉強中やけど)


今回の旅で、枝を刻むおれの横で植木屋のおっちゃんも興味深そうに見ていた。花宇という仕事は植物に関するいろんな仕事をやってきた会社やけど、おれの仕事も将来どれだけ幅が広がったとしても、この開花調整と枝の見極めと切り出しだけは一番重きを置いて、おれ自身が常に第一線で一生やっていかないとだめな仕事やねん。ほかの職人に任せすぎたり、頼りすぎたら終わりだと思ってる。

来年も年明けからいろいろといけばな展のためや結婚式のためにいろんな大枝を咲かせるように奔走準備していきます。毎年のことだけど、1月から4月っていうのは、他のシーズンとがらりと変わっていちばん花宇らしい景色が見れると思います

posted by seijun at 22:27| for ikebana , いけばな花材

2009年12月15日

松風

今日は夕方までフル回転してそのあと地下足袋からスーツへ着替えて京都ブライトンホテルへひとっとび。


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いろんなジャンルの日本文化をいまに伝える人たちや、著名な美術家芸術家などが、自分と違うジャンルで活躍するひとと文化交流するための架け橋になる文字通り"虹をかける会”。
  
今日は銀閣寺花方 佐野珠寶さんの”たてはな”と、シテ方金春流の金春康之(コンパル ヤスユキ)さんの”謡”のコラボがメインやった。

 先週金曜日、雨のなか珠寶さんが自ら切り出した自然の女松が真の花と、それにあわせて金春さんが歌われた"松風”。 

 会場にいたひともみな息を呑んで見守った。

”金屏風に松”、というのはおれは普遍のジャパニズムを感じるし王道で最高にかっこいい。  周りに座っておられたひとたちが、

”長谷川等伯の松みたい。すばらしい"

と言っていたのが耳に入ってちょっとウレシイ気分やった。


長谷川等伯の絵に出てくる松ってのは、もちろん不老不死の象徴としての力強い松から文人調の風情ある華奢な松まであるもんね。


相国寺の有馬頼底館長の話もいつもにも増しておもろかった。
また、京都国立博物館の館長さんのコメントのなかで、
”われわれは事業仕分けにもひっかかることなく無事活動をさせてもらってます”  という時事的なジョークに笑わせてもらった。
 ここんとこ毎朝毎朝ニュースでレンポウ議員などのギラギラした目を見さされて、うんざりしてたからね。芸術文化も対象になってるらしいけど、この国の本当に大事にものを残すことも大切ってことを民主党が気づくのを気長に待つしかないね。
確かにもぐりやニセモノも多いかも知れんけど、日本の芸術文化に人生をかけてるひとの気持ちもわからないとあかんと思う。事業仕分けはタイムリミットが少なかったのが最大の過ちやったかもね。 


 今日もまた、慈照寺の花がたくさんの人を魅了したのを後ろで見ていて宴も終わり、その足で気分よくトラックを走らせた。いま三重県のいつものビジネスホテルに着いてこれから寝る。明日は静岡へ。

posted by seijun at 01:02| for ikebana , いけばな花材

2009年12月12日

さっき、深夜11時ごろに銀閣寺へ,
今日切り出した花材の配達を終えていま帰路についた
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今日の山は、雨も割りと強く霧が濃かった

明後日、京都での”虹をかける会”で使うデモの花材の切り出し。
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いつも銀閣寺の行くと建設中の研修道場を見上げて感慨深くなってしまう。

 
 現在銀閣寺の大書院の裏手で大規模な研修道場が建設されている。 歴史にはくわしくないおれだけど、これだけの大掛かりな工事が銀閣寺内で行われるのは歴史上初めてじゃないだろうか。

 来年完成するこの研修道場は、茶、花、香を中心に古きよき日本の日が東山文化を学び伝承していくための場所としてつくられている。 個人的にも完成が待ち遠しい。


これは本当すごいことだ。


今日も工事中の深夜の研修道場を見上げてしみじみと思った。
 

 夕方前、山を降りたあと佐野玉緒さんと研修道場の正式な名称はどうなるのかなー、なんて話しながら、

  かつて室町時代に足利義政公がプロデュースしたようなことを、いままさに、もう一度復活させる時代にいるわけで、

おれはこの研修道場の話を聞いたときから
100年後、200年後の歴史の教科書に、ここでの活動が載ることになるんやなぁと気づいたから、 そんなことを考えるといつもすごい不思議な気分になるねん。 立阿弥さんもいまの慈照寺での花の活動がこうやって広がりをみせていることに天国でよろこんでいると思う。



平成のこの時代での東山文化の復活劇が、将来 ”第二次東山文化”とか、"新東山文化”とか、そんな単語で呼ばれたりするのかなとか、考えるだけでタノシイ。 





とにかく

 そんな瞬間を目の当たりにできる時代に生まれることができて、 それだけでもおれは運がよいと思う


 

  

 
posted by seijun at 01:00| for ikebana , いけばな花材

2009年12月09日

季節はずれ


今回最後の寄った椿の生産者のところにあった椿と目があった。実はおれは椿のなかでも”玉の浦”系統の花には目がないねん。だって最高だから。

”玉の浦”は藪椿からでた突然変異を増殖したもので、その”玉の浦”から品種改良された 玉の浦・アメリカーナとや、タマビューティーなどの八重の品種もエレガントで最高。まだまだアメリカで改良された品種があるらしい。

 でも”玉の浦”は遅咲きでいけばなにはなかなか使いにくい時期に咲くのが玉に傷なんやけど、今日発見した"住之江”はもともとは"玉の浦”の子孫ではないのだけれど、同じ雰囲気をもっている。 こんなのと目が合うと照れてします。

そして飛行機の中。
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飛行機内に手荷物でつばきを持ち込むとスチュワーデスさんが慌てます。

この椿屋さんが言ってたけど、ここ数年は温暖化で影響か、いろんなつばきの花が咲く時期がどんどんはやくなっているらしい。 季節がちょっとずれてきてるんやな。

季節がずれているといえばおれの水虫。

今回コンバースのワンスターのスニーカーを何日間もはいているとあれって通気性が悪いから水虫がいまごろぶり返した。せっかく夏がすぎたと思ったのに。もうワンスターはやめよう。

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でもおれには最近お気に入りの靴があります。超お気に入り。これでおしゃれもばっちり、スリッポンなので水虫も怖くないで

KAPITAL(キャピタル)というブランドを知ってますか?

最高やであの服やさん。さっきホームページみてたんやけどヤバいよ。http://kapital.jp/

最近京都で見つけてん。 ここのズボンをはいてると”どこで買ったん?”って友達に言ってもらえてちょっとウレシイ。

 
posted by seijun at 00:24| for ikebana , いけばな花材

2009年11月18日

えにし

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今日は佐野玉緒さんと、今度の銀閣寺での三具足というしつらえに使う松を探しにとある山へ行ってきた。 

理解のあるこの山のオーナーさんのおかげでいつでもいい松が手にはいる。これは非常にありがたいことだ

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途中で佐野さんが見つけたこのしゃれ木 は非常におもしろい形をしていた。ぐっとくる感じ。


 谷と山をいい風が通りぬけて、冬のにおいがした。

いつも佐野先生と自分たちの周りにいる人のについて話すんやけど、 最終的に"本当に恵まれているなぁ”という結論に行き着く。

 

銀閣寺の文化活動に協力しているひとは奇跡に近いくらいにいい人が集まっていて、いつも佐野先生は周りのひとたちにありがたいと思っていると話しているが、それ以上に携わらせてもらっている側の人たちも代えがたい経験をさせてもらって感謝していると思う。おれもそのうちの一人。

おれは元来、自分の会社の集めた花や木の素材で、それらを扱うひとたちをバックアップするスタイルの商売をやっているが、逆にいつもうちの素材のユーザーさんたちから得るものが多すぎて頭があがらない。(さっきまで気のあう友達と中ノ島でふたりで飲んでいておもしろい仕事の相談をして帰ってきたとこなので今さらにそういう気分になっている笑) 



話は変わるけど

よく電話の対応とかで”お世話になってます” という挨拶があるけどおれはあんまり”お世話になってます”なんていう挨拶は好きじゃない。
”お世話になってます”というのはホンマは挨拶じゃなくてお礼やと思ってるから。
 例えば1回しか会ったことないひとに電話で、
 "もしもし、いつもお世話になってます” なんて言われると
”まだお世話してないやんけ!”と突っ込んでしまいたくなります。笑 悪気はないにしてもね。だから自分は世話になってないひとには"お世話になってます”とわざわざ言わないように心がけてる。

でもいい関係ができてるかな、と思えるひとに"お世話になってます"といわれるとうれしいやん。もっと言うと、自分が本当にお世話になってるひとには”お世話になってます”と言うと、言った自分がうれしい。”この人には世話になってる”という自覚からこっちも絶対恩返ししよう、って思えるから。いつもはわざわざ口にださないことも多いけど、もちろん口に出さなくてもそう思えるひとはたくさんいるよ。


 最近こうやって毎日過ごせるのも周りのひとのおかげやなぁと、29になってようやくすこしづつわかったような気分になれた



 今日は山のてっぺんの岩場で、そんな話をしてそんなことを考えて、また、松の枝に目移りしながら山をおりた




 
posted by seijun at 23:58| for ikebana , いけばな花材

2009年11月15日

秋と冬のあいだの毎日

最近は野山を駈けずり回っていろんないけばなの仕事の素材を集めているとても気持ちいい毎日。枝を切りに行っては会社に持って帰る繰り返し。
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奥に見えるのは今年最後のインド鶏頭

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500人分のいけばな稽古に使われる白椿。この量やとおれと正二さんで木に登り初めてから荷造りまで2時間くらいでヤる。

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例えばいけばな展があると、それに使える植物はうちの温室で約500種類以上の植物は常にいつでもそろえれるようになっている。
posted by seijun at 22:51| for ikebana , いけばな花材

2009年11月13日

realized

今日は、いけばなで使う白玉椿の枝を1000本ほど切るために午前中は木の上で過ごした。

  実は昨日の未明、嵐のような和歌山の海で 大雨警報がでてる激しい雷雨のあとの荒れまくった海で波のりして、そのあとも忙しいスケジュールをこなしていたから今日は木の上でちょっとだけ体が疲れ気味やった。



そういえば今夜のテレビの、奇跡体験アンビリーバボーにでてた西宮冷蔵の社長さんの生き方が忘れられない。


 彼は真の男やと思います。かっこええひとや
posted by seijun at 00:12| for ikebana , いけばな花材

2009年11月08日

エエおっちゃんのありがたいことば

今日は銀閣寺をでたあと、 京都の老舗の花材屋さんへ配達に寄りそのあと


いけばな 東山未生流の総本山 本隆寺を訪れた。

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今回の花展を招待してくれたこのお寺の花務長 今枝靖甫さんとはおじいちゃんの代からの付き合いだ。(おれは子供のころから知っているので気軽に"今枝さん”と呼んでしまうんやけど)

前々からこの本隆寺での花会を見てみたいと思っていてようやく何年越しにみることができた。

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藪さんざしと杜若。真のヤブサンのひとつの枝の本当にいいところをとく見てよく活かしてはるなぁと感心した。こういう小さな花にも心が留まります。

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”さすがにベトナム椿でお生花を活けたのは初めてやろ”。と晴れ姿の今枝さん。 
  そうやね、今枝さん、特にそのベトナム椿は普通のハイドゥンじゃなくて、もっと小輪の花の珍しいタイプやで。しかも枝先に花が全部のっている。


この花展はぶらっと会場にきたもんだから、”よう来てくれたなぁ!” と今枝さんはたいそう喜んでくれた。
 お抹茶をいただきながら73歳の大ベテランと並んで温かい縁側を見ながら花話に花を咲かせているとすっげえうれしい気分になった。 

今枝さんは昔話をしてくれた。

 おれはいま縁があって世界中いろんなところに行って仕事させてもらってるととか、銀閣寺でのいけばなの稽古を通していろんなことを学ばさせてもらってること、できるだけいろんな流派の花展に足を運んで勉強してることなどを話すと、

”ほんまにええことや。いろんなもんみて勉強せなあかん。アンタは親の元気なうちに思いっきりいろんな経験しいやー ”

と言ってくれた。



そういえばたまたま今日行った老舗の花材屋のオヤジさんも
"いまのうちに遊んどかなあかん”と言っていたっけなぁ。 


エエおっちゃんたちやなぁー

ではお言葉に甘えさせてもらって 思いっきりいろんなことやってみようと思う 
posted by seijun at 23:04| for ikebana , いけばな花材

2009年11月01日

癒された

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これはフランスの種苗会社から手に入れたパーキンソニアという花木の枝を使った作品。 今回の個展ではBC300〜BC600くらいの時代の古代ペルシャの花器でほぼ統一された作品が30作?ほどあった。 訪れたひとでよく見ているひとは、故・安部豊武先生の花を彷彿させる作品がいくつかあって、感心してしまうことも多かったはず。

安部先生とは先々代の西畠卯之松(おれのおじいちゃん)からの付き合いで、 冨美子先生のご主人といえば知る人ぞ知る故・安部豊武先生、稀代のアーティストだ。 またおれの親父にいけばなを教えた師匠でもある。

 
 今回の”安部冨美子の会”にはおれのオヤジが活けこみを手伝いに行った。活け込みの手伝いはオヤジにとってたぶん20年ぶりくらいじゃないかなぁと思う。少なくともおれは初めて聞いたわ。相当の気合のいれようやったね。
 
  一流の花人にとって、そのひとのために身を挺して花を探したり、親身になって仕事に協力できるサポーターがいることは必要不可欠やと思うんやけど、

 逆におれたちみたいな職人にとっても”このひとの為なら人肌脱いだる”って思わせる花人がいることもまた必要なんやと思う。そういう人がいることでもっと上にいけるから。 




安部先生と写メを撮って満足したらその足で銀閣寺へお月見会へ。



今回もたくさんの同仁たちが集まり、極上の空気のなかでステキなときをすごせました。 

 去年もある意味ステキな経験 をした http://blog.hanau.jp/article/19415217.html





 ところで銀閣寺の東求堂には同仁斎と呼ばれる四畳半の部屋がある。かつての足利義政さんが書斎として使っていた場所だ。

昨夜初めて夜に入ったんやけど 

もうあれは 言葉にできん!

っていうくらいの美しさやった 

 
世界中のひとがこれを見たら戦争はなくなるのかも知れないな、と思った

 






 便利さが優先し、ただ目の前の利益に惑わされる昨今で、
そんな現状にも目をそむけず心を穏やかに過ごすひとつのきっかけとして銀閣慈照寺が花道場を開いてくれたおかげでおれたちは今日も救われている。 

 
 今日の朝起きるとひさしぶりにめっちゃ気分がよかったわ。

あ〜 おれ大復活!

"今日はえらい気分がええわ!”と嫁ちゃんに言うと、

"昨日の銀閣寺に癒してもらったんちゃうの”

と言っていた

そら葛根湯のおかげじゃないわな。




 
posted by seijun at 21:20| for ikebana , いけばな花材

2009年10月25日

テレ

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今日の仕事場は伊勢の山奥のちいさな村。



この村にはもう5、6年ほど通っている。いけばなのお稽古で使う花材を調達提供するのはうちの主たる業務のひとつだけれど、お稽古で使う季節の花材でも特にベテランの師範先生方が特別な稽古で使われるこだわった花材はおれたちみたいな職人に依頼される。
今日の獲物は枇杷の古木。枇杷の枝と言ってもそこら辺にある枇杷の木のよくしまってそうな枝ぶりの木を選んで切っているだけの仕事ではなく、枇杷にもいろいろあって、おれが毎度さがすのは”在来の枇杷”と呼ばれるいわば野生種に近いもの。これは特に年数のくれた木は、食用に植えられた枇杷の木では見つけられないような小さく締まった葉になるし枝先は細かい動いているので投げ入れ花などによく映える。
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親切な村の人たちのありがたい協力によって今回もスムーズに進んだ。今日はわざわざ区長さんまで出てきていただいた。地方に行くと地元の人にやさしくしてもらうとちょっとのことでもいちいち感激してしまうし、”若いのにえらいねぇ”なんて言われるとちょっと照れくさくなります。地方の仕事はたのしい。


 疲れているけど体のキレは悪くなく、木の上で作業した時間は2時間もかからなかった。


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いまは合計千人以上のひとの特別な稽古花の花材を調達するために走り回っている。最近ブログを更新してなかったらみんなに”どうした?”とかなり言われました。アクセスも一日1000以下になっちゃった。
 いつもとかわらず普段の仕事を淡々をこなしながらちょっこりサーフィンにも出かけてたよ。 そういえばあんまり普段の仕事のことをブログにアップしないからこれからはもうちょい普段の業務のことも差し支えない程度にアップしてゆきます。

 昨日は休みやったから四国で一日夢中で波のりをし超気持ちよかった。 あんまり寝てないのと疲れで夕方波待ちをしながらボードの上で浮いていると頭がくらくらした。市吉さんに借りたウェットスーツは非常に動きやすかった。


夕方寒くなってくると海の上で体が冷えてちょっと勇気を出して
”おしっこしていい?”と市吉さんに聞くと”いいよ”と答えてくれた。

人に借りたウェットのなかでションベンをこいたら、いつもと同じようにじわっとぬくいんだけど、おれはなんだかちょっと照れくさい気分になった。



 そうそう、最近 おれちょっといいことが続いててさ、ちょっと照れくさくなることが多いような気がするよ。


 



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2009年10月14日

ビビんな、オラっ

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朝はカレー。

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そしてメガシャキ

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そして自分で毎朝入れるスターバックスのコーヒー

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仕上げにアポロでテンションをあげる

遠出で花切りに行くときは朝早くからバンを飛ばす。そういうのを繰り返していると車のなかでのメシをいかにたのしむかが重要。
大好きなスターバックスのコーヒーを入れることを今年初めて覚えた28歳は朝現場に向かうまえの一杯がたのしみやねん。毎回味hが違うが気にしない

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今日のメインの獲物はいろんないけばな展で使う桐の枝。



川に上に枝が広がっていて相当びびったよ。
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切り出しの修行を始めた一年目は桐の木から落ちて死ぬ夢を見たことがあって、なんといっても桐は数ある木のなかで一番折れやすい。そしてめちゃめちゃ軽い。 今日の木は揺れて揺れてさすがにびびったぜ。慎重に体のバランスを取るねん。落ちたら即死やしな。 

で木の上でビビってたら

”ビビんな、オラっ!”

って誰かが言うねん。


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これが桐の花のつぼみ。わざわざ何時間も走って切りに来るだけのもの。花がしまってるやろ。そこらで見かける桐の枝と全然ちがう。枝のしまりもよかった。秋の花材は寿命が短い。でも桐のつぼみは一ヶ月くらいもつのでこの時期には重宝する。


でもびびった時に切り落とした枝の一部を川に落としてしまった。

この木の持ち主さんはそんな高い枝を切ってくれて本当に助かったよ、と逆にお礼を言われた。

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これは今日切った最高級の苔の付いた躑躅(つつじ)。写景、琳派の花にむいている。 
 依頼された仕事の内容によってわざわざ遠くまでいいものを切りに行くときもあれば近場で済ませるときももちろんある。予算によるからね。 
posted by seijun at 19:45| for ikebana , いけばな花材

2009年10月13日

オススメいけばな展

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そろそろいけばなシーズンが盛り上がってきました。

もうすぐ日本いけばな芸術展が京都高島屋でおこなわれるなぁ。


あまり花宇の花材を使ったいろんな流派の美しい作品を載せたりしないにも関わらず、このブログをみて ”いけばなに興味を持った!” ”いけばなってすごいと思う” という声をよく耳にするようになった。これは非常にありがたい話です。 



日本いけばな芸術展は、いろんな流派の名手が一斉に集う花会。
いけばなにもいろんな流派があるし、
 いい花、うまい花という意味でなくても、やはり趣味でやっている人の花と、花に人生を賭けている人やそれが生活の柱になっている人の花はやはり違います。

”いけばなを習いたい、けどどの流派に行ったらいいか迷ってる”というひとは自分がどのスタイルの花が好きがそこに行けばわかるかもしれんしなぁ 

だからこういう諸流展は、いけばな展を見たことないひとにもお勧めやし、前々からいけばな展を見てみたかったひと、ちょっと興味を持ってる人、 ”暇つぶしにでも行ってみるか”と思うひと、ぜひその軽いケツを持ち上げて見に行ってください。そして度肝を抜かれてください。 

おれも金曜日に行くよ


高島屋ではすでにこの展示会期間中の人だかりに備えて準備しているみたい。すごくにぎわっていると思う。

期間:
   前期展:10月14日(水) → 16日(金)
   後期展:10月17日(土) → 19日(月)
posted by seijun at 23:39| for ikebana , いけばな花材

2009年10月12日

ひさしぶりの銀閣寺

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もう何ヶ月もご無沙汰だった

今日の花材は鶏頭、すすき。

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鶏頭は寛永時代の池坊の専好立花の本などにもよく真の花材をして登場する古い花材だけに日本古来の花と思いがちやけど、もともと奈良時代に中国から渡来したと言われていて、 けどおれは、もともとはインドから中国にわたったものと推測する。鶏頭はもともと熱帯から亜熱帯に分布する花だし、仏教やインド拳法のようにインド→中国→日本というふうに伝わったものは文化や物資だけではなく花もそうだったという推測はいちいち文献で調べなくてもカンでわかるねん。 

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 ところで専好立花の本をみていると やはり昔のひとはえらいもんで、鶏頭といってもクビがねじれてひねたものや風情のある鶏頭などをわざわざ好んで使っている。これはその時代に草花であってもそういう風情のある姿のものを探した人間がいた、という証拠にほかならない。 現代の花屋にならんでいる鶏頭は工場製品のように頭が丸くきれいにできていておれにはいささか違和感を感じる。これは久留米鶏頭に代表される日本で普及している園芸種であるが、なぜそれとは全く違う花宇の鶏頭がいけばな作家に人気があるかというと、そういう絵にでてくるようなおもしろいカタチをしたものが多いから。それは20年ほどまえにおれのオヤジがインドへ行ったときに生えていた鶏頭の種を採取したもの。 だからうちの鶏頭は日本の生産者が作っているものと全然ちがう。うちの鶏頭をお化け鶏頭と呼ぶひともいるがおれたちは会社内ではうちの鶏頭のことをインド鶏頭と呼んでいる。

 不思議なことに専好立花にでてくる絵はこのインド鶏頭に近いものが描かれていることが多いのに気がつく。 そう幹や花が鶏冠状にべったりとひらべったくなっているものだ。もともとインドに自生する鶏頭本来の姿。 これは日本に鶏頭が伝わったころはまだ原産地と同じような性質のものが自然に帰化し(もしくは栽培され)ていたということで、時代が流れ花も産業化されていく上で品種改良され花が丸くて商業ベースにのった丸い花の鶏頭が普及していったというとこやと思う。 時代が流れて、うちのオヤジがインドへ出向き、採取したことにより、またこの国に本来のインドの鶏頭が蘇ったということ。つまりうちの鶏頭は他の生産者の鶏頭に比べて極端に原種にちかいものということだ。

現代の花人も本能的にどういう鶏頭が使いたいか知っているねん。
それが投げ入れ花であろうが、立花であろうが、琳派の花であろうが、文人調の花であろうが、写景であろうが、自由花であろうが、本当は原種の姿を求めているはず。

 昨日載せた大きな鶏頭も今日活けた鶏頭も同じ遺伝子を持った鶏頭やけど、これは用途別におれたちが育て分けているから大きさが違うだけで、どのサイズにせよそれぞれにインド鶏頭の特徴がある。また、普通の生産者なら時期になれは同じ長さに切りそろえて計画通りに順番に市場に出荷していくものだけれどもうちは完全オーダー制で注文してもらった人のその仕事その仕事に応じたものを切って出荷するだけ。その年の注文量にもよってはもちろん余ることもあるけど、もったいないからと言って市場に出荷してセリにかけるようなことはしない。それなら枯らしたほうがまだマシやからね。

今度の14日の朝5時20分から5分くらい朝日放送におれ出るねんけどちょうど鶏頭畑で仕事してる景色もでると思います。

というようなところが花宇の鶏頭話やねんけど、なんでよくおれがブログに鶏頭を載せたり書いたりするかというとそれは自分で毎年毎回いつみても感動するものだから。
そして今日も日本のどこかでだれかがこの鶏頭を活けてくれている。(ダライラマさんにも聞いてほしい話やで )

まぁ、というようなマニアックな話を20代のおれが60代や70代のかたたちと話をしたりできるのも慈照寺花道場の魅力です。

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今日は特に気持ちよく花に向き合えた。やはり、月に一回はこうやって心を沈めて花と向き合う時間が大切やなぁと感じた。

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鶏頭の十四五本もありぬべし    正岡子規

正二さんの切ったすすきを鶏頭にあわせ、銀閣寺の裏山の花材畑で育つホトトギスの花を活けた。自分のオヤジが育てた職人の草花を活けるのもまたオツでおもしろい。ちょうどよい曲がりに葉が細かい間隔でついた風情のあるものを選んで切ってくれている。つまり稽古花のサイズに切ってもちゃんと葉数がおおいので使いやすい 



ちなみにこの鶏頭は今年から取り組んでいる社会福祉法人”陽気会”を利用する知的障害者さんたちと一緒に育てたものだ。
お寺で修行する福田さんが”いままで鶏頭っていう花に心を許してなかったんです。でもこの鶏頭を見て好きになった”と今日言ってくれたのだけれど、これはおれにとったら最高のひとことだ、一人のひとにひとつの花を記憶してもらったり好きになってもらうきっかけを作ることことはとてもいいことだから。 おれはオヤジの採ってきた種や知的障害者のかたの力を借りて確実にいいことをしている。

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今日はお寺をでたあと、京田辺にオープンしたギャラリーを訪ねた。これは知り合いのアーティストさんが紹介してくれたGENETOという設計事務所が手掛けたもので、室内が段々畑のようになっていておもろかった。 
 初めて会ったひとには決まって花宇って”どんな仕事?”と聞かれるけど説明がムズカシイ。けど今日も聞かれると”おれの目からみて市場やそこら辺にある花や植木や観葉でかっこいいなと思うものって本当に少ない、だから自分でかっこいいなと思うものや”その場所にはそのカタチ”という任意の花を探す仕事”と説明した。
 花でも植木でも、関係なく結局、あの銅器に活けるすすきの葉数や鶏頭のカタチなどにこだわるような意識がおれたちの仕事の根本やなぁと自分で認識した。


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今日は夜まで京都にいた。納品がてら友達の作家さんたちの仕事をプレゼンしに京都駅に行ったらちょうど京都タワーが見えた。
別に深い意味はないけど



posted by seijun at 00:39| for ikebana , いけばな花材

2009年10月10日

役たたずの台風やな

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対策をしておいたとはいえ、鶏頭はボコボコに折られたわ。 今年は天候がよくなかったから軸の太くてしっかりしたものよりひょろりと3mに伸びたものが多かった。 ので特に被害が大きかったんやなぁ。
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今回の台風にびびったのは裏の駐車場の柳の木が太ももくらいの大きさでばっくり折れていたこと。
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前にも書いたけど柳というのは幹の部分はすごくしっかりしていて枝は非常に柔軟で強風にも大雪にも逆らわず流す木だから台風なんかに負けないはずなのに。

 ”もしや”と思って折れた面をみたら”やっぱりね”。

幹のなかに虫が巣をしていたよ。いくら幹がしっかりしているように見えても中身がスカスカなら、そら、あかんわな。男も同じやな。 

あと今回の台風のあとなので、今週末はいい波があるだろうと期待していたけれど全然波がなくて今日サーフィンいけんかった!
 
 いったいあの台風はわざわざなにしに来たのだろう?
posted by seijun at 14:17| for ikebana , いけばな花材

2009年10月04日

繊維のかたまり

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agave ferox variegata new.

美しい。サメみたいやわ

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いろんな国に植物を求めてでかけるけれども、どの国にいってもわりと目ざとく探す植物のひとつにアガベがある。アガベは世界中わりとどの大陸にいっても独特のものを見かけるし愛好家も多いので園芸品種も多い。日本でもはやってる。
 アガベの仲間はテキーラの原料になるもの(アガベ テキーラナ)や、サイザル麻(アガベ サイザラナ)など有用植物などもありまた耐寒性にすぐれたものは造園材料にもなる

 この貴重なアガベ フェロックスの斑入りは大事に多肉畑の親木として育てている。でも今日はこのおもしろい素材をいけばな展の注文でメッタメタに切りました。愛好家から”ひえ〜!”と聞こえてきそうだけれども。
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posted by seijun at 22:20| for ikebana , いけばな花材

2009年10月01日

朝日放送 取材当日

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今日は朝日放送のかたが一日密着取材にこられて、普段は敬語を使い慣れていないおれがカメラの前ではちょっとよそいきに早変わり(笑)、撮影のおかげでわりと礼儀正しく一日をすごせました。

 
 桂アナウンサーが文字どおり体当たりでいろんな植物と触れ合われたよ。
”このオリーブ、手が回らない〜”と桂アナ。
 抱きつかれてちょっとテレ顔のオリーブくん。

そうやなぁ 日本で生産されているオリーブで一番太いものでも電柱くらいやもんな。

みたことのない植物と出会うスタッフのリアクションを見ているとあらためて植物のぱわーを感じました。
取材もほんまに熱心なディレクターさんの姿をみて感心するばかり。

これはおはようコールという朝5時からやっている番組で今月の14日か15日に放送されるみたいです。 



 
posted by seijun at 19:52| for ikebana , いけばな花材