2012年04月19日

最終回

そろそろ日本の桜前線もかなり北まできたかな?


 先日、桜を見上げよう sakura projectについて、コメントを手書きで書くことがあって、思い出していくと、どんどん気持ちがあふれてきた。

結果的に、あのプロジェクトは、たくさんのニュース番組・新聞社などで取り上げてもらうことになり、いまでも反響がすごい。明るいニュースが少ないなかで 花が咲いた!っていうのがニュースになるなんて、ステキなことじゃないのかなと思っている。  おれも多少貢献はしたとは思うけど、たくさんの心あるメンバーが力をあわせてやったわけで、自分がやった、といえないからこそ、恥ずかしがることなく、誇りをもって自慢できます。 
 政治家にみてほしかったという、ちょっと背伸びした感覚と、とにかくたくさんのひとに見てもらい何かを感じてもらいたいという感覚があったのだけれど、そんなちっちゃな心配はあの桜の圧倒的なメッセージ力がぶっとばしてくれたように思う。

おれはアーティストではないから、あそこで美しい桜のアートを見せたいという気持ちじゃなくって、とにかくいろんな色や形がしたものがひとつになっている、ということが一番よかったといまさら思う。そういう趣旨やったから。。わらるやんね。 いまでも毎日あの桜の反響におどろいているが、まずは、あのひとつになった桜が、 自分のことを特別と思っているひとも、自分のことを普通と思っているひとも、結局みんな同じ。 そうだって言えばそうやし、そうじゃないって言えばそうじゃないってことを、教えてくれてるとおもったらロマンチックやな。
  運ぶ途中でちょっと花びらが傷ついた桜も、満開にはなれなかったけど顔をのぞかせてくれた桜も、 全然違う性質どおしの桜がくっついているのも、おれには全部おなじように愛おしく思えています。



花が咲くという現象は、ゴールではなくて、 花は古来から実をならせるための生理現象ということから、何かが始まる前兆の象徴とされてきた、とおれいつも言ってるけど、

この桜の季節、去年の日本と今年の日本では全然空気が違うと思わないすか。 きっと今年のみんなの桜を見る目を違ったはず。 花を見て美しいと思えたりかわいいと思えるのは、実は、その見るひとの精神状態に大きく影響するねん。 今年の桜は、みんなきっとすなおに”きれい”と受け入れれるし、 なによりまた、前に向かってはじまる象徴だと信じています。






最近はおれはずっと南半球で大仕事に没頭しています。
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もう帰る頃には今年の桜はみることができないと思う。さみしいなぁと思いつつ、だからこそせっかく日本にいてるみんなには一年に限られた時間しか見れないものに感謝して満喫してほしいと思います。

おれにも最近、転機が訪れました。

 たくさんの友達に薦められて書き始めたこのブログ。大げさやけど、”決して世に出してはいけない仕事”といわれてた花宇の仕事を差し支えない程度にすこしだけ書いてきた。 当初は、花宇がHPを持つと計画しただけで、泣きながら”それだけはやめてほしい”といわれたくらい、嫉妬されていたのもわかっていたし、おれたちが数ある花や植物の仕事の陰で動いているということを、別に世に発表したかったわけじゃなくて、なんというか、舞台裏から業界を眺めてきて、そろそろ限界にきているし、なにが大切かっていうことを知ってもらわないと、と思って大真面目に書いてきた。

 デザインを頼んだ友達がたまたまつけた ”plant hunter” という題名。 自分でも”さすがに大きくでたかなぁ”と思いながらも、”おれの個人のブログやし、まあいっか”と最初は軽い気持ちで書いていたんやけど、 ”命を懸けて植物を収集する職業をplant hunterと呼ぶなら、いっそのこと、この世間に知られていない伝統ある貴重な職業をすこしでも理解してもらえたら”、と思って書くようになり、  いつの間にかおれの人生を変えるほど大きなものになりました。 本当に得ることが多くて。 
 でも始まりがあれば、終わりもある。  いろいろ考えた結果、今回で、このブログも終わることにしました。

 いつも、出稼ぎから帰って、花宇に着くと、”よくこれだけの仕事をこの人数でこなしているなぁ”とつくづく自分で自分の会社がすごい会社やなぁと思う。(そりゃ社長と正二と藤原と、浜田さんのおかげなのだけれど) でも、これからは、本物の花宇の仕事はやはりもうすこし奥の引き出しに大切にしまっておくことにしようと思う。


 このブログを通して、たくさんの方々に応援してもらい、出会いがあり、本当に本当にやってよかったと思っていて、毎日 大好きな植物のことばかり話せたし、時にはストレスを発散させたりもしたし、たくさんの大切なひとが登場したし、自分の孤独感を自分で癒した日とか、ダイヤモンドみたいなエピソードもたくさんあって。 人の運命をたくさん変えちゃったりもした。 責任も愛もたっぷりや! って感じだけに、それだけ思い入れのあるこのブログを終えるのは正直寂しいです。
 
 
けど、 ”はじまらなければ、終わることもないのかな。。。”と思いながらも、はじめたからこそいま、終わって気づくこともたくさんあります。 植物や人との出会いの日々の記録は、まさに自分の人生にちょっとした花を添えてくれたきっかけでした。 




最近おれ、 運気について考えるようになって、  
 ちょっとしたことが転機が降りてきたこともあって、両親からもらった ”清順” という名前がすごいパワーを持っていると知りました。   仏教の考えかたを真剣に教えてもらう機会に恵まれ、提案をいただき、改名ではないんですけど、これからは、苗字をとり、”清順”という名前でおれもまた、より一層がんばっていきたいと思います。むずかしい話はおいといて、 まあいうたら、清順で呼んでな〜、というだけなんですけど。

 


終わったら、また新しい世界が始まる。花が咲いたあとには、なにかが始まる気がして。おれはまだまだよちよち歩きやけど、確実に前に進んでゆきたいと思っています。 



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  実は、すでに4月1日より、あたらしくなった日記をずっと書いていて、 笑

またそのうち公開するので、 なんとなく見つけてほしいです。
どちらにせよ、おれは一方通行、花の奇跡を信じないひとはみてもしょうがないかもしれない話かもしれませんが、これからのこの人生も、変わらず、全部植物に捧げていく覚悟ですのでよろしくおねがします 清順 拝

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posted by seijun at 08:39| for dreamer , 男の夢とロマン