2012年03月03日

牧野富太郎という、巨人

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日本列島・桜探しの旅は寒いところから順調に進み、昨日今日では徳島県・高知県・そして地元兵庫で桜を採集した。 

 徳島では日本を代表するビッグウェーバーの櫛本喜彦さんから桜を分けていただいた。いつもサーフィンにくる海はとてもおだやかで桜に登っていると暑かった。

兵庫県では淡路夢舞台・奇跡の星の植物館のプロデューサーの辻本智子さんから。荷造り作業まで手伝ってもらった。でかい桜をゲット。

 そして、忘れられない衝撃が高知で。 


 
牧野富太郎さん。


牧野植物園はおれにとってずっと聖地。


おれがここでいろいろ言っても、牧野植物園のそのとてつもないすごさは伝わらない自信があるので話さないことにするが、、、

 とにかく、そこで”センダイヤ”という牧野さんが名付けた貴重な山桜の枝を分けていただいた。
その後、広報の小松さんという熱心な方に園内を案内してもらいながら牧野富太郎さんの話を聞いていて、その衝撃があまりにも強烈で、というか正直、ショックにも近いものがあって。

 
牧野富太郎はかっこよすぎました。


おれね、この業界で働き始めて 

 いろんな大人を見てきたんやけど、


 花や植木に一生を捧げるかっこいい大人の背中もたくさん見てきたけど、 ”こういう大人にはなりたくないな”と思える大人もけっこう多かったように思う。 特にいけばなの世界にいる大人は舞台裏からみていると、義理人情は欠落していて金もうけばかりかんがえていたり、うわべのうそばかり並べていたり、殻から抜け出せないダサい大人が多かったり。

でも最近はいろんな人との出会いもどんどん増えて、”この人かっこいい!” と素直に思える大人に出会う機会が増えた。


 一般的な話で、 大人たちが”近頃の若者は。。。”とよく考えることがあるとしたら、

 逆におれたちみたいに死に物狂いでなにかに打ち込んでいる若者もまた、ある意味、若者目線でいつも鋭く大人たちを見ているもんだ。 

 
  で、そうやって日本を動かしているかっこいい大人が、おれのような若者にすっげえ刺激を与えてくれてると思う。    牧野さんもまさにそんなひとでした。
 


 
 
 


  牧野植物園の資料館で、初めて牧野さんのことをすこし触れて、本当に大切なことに気づけたような気がする





 ” ちっちゃく生きるなよ!  ”

 
と言われている気がしました。




とにかく牧野さんはあまりにも知的で、センスがよくて、ど変態で、努力家で、情熱の塊りのひとだ。
 
 カタカナ表記の”プラントハンター”っていう仕事は彼のためにあるのだと思う。

 さて、そこでおれ自身を考えてみた。

時代も移り、たくさんの新種の記載がすでになされている現代で、新種を発見することはもう誰も彼に勝てる確率はない、だからこそちょうど思っていたとおりおれは違う分野で勝負していこうと思う。 プラントハンターの仕事って、新たな植物を発見するだけではなく、これからの時代は植物の新たな可能性や魅力を発見することも重要だっていうことを。




 
 もうひとつ。 牧野さんは生前、 ”本当に植物が好きな人間は最終的に植物園をつくるべし”という言葉を残していたけど、 牧野さんがこれだけのものをすでに日本に残しているんやから、


 思ったとおり、 やはりおれには、まずはいま準備を進めている全く新しいタイプの植物園の立ち上げに精進するしかないな、と改めて思った 

最近いろんな場所で、秘密のプロジェクトを同時進行でやっているけれど最終的には全部つながっていくんやと思う
posted by seijun at 23:31| for dreamer , 男の夢とロマン