2012年02月25日

旅 桜 人 日本




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飛行機を乗り継いで全国を旅し、おれの運転するトラックのここ2週間の走行距離は2400キロを越えた。 もうすこしだ。



 いま、47都道府県を旅して、思い思いのつまった桜を集めている。



北海道から南下してきて、 宮城県や岩手県では花を使った支援活動をしている方々と知り合いが多かったりしたことと、 津波の最高到達地点に桜を植える桜並木プロジェクトの桜野さんhttp://sakuranamiki.jpn.org/の協力のおかげでたくさんの桜の枝が集まった。 気仙沼から南三陸へ、石巻や、また北上し、陸前高田へ、そして大船渡。東北の方々、みな、温かかった。



 
 ひさしぶりに花宇にかえってくると、激務をこなしつづけてくれているうちの面々と、仕事場や開花調整の温室に山盛りになった花や木が咲いたり、出荷待ちの開花調整された花木が山積みになっていて、ああ、おれだけじゃないなと思った。


おれが毎日安心して前線で走りまわれるのは、後衛してくれているベテランスタッフのおかげだと毎日思う、親父も最近 相当気合がはいっているみたい。



 この歳にしてはいろいろな国に行っていろんな文化に触れれる機会があるほうやと思うけど、最近は世界中を旅すれば旅するほど日本への愛情が深まる。

 
雄大な阿蘇村のふもとで桜に登りながらちっさくてかわいい電車をみた景色も、北海道で深い雪に埋もれている桜を掘り起こした日も、みなに見守られ津波に耐えた桜に登って枝を切ったあのときも、箭内さんが一生懸命のこぎりを引いている姿も、ビジネスホテルで毎晩桜のことを考える日々も、見ただけで涙がでるような美しい冬の猪苗代湖も。 あの滝桜に誓ったときも。


日本はそのときそのときの四季があり、その季節とともにその情景と花に出会えることはすばらしいことだと思う。


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この旅で、気仙沼の清涼院というお寺の住職さんが言ってたことにおれは胸を打たれてさ、それがいまでも忘れられない。

 ”毎年春になるとみんなこの桜の下に集まって花見をして宴会をしてきた。去年は震災があって、花見をするかどうか迷ったけど、結局みんなで集まって花見をした。  きっかけは不純だっていい、大切なのは人が集うこと。いいことも悪いことも、誰かと話しができるのは生きているからこそ。”

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集めた巨大な枝を温室に入れたり適切な場所に保管し、きたるべき日に花芽をあわせていく

先週は沖縄の仲間から、咲き終わっているはず沖縄の桜のなかから、奇跡的にまだ咲いていない桜の枝がたった2本空輸で届いた。 いまは冷蔵庫に咲かないように保存している。

 
 みんなが集まる理由に、春の桜、しかも一足早く47都道府県の桜が大きくひとつとなって一斉に咲くのを見に行こう、というほどいい理由はないのではないんとちゃうか。 

 現代のプラントハンターの仕事は植物を探すだけではなく、その植物や花の価値をも、再発見し伝えることも仕事のひとつだと思う。

 前代未聞の難題に挑戦するうえで、ましてやそれがすこしでも支援につながるのなら正義感を差し引いたとしても、おれは明日も真剣に桜のことを考えたいと思う。

posted by seijun at 23:14| for dreamer , 男の夢とロマン