2011年07月09日

慈照寺国際交流プログラム in香港 



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去年12月以来となる 京都銀閣寺の ”慈照寺国際文化交流プログラム”のお手伝いで、香港へ





今年三月、   ”撮影で使う”と花材をいつものように探しにきた珠寶先生が、うちの花材倉庫を周りながら手に取ったのは、ある意味いつもと違う雰囲気のものだった


                                                                              
 枯れたひまわり、 

 枯れたトックリヤシの葉っぱの軸、

 乾燥させるために倉庫にぶら下げていた”こんぶ”のような黒いアンスリウムの葉 

 そして山から下ろしてきたばかりの、まだ泥がついてるんじゃないかと思うような松のしゃれ木、 など。 














その撮影のとき立てられた花をおれはみることがなかったが、今回香港にきて、展示されていた背丈ほどもある”作品”としての写真のなかにいた、先生のたてはなと対面した。

展示されていた作品は全部で五作。


    reborn -ikebana  と記されていた




写真を見てまず確かに今回の花に対する彼女のモチベーションが高さは感じた。しかし、というよりは、”力を振り絞った感がある”といったほうが正しいかもしれない。

その花たちはいつもにも増して美しく、見る人はまずクオリティーの高さに目がいきそうなくらいだったけど、 どこかに影があるような。。。
  
”その花を活けてからすごくしんどくなって、1ヶ月ほど気持ちを引きづった”と、後に本人から聞いた。





そういえば、 東日本大震災の直後だったような気がする





  この一連の流れは香港で行われたアートイベントの主催者から 熱烈なラブコールを受け、それに銀閣寺と珠寶先生が応える形だったと思う

 また、写真展示だけではなく、たくさんのアーティストや文化人が集まるオープニングセレモニーでの デモンスレーションもあったので、日本から持ってった花材に加えて現地で支援しださっている方の山で花材調達をし本番を迎えた


おれ自身は 今回の本番中は 活け手の後ろに控える介添人を務めさせていただいていて、(茶会で言う水屋の仕事にちかいかも) 活け手の 手の動きや花の置き方、呼吸をみて、つぎに何をするか判断して花や道具を下げたりする。一時も目を離せない。。 なにが言いたいかというと、自分の状況上、デモの様子の写真を撮れていないということ。   みなさん  ごめんなさい。  しかし、 すばらしい花が活けあがりました。


 写真展示のほうでは、いろんな意味で重量感のある五作品の最後に、 銀閣寺裏の花桃の畑から採れた つくし と雑草を活けた 小さな”立て花”があるのを見て 救われたひともいると思う。
  

 今回の デモでの花も、 そんな 赤ちゃんみたいな 花だったと思う



 佐野珠寶という花人も その真こそ変わることがないが、こういう回を重ねるごとに、どんどん進化(変化)していっているなぁ と横から見ていて改めて感じたデモンストレーションでした。  


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posted by seijun at 22:17| for ikebana , いけばな花材