2011年01月06日

本物志向

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今日は南青山のにある、45rpm という服屋さんに黒松を搬入していた





その45rpmの新年会のディレクションをしている、石澤由美子さんの依頼だった


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おれが注目している花人のひとりで、 石澤さんとはひょんな縁で知り合った。 昨年プラントハンターをテレビで観た彼女のお父さんが、”自分の娘と一緒に仕事したらええのに”と思ってくれたらしく、石澤さんにうちのことを話したことから、興味を持ってくれてある日突然電話がかかってきた。 
 そのとき初めて話した印象が深くて、 すごく花に対してまっすぐなひとやなぁと感心したのを覚えている。それから幾度となく石澤さんの現場で花宇の花材を使ってもらってる。 

 花に対する姿勢も素材に対する意識も非常に高く、目も肥えている。そんなひとだから、おれたちが用意する枝一本の価値がどういうものか、わかってもらえる。若いおれが言うと変に聞こえるかもしれないけれど、 話していると”ああー この人わかってるな”と思うことがよくあるし、いけばなの家元でもないのにどうしてこんなことを知ってるのだろうと思うことがある。 
 

今回は 正月ということで、自然風というよりは 末広がりの、清廉と葉がきれいに仕立てられた黒松の選んだ。

 おれも石澤さんも 場所とイメージにぴったりで、サイズ感も幅奥行き高さすべて完璧だった。 この黒松が原綿でできた、めでたい富士山とぴったり出会い、最後まで立ち会うことはできなかったけど、天晴れな新年会を演出するやろなーと思った。
  
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写真にのせてないほうの松がかっこよかったんやけど。

 45rpmはおれが言うまでもないが、相当 意識の高い服屋さんだ。たまたまおれも大好きで、実はこの10年くらいはプライベートでは、いつもどこかに45rpmのものを着ている。 
  だから今回のお仕事で本社や本店を訪れたがやはりその本物志向に感心した。 それにこの新年会のために、大工さんが10人くらいせっせと準備に追われていたが、このご時勢にそれだけ大規模なたてこみをしてまで新年会をするとは、本当に粋だと思う。



松の搬入が終わるとタクシー飛び乗りまた本作り。 徳間書店のスタッフもおれもすこしでも時間が合えば、会って進めていってる。新幹線が出発する直前まで品川駅で録音し、植物のことを熱く語りすぎて本当に声が出なくなり、時間いっぱいまでつめたら新幹線に飛び乗った 
posted by seijun at 00:15| for ikebana , いけばな花材