去年にメキシコなどから導入したドライプランツ (ダシリリオンやロストラータ)が大活躍し、今回はおかわり便の仕入れの旅という意味合いが強いが、アメリカとメキシコの国境あたりにあるこの砂漠には、どうしても見ておきたかったサボテンが自生しているねん。
手に入れようとは思ってないが、仕入れをしていた場所から数百キロしなはなれていないので車を飛ばして旅の最後に見に行った
世界最大のサボテンというと、どれくらいのスケールを想像しますか?
今回の旅は毎日寝不足だった。 仕事が終わり、いつも目的地のホテルに着くと夜11時を回っていて、 もう晩飯といっても、深夜まで開いているバーで食べるハンバーガーくらいしかない。
短い旅程で 毎日長距離の移動と目的地を回るのに朝も早く出なければならなかった。 レッドブルを何本も飲み足した。 ハイウェイ沿いのスタンドではいろんな種類のスタバのコーヒーが缶カンで売っていてうれしかったんやけど、ためしに飲んだスタバコーヒーのエナジードリンクバージョンは死ぬほどまずかった
アメリカとメキシコ国境あたりのこの辺は日本人も珍しいらしい。”サワーロ”に会いにくる以外にこの地を訪れる理由もなかなかないかもしれない。
そして
saguaro national park にて、
世界最大のサボテン、”サワーロ”と出会う
ああー こりゃー すげーわ
10mを超える怪物になる。重さ7t というと、そやなぁ、 オトナの象さんより重いわけです
それにしてもこの写真でも確認できるが、サワーロにはところどころ穴が空いているんやけどコレなんでかわかる?
サワーロは花を咲かせたあと、やがてその軸の部分が実になる。この砂漠のごちそうは動物たちにとっても人間にとってもずっと昔から食料になってきた。
サワーロはその姿だけでも十分感動できるがそれだけで話が終わるにはすこし惜しいくらい各生き物との密度も高く、つまりその存在自体、文化度も高い。砂漠での生態系の重要なポジションにいてる木だ
ここ4,5年間は 世界中の各大陸に自生する植物のなかでも最も(いろんな意味で)スケールの大きい植物をリサーチ してきた。
25歳のとき、とあるきっかけで世界の歴史上、最も大きな木をオーストラリアから赤道を越えて日本まで海を渡らすことになったこと。このとき戦った14tもの重さを誇ったボトルツリー (brachychiton rupestris) の衝撃から、 世界中の各大陸に生きる、スケール感の大きな木を扱いたいと思った。きちんとした論理と知識と技術とネットワークがあれば大きな木を動かせる人間になれると思った
それから、アジアで世界一の食虫植物 を追いかけたり、アフリカで銀色のヤシを追いかけたり、去年からはヨーロッパのオリーブの巨樹に夢中になっている。(オリーブはルックスも文化度も最高だ)
いちおう、古代のゴンドワナ大陸という意味で、バオバブの大きな木も手に入れれないか、と考えてマダガスカルへも行った(もっとも、これは敬意を払って導入を断念)、
南米のとある山には、人間の想像をはるかに超える化け物が存在するが、今年は断念したのでリサーチするのは来年になりそうだ
今回ジョシュアツリーとサワーロに心を躍らせて帰ってきて思うのは 去年に導入に成功したメキシコの巨大ダシリリオンは、いわば、アメリカ南部メキシコ北部の植物の最高峰のジョシュアツリーやとサワーロのためのステップやったのかもしれない。
手に入るかどうかは別として、 目にいれて気持ちいい生き物だ
石化したサワーロ
日本に帰ってくるとすっかり注文内容は秋やった。 紅葉を切りに行ったり、カリンに実をつけたり、茶花と切りに行ったり、ススキを三千本トラックに乗せたり。 体はまだぎこぎこしてるけど。




