2009年04月29日

センス

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wedge wood work.
うちの3階の倉庫から見つけた落羽松の破片を組み合わせてできた世界にひとつのテーブル。

ある日いきなり大きなガラスの一枚板を美容師吉岡さんから突然プレゼントしてもらった。せっかく上等なガラスをもらったんやから、うちの倉庫にあるもんを使ってテーブルにでもしようと軽く思ったのがきっかけでできたテーブル。


おれ自身はモノ作りやセンスや芸術性がからっきしないのは自分でよくわかってる。 いや〜ほんまに”センス”の”セ”の文字もないねんおれ。笑
 
 3年くらいまえまではちょっとそれがコンプレックスだったりしたわけだけれども、植物の素材を集める能力はだれにも負けない自身がついてから、どうでもよくなった。むしろおれの持ち合わせていない何かを持っているひとに出会うことをありがたいと思うし、もともとおれは自分の見つけた素材を活かしてくれる人のために存在するものと思ってる。 

 海外からおもしろいカタチの木のオブジェが日本に入ってくるようになったのは80年代。前衛いけばながまさにトップスピードで走っているころだ。
 そのころ若かったおれのオヤジが東南アジアへ毎月のように遠征し、走り回ってだれもみたことのないカタチをした木をどんどん日本へもたらしたのが始まりだ。かつてはありえない規模の木が飛ぶように売れた時代があったらしい。おれのオヤジの素材は確実に一時代を築いた。
  もう流木に興味のなくなったオヤジなので、この落羽松の破片はそんなおれのオヤジがたどった貴重な仕事の足跡ということになるね。 


家具をつくるために木の素材を探すことには興味がないが、自分の集めた素材がたまたま家具になっちゃったっていうのはありかもと思った。

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いまはひっそりとhanareに展示してます。
売ることも視野に入れてる。

非常に精度が高く、8点で支えているこのテーブルは上下逆にしても寸分の狂いもなくたたずんでいる。 おれのテキトーな提案をしっかりカタチにしてくれた西良さんの仕事は評価されるべきだと思う。

いまの世の中の半分のオリジナルはオリジナルでなく、パクリやと思ってる。このテーブルはオリジナルやと思うんやけど。


また、使用している落羽松は発泡スチロールのように軽い。 
 
posted by seijun at 23:56| excursive plants やんちゃな木