2011年09月26日

エデンの園に咲く花か

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今年の早春、長年思いをはせていたソマリア沖に浮かぶ孤島 ソコトラ島へむかった旅の話です。




 あの島で、おれの心を奪った植物はたくさんあったけど、その中でも最も印象に残っているのに”砂漠のバラ”と呼ばれる植物がありました。





ソコトラにむかうには、ドーハで乗り換えてイエメンの首都サナアを目指す。 ドーハで待ち合わせたのが、パリで世界的な美術館がその写真をコレクションしたり、雑誌など多方面で活躍する写真家・宮本敏明さんだった。

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仕事中の宮本さん



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ちょっとダンディーな宮本さん




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宮本さんと運転手さん




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宮本さんにたかってきたおっちゃんたち






通称”砂漠のバラ”は

 学名をアデニウム(adenium) と言って、
園芸の世界でもっともポピュラーな種類はアデニウムはアデニウム オベッサム  adenium  obessum といって、日本でもたまに観葉植物として出回る。
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(こんなにかわいいのになかなか定着しないのは、寒さに弱いのが主な理由と思う)  写真のものは過去におれが輸入したもの。






アデニウムには、最初の写真の、 世界でもソコトラ島にしか生えないアデニウム・ソコトラナムという固有種があって、いま一番アデニウムの種で値段がつく、世界中のプラントハンターの憧れの品種である。

ソコトラナムは、    アフリカ、中近東に7,8種類ほどあるアデニウムの種類のなかで最も大型になる、劇的に かっこいい品種である。




ソコトラ島は、宮本さんと三木さんと男3人で旅をしたが、ここが本当に地球か!?と思えるような、独特の植物が形成する景色に何度も悶絶しそうになった。


おれたちが宿泊したのは、いちおう”ロッジ”という名の、フェニックス・ダクテリフェラという椰子の葉でできた掘っ立て小屋で、浜辺にあった。  宮本さんが”これじゃあさすがに機材などのセキュリティーが。。。”と言っていたので、 ロッジのひとが”これを使って”と鍵の代わりに渡されたのがただのヒモ。
これを小屋の扉に鍵代わりに結んでおけばセコム要らずだ。


 メシは毎日ロッジで食った。   毎日毎日、辛くないカレー、魚、そして生野菜。  島にきて4、5日経ったある日、宮本さんが ”たまには町に行ってレストランで晩飯を食おう〜”っていうから、さっそくガイドのひとにそう伝えると、
"なんでわざわざ レストランで食べたいの? どこでたべても同じメニューなのに” 

と不思議がられてしまった。 

そう、ソコトラ島では、みな一年中毎日毎日 魚と辛くないカレーを毎日食い続けているねん。  いやぁ なんというか、すばらしい。 肉はほとんど食わないらしい。 
おれに言わせてみたら、ソコトラ島の男こそ、本当の草食系男子といわざるをえない



ソコトラでの旅の様子は過去のブログと 宮本さんのHPで見れるので要チェックです。



http://www.miyamocamera.com/miyamosky/1003-01.html


http://blog.hanau.jp/article/43440799.html

http://blog.hanau.jp/article/43516904.html

http://blog.hanau.jp/article/43561207.html



イエメン本土を旅したときは、首都サナアから南へ、途中タイズという町へ向かう山道のルート、そして紅海側つまりアフリカ側を走らせた。 サナアから東へむかうルートは危険でひとがバンバン殺されているときいた。

  途中何度も検問があり、 あやしいアラブ軍人がウロウロしている。 ジープの屋根にショットガンがついたやつを乗り回しているやつらを見ると、そんな光景は映画の世界のなかだけかと思っていたけど、なかなか実際見てみると気まずいもんやなぁと感心した。
 
おれたちが旅していたときちょうどタイズという街に着くと、町の中央に数え切れないくらいのひとが集まってみなで雄たけびを上げていた。その異様な風景はなかなかのもんでした。エジプトのムバラク元大統領が辞任したその直後と知り、そのエジプト革命の瞬間は帰国した後ニュースで何度もみることになる

  山道でサンスベリアやアロエなど金になるやつを探していたときにたまたま見つけたのが、アデニウム アラビカム という品種だったと後から知った。 そうそう今回輸入したやつと同じ品種。 アラビカムは花は派手ではないが、奥ゆかしさがあり、アデニウムのなかでもソコトラナムについで個性的な形になるいい品種である。また寒さにも割りと強い。

 そういえば、あのとき荒野でみつけた野生のハイビスカス、花宇の温室で元気に育っています。また、おいおい花が咲いたら自慢するのでそのときはよろしくです。





いろいろありましたが、あれから半年、 海外のいろいろなルートを模索しているうちに、  アデニウム・ ”アラビカム”の個体を手に入れれるルートを見つけた。 今日はそれを書きたかった。
   

一ヶ月ほど前にアラビカムの大物を無事輸入に成功、 ココピートとまさ土に植えて、数週間。




花宇で花を咲かせました。

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すばらしい。  





やっぱり花宇はこうでなくっちゃ。 


ちびアデニウムもあるでよ。


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実は、おれはいまごろアフリカのスワジランドに行っているはずだった。 チケットも準備も整えていたが、インドネシアから輸入した千数百株の貴重植物の植物検査と書類検査の合格がなかなかとれず断腸の思いで旅程をキャンセルした。    (ちなみにその後ようやくインドネシアの植物たちは花宇へ到着しすでに植え替えられた。 )



スワジランドにはなにがあるかというと、 アデニウム スワジカム (adenium swazicum) という、スワジランドにしか生えていないアデニウムがあり、 この種は世界でもっとも寒さに強いアデニウムで、ー5度まで耐えるという情報をとあるルートで手に入れたアデニウムの専門書を見て知った。 自生地もだいたい割り出せたので、今を回のメインの目的はこのスワジカムの種をさがしにいくことだった。  
 世界は広く、まだまだ人が感動する美しい植物がたくさんある。今回は非常に残念やけど、次の機会を狙いたいと思う。 また、近い将来 条件があうオファーが来たら世界の植物と写真集と出したいと思っている。









ちなみに、イエメンには アデンaden という古い都市があって、 adeniumの 語源になったと言われている。

その”アデン”は、 ”エデンの園”で知られる ”エデン”がなまって”アデン”になったという説が一部のヨーロッパの学者から通じて東南アジアのアデニウムの育種家にも広まっている。


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エデンの園がどこにあったかは諸説あるらしいが、すくなくともおれ自身は 遠い昔 ”エデンの園”はイエメン・アデンにあって、 そのエデンの園に咲いていた美しい花は、きっとキョウチクトウ科のアデニウムに違いないと信じている


posted by seijun at 23:47| for dreamer , 男の夢とロマン

2011年09月24日

凛々

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今日は墓参り行ったあとに、 おれの大好きな場所のひとつ、とっておきの浮御堂に行ってきた。 


本当いつきても最高で、 なんとも言葉になりませんでした。


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見事な松を見ると、何回見ても 声をあげたくなります。 ちなみに湖に浮かぶこのお寺の名前は、満月寺。 最高です。


毎日仕事してると、どうしてもちっちゃい商売のことを考えてしまうので、たまにスケールの大きなものさしに触れ合って、自分の魂をニュートラルにしないといけない。


ついでに今日は交通安全と家内安全の蝋燭を立ててきました。



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お堂の前にお花も活けてありました。

 ”何気ないお花に、心が洗われるなぁ。  リンドウとキキョウが見事に咲いていて、まるで日本美人のように凛と咲いている”  と感動していると、
    


野イバラ、鶏頭、ユーカリ 以外の 、 リンドウとキキョウは造花ということに気がつきました。
 
 女には騙されないように気をつけなさい、と浮御堂に教えてもらったような気がしました。 

posted by seijun at 23:47| for ikebana , いけばな花材

2011年09月21日

スカッとしてください


台風により今日の天気もさらに荒模様。

 
今日は本当は山に松を切りに行く予定やったけど、この悪天候によりしかたなく回避。

 うちの畑で花材を切っていたけど あっという間に長靴のなかに10cmくらい水が溜まるくらいの雨で、轟々と濁流が流れる川をみて、今日は山へいかなくてよかったなぁと思った。  なぜなら山の間の谷を通って登るルートやったので、大雨になるとその水が谷に全部流れこんできてエライことになる。 

 まあ 槍が降ろうが豚が降ろうが、やるときはやるのがおれのモットーやけど、さすがに危険のない仕事ではないし、みんなの命も預かっているのでこれからも判断を冷静にしないといけない。




ということで、 なかなか悪天候がつづくので、今日はみなさんに、スカッとする写真をプレゼントです。 

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試験栽培中のひまわるです。 天晴れやろ?



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これは花宇で交配してる巨大ひまわり。 半枯れの状態もまた、美しい。



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ほらほら、でかいでしょう

posted by seijun at 19:13| for dreamer , 男の夢とロマン

2011年09月20日

不安要素


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今日は午前中、 いけばな稽古用の枇杷の枝を切りに行った。

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 切った何百本の枝は束ねて重さが数十キロになり、それを担いで山を降りる。
今日のような天気のなかで仕事すると”ランボー最後の戦場”みたいにみなどろにまみれて真っ黒になります。


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いまの季節は、枇杷の実が終わり、ちょうど新芽が伸びてきて古い葉と入れ替わる時期です。一番花材にむかない時期です。いけばな業界の人間も、もう少しでいいから自然の知識を持った人がいたらいいのになぁと思います。  いけばなの作品集などをみると、使われている花の名前が間違っていることが多く、恥ずかしくてこちらが赤面してしまうこともよくありますが、 この先もちゃんとした知識のあるひとがでてくるのかなぁと思うとすこし不安です。


山から帰ると、メシを食って着替えてすぐに関西国際空港へ。

最近、海外から千数百個の貴重植物を輸入したけど、書類に不備があり、まだ植物検査・税関検査ができず空港で留まってる。
ここ2,3日不安でならない。

いてもたってもいられず植物防疫所に赴き、自分が立ち会って書類と現物を照らし合わせた。
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いやいや本当に貴重植物の輸出入は大変です。プロでも相当神経を使います。


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空輸で送った、1300kgの荷物。 なかにはだれも見たことのないものなどが入っています。
posted by seijun at 20:32| for ikebana , いけばな花材

2011年09月19日

思うところ

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盛岡市内で行われた 希望の花いわてさんが呼びかけたのフォーラムです。   
 http://www.kibounohana311.org/

 代表の吉川さんからの依頼で、ボランティアとして講演を行ってきました。 


とにかく 植物にできること、植物のプロにしかできないこと、そのパワーと可能性について話すだけです。 

 ところで今回のステージ上にはアットホームなアレンジが置いてあって、おもわず講演の最初に”うれしいです”と言うと、そのアレンジに主に使われている りんどうが、岩手県ではさかんに生産されている産地と教えてもらった。 

 おれが愛してやまない地元・川西市の 市の花も りんどうで、 おもわず親近感が湧き、講演にもチカラが入りました。 

 実は最近は講演の依頼も多いけど、一日講演が入ると、汗のかく量が減ってしまうことに少し悩んでいた。 ほら、おれはプロのしゃべり屋さんではないから。
  もちろん日々 注文だいいちの毎日を過ごしているが、  今回 岩手県にいって、あったかい人たちに迎えていれてもらってちゃんと話を聞いてもらったりすると、 若いうちはだれかが必要としてくれているなら、内容に賛同できる話ならタイミングがあえば 、できる範囲でがんばって時間を作って講演の依頼応えていく生き方もアリかもと思いました。 
 

 翌日は、陸前高田へ、被災地で次々に花畑を作っている吉田正子さんの、”花畑プロジェクト”を訪ねていきました。 
 
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吉田正子さんもまた被災者やけど、津波がすべてを流してしまったその自分の土地の跡地に、花畑をつくって、

なんというか、心に響く花畑でした。



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花畑には 支援物資で送られてきたであろう石鹸箱の蓋の裏に書かれた吉田さんからのお手紙がありました。


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もう、ひまわりは終わりそうやったけど、

”花畑ってこんなにきれいやったっけ” と思えるくらいやった。



おれは死ぬほど植物が好きやけど、

 30歳になって、ようやく 本当の意味での花畑のよさがわかったような気がした。



一方で、むこうには悪魔のような津波の爪あとが残り、いまは重機が撤去作業に追われてる。
 なんか本当に物事はシンプルではない。 



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今回で4度目の被災地訪問は、 銀閣寺花方の珠寶先生と行った。 今年もパリと香港が、来年も中近東など様々な国で 平和のための活動で海外を回る予定があり、今後もずっと世界中を回って花を活け続けると思う。

 たぶん世界中の人が東日本を心配してるだろうし、聞かれるだろう。 彼女の花はたくさんの人を幸せにし、大切なものを伝えてきたが、 この被災地での経験もまた、たくさんの人になにかを伝えるものになると思った。
 
チャラい意味でだれもかれもが被災地へ興味本位で行くのもどうかと思っているが、実際に被災地へ赴きそこで目で見た光景や経験したことが未来へ役立つ人は行ってみてほしいと思う。

     ちなみにおれも先生も阪神淡路大震災を経験した。 



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そんななかでずっと会いたかった木にとうとう会いにいった。  

そう、一本松。 


あれほどの津波にも流されなかった、 日本の根性魂を象徴するような見事な松。 




マダガスカル南部でサイザル畑に一本立っている、まるでフランス人開拓者の権力に立ち向かうように立っているバオバブをみたとき以上の衝撃やったような。
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その松が生きているのかどうか知らなかったが、塩水により立ち枯れしているのをみてすごく無念。

塩水をぬく手当てなどがなされていたが、その処置方法も、方法は悪くないけど、その木の大きさから推測される根の大きさを考えると少し見当違いの処置方法とわかったが、それでもだれかが必死で生かそうとしていたのだな、と思うとうれしい気分になりました。 
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いずれにせよ、海に近いところやったので枯れる運命やったのかもしれない。 しかしそれなら、その立ち枯れしている松が、倒れてしまわないように保存すべきやと思っている。

 いろんな意味で、あれだけのものは世界を見渡してもそんなにない。 
 あれが折れたら心も折れる。枯れたままでもいいから、津波に負けなかった東北の人たちのシンボルとしてこの先もずっと立っていてほしい。

 松というのは枯れると、古い幹や枝の芯の部分は強いが、芯がない枝先などは枯れると割とはやく腐って落ちる。




 多少の金が要るが、原型を留めながら保存する方法もある。まあだれかか、行政がすでになにか考えてるかもしれないけど。。。  ちゃんとした方法で。。。 そう願う。


生かすことはできなかっても、でも、活かすことはできる。


とにかく正直に言うと、

この国でだれよりも大きな木を扱った自分なのに、 植物に対してだれにも負けない度胸とそれなりの知識があるのに、すげえいいアイデアもあるのに、

 目の前にある、世界遺産ような重みがあるその木を いまの自分が救えないなんて、

 あの一本松をみて正直、

”おれってなんでこんなに小さいのだろう” って。


 情けなくって。

posted by seijun at 23:38| unforgettable flower,  いつまでも

2011年09月17日

陸前高田ニテ

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また、ゆっくり話ます
posted by seijun at 22:21| unforgettable flower,  いつまでも

2011年09月13日

おひさしぶりです

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  あたらしく店や家を立ち上げるときや、なにかの催しでもなんでもいいけど、おれの提案する木はシンボルツリーとして ちょっと人気があります。 そんじょそこらの木と一味ちゃうで。

上の写真は友達のフラワーアーティスト、ポワンヌフの川口さんの依頼で青山スパイラルホール近くにできたstramaという美容室さんにシンボルツリーなど持って行ったときの写真と、 大阪の南のほうで行われるLiving and design 展でTTNコーポレーションさんのブースに持ってったときの写真です。 

 そうやって自分が世界中から集めた木々の魅力をわかってくれるユーザーの人と感覚を共有して、一緒に仕事をするのがなによりたのしい。

 日々の仕事のなかでどこに植物を卸したかは言えない機会が多いけど、 シンボルツリーという感覚は非常に大切な感覚やと思います。 いろんな場所にうちの提案するシンボルツリーが植えられていって、そこが木とともに栄えていくのを願います。






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そういえば、去年もおととしもやったけど、いま淡路夢舞台の 奇跡の星の植物館 に9月中ごろから飾るモミジを仕込み中。
http://blog.hanau.jp/article/18781408.html

http://blog.hanau.jp/article/28707713.html 

 そういえばそこで10月9日に植物のチャリティーオークションもやります。またブログで告知するので来てください



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毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日 みんなひたすら 卸業務を遂行しつづけます。  野山を回って枝を切り集め、畑仕事をやったり、遠方へ行ったり、現場へ納品に行ったり、農場で重機を動かしたり、お客さんの農場を回ったり。 
 毎日ひたすらです。 なかなか充実しています。 たくさんの業者さんが仕入れに来ていただいていてありがたいと思います。 

昨日はA型肝炎と破傷風の予防接種のために医療センターにゆきました。 黄熱病の注射は5年前に受けてたので要らなかった。 医療センターのおばちゃんに”どこ行く予定なの?”と聞かれて”スワジランド”と答えると、とりあえず”暑そうやなぁ”と言われたので、”適当やなぁ”と思った。





ちょっと疲れがたまると

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移動中に夢を見るほど真剣に寝て回復させます。 




 

posted by seijun at 20:33| for landscape , 庭木

2011年09月09日

実は最近、モコのかぶりものになっているこの木は

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 かつて中国人が船を止める錨として使っていたものだ
posted by seijun at 00:17| excursive plants やんちゃな木

2011年09月07日

きっかけ

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滋賀県彦根にリニューアルオープンしたばかりの観葉植物専門店 フローリスト花好 mokume店 に行ってきました。


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めちゃめちゃかっこいいお店で びっくりしました。 


センスやなぁ。 


センスの セ の文字も持ち合わせていないおれは、ただただ かっこいい〜と連発するのみでした。


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店のオーナーの外山さん夫妻です。  

物腰やわらかで女受けよさそうなダンナさんと、苦労しながらも真があるお洒落さんの奥さんです。

お店にはオーナーがこだわった育てやすい観葉植物や多肉やサボテンがかっこうよく売られていました。

http://mokume001.exblog.jp/


彼らとの出会いのきっかけは 音楽です。  
 

ある日突然 外山さんからメールをもらったんやけど、 そのメールのなかに、おれが血がでるほど好きなアーテイスト・ベンハーパーのことが書いてあって、外山さんも音楽が好きらしく、
”こりゃ趣味があうなぁ。 ベンハーパー好きに悪いやつはいない!!”
と思って、一気に心が開け、その後たびたび仕入れに来てくれる度に、
 ”やっぱりベンハーパーは、イノセントクリミナルズ時代がいいっすよねぇ” なんて、話したり。

 おれが納品に行ったときもベンが流れていました。 



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そうそう、ところでこんな感じの パキラ。 ちっちゃい森みたいなやつ。 こんなんかわいいと思って海外でココピートに育ててもらったものを輸入してみた。

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mokumeさんにも置いてくれてました。





これは京都にある、haleというごはん屋さんのお庭に居座ったリュウビンタイです。
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建築家のsuinaの津田さんからの依頼で、
”京都の友達がやっている和風のお店の庭にでかいシダが植えたい。でもザ・京都風でなくてもいい”ということでリュウビンタイを持ってってみました。

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おかみの近藤さんです。

おれは 基本的に、”野菜嫌い肉大好き”というタイプなので、 生まれてこの方人生30年、外食に野菜を食べに行く人の気が知れなかったんやけど、haleの野菜料理を食ってみたら、 野菜料理を食べに外食するひとの気持ちがわかるきっかけになりました。



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先日、京都で評判の花屋さん、プーゼさんが 花宇へ研修にきてくれました。
 
  初めて見学に来られましたが、 創業以来初めて全員で休んで店を閉めて来てくれたと知り、
”これはおれも礼儀で返さねばかっこがつかない”
と思ったのがきっかけで ひまわる をプレゼントさせていただきました。 

プーゼさんで働く若いスタッフさん2人が企画してくれたのがきっかけでした。 ああいうキラキラした目を持つアツいスタッフがいる会社は絶対いい会社やなぁと思いました。

 



posted by seijun at 00:25| ornamental plants , 観葉

2011年09月05日

昨日、


おばあちゃんの美顔機に使う電池を買いにいった。
 
ちなみにおばあちゃんは美顔機を2個持っている。

posted by seijun at 08:47| diary

2011年09月03日

重要! これからの土。地球にやさしい用土。いや、マジで。




前回のブログで 少し放射能汚染された土壌でそだったひまわりのことを書いたら、心ある方2名から、アドバイスをいただき、 今の段階で”安全”と言い切るにはまだまだ早い段階だということに気がつきました。   

 風評被害に負けないように、という気持ちが先走ったけど、しかし 逆に、南相馬市の農家の方々への”よかれ”と思った気持ちにプラスアルファしておれの感情論が入っていたことを認めたいと思います。 もう少し慎重にいろいろな情報を見てみたいとおもっています。 
 (まぁ、知っている方も多いかもしれませんが、  普通にみんなが食べているポテトチップスには400ベクレル、お茶には600ベクレル 自然放射能が含まれているんやけど。。。) 


ところでこのつづきに書くのもなんやけど、 

放射能汚染の被害は 園芸業界にもじわりじわりと広がっていくだろうと予測しています。

 テレビやニュースで、放射能汚染された腐葉土などの話を知っているひともいるかと思います。 

 実際、花き園芸市場でもその疑いのある用土を含む鉢物の出荷について土の成分などを開示する指導が行われたりしている。 
 

だからいまは放射能汚染を危惧されている産地からの土に対して抵抗を感じるのも無理はないし、それがどういうふうに植物の土に混ざっているかわからないから不安にもなるのも当然だ。 

 しかしだからこそ花業界の人はこの機に、きちんとした情報を開示して 一般のひとが園芸離れしないように気をつけたい。


震災後 入ってくるいろいろな情報を整理して、自分も用土のことを考えるきっかけになった。もともと深く土のことを研究しているわけではなかったし、 園芸でよく使われる代表的な土のそれぞれ産地がどこかとかあまり意識したことがなかった。



あたりまえの話やけど、土というのは 人間がゼロから作り出すことはできなかったので、地球のどこかでだれかがそれを採集しそれを販売・使用してきた。 

 つまり土も有限の資源であって、どこかの山からそれを切り崩して使用する以外に方法はなかった





しかし




地球上に 唯一 生産可能な 無限の用土があるの知ってます ?





ヤシガラ (ココピート)と呼ばれるものです。


ココピートは、マットなどの原料に使われるココヤシの実を砕いたときに出る繊維の残りカスを発酵させ、用土として再利用したものです。


東電の起こした実害がひとつのきっかけになり、土の原価の高騰しているのもあったので自分の会社の土を見直したとき、ふとドバイのフラワーショーに招待されたときのことを思い出した。

  そこで知り合った業者に 近年生産されているココピートがどれだけいいかということを、まずいコーヒーを飲みながら延々と熱弁された。


そして 先月、悩んでいてもしゃーないのでそいつに電話し、ひとまず23トンのココピートをインドから自社で輸入することを決めた。

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自分自身、ヨーロッパやオーストラリア、東南アジア、そして世界的な観葉植物の産地、コスタリカなどを回ってみて気づいたのは、進んでいる農場はみんなココピートを使っているということ。 

土であっても再生可能な天然資源を使うにこしたことない。欧米ではココピート=エコ というイメージがあるが決して言いすぎではないと思う。 
 全くの別モノやけど、カナダ産のピートモスは資源を採り過ぎて環境破壊が懸念されているうえ、一度乾くと水をはじくなどデメリットがおおい。


 そんななかでココピートは 国内では使ったことがないひとが多く、 ピートモスに似た性質と勘違いしている人も多くて、まだまだ普及していないが、いろいろな面での安全面を考えると、これからすごく注目すべき用土になると思う。 
 堅くて荒れた畑の土壌改良にもちょうどよいし、屋上緑化にも使えるし、造園用として他の土と混ぜて使うこともできる。  農業もしかりで日本では永田農法が推奨している。

少なくとも20年後の園芸は世界中ココピートが中心になってると思う。



うちのはインドからは5kgのブロック状になった圧縮された状態で入ってくる。これを水で戻すと。。。

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3倍の体積になります。 いままの土は重さと体積のおかげで輸送が大変やったけど、これなら全然違うね。




ちなみにココピートの特徴を思い出す限り書くと、

普通の用土に比べて圧倒的に軽い
通気性がよい(コレ重要)
土でないので清潔
使用後、家庭のゴミとして捨てれる
野菜・果樹・植木、観葉、花もの、多肉植物マデなんでもよく育つ 
長持ちする
放射能フリー
年配の園芸家には評判が悪い(昔の質の悪いピートモスのイメージがぬぐえないのが理由)
圧縮してあるので輸送が楽
酸性でもなくアルカリ性でもなく中性
クソ安い
子供たちへプレゼントできる


などがあげられる
posted by seijun at 15:48| diary