2011年05月31日

持ち物2つ 引退

IMGP2323.JPG
おれのお気に入りの赤いスーツケース 、もうボロボロで、傷だらけ。鍵を壊されたこともあった。出した取っ手も伸びたままでもう納まらないのでチェックインカウンターでいつもおねえさんに困った顔される。チャックもあやふや。 
数年間で、100回以上飛行機などに揺られたもんね。

さすがに引退です。 数年間、おつかれさまでした。


IMGP2352.JPG
これは先日引退したおれの鋏ケース。 最近あたらしくなった大阪駅のどっかの店のはしっこに飾られていたと聞いた。先日無事おれの手元に戻ってきた。

はさみというのはこの仕事の中での位置づけは武士でいう刀みたいなもの。おれは100年以上使える、両刃の鍛冶屋のこだわりの大鋏を使ってる

はさみケースは、どんな状況でどんな体制でも大事なはさみが落ちなくて、1秒以内で抜けて、はさみの壷に手がすぐ密着するように抜けるケース、というバランスがすごく大切。 抜くのに1秒以上かかると打たれるから。そこにひっかかりがあると人生的に損をする。

 すごくこだわっている。  
 
 鋏ケースさん、1年間おつかれさまでした。
posted by seijun at 13:09| diary

2011年05月30日

トライやるウィーク2011 川中

IMGP2308.JPG

毎年この時期恒例の、地域の中学生が職業体験にくるトライやるウィークが始まりました。 ちなみにおれのいる川西市は、こういうことに日本でいち早く取り組み始めた市らしい。

おれはこの時期に中学生と畑仕事をするのを単純に毎年たのしみにしてる。 

ちなみに最近は雨が多くて土仕事はぬかるんで大変。 でも泥だらけにある子供をみてるとうれしくなる。 


IMGP2298.JPG

昼休みには腕相撲大会。


IMGP2292.JPG

毎年 個性のある生徒がきていておもしろい。

posted by seijun at 23:33| diary

2011年05月29日





いま 植物がアツいから、 と軽い感じで飛びつく取材はどうかと思っている。

軽いノリでなにかしたいからとりあえず植物。 というのなら植物の値打ちを下げるからやめたほうがよいと思う。 すくなくとも”一般のひとのために植物を親しみやすくする活動や報道”ってのと、”流行そうなネタとして植物を追いかけるチャラい活動や報道”とは違う。



うちの会社的に取材が解禁にしてもう2年。春に本も出版されたこともあり、最近では雑誌・テレビなどの取材を多くいただくようになり宣伝していただいたりありがたいと思っているが、

先日とある雑誌の取材がなんともひどい内容だった。 おれはこれでも忙しくしている身なので、小さい取材のことは忘れてるし一番後回しになってしまうが、しかし、そうしているうちに、挙がってきた紙面ではおれが言ってもないこと言っていたり、あまりにもレベルの低い扱いを受けていたり。。。 事実でないことはもちろん校正段階で直すが、終いには、締め切り間近でデータ送ってきて”明日までに校正してメールしてください” って言われる始末。。。

”おれアンタほど暇じゃないっちゅーねん、 ボケッ!”

 おれがどれだけ校正しても、結局編集者がおれがなにを言ってるか頭で理解できてるかそうでないかは最終的には紙面をみたらわかる。


少なくとも、おれがアンタより100万倍植物のことを知っているし、アンタより1兆倍植物に対して情熱があるのだから、おれを利用するにしてもすこし気を使ってねと、中指を立ててやりたい。

ちゃんとしてるとこに限って、植物にもその仕事人にも敬意を持ってくれている。そういう人は、この業界にチャンスを希望を与えてくれるありがたい存在だ。

しかしアホな編集者になると、ただの使い捨てるネタということしか頭にない。 

花業界園芸業界いけばな業界。本当に偽者が多いの知ってますか。

  そのくせ メディアに出たい一心で自分を営業・売り込みいろいろがんばっているひともいるがその前に”オマエらもっと植物の勉強しろ!”と思うこともある。

 もちろんおれはこの業界で一生懸命努力しているデザイナーなどが脚光を浴びて盛り上げてくれることをだれよりも望んでいる。そういう人間がどんどんでてきて花や植物の価値が見直される時代がくることも信じている。

 しかしなにもわかってなくてちゃらちゃら表に出る実力の伴わない若い輩が増えたら、これこそこの業界の大問題だ。本末転倒。 メディアのひともその辺をよく理解して、本当に植物やりたいなら、そいつらが本物かどうか、実力がともなっているのかどうか、ちゃんと判断していただきたい。 やるなら真剣に。
 
posted by seijun at 22:23| diary

小豆島ニテ

SN3R0139.jpg
あのときの樹齢1000年のオリーブとひさしぶりの対面。


http://blog.hanau.jp/article/42207260.html


http://blog.hanau.jp/article/43916922.html






SN3R0131.jpg








芽がでてた   涙





いままでどんな木であれ、樹齢1000年を超える木が1万キロ以上海を旅してどこかへ移動し、植えられ、そして無事育っているという記録は、すくなくともオレはどの国からも聞いたことがない。 


あれからこの木に会いに行く人が後をたたないと聞いている。 





 美しい木の下には人があつまる。
















と思う。






posted by seijun at 21:36| for dreamer , 男の夢とロマン

2011年05月24日

サヤスカタナマンタナマンランカー

SN3R0109.jpg 






先週はおもにジャワ島に滞在していた。




久しぶりにジャカルタに着くと、 飛行機を降りたらすぐに迎えがきていてそのまま市内へ。
  タイでもそうやけど、こんな仕事をやってるもんだから、入国審査や税関などを特別に列に並ばすに受けることができるときがある。めっちゃおおげさに言うと世界的に貴重な植物を取り扱っている職種の特権やね。





毎年この時期に行っている熱帯植物の仕入れとか、沖縄でのプロジェクトの素材探しとか、大学教授に会ったりとか、あとは純粋にとある庭を見に行ったり。

なにをやってたか、ひとつひとつ話すと長くなるのでアレやけど、 特に今回、衝撃を受けた出会いがあったので、これは書きとめよう。

今回 行動をともにしたインドネシアの植物業界で最も権威の友達の紹介で、 とあるプラントハンターに会った。


         そのプラントハンターに会いに行く前に言われたのが、

 ”世界中の植物園のひとが彼のジャングルから集めた植物や彼が交配した植物をほしがっているけど、彼は本当に人嫌いでほとんどのひとに心を開かないし、彼の収集した植物がある農場に入れてもらえない。地元の植物業者も立ち入れる人間は、ほとんどいないよ。 だからまず会ったら、清順はまず下手に出て、謙虚に彼の言うことを全部聞くんだ。間違っても自分の意見をいわないほうがいい。そしたらもしかしたら彼に近づけるかもしれないよ  私ですら10年くらい前に一度だけ入れてもらったことがあるけどもう入れない ”  


なるほど。   


 わかったから、どうでもいいからとにかくその人に会いたい。 


その話を聞いてから初恋したときのように毎晩そのひとのことを考えた。



そしてようやく彼に会う日がきた。  ラッキーなことにもうすぐシンガポールの植物園へ講演に行く予定だったらしいがうまくめぐり合えた。



現れたのは、なんともちっちゃいおじいちゃん。 70歳くらい?  そして。。。ほとんど話すこともなくすこし温室に案内された。







英語が堪能で、すこしだけ話す言葉だけでもどれだけ頭がきれるかだけは、よくわかった。 でもオレを疑り深く見ている気もした。



で 温室を歩きながら植物収集の話になったので、 ふと ボタンを押してみた。 

そしたら、マジで彼の顔が豹変!!




いきなり歩くスピードがあがり、 いきなり奥へ入ってきて、 ”オーケー、カモーン (とりあえず来い!!)” と叫ぶ! 


そしておっちゃんはすべての温室を見せてくれた。 

人の信頼に応じて見せる温室や農場を3段階も4段階も用意しているようなつくりだった。 一番最後に案内された農場では、みたことのない植物に愕然としてしまって頭がはげるかと思った。 

そのあとは話が尽きなかった。途中スコールがうるさくても大声で話しつづけた。  



もしおれがあと10歳若ければ 弟子入りしてたかもしれない。



インドネシアは、たくさんの島々からなるが、その島ひとつひとつにそこでしか見れない特異な植物がある。 
 とにかく意気投合したおれたちは一緒に白い花が咲くというジンジャーを探しにスマトラ島に行くことを約束した。  おれがあこがれの地、ニューギニアも、魔境イリアンジャヤも彼が目の黒いうちに一緒に行けたらいいなと思う。 
IMGP2222.JPG


なにはともあれ、今回ジャワ島で集めたたくさんの植物は7月には届く。
 いま現在は地球上のそれぞれ1万キロくらい離れた3箇所から大量の植物を同時に日本に導入しようとしていて、テーマは 地中海のおしゃれなオトナな植物、砂漠の忘れられない形をした植物、そして熱帯のトロピカルなド変体植物と割りとマトモな植物。   まあ 帰ったら伝統的な山野草を探しはじめるけどね。
 


人生・植物ありきで生きている人間にとって、 植物は人生でいちばんの嗜好物であり商品でもある。

つまり植物を真剣にやってると、夢とロマンの部分と、現実的な仕事の部分とを、行ったり来たりするねん。自分ではコントロールできないのだけれど。。。


posted by seijun at 19:15| excursive plants やんちゃな木

2011年05月21日

日本最強の植物学者を交えて



IMGP1856.JPG

荻巣樹徳先生が、ご厚意で”花宇さんで勉強会を定期的にしよう” と前々から言ってくれていて、こないだ仕事が終わった後、みなで集まって植物についていろいろ話を聞かせてもらったりした。本当に話が尽くことなく、気がつけば夜の11時。おれも常に自分の知らないことには貪欲でありたい。荻素先生は主に伝統園芸植物の知識において世界でも右に出るものはいない。

 もうすぐ1Fのミーティングルームの改装が終わる。そしたら、もっとちゃんとした勉強会を開けるようになる。いまはそのミーティングルームのためのテーブルとソファと、鳥と鳥かごを探している。


 荻巣先生が、彼が尊敬していた学者さんに言われたことをおれたちに教えてくれたんやけど、そのひとつに、めっちゃ印象に残った言葉がある。

”この世界では、君が三流でも一流の先生につけば一流になれる可能性がある。しかし、君が一流になれる素質を持っていても三流の先生につけば三流にしかならない” という言葉。



花の世界なんて、本当にそうだと思う。 自分のついている先生や師匠のことを思い浮かべてみよう。 本当にそのひとが一流かどうか。。。  本当にそのひとが本物の仕事をしているかどうか。。。  もしくは自分は一流になりたいのか、別にそうでないのか。
posted by seijun at 12:42| diary

2011年05月19日

一日半づつ。。。



最近の一日半ほどは会社で業務をこなす。 最近はあたらしく花宇へ植物を仕入れにきてくれる業者さんが増えてうれしいが、とにかくまずはいままでのお客さんを一番大事にやっている。とにかくまあ活気があっていいな、と思う。



先日 出張先から京都へ直行、西陣織の老舗 ひなやさんが五条坂に店を出すにあたり、友達のコーディネイターの香西尚美さんの依頼で植物を納めてきた


IMGP1791.JPG
これ、樹齢20年くらいのブナやで。


IMGP1793.JPG
これ、じつは蝦夷松。 めちゃお洒落やろ


IMGP1799.JPG
生地も一流なら什器も一流。植物もちょっと気の利いたものをさりげなく。アガベ 笹の雪など。

 IMGP1786.JPG
オーナーの伊豆蔵さん。 老舗の息子どおしというのはそれだけで十分。 くにゃくにゃなのは、おぼろ月。
 

 コーディネイターさんとの仕事は、意匠的なこともコンセプト的なこともそのひとの意向に重きを置きつつ、その植物がそこで育つかどうかをおれが見極める。育たないものなどはレンタルにし、逆に季節感のあるものを用いたり、いろいろ方法はある。
 それにしても今回の香西さんのチョイスした植木たちはなかなか。。。 いい。  玄人的で、いい意味でおっさん的! 本人いわく”いぶし銀”。 とにかく京都は目が肥えているひとがいるので、そういう人ほど、この店の植栽をみてわかってくれるだろう。


 先日 沖縄に1日半ほど滞在したあと、実は東京にも一日半ほどいた。 

東京ではFM東京の番組収録と、前々から相談にのっていた望月昭先生がやっている台湾のビックプロジェクトの話、そして本を出版したときにお世話になった池袋コミュニティーカレッジ志田さんのお誘いで、初めて国際バラとガーデンショーに行ってみた。
IMGP1771.JPG
まず驚いたのはその人の多さ。 すごい。 何万人という単位。 

  あの西武ドームの中の人ごみと熱気に、”日本にもまだまだ花好きなひといるんやなあ” と逆にこの人ごみにうれしくて感動してしまって、ひとりでしんみりてしまっていたくらいだ。 


これは主催者ブースでたずねた、日本を代表するガーデナー、吉谷桂子さんの造った庭。   入り口の向こうに流れのきれいな藤が絵画のようだった。 

IMGP1774.JPG


    吉谷さんは、かつて樹木供給量日本一を誇っていたグンゼの緑化部の頭を張っていた今井忠男さんと協力し、毎年主催者からの依頼でこのガーデンショーに庭を造っている。 花宇は毎年この時期に咲くように、石楠花や藤、桜までも開花調整し供給している。











 そういえば、 もうすぐ銀閣寺の開山忌。  仏様の前に珠寶先生が花を立てるのだけれど、毎年 銭葵の花を花を納めている。 しかし、今年は気候の変化により例年より花が遅れていてまだ花が咲かず、どこに探しにいこうか数日前から迷っていた。   












 あ  こんなところにあった。。。。



 と思ったのは、吉谷さんの作った庭の 一角に咲いていた銭葵を見つけたとき。







” 今井さーん、会期が終わったら、その花、いまの時期貴重だから分けてほしいんですけど、吉谷さんに聞いてもらえますか。” 


”ええよ、そんな理由なら、会期が終わったらそっちへ持ってってあげるわ、なんなら直送しよか”


”マジ助かります” 



posted by seijun at 01:15| for landscape , 庭木

2011年05月15日




 生きたヤギをそのまま逆さづりにし、首を切る。 

そのとき、包丁で首を切ろうとすると筋肉に当たって血管が切れないから、まず首の根っこに手をあてて血管の場所を確認しその場所でナイフをぷちゅっと刺してグイッと横に切れば血が下へ、ドサーと流れ出てくる。 その血を誰かが桶で受ける。 そうやって血を完全に抜いたら肉を捌きはじめる。

 
”切った首をまな板において上からナタで一撃で真っ二つに割り、なかにある脳みそをスプーンで食うとこれがまたうまい。”

沖縄のおっちゃんたちがあたりまえに教えてくれる。 俺たちなんか、そんな話聞くと、すげえ!ってびびってしまうよなぁ。

肉はよく食べるけど捌いたりすること自体は非日常で、そういうことを自然にやってきた沖縄のおっちゃんたちの男子力にちょっとびびったぜ。


ヤギの肉のにおいで充満した飲み会場となった農協の出荷場は、野球部のころの更衣室のにおいがした。(練習後のほう) 
IMGP1665.JPG

 みな、ヤギは癖があるけど元気がでるから食べてね、と薦めてくれた。しかし中井さんもさすがになかなか箸が進まなかったらしい。    まあおれは気がついたらおかわりしてたんやけど。。。


これはヤギの金玉を刺身で食う話を聞かされてぶっとんだときの中井さんのようす

IMGP1688.JPG


沖縄というと、普天間基地の問題などで、おれたちから見たらなんとなく申し訳ない、という気持ちがあるやん。 あそこに基地があって滑走路が中国に向いているからこそ、本土のおれたちが安心して暮らせてるし、アジアの平和が保たれているらしい。 いわば沖縄のひとの生活が犠牲になったうえでの自分の生活という概念がないわけでもない。

ところが沖縄の農家さんたちと飲んでいると、あっけらかんとしていて明るい。彼らが若かったころ、米軍の基地の忍び込んでお菓子やエロ本をパクッたりしていた話など、武勇伝を聞いているとほんまに愉快。 沖縄のひとの生命力に圧倒されるねん。


沖縄では観葉植物農家などを回ってると、たまにハウスの片隅にヤギ小屋を見かける。 雑食のヤギは観葉植物も食うから 剪定したドラセナの葉っぱなどをえさに、育てる。

で、お祝い事になるとその育てたヤギを誰かが差し出してみなで捌いて食うねんて。

IMGP1701.JPG


沖縄でのあっという間の時間がすぎ、みなといい話ができてがっちり握手で締めくくったあと、
大阪へとび、そのままイーマで行われるeatripという映画の上映会へ。 



  友達の野村友里さんの監督を務めた作品で、 前々からみたかったので、うちのスタッフ全員と待ち合わせて、 見にいきました。

http://eatrip.jp/index.html



あの、あの映画みたいち視聴者としていうけど、  


めちゃめちゃよかったで。  なんというか、想像以上でした。 




冒頭、鶏を小屋から出して料理するところからがつーんと引き込まれる。 あっという間の時間だった。  

 料理って、 現実とライフスタイルのファンタジーやなぁ    料理は、おれは一生しないと思うけど、知っておいてよかった。 



命を食べる、ってこととか、 食べ物を囲む人々が幸せになれるのが食卓だとか、 食べることはだれにとっても自然で一番大切なことやねんなーと思った。



ヤギを捌いている話を聞いてかわいそうとか、 花や木を切ってかわいそうとか、 浅はかな正義感でそんなことを言う人に限って マクドナルドを食うたり寿司を食ってても 牛さん、魚さんかわいそう、っておもわないのにね。 たとえ野菜を食っててもひとつの命をいただいていることには変わりないわけで。 

 よく言われるけど、たしかにいけばなの業界では花や木に対してかわいそうなことをしている奴等はいるけど 、それは例外として、おれは基本的には 人間てのはだれかの命の犠牲によって生きてることには変わりないのだから、あとは木を切って材木にしたり飾ったりするその人間に、きちんとした見識が必要なんやと思う。  食べることはその究極なんかな。



eatripでは 最近はやりの説教じみた映画でもなく、美しい映像のなかにきちんと現実とメッセージがあり、すごくバランスがよかったぜ〜。   友達の作品だから言うわけではなく、本当にマジよかったよ  



このイベントのオオトリは、映画の出演者のUAさんのライブ。 


みな感動してぶるぶる来てたね。 

おれが大好きな”蘇州夜曲”という歌が、UAさんが出したカバー集 に入っているんやけど、それが一発目に聞けてぶるぶるきた。  一番好きな”水色”はもっとぶるぶるきた。 





ライブの最後に即興でできた ”木を植えましょう”をみんなで歌った後(コレもぷち感動)、最後にみなでイーマに記念樹を植ました。 

IMGP1763.JPG


はいはーい 記念撮影。
IMGP1766.JPG

記念になる木はなににしようかな〜って悩んだけど、その結果 かりんの木にしました。

だれもがみたことのないカリンの実がなるので、またイーマへ見に来てやってください。 カリンの花びらって何色?しらないひとも。



posted by seijun at 22:56| unforgettable flower,  いつまでも

太陽の花




IMGP1658.JPG

 IMGP1663.JPG

花業界にいてて、このブランドの箱のデザインやトラックを市場などでみたことないひとはまずいないというくらいの沖縄の最強切り花ブランドといえば、 ”太陽の花” 。


沖縄県花卉園芸農業協同組合という、切り花や観葉植物で有名な沖縄の巨大な農協がやっているブランドだ。




 




 阪神トレーディングさんとの共同プロジェクトで、沖縄の農場で切り花を栽培し、コンスタントに東京・大阪・広島の花市場を中心に出荷するという計画が、 ”太陽の花”さんとの出会いによりいっきに進んだ。
IMGP1653.JPG



 街角の花屋さんにならんでいるアレンジや花束には多くの輸入切り花が使われていることを知っていますか。

  マレーシアや海外から安く切り花が大量に輸入されていることから、いま国産の切り花が価格競争に負けている状態やねん。 この状況に国内の切り花農家が頭を悩ませているのが現状だ。 いわゆる、オレンジなどの大量輸入により和歌山のみかん農家がせっかく育てたみかんが売れずに大量に棄てたりもてあましている状況に似ていると思う。



 そこで発想を与えてくれたのが、いま最も日本で勢いのある切り花仲卸会社・阪神トレーディングの中井常務だった。


 ”清順がいままで海外で集めてきた植物のなかに、切り花として流通させたら長く売れる素質をもつ品種があるから、それらを沖縄で地元の農家に生産してもらい、生産ラインにのせて出荷してもらい、常時主要な市場で売りたい” 


ということで、中井さんが沖縄滞在中にあわせて時間をぬって沖縄へ飛に飛び、さんとの打ち合わせ。


 打ち合わせでは農協の組合長さんも農家さんも中井さんもみんなすげえハートが熱く、話に花が咲いた。
この状態を意気投合という。


そうそうまさに大のオトナが植物で意気投合。 コテコテの花業界の発想と、これまでになかった切り口の発想を混ぜて、たのしんでやっていこうと思います。




花宇と長野県・筑北村との共同でやってきた桜の仕事が45年間続いてきて、ブログにその内容を挙げたり、何度かメディアに取り上げてもらったりしたら、思いのほか反響があった。
 自分的には親から受け継いで当たり前のようにやってきたのだけれど、やはり仕事って持続可能なことであるということと、みなが協力してやれることが重要なんやな、って改めて思った。

プラントハンティングというのも、売れる植物を見出したり発見して、ごそごそするのが仕事やけど、発見した植物をすぐにどうこうせずにまず農家の育ててもらい流通させて長くその植物素材を有用する、これはプラントハンターの進化系の仕事やと思っている 


今度は沖縄版。 世界中から集めた植物を沖縄でやるで。 最初は品種も出荷量もすこしづつかもしれないけれど、決めたからにはめちゃめちゃ気合いはいってるで




アンスリウムやその他の切り葉を生産していただくことになったアキラさんは、 
”一生懸命作った切り花を出荷しても本当に市場の値段が安くでやる気をなくしていた。けどきみたちのような若い子がきて、こんな話をしてくれて、目が輝いているから。こっちもやる気がでてきたよ!”

 って言ってくれたんやけど、そういっているアキラさんの目のほうが、めっちゃ輝いていた気がするけど。。。 


IMGP1678.JPG
夜は農家さんたちと 出荷場で飲み会で、話に花が咲き、 世代を超えて未来を語りあって植物の話をしてたら、ふつふつとアドレナリンが出てきてたまらなくなった。
たぶんヤギ汁の食べすぎのせいではないと思う。


植物好きとならどんな世代でもどんな人種でもすぐにわかりあえる自信がありますおれ。




来週、熱帯植物を探しに赤道下のジャングルに行くのもますますたのしみになったわ。


SN3R0049.jpg

これはホテル横のバーにつれってくれたときの中井さん。
酔った勢いでカウンターに乱入、店員さんに、

”客が少なくてもここでもっと焼き鳥焼いとかなあかんやろ!”

と勝手に肉を焼き始める中井さん。 その勢いに圧倒される店員さんたち。

その後、勢い余って焼いている鳥に水をかけまくって、煙をあげて満足そうな中井さん。 

 やはり、人生勢いって大切ですね!


 飛ぶ鳥を落とす勢いの仲卸さん、日本を代表する花ブランドをやっている農協、そして不思議な植物の力を持っているおれの会社とのコラボをおたのしみに。


 





posted by seijun at 22:24| for display , 装飾用

2011年05月10日

とある先生と



今日、中国雲南省からミャンマーとの国境にかけてのまだ見ぬ植物について語りあった。 

  
 
posted by seijun at 22:52| for dreamer , 男の夢とロマン

2011年05月09日

男気!

IMGP1564.JPG

全身全霊のようす。 
posted by seijun at 23:09| diary

2011年05月08日

銀閣寺の裏山ニテ



IMGP1595.JPG

IMGP1599.JPG







お寺に咲いていた、天晴れな牡丹の花と。




IMGP1608.JPG


 現在 銀閣寺花方・珠寶先生とその花を、カメラマンさんが毎月のように撮影をし、写真を撮りためている。




 珠寶先生の周りには何人もの本当にすご腕のカメラマンがついているから、その 所作の美しさや、色彩、ライン、呼吸の美しささえも 、逆にファインダーを通すことで明確に見えてくることもある。

そう考えたらより世間に伝えれると思うと、なんだか不思議と安心感を覚えた。







posted by seijun at 22:46| for ikebana , いけばな花材

2011年05月07日

リデル


IMGP1583.JPG

IMGP1582.JPG




今日は、いつもおれの髪を心配りしていただいているヨシオカヨシコさんがいる大阪・藤井寺にある美容室、リデルの10周年記念日だった。


”いつもお世話になっているし、何かサプライズしよう”


 みんなで考えに考えたあげく、大きな植物輸送用の箱のなかにおれが隠れて、正二さんと片岡が配達員になり、”清順からのおもしろい植物の、プレゼントです”、と、美容室にその箱を届ける。

 で、その箱のからおれが現れてクラッカーでパンパカパーン!10周年おめでとう〜!”っていう作戦。








美容室ちかくのコンビニで、入念にリハーサル。
P2041141.JPG

スムーズに搬入できるか重さもチェック。
P2041139.JPG

クラッカーはゴミにならないやつで。
P2041145.JPG


ちなみに初めて箱のなかに入るとびっくりするくらい真っ暗! 

台車に乗せられて店に入るころには、仕事でも経験したことのない緊張感だった








そして、店に着き、箱に入ったまま店に納品されるおれ。  

そうすると声が聞こえてきた



正二さん ” まいど〜 いつもお世話になります。 コレ、清順が海外で見つけてきたすごい花なんです。10周年記念日のプレゼントです”

吉岡さん ”いや〜 うれしいわぁ。”


そして店内は、スタッフやお客さんまなどみんなでハッピーバースデーの大合唱がはじまった。 



その中で、箱に閉じ込められたおれは、みんなの歌を聞きながらなぜか一人で心臓が破裂しそうなくらい緊張!




しかも必死で箱のなかに納まるために頭を下にまげていたら首が吊りそうななったので右の頭を振ると全身タイツの頭の部分がプリっと脱げてしまい、おれは完全にパニックに! 





なんとか必死に頭にタイツをかぶり、大合唱が終わる。










そして登場! (写真なし)




パンパカパーン !







”10周年、おめでとうございます〜!”




 





P2041148.JPG



P2041152.JPG


大成功!








 ヨシオカさんは、髪型でおれの運気を上げてくれた恩人だ。 

 正二さんもヨシオカさんにしてもらってから急にモテはじめたり、やはり髪型(美容)ってすごい重要やなぁとつくづく思う。 ちょうどおれの両親と同じくらいの年齢だけど、ヨシオカさんの感覚は常に最先端でおどろかされる。

 ヨシオカさんといると、いつも愛されていると明確に感じさせてくれるから、シンプルにおれも愛情表現しやすいし、喜ばせてあげたいと思うし、それを双方の周りのみんなも汲み取っていつも協力してくれる。 


 友情関係も商売でも恋愛でも同じで、要は目の前のその人その人と、どうやって付き合っていきたいかお互い明確であれば、関係はきもちのよいものになると思う。





 もともとおれの仕事は美容師の仕事と通ずるところが多いから美容師さんとは話があうのだけれど、

 ヨシオカさんはずいぶん昔から、変わらずずっとおれの成功を信じてくれている人だ。

 だからおれは絶対成功してヨシオカさんのようなひとたちの期待に応え、恩返しできるよう、努力しつづければならない。




P2041146.JPG
これはプレゼントした、おっぱいぷらんつ。



P2041154.JPG


美容室・リデル http://www.liddell.co.jp/pages/top.html


posted by seijun at 21:25| diary

2011年05月05日

休日の過ごし方



いままで講演といえばギャラリー、市役所、美術館、大学、ホテル、百貨店などいろいろなところでやった。おれには自分のイメージをどういうふうに持っていきたい、という気持ちが全くなく、

なによりおれ自身、自分のテイストがない。

だから植物も100円以下のものから1000万円以上のものまであつかっているし、卸先も、世の中の超一流からホームセンターまで境目がないし、植物が縁なら相手が”お洒落”でも”コテコテ”でも”マニアック”でも関係ない。

 植物のおもろさを自分の体験から少しでも伝えたいと思って講演も時間を割いてやっているが、今回初めて受けてみた園芸店・陽春園での講演会は、さすがに園芸で栄えるおれたちの地元を代表する実力派・老舗園芸店の陽春園さん。定員100名の整理券を待つ方のなかには60代、70代の方も多くお目にかかることができ、うれしかった。

 ”ファミリーガーデン”という、真にストイックで、そして時代に流されない永遠のスタイルの園芸店というのは本当に敬意を表するに値します。 改めてやってよかったなぁと感じました。

微力ながらこれからも園芸を本当に普及させようと思う活動には、日々の卸業務をこなしつつ、いち業者としてできる範囲で応えていたきいと思います。


サボテン.JPG
この写真は阪急百貨店にて講演後、チーム阪急さんと。   *阪急さんで流行っている(?)サボテンのポーズ


IMGP1544.JPG
この写真はおれの嫁さんのお父さんのお兄ちゃんの娘さんの子供の、おれよりIQが高いリアちゃん。



スペインでの業務をちゃくちゃくとこなし帰ってきたあとは、ゴールデンウィーク。依頼を受けていたふたつの講演会や、琵琶湖でのバーベキュー、夜明けの氷水のような日本海でサーフィン、そして茨木音楽祭などへ行ったりした。

そういえば今日、巨人の小笠原選手が2000本安打を達成しました。 すごいよなぁ。 
 いいなぁ野球は。。。 子供から老人まで世代を超えてアツくなれるし。。。 
posted by seijun at 22:35| diary

2011年05月04日

発見と創造



IMGP1372.JPG
IMGP1363.JPG


おれがめちゃめちゃ好きな言葉のひとつに、
 

アントニオ・ガウディの 

”人間は創造しない、発見する” と言った言葉がある


 


 最高とおもいませんか。 





おれの仕事って、クリエイティブじゃないし、おれ自身、センスのかけらもない。

 だからなにかを創り出したりするのは苦手だ。




  けど、植物を発見することだけはだれにも負けない自信がある。

 

いけばなや、庭つくり、植物を使ったあらゆる空間装飾において、その素材となる植物は、真に植物素材そのものが作り手に発想をあたえなければならない存在だ。



 逆にいい花を活けたりいい庭をつくれるひとは常にいいものを見ている人、いい素材をよく知っている人が多い。 
 花や木そのもののことをあまり真剣に勉強せずセンスやデザイン画だけでは、自分の頭のなかにあるパターンの花や木しかなく、型にはまったスケール感から抜けることはむずかしいし、スケールに見合ったものは作れない。 だれの想像も、植物そのものの枠から超える想像はできないからだ。


IMGP1375.JPG
 ちなみにこれはガウディがpalmetto つまりヤシの葉っぱをモチーフに建築に活かしたサンプルだけれど、これこそ数年前からおれがスペインの提携農場で育ててもらっているヤシ、チャメロプス・フミリスというヤシだ。 

 チャメロプスは、普通のヤシとちがい、自然に盆栽風にコンパクトになる特徴と、雨の少ない地中海で育つため乾燥に強い。また寒さにも強いので日本でも簡単に生育する次世代の優良造園素材と思っている。 ちなみに毎回おれがこれを輸入するとすぐ売り切れ状態になる。 (ガウディヤシとでも呼んだろか!)

チャメロプス 26cmpot.JPG


 
 




 ところで サクラダファミリアを支える大きな柱には、感嘆した。 

IMGP1366.JPG
この美しい柱のモチーフになった木を知っていますか?



IMGP1400.JPG
プラタナス。

ちなみにおれはくわしく知らないがスペインにあるプラタナスは交配種らしい。 

そうそう、バルセロナの街路樹はほとんどプラタナスやったね。 街に植えられている街路樹の樹齢から推測すると、サクラダファミリアの柱はガウディが街路樹に植えられていたプラタナスをみて、それをモチーフにしたという可能性は低い。  建設が始まった時期より樹齢が若いからね。

 どちらかというと、若きガウディがプラタナスの幹の魅力を発見してサクラダファミリアの柱のモチーフとして用い、それにあわせて後に街路樹にプラタナスが植えられたと考えるほうがロマンチックだろう。




最近おれも建築関係のひとと話す機会も増えたが、建築家という職業は基本的に意識レベルの高いひとが多くいてる業種に思う。 そんなひとたちがさらに植物と関わりを持った建築の可能性を引き伸ばしてくれたらと思う。

  おれが世界中の植物からなにかを発見することで、どんなジャンルにせよだれかとなにかを創り出す発想のきっかけになればいいなと思う。






”人間は創造しない、発見する” とガウディが言った言葉は、裏を返せば、


 ”ほかの人が見てないラインを発見しまくったぜ!”      という自負と、
 ”本当の意味での創造という境地にちょっと足を踏み入れたのさ。”

というふうにも聞こえないでもない。 


いやー考えれば考えるほど恐ろしいほどの天才だ。





 
 
posted by seijun at 03:42| for dreamer , 男の夢とロマン