2011年01月29日

イベント情報

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”タニワタリ”と呼ばれているシダ植物があります。

常はもちろん緑のものなんやけど、写真のものはそれの斑入り種で、つまり柄が入っていて、しかもタニワタリなどシダの斑入りは大概 黄色の斑入りが多いけど、これは白い斑というのがさらに珍しい。さらに葉っぱの軸にむかって規則正しく斜めに入る斑という意味でも珍しい。  しかもこの個体はそういう珍しい斑入りのタイプでありながら、さらに葉っぱの先が枝別れしている”獅子葉”である。

 4,5年前にタイで、植物好きの王様の親族に献上したときにたいそう喜んでもらったものだ。



数年前から見出していた品種ではあるが、いまは少し繁殖されていると聞いた。 



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ヤシの 常識といえば、幹が一本で先に葉っぱがあって、つまり分岐しない。
ヤシのイメージといえば、南国育ちで寒さに弱い。

写真のヤシは、セレノア ルペンスという、日本人のヤシのイメージを覆してくれるヤシです。寒さに強く、雪をかぶっても大丈夫。しかも一本の木になるのではなく自然に盆栽のようにブッシュ状になる。 
 別名はノコギリヤシ。 サプリメントで有名な、つまりハゲに効くヤシです。2年前におれが日本に初めて輸入に成功したもの。






来週末に、東京・目黒にある、CLASKA(http://www.claska.com/)というホテルで、アートイベントに参加します。

イベントの詳細は→
http://www.d-ai-y.info/3/

おれ自身も5日に会場にゆきます。





花き園芸の世界って、実はアートやデザインの世界とすごく近いところにあると思っている。それらの世界はお互いに慣れなれしくしすぎる必要もないけど、かならず相乗効果を期待できる間柄でもあると思う。大切なことは偏見にならないことと、コラボをたのしんでみること、かな。

今回は、オーストラリア、東南アジア、中米、アフリカなど、おれが世界中を旅して集めた、ちょっとした話のネタになる系の植物や、意外に知ってみるとおもしろい系の植物などを中心に持っていきます。

posted by seijun at 22:33| rare plants 希少植物

園芸って元気

今日は青山で、園芸同友会にて講演をさせていただきました。




いままでの園芸界、そしてこれからの園芸界を担っていくひが一同に集まる会です。 

結構いままでは一匹狼でやっていた感があったから、呼んで意いただいてうれしかった。 



新年会では、たくさんのひとに励まされ、がんばらないと!と思いました。先輩方に背中を押されている感覚はなによりも心強い気持ちになれます。

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おれがみても”このひとは本当に植物がすきなんやな!” と思えるひとがごろごろいたのが印象的でした。こんなに元気がひとが150人も集まるとすごいエネルギーでした。



今回招いてくれた、実行委員の横山ナーセリーの横山直樹さん、NHK出版の出澤さん、錦幸園の山本明弘さんと。
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飲み会もめちゃたのしかったです、
posted by seijun at 01:49| diary

2011年01月27日

宮崎で。。。



なんだか、いまニュースで見たら昨日からの九州での噴火、すごいことになってるなぁ。。。 
50年ぶりの爆発的噴火らしい。
 
 宮崎県の都城市では噴石で車がつぶれたりしているのをニュースでみた。



ところで昨日、その都城市にある、日本桜名所100選に名を連ねる 母智丘公園 の枯れかけている山桜の木の上で ちょうど昼ごろおれは作業をしていました。
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現時点まで九州で桜探しの旅をしていて、いまだに代表的な桜である山桜の枝をゲットしていなかったのも不思議なくらいやったんやけど、宮崎では”山桜の枝をどこかで調達できればいいな”と思って、調べたあげたら 母智丘公園に行きつき、さっそくコンタクトをとって市の方に協力していただき、園内の桜の枝を分けていただいた。 


 山桜というのはもともと日本の山に自生している野生種やけど、実はいろんな種類があって、 普通は葉っぱが先で出てその後花が咲く。花自体は白色でちいさく繊細だ。  しかし山桜にも先に花が咲く品種やいいピンクのものもある。 おれたち業者間では、先に花が咲くやつを早生の山桜、先に葉っぱのでるやつを晩生(オクテ)の山桜と呼んでいる。 基本的に見かける山桜はほとんどがオクテのタイプだ。

冬姿の桜においてその山桜が早生かオクテか、を見極めるのは非常にむずかしい。おれならできるけど、普通は非常にむづかしい。

今日 母智丘公園に山桜を求めて行ったらもちろんたくさんのオクテの山桜を見かけたが、 その一角に、早生と思われる山桜が一本あって、ふとそいつと目があった。




半分枯れて、もう本当にしんどそうなのに生きて今日までおれを待っていてくれたんやなぁとしみじみ思って枝を切らしていただいた。絶対最後の花を美しく咲かせてあげようと思った。
最初の写真はその木の上から撮ったものだ。






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作業が終わるころは顔に火山灰がバシバシあたって大変やし、火山から出る雲で真っ暗。
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顔は灰で真っ黒になり戦時中みたいな感じに。公園を出るとさあ急いで福岡空港へ向かった。 噴火はすげかった

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噴火の煙を抜けると一気に空が明るくなった。





途中でどう考えても荷台の桜を久留米にある、桜の枝を集めて保管している農場に下ろしていたら飛行機に間に合わないと気づき、地元の植木屋さんにSOSと出すと、その仲間の植木屋のおっちゃんが道中の高速のICまで桜の荷物を引き取りにきてくれた。
”困っているなら”と長崎県から飛ばして助けにきてくれたの。すげー男気を感じたわ。 まだ2,3回くらいしか会ったことないひとなんやけど。

もうあたりは暗かったけど夢中で路上で桜を積み替えておっちゃんと別れたとおれはすぐにパンツいっちょになって着替えて、脱いだTシャツで灰だらけの顔を拭いてまた高速へ飛ばして飛行機へ。 


大阪行きの飛行機の離陸時間が19時25分、おれが空港に飛び込んだのが19時16分。 信号ひとつでもひっかかっていたら乗れなかたやろなぁ。空港で無言で搭乗口まで一緒にダッシュしてくれたANAのおねえさんにも感謝です。







今日は夕方まで会社で仕事をしていた。卸屋だからたくさんの仕事をこなさないといけないので入念にみんなとミーティングも。全部の依頼が同じ重みで大切だから。
いろいろあるね。             





いま青山のホテルにつきました。さっきまで、本の打ち合わせでした。明日は青山で講演会があります。





ちなみにおれは山桜でいうと、オクテです。 



posted by seijun at 23:58| for display , 装飾用

2011年01月25日

佐賀県ニテ 偶然 念ずれば。。。

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今日のランチは 佐世保バーガーでした。



ひきつづき九州桜行脚、





この九州各県での桜ハンティングは、最初は責任のある仕事なので、できるだけ効率よく各県の桜を集めよう、と思っていたんやけど、熊本の南阿蘇村の人との出会いや、鹿児島の桜島でのエピソードなどいろいろ自分でもおもうところがあって、最近もうちょっとロマンチックにできるかも、と欲がでてきた。

 たくさんのひとに桜がみてもらえる機会だから、せっかくなので各県のひとが誇りに思っているような場所で育った桜とか、話題性のあるとこから桜がハンティングできれば、その場所の宣伝にもなるし、買い物しにきた九州のひとも喜んでくれるかなと思い、いまはそういう気持ちで桜を探している、。
 またできるだけ桜の種類もいろいろ多めに見つけることができたらいいな、とも思っている。


 

今日は、佐賀県といえば佐賀城が有名やんなぁ、とぼ〜っと考えながら佐賀県に入り高速をおりて、

”佐賀城の城下町で、さくらんぼとかまだ切ってない桜の種類の枝をゲットできたら最高やねんけどなぁ”

 なんて軽く思いながら、さっそく佐賀城本丸跡付近で桜をさがしていたら、すぐ横の光円寺というお寺の庭で偶然さくらんぼの木を発見。

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うまくいくすぎていてちょっとびっくりしている。


 枝を快く分けてくれた奥様、写真は恥ずかしがって写ってくれなかったのが残念でした。




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これをみて 2秒以内に これは桜は桜でもさくらんぼやな、とわかればアナタもプラントハンター(?) 

 さくらんぼの花は、桜の花のなかでも比較的大きいほうで、淡いピンクで、すこしやらしい形をしている。
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先週  鹿児島県 桜島にて 思い出のシーン




鹿児島県へさらなる桜を探しにむかった。


どこに行こうかなぁと地図を見ながら高速を走っていると、”桜島”という地名が目に入った。地形からしてもどう考えてもパワースポットやろ、と思えるその形に惚れ込んでとりあえず桜島へ桜しに飛んでった。

道中事務所に連絡をとって桜島の歴史を調べてもらった。なぜ桜島という名前になったとかね。 

サクヤコノハナの姫の伝説、大昔に大噴火があったときに大量の桜の花びらが海に舞い落ちた伝説とか。 

 
初めて訪れた桜島はそれこそ島に入ると急に景色が変わり、若い松と雑木と岩の風景。 桜島は噴火していて、どこをみても火山灰やった


さっそく手当たりしだいに車を走らせて桜を探す。保育園、個人の家、公共施設、生協、なんでも桜が植えてある場所を見ながら、切り花になる桜を探した。 
島に入って小一時間くらいしたころ、国道を走っていたら高いコンクリートの土手の上から15cmほど、桜の枝が一瞬目にはいった。

”あ 八重桜や!”

すぐ車をUターンさせてその場所を確認。すると地元の中学校の校庭に植わっていた木だった。 何十メートルも離れたとこから一瞬で 八重桜と判断したが、ビンゴだった。

で、さっそく 校舎に飛び込む怪しいおれ。 
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急に現れたそんなおれの話を教頭先生たちはちゃんと聞いてくれた。
(ちなみにこの桜島中学校はサッカーの遠藤選手の母校でした)


おれ、かっこうも乞食みたいとよく言われるし、自分の会社の資料もないし、今回のプロジェクトの資料も作業着のポケットにグシャグシャになったものを広げて見せる。 名刺はたまたま見習いが持っていた奇跡の一枚をお渡している始末。

そんなんやけど、心の広い先生方に思いは伝わり、きちんと趣旨を理解していただき、桜の枝を分けてもらることになった。 
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校舎裏のフェンス沿いに植えられた八重桜の道路にはみ出した枝を分けてもらったり、電線にかかっている枝を切らせていただいた。 

途中、体育会系の気持ちいい先生が枝を下ろしたりするのを手伝ってくれた。
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また木の上に上りながら雑談するうちに、うちの会社も地元の中学生を一週間招いて体験してもらう”トライやるウィーク”をやっている話をすると 

”へえー 川西市ですか! あそこは全国は初めて職業体験を遣り始めた中学校として有名ですよ!”と教えてくれて、川西ラブのおれはまたうれしい気分に。

もう枯れそうだから、持ってってあげてくださいとやさしく言ってくださる先生方。

校庭で最後に上った八重桜は、もう元気がなくて再来年以降は生きていくのはむずかしそうだったので、枯れゆくまえにおれに出会えてよかったと思ってもらえるようにしっかり切っておれが最後に立派な花を咲かせてあげようと思った。 今年一年間はほとんど新芽がのびず、枝がしまっていて迫力ある形をしていた。通常八重桜はそういう形になりにくい。


桜島で出会ったあたたかい先生たちの前で大好きな桜の木に登り仕事をしていると、先生たちも”もしこの学校が無理だったら別の公共施設を紹介しようと思った”とか、”桜がうまく咲くように生徒をあつめましょうか!?”とか、

いろいろとうれしいことを言ってくれるから、なんだか自分の仕事を全部理解してくれているひとたちなのでは?と勝手に思ってしまって、何気ないその瞬間がすごく幸せで、なぜかこの10年間プラントハンティングをし続けた毎日が頭の中をよぎってきて、 思いが熱くなって久しぶりにぶるぶるきた。  


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桜島中学校の先生方と八重桜と。 

立派な花をさかせれますよーに
posted by seijun at 22:21| for display , 装飾用

お知らせ

planeta に、各作品にコメントしてみました。 左の窓をクリックするとみれますのでみてみてね
posted by seijun at 00:44| diary

2011年01月24日

熊本県 での ちょっとした奇跡の話




先週 九州でのこと。


熊本空港ICから宮崎県に抜けるために峠を越えようとトラックを走らせていたら、一面雪景色になった。 異常気象による寒波で道路が凍って車が進まなくなった。


ので、予定していた宮崎県でのハンティングを中止し、その日は熊本県内で桜を探そうと道を変えた。  

その瞬間、ふと桜の木が目に入った。


” あ アレは使える桜や” 

と線路沿いに植わっている桜の木を発見。 

早速近くの住民に声をかけ、博多阪急のプロジェクトのことを話し、桜の枝をわけてほしいと話すと、その人の両親が昔に植えた桜らしく、”もちろんどうぞ!”と快諾いただいた。
木に登ってびっくりしたのは、その桜は業界でいう、本桜の一種で、とても大きくていい花の咲く品種だった。

(ちなみにこういう仕事は 初めて出会う、葉っぱも花もない冬の姿の桜を見て、一瞬でそれがどういう品種の桜で、何色の花でいつごろ咲くか、開花調整可能な品種かどうか、を見極めなければならない。また、それが枝先まで花芽が付いているか葉芽ではないかをまずは木に登らずに見極める。 これは相当マニアックな世界であり、経験が必要とされる @エラそーに言ってるけど)

日本中に植わっている染井吉野桜ならみつけるのは簡単だけど、吉野桜は切り花にすると花の寿命が短く、使えない。
だからおれはそれ以外の使える桜を探しに旅にでている。

気持ちよく枝を分けていただいて、枝を十分に紐で絞ってトラックに積み込み、寒いなかお茶をよばれていると、おれたちのトラックの目の前に軽トラックが止まった。

ひとりのおっちゃんが降りてきて、なんだかこの桜の話を聞くと、それらは村が管理している公共の桜らしく、切ったことに対して怒っていた。 

おれは近所のひとのものだと確認してわけてもらったと説明したが、おっちゃんはそれはちがう、と言ってその場を去った。


おれたちもそのあと、また先を急いだんやけど、どうも あのおっちゃんのことが忘れられない。 というのは村の桜の枝先を切ったことに対してあれだけ怒れるのは、木や花に対して愛情があるひとに違いない、つまりいいひとに違いないと思い、そのひとに連絡をとってもう一度会いにいった。


 桜の木の下で再会して、今度はちゃんとおれがやってるこのプロジェクトのことや、花宇がやってる仕事などをそのおっちゃんに説明していると、安心してきたらしく、名刺がほしいといわれたので差しだしたら、

”お〜! あんた 兵庫県の川西か!”

と以外な一言。


話を聞いてみるとこのおっちゃんと出会った場所は南阿蘇村という阿蘇山のふもとにある村で、 彼はその村の市議会議員であり、いまちょうど兵庫県川西市と南阿蘇村が姉妹都市になるために奔走している最中だと言う。

”マジっすか!”

この乾杯すべき偶然の出会いに一気におれたちはテンションがあがった

しかも 

 南阿蘇村には”一心行の桜”と呼ばれる有名な樹齢400年の桜が祀られており、南阿蘇村は役場を挙げて桜日本一の村を目指して桜を15000本植樹したり熱心に活動している。

 この桜と川西の縁にはおれも興奮して黙っておられず、

”おれもいっちょ協力します!”
 ということで、阪急の桜をかざるとこに桜の産地と提供者のコメントや顔写真を載せたPOPをつけることを思いついた

何十万人と人がその桜を通るわけでそこで南阿蘇村の桜活動を宣伝しましょう!と言うとたいそう喜んでくれた。 



いいかんじやった。


それから桜の枝を捜しにいろんなとこにつれてってもらった。 寒波も気にせずに。
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また、熊本を後にしてからも九州滞在中に何度もお電話をいただいた。 もっと桜を南阿蘇村から提供したいから見に来てほしいって。
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最初に出会ったときに怒っていたおっちゃんの顔を見て感じたおれの勘は当たった。



プラントハンティングってのは、人との出会いから始まることが多いです。 あとは、運と、どの桜が使えるか見極める目が必要です。






posted by seijun at 23:34| for display , 装飾用

2011年01月22日

 桜  博多で

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現在進行中の 日本有数の商業施設プロジェクト 、JR博多駅とリニューアルと阪急百貨店の新店舗。 

いままでは本州から博多駅どまりだった新幹線が、もうすぐ鹿児島まで開通する。

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この巨大プロジェクトがこの春に完成し駅に直結して阪急百貨店が3月3日にオープンするのだけれど、花宇がそのオープンの日にあわせてたくさんの桜を咲かし、百貨店全フロアでいち早く花見ができるようにするという話です。



また駅前広場からのメインエントランスには15mキューブの空間があり、そこで10mクラスの大きな桜を咲かせます。



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簡単に言うてるけどこれは成功すれば人の手によって開花調整する桜としては世界最大になる。






先週は、このプロジェクトのために九州に入り各地を旅していた。





というのは、この話があったときに、おれが思ったのは阪急百貨店は関西の企業であり九州には進出するというニュアンスやし、そこでオープンに咲かす桜は、地元の木をリスペクトしたいという気持ちもあり地元で採れた桜の木を使うことにこだわりたいということ。九州は植木の産地やし。   おれも兵庫県民で、地元のことを褒められるとうれしいのと同じで、九州のひとも絶対愛郷心が強いはず、と思っていた。 
 
 このアイデアをプレゼンすると、”おもしろい!”百貨店さんも喜んでくれた。



このご時勢に、あえて花や木に重きを置いて店の装飾に真剣に取り組んでいる商業施設は天晴れやと思う。 それが1ヶ月も早く咲く桜でやる、というのだからお客さんはきっと喜んでくれるはず。


今回の桜の巨大”迎え花”は、 おれが九州各地を旅して全県で桜の枝をハンティングし、2月一週目までにそれらを全部福岡県にある今村さんという人の農場に集めて、(おれが内緒でモロッコの銀色のヤシを育ててもらってるところ)、  大きなトレーラーで兵庫に持って帰り、オープンにあわせて花宇の温室で開花調整をしてまた博多に持ってくる。


3月3日に7,8分咲きになり、その週末に満開になるように。
逆算して百貨店のプレスオープンの日の2月28日の前日に納品するように開花調整します。 いまのおれたちの体力と知力と技術を結集させる仕事です。

りっぱな桜の 花を咲かせることを約束します。

 あたらしく開通する新幹線 ”さくら”の名にかけて。






先週 九州を旅しながらふと

”毎日好きな仕事をできて、真に幸せや! ヤバい!” 

と幸せの波がどかーんと押し寄せてきた。 この仕事をやり始めて最初の5年間は辛くて大変やったけど、いまはホンマにたのしんでやれている。


九州での時間はあっという間の旅が終わり、福岡県、熊本県、大分県、鹿児島県での桜のハンティングが成功した。 のこすは宮崎県、佐賀県、長崎県。 
まだメインとなる巨大桜は決まっていない。 



これからすこしの間は 花宇にもどり日々に業務に取り組んだり、大切な常連さんとの打ち合わせを繰り返す。

昨日会社に帰ってきて、いつもと変わらず注文してくれるお客さんのFAXや、何気に注文書に書かれた依頼を見て、変わらず花宇の花を選んでくれる人に感謝したい気分になり、たはりまた幸せの波がどかーんと押し寄せてきた

posted by seijun at 22:48| for dreamer , 男の夢とロマン

2011年01月20日

九州桜行脚





いま大事なプロジェクトのために九州各地を旅して、いろんな地域から桜の枝を集めています。 



桜を探し道のりで

ひとのあたたかさに触れたり、思いもよらないハプニングにであったり、計算どおりの仕事ができたり、笑いまくったり、飲みまくったり、本当にいろいろある。 

プラントハンターって仕事は 運が強くなければならない と改めて思える旅でもあった。

いろんな人と桜との出会いがあって、毎日いろんな桜に登りまくって、超気持ちよかった


ひとまずさきほど九州から帰ってきたが、

書きたいことが山ほどあって、”もうどうしようか!”と思うけど今日はさすがに寝よう  

posted by seijun at 23:19| diary

2011年01月18日

日報

今日は清順さんのかわりに見習いが、担当します。
今は熊本のホテルで体を休めています。

ひきつづき九州各地を回っていて、今日は
福岡の桜をハンティングしてきました。

植木の職人さんにお世話してもらって
たくさんのところに連れて行ってもらいました。

ぱっと桜を見て、品種、これはいける、いけないの判断ができる能力は
改めてすごいなと思った。
それは知識や経験は当たり前だが
桜が1番好きだという気持ちが大事なんだと思った。

桜を突き詰めていって知識や経験はつむことはできるが
壁にぶつかった時、
そいつのことがどんだけ好きで、振り向かすことができるか
自分が中途半端なのに桜が思いっきりぶつかってくるはずがない。

自分もなにか、人にも強く言える
モノをつくり、それをつきつめていきたい。

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posted by seijun at 01:34| for display , 装飾用

2011年01月16日

今日もステキな出会いが。。。




雪が積もって車がスリップしてなかなか大変です。


ところで今日もステキな出会いが。


 どこでどんなことが起こるかわからないから、この仕事は刺激的でたまらない
posted by seijun at 23:28| diary

2011年01月15日

筑北村の桜について






切り出された桜は、
会社の水槽にストックするもの、
すぐに温室にいれて開花調整に入るもの、
4月以降の桜の枝の需要に備えて0度の地下冷凍室にストックするもの、
そしてのこりの大量の在庫を花宇の山の川に浸けてストックします。

これらは、いけばな花材、ホテルや百貨店や飲食店などの商業施設、結婚式、お葬式、撮影、パーティーなど、いろんなイベントなどを盛り上げる装飾材料として出荷され、 

依頼に応じて、要望どおりの咲き具合に調整して全国どこでも配送する。 (たとえば4mの桜を30本、7分咲きにして2月15日に東京に送ってほしいなど) 


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こんな感じで温室で咲かせます


2月に入ると材料をチェックしにきたりとか、実際に使う桜の枝ぶりを選びにきたり、いろんなプロが花宇に来社されるが、その際はできるかぎりどの桜がどの産地でどういうものかなどを伝えるようにしている。 
つまり花宇で仕入れてくれるユーザーには、市場に出回っている桜の枝をただふつうに仕入れてどこかに使う、という従来の枝の流通と差別化して、その桜の産地やストーリーを少し知ってもらって使ってもらえたほうがいいと思っているから。 
 最終的にその桜をどこかで眺めてくれる一般の方などはなにもむずかしいことを知る必要もないし、ただその美しさをたのしんでもらえればと思うが、プロとして活け込んだり空間を演出している人たちは少なくとも自分の使う素材ことは知っておくべきだと思っている。

 もちろん桜に限ったことじゃないけど扱う素材のことをあまり知らないで、花を売り買いしている業者も多いのがこの業界の問題点だから。 仕事になんの主張も感じられず花をただの商品として売り買いしているなら花宇に来なくてよいから、市場へ行って安い流通モノを買うべきだろう。

   花宇に材料を見にきてくれる方は、知らないことや知りたいことは、仕入れる前にどういうものか、できるだけ聞いてから仕入れてほしいと思う。




昨日は、この春のビックプロジェクトのため、朝いちの飛行機で福岡に入った。

飛行機のなかで爆睡したけど福岡空港に着いて起こされたときは、”この世の終わりや〜!”と思うくらい眠たかった。 

 昨日一日はまずその仕事のための基地となる農場を訪れ、その後4人の植木職人さんにつぎつぎに世話してもらいながら産地を回った。



  今日は朝ホテルでゆっくりできた。いまからそのプロジェクトの現地調査に行ってきます。

で、 これから4、5日間九州各県を旅しながらさらなる桜ハンティングを開始します。
 
 


posted by seijun at 11:44| for display , 装飾用

2011年01月13日

信州桜切  2011

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 今年も激しく熱かった。 おれたちが仕事している場所の外気はマイナス5度と涼しく、秋用の仕事着で仕事していると丁度汗をかくこともなく、この5日間死ぬ気で桜と格闘したおかげで風邪も一気に治った。 しかしさすがに体中が痛い。 
 卸束にして300束以上。2m〜7mの枝、1000本以上。今年も日本中に桜を咲かせたい。この春も花宇と筑北村の桜をよろしく
posted by seijun at 22:42| excursive plants やんちゃな木

2011年01月08日

新春 そして




今日は朝いちは梅の木を探しに周って、そのあとは銀閣寺へ新年会に行ってきました
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毎年1月7日は 足利義政公の命日なんです。




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新しくできた 研修道場の床の間には、前に切った柳があり、葉牡丹と蛇の目松。 




 新春、  ですね。




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これは大書院で活けられていた、立花風たてはな。 

見た瞬間、

”おっこれは?” 

 とおもって、なんとも不思議に思っておもわず上から覗いてしまった。そしたらやはり苔木が真だった。つまり最初にたてたということ。 紅白の若い梅は沿だった。 おもしろいです。
そして小さな葉牡丹が入ってるとこがフェミニンやなぁ




あ〜午前3時半。いまようやく仕事がおわった。あと数時間もすれば極寒の信州へ、4、5日間山こもりに出発します。毎年恒例の、桜の切り出しです。

男だらけ汗だらけの戦いのはじまりです。



posted by seijun at 03:36| for ikebana , いけばな花材

2011年01月06日

今日から花宇も営業開始です







今日は仕事初めということで、携帯がつぶれたり うっかり車で他人の車に突っ込んでしまったり、声が枯れて、出なくなったり、なかなか愉快でした。


出社したスタッフもみんなも相変わらず元気そうでなによりだ



それでは今年もよろしくおねがいします。

たくさんの依頼や注文、おもしろい話待ってるでぇ



posted by seijun at 23:02| diary

本物志向

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今日は南青山のにある、45rpm という服屋さんに黒松を搬入していた





その45rpmの新年会のディレクションをしている、石澤由美子さんの依頼だった


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おれが注目している花人のひとりで、 石澤さんとはひょんな縁で知り合った。 昨年プラントハンターをテレビで観た彼女のお父さんが、”自分の娘と一緒に仕事したらええのに”と思ってくれたらしく、石澤さんにうちのことを話したことから、興味を持ってくれてある日突然電話がかかってきた。 
 そのとき初めて話した印象が深くて、 すごく花に対してまっすぐなひとやなぁと感心したのを覚えている。それから幾度となく石澤さんの現場で花宇の花材を使ってもらってる。 

 花に対する姿勢も素材に対する意識も非常に高く、目も肥えている。そんなひとだから、おれたちが用意する枝一本の価値がどういうものか、わかってもらえる。若いおれが言うと変に聞こえるかもしれないけれど、 話していると”ああー この人わかってるな”と思うことがよくあるし、いけばなの家元でもないのにどうしてこんなことを知ってるのだろうと思うことがある。 
 

今回は 正月ということで、自然風というよりは 末広がりの、清廉と葉がきれいに仕立てられた黒松の選んだ。

 おれも石澤さんも 場所とイメージにぴったりで、サイズ感も幅奥行き高さすべて完璧だった。 この黒松が原綿でできた、めでたい富士山とぴったり出会い、最後まで立ち会うことはできなかったけど、天晴れな新年会を演出するやろなーと思った。
  
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写真にのせてないほうの松がかっこよかったんやけど。

 45rpmはおれが言うまでもないが、相当 意識の高い服屋さんだ。たまたまおれも大好きで、実はこの10年くらいはプライベートでは、いつもどこかに45rpmのものを着ている。 
  だから今回のお仕事で本社や本店を訪れたがやはりその本物志向に感心した。 それにこの新年会のために、大工さんが10人くらいせっせと準備に追われていたが、このご時勢にそれだけ大規模なたてこみをしてまで新年会をするとは、本当に粋だと思う。



松の搬入が終わるとタクシー飛び乗りまた本作り。 徳間書店のスタッフもおれもすこしでも時間が合えば、会って進めていってる。新幹線が出発する直前まで品川駅で録音し、植物のことを熱く語りすぎて本当に声が出なくなり、時間いっぱいまでつめたら新幹線に飛び乗った 
posted by seijun at 00:15| for ikebana , いけばな花材

2011年01月05日

2011年活動開始




今日は朝4時半から来春にはやく芽吹かすためのもみじを探した。


 そのあと 夕方には東京へ到着、ひきつづき 来春出版の本の取材をすすめた。おれがいままで受けたインタビューはすでに原稿80枚くらいになっていた。 今日もまた、すごい盛り上がり、士気を高めるとともに”プラントハンター本”への意気込みを確認しあった。 ずっと何時間もカフェで話していると妙なテンションになってきて、おれが乗ってくるのか、タイミングよく野間さんと大久保さんが乗せてくれるのかはわからないけど、話していくうちにどんどん高みに上っていって 、ついには胸が苦しくなることがある。


それにしても咽が枯れて声がでない。 ちゃんと録音されてたらええけど。笑




そういえば19歳〜21歳のオーストラリア放浪時代の日記を持ってきてほしい、と言われたので持ってきたら最後のほうのページに、いつか自分が本を書くときのためにメモしていた”書きたいことリスト”を発見。  
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 ちなみにそのリストのなかに ”リックのこと”、と書いてあったが リックとはおれが弟子入りしていた最強にカッコいい格闘家のことで、 すでに本のなかでおれの尊敬するひとの章で登場している


posted by seijun at 00:31| diary

2011年01月02日

今年 花咲かします!





ちかくの三輪神社に初詣に行ってきました。





誰もいなかったので静かでした。 



今年は、いままで以上に気が狂ったように植物を集めようと思っています。



お賽銭には100円を入れました。




来春は過去に類をみない巨大な規模の、桜の開花調整に挑みます。 

何十年がかりで遂行されていた、いま経済連の流通業界で、もっとも日本のなかで注目されている商業施設のプロジェクトが完成する、3月3日オープンの日にあわせて巨大な桜の木を咲かせるというものです。 

   これまでも桜やその他の花を自在に咲かせて世に送り出してきつづけた花宇ですが このプロジェクトはおれにとってひとつの集大成的な仕事になることと思います。  

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 ”アレ、100円って満開の桜が描かれてたっけ”

と思い出して、縁起がええなと思って賽銭箱へ投げた。 
posted by seijun at 18:49| for dreamer , 男の夢とロマン

2011年01月01日

2011 SPROUT

 





”もしかして 植物ってすごいかも” 

”植物ってすごい可能性がある” 

”きれいなものはきれい”

ってちょっとずつ気づいてくれる人がまわりに増えてきた去年は、本当に天晴れな年だったと思う



さて今年。 もっとそう気づいてくれるひとが増えることを願いながら今年も一生懸命がんばるだけやなぁ

 それではあけましておめでとう
posted by seijun at 04:50| diary