2010年11月30日

帰国

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海外での植物収集において一番大切なのは 
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現地で助けてくれる仲間と、

どこでだれがどんなものを収集生産しているか熟知していることと、

運と、

ちょっとした計算と、

ひとをバランスよくギョッとさせるような植物を探すこと。

あとは、生牡蠣を食って腹を壊してボッタクリ病院にいって入院しろと言われても、ちゃんと断ること、 かなぁ。

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これは世界でたったひとつという、新種のヤシ。ピナンガの斑入り? とにかく貴重な個体



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これはこのブログの読者さんよりいただいた、パイナップルの突然変異。実は数週間前、ふとメールをもらい、”こんなものがあったけど、要りますか?”とありがたいお便りだった。 ということで、この方と現地で合流しいただいた。


アデニウムみたいなかわいこちゃん

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posted by seijun at 22:34| rare plants 希少植物

2010年11月27日

旅の思い出

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野生のberry   甘くてうまかった



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たまごもかわいくおいしい


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ゴムの木  日本でいういわゆるゴムの木ではなくて 本当にゴムを採取する木






時間が足りなくて、割とせかせかしています。またゆっくりブログ書きます
posted by seijun at 00:29| excursive plants やんちゃな木

2010年11月24日

美しい。。。

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美しいものっていつでも力があると思う。



もしこの植物に、和名をつけるとすれば、

千成芭蕉と名付けたい。








ところで一昨日 銀閣寺で見た 月は満月やった。 

今夜は何千キロも離れた場所から同じ月をみている。 ほろ酔い加減でここから見る月もまた美しい、満月です。
posted by seijun at 00:18| unusual plants , キワモノ 

2010年11月22日

六甲でのイベント。

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長野県で種を撒いてもらった ハーブ、”ボリジ”が会期中にめちゃ成長してた
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六甲ミーツアートでは友達のデザイナーの 柳原照弘さんの依頼で彼が手掛けた温室カフェのインスタレーションに植物を提供している。おとといはそのイベントで彼と植物話を広場で。

このインスタレーションでは、ここに来たひとがそこで出会った植物から自由な発想でレシピを想像し絵にのこしていく。 これはこの会期が終わったあと植物たちがいなくなってもそれがレシピとして来場者の記憶にのこり、それがまた次のプロジェクトのつながっていくというもの。

  ひさしぶりにカフェ ”レシピ”と名付けられた温室に入ると、来場してくれたかたたちが、想像し描いてくれた、植物を使ったレシピが絵本にびっしりあって、びっくりした。 本当にたくさんのひとが来てたのしんでくれたのだなぁと。  サボテン丼とか、最高だった。

 
植物の魅力とか可能性って本当にいろいろあると思うんやけど、それを引き出してくれるひととの出会いもまたおれにとってはたのしみのひとつ。

  今回もまた、まったく違う業界にいてる柳原さんとこれだけ価値観と共有して、ひとつのものを作るって、おもしろいもんやなぁと感心。 
 

 
posted by seijun at 23:41| ornamental plants , 観葉

21世紀のサロン

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昨日は、銀閣寺の研修道場ができたということで、お寺の大書院から新研修道場にお引越し。

花務係りを手伝うみんなでワイワイいいながら

 お寺にあった花の道具や資料や珠寶先生がまとめた花伝書などを新研修道場の秘密の部屋に移動したりした。 


新研修道場では、茶、花、香を中心に学べる場所になるが、それ以外にも、他のジャンルの講師を招きセミナーなども開かれる。
 これはまさに室町時代に義政公が描いていた、夢のサロンの再現だと思う。 


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これは今回持ってった ”朝倉” という山茶花。




 もうすぐ冬ですね。
posted by seijun at 23:38| for ikebana , いけばな花材

2010年11月19日

てんやわんや

今日は 来春新しくできる友達のお店のシンボルツリーになる大きな木を探しに周ったり、紅葉のきれいなイガフウジュを刻んだり、いけばなの稽古花材を切りに行ったり、温室の上のほうに住み着いていた大きな食虫植物をてんやわんや言いながら降ろしたり、来週一週間のプラントハンティングについて何度も打ち合わせしたりした。

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そういえば今日温室で見かけた2年前にコスタリカのジャングルで見つけたフィロデンドロン。
ベルコーサムには間違いないと思うが、オヤジが30年前に見つけて日本に導入したフィロデンドロン・ベルコーサムとはすこし違う気がする。

新芽を出していた。 たまらん

今週から、面接を開始しはじめました。 



明日は六甲へゆきます。

posted by seijun at 23:13| rare plants 希少植物

2010年11月18日

これからの植物の紹介する記事

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今日は、”スタイルアサヒ”の撮影でした。


  
 取材の要望を聞いたときは ”一般向へに植物のハウツー要素が入った記事を” ”ガーデニング” をいうキーワードから、 

 ”自分は卸屋なので一般の方むけに発信できるような要素がないので、コンセプト的にふさわしくないかもしれません”と思ったことをそのまま伝えると、大人な取材スタッフの方たちの柔軟さと器の大きさのおかげで、毎回計画してやってきた趣旨を変えていただき今日の取材にいたった。


とにかく植木や植物のすばらしさを世間に伝えようとしてくれるのはすばらしいことです。来年の4月、5月号です、みてね。

内容は、プラントハンターの観点から見た、これから流行るだろうと思う植物をセレクトし紹介するというもの。

実際、ベテランの植木屋さんや観葉植物屋さんから ”これからどんな植物を育てたらいいかわからないので教えてほしい”と相談を受けることはよくある。



5月号は
  ”ドライプランツ”ということで 写真のような 雨のあまり降らないところで育つ植物を中心に紹介している。水遣りの要らない庭なども提案できる。 
 写真ではオリーブ、アガベ吉祥天、 アガベ・アテナータ”ボーチンブルー”、 タイヨウラン、 仙女の舞(これはインドア用) 、ユッカ・ロストラータ 、南米ノコギリヤシ
など。 


 ちなみに写真はないけど4月号は ”エキゾチックプランツ” というカテゴリで、ちいさくてもちょっと印象的な植物や、手元においていておもしろい個性的な植物などをセレクトしています。またおれが発見し、名前をつけた新種の植物で来年から市場に発売される植物も2種類、紹介されてます。たのしみだ。






あ 虹や。
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スタイルアサヒは毎月200万部発行されるので、今回紹介した植物が流行ればエエなぁ とちょっと思います。

 

posted by seijun at 22:08| for landscape , 庭木

2010年11月17日

落慶法要記念、武者小路千家大茶会 銀閣寺  のお手伝い



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午前7時半 まずは銀閣寺に新しく建設された研修道場の雨戸を開けるところから今日が始まる。




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大書院ニテ。  床に たてはな をいける珠寶先生。  あ〜 なんだかこの、先生が花を活けるのこのポジションから見るのひさしぶりやなぁーって。 ホッとする感じです。 今日は桐が真。下草にはおれにとって今年一番の 赤椿  ”妙蓮寺”の満開の花が一輪。 

ご存知のとおり、 茶会の床の花は、 通常開いた花ではなく、蕾を活ける。 しかしたてはなや立花は 開いたものを好んで使う。 古い花伝書に描かれたたてはなや立花を見るといつでも満開の花が活けられている。

 



今日は、武者小路千家の若宗匠・千宗屋さんの記念すべき銀閣寺で初のお献茶式だった。




一通り準備が整った午前10時半 、お献茶式が始まる。 
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そういえば千さんのお献茶を見るのも パリ以来やなぁー としみじみしながらも一つ一つの所作に見とれてしまう。

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やはり この人は茶道のために生まれてきたひとやぁ と。

先ほどちょうど千さんから携帯へメールが入った。
”今日は忙しいなか駆けつけてくれてありがとう。お茶も差し上げたかったけどまたの機会に!義政公と美しい紅葉に免じてお許しください。また来月 香港で会いましょう”ってさ。

若くしてあんな大役を終えて本当にたくさんの客人をもてなしながらもおれのような一般人にこういうメールを送れるところに千さんの人柄が表れていると思います。

実は今回の前日、 珠寶先生から 
”千さん初の茶会をがんばって盛り上げましょう!”というメールもあった。おれも今回の茶花は一輪一輪にこだわったつもりだ。

 いつも思うけど珠寶先生も千さんも輝いている。確実に世の中に必要なひとたちだと思います。
なんだかパリに行きたい気分になりました。


ところで 次回の慈照寺文化交流プログラムは、来月8日〜12日、香港で行われる。いまからたのしでならない。




今日はこれからの東山文化を担う二人の後ろ姿に にやにやしながら帰ってきたのでありました。


posted by seijun at 23:02| for ikebana , いけばな花材

2010年11月16日

小豆島ニテ、新しいプロジェクトに着手します。

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昨日は会社で一日中てんてこまきながら走り回る。明日は銀閣寺で大事な茶会があるためお茶花を切りにまわったり、依頼されているクリスマスツリーをがっさり集めたり、切り花切り枝などを捌く。普段の業務があってこその毎日。

仕事が終わると、黄瀬君と神達さんと合流して深夜まで話にふけったあと、

そのまま岡山まで走った。 そして今朝小豆島へ。 




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この土地もまた 縁を感じる。 これから先、めちゃめちゃおもしろくなるから注目してほしい。



 柳生さんいわく ひとにはみなそれぞれ”役割”っていうのがあるらしい。

  信長は、最初はだれにも理解されなかったらしいけど、 おれもまた数年前はおれのやってることはだれにも理解されなかったりして、それでも自分の真は絶対曲げなかったから生意気なクチをたたいて、よく気ちがい扱いされたもんだ。笑 でもここ数年はおれの言ってたことが正しかったんやなって思いなおしてくれるひとが少しづつ増えている気がする。 おれのマネをしてくれるひともでてきれくれてうれしい。まだ素直になれなくて認めれない人も、いつかは、と思うから気にならなくなった。

 でもいつでもおれの成功を信じてくれるひとがいたのもおれの幸運で、 柳生さんはいまはおれのことをほとんど知らないはずなのに、おれがこうやって脱線したことをたのしくやっている姿を見て成功者と言ってくれる。

 いまは365日植物にまみれてサイコーにたのしい。  柳生さんは おれの(見た目が)信長みたい、と言う。月とすっぽんのスケールの差やけど、そう呼ばれたのはちょっとうれしかった。  

柳生さんはいままでいろんな修羅場を乗り越えていまの境地にたどりついたのだろうと思う。ひとことひとことがおもしろくて聞き逃せない。
 
”すんませんけど、柳生さんのいいとこ盗まさせて下さい”と言った。


最近すごいな!と思える人と会う機会が多く、すごく刺激になっている。


毎日熱い日が続いているが、どうか体調だけは崩さぬよう。
   

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とにもかくにもこれから小豆島は注目です。






ところでおれには最近、仲良くなり始めた女の子がいてる。










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これは彼女が書いてくれたおれの似顔絵。 

ちなみにあだ名は ”プーさんのおにいちゃん”。  


信長もうれしかったけど、”プーさんのおにいちゃん”もうれしいあだ名やなぁ

posted by seijun at 23:53| diary

2010年11月15日

木村充輝さん。 最高でした。

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木村さんの歌声を聴いたひとは一生忘れることがないだろうが、今回の温室でもあの神さまのようなダミ声にみんなが耳を傾け、恍惚の表情で開場が一体となっている空気感が最高やった。

”ゲゲゲの鬼太郎”のテーマソングから、おれの大好きな ”胸が痛い”、”嫌んなった”、往年のブルースのカバーも、あの問題作も、そしておれが死ぬほど好きな曲、”No woman ,No cry" も。!!

今回はおれのきっての希望でライブ時間は午後4時から6時にしていただいた。これは、夕暮れから陽がゆくゆく落ちていくのを感じながら歌を聴きたいという気持ちから。 

そして最高の時間をすごせましたね。 すばらしいライブでした!

 ライブに来てくれた小学生のユウヒ君が、”木村さんが歌っているとき、植物もちょっと揺れてたよ”って教えてくれた。ユウヒ君によると植物も一緒に歌っていたらしく、ステキなことを教えてもらっておれもいい気分だ。

 1号室の温室では150人くらいがちょうどやなぁとも確認した。橋本さんの用意してくれたワイン、西良さんの用意してくれたビールは瞬く間に売り切れ、ビールサーバーが空っぽになった。 おれの大好きなカレー屋 プーリさんのカレーをたくさんのひとに食べてもらえておれも超満足でした

ステキな時間を、集まった小数のひとたちと分かちあって音楽で気持ちよくなる。 自営業なので毎日せかせか働いている。この5年間、おもろいことには事を欠いた記憶がないが、おもしろいことはいくらあっても足りない。


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そういえばおととい、ずっと探していた出在家温室の移転先が決まった。
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  1300坪の山の土地。花宇から車で5分、すぐ近くにあるのに、大きな木に囲まれているのですごくプライベート感がある場所やねん。車道から曲がりくねった砂利道を入ったところに広がる。最高やで。これからこの山を開発をし、120坪の温室を建てて、その中で多肉植物とサボテンをめちゃくちゃ育てまくって、その周りに山野草の畑と鶏頭やインドの花の畑、切り枝用の木を育てるのと、そして実のなる蔓植物もいろいろ栽培したり、変な植木のショールーム、植物実験場などを考えている。ハンモックもベンチもほしいなぁ。  

これからぼつぼつ開発しながら自分のお客さんや友達だけをたまに連れてきてたのしいことをする。おもしろいプロジェクトの打ち合わせをする。 でっかい夢を企む。  気のあうひとと行く、だれにもじゃまされない、変な植物に囲まれた自分のちょっとした村を作ろうと思っています。最高の大人のおもちゃやで。 来年はここでライブやろうぜ












最高最高最高〜! 


posted by seijun at 15:37| diary

木村充輝 LIVE IN 花宇



なかなか眠れない 

 
 今日のライブの余韻のおかげだ



posted by seijun at 00:01| diary

2010年11月14日

魅せる

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広島でのいけばなデモンストレーションのリハの様子。 今日の本番をみることはできなかったが、リハーサルでも十分に見ごたえのある舞台やった。 
40歳くらい年の離れた方と、美しい木や花という共通の感覚を共有し、お仕事させてもらえるのが何気にうれしい。 また、この仕事をご一緒させてもらった広島の小島芳華園のおっちゃんも気持ちのよいひとで非常に雰囲気のよい現場でした。 きっと本番はすばらしいものだっただろうと思う


使用したのは、八房五葉松 紅枝垂れ楓 枝垂れエンジュ、 インド鶏頭  その他



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posted by seijun at 22:40| for ikebana , いけばな花材

2010年11月11日

おじいちゃんの言葉





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今日は、今週末に広島で小原流の難波先生と小原宏貴五世家元が行ういけばなデモンストレーションの花材を用意。


インド鶏頭も寒くなってきて、盛りを超えたが、ぎりぎりなんとか使えるものを100本。  

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紅枝垂れ紅葉。



そしてコレ。
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レッカーで水を飲んでもらう。


実は先週、難波先生から電話があった。

”アナタ、ちょっと確認するけど、あの松は神社のものではないですね? ”

”あ はい もちろんです!”

”よかった。 もし神社のものなら、お互いの身によくないですからね。 昔、山口県でデモンストレーションをしたときに 地元の人に、ある神社の藤づるを使ってほしいと言われたことがあったんです。でも、お寺の木は切ってもよいけど、神社のものは手をつけてはいけないと、アナタのおじいちゃんが教えてくれたの。そのときは三世豊雲家元もおられて、なにかあってはいけないからと、それから私たちは一度も神社の木を切らないようにしてきたのよ” 

 と話してくれた。


”でもアナタね、あれだけの松だから、ちゃんと塩でお祓いをしてから切りなさいね。”

”了解しました!” 

と返事しながらも、ふと思い出した。

一年前、この八房五葉松を育てていた九州の植木屋のオヤジさんが ”もうこういう松を庭に植えてくれる人がいないからなんとかしてほしい”ということで、お願いされて買ったものということを。 おれは木を切ったり消費したりすることは必ずしも自然の摂理に反するとは思わないし、広い意味でかわいそうとは思わない。 理由は植木屋のオヤジが一番知っている通りだ。

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”それからアナタ、舞台のリハーサルは手伝いに来なさいよ” と最後にちゃんと付け加えていただいた。 お世話になっている先生の鶴の一声で、数ヶ月ぶりの終日休みのはずだった今週土曜日は、紅葉もみじと芭蕉をもって広島へ走ります。
posted by seijun at 23:39| unforgettable flower,  いつまでも

木村充輝さんライブ 最終情報



おかげさまでつぎの日曜日の温室ライブはほぼ定員ですが、もうすこしなんとかなりそうです。迷ってる場合やないでぇ〜  
 

いちおう約束事ですが、近所迷惑にならないよう、気をつけてたのしみましょう。木村さんの声で感動して泣くのはOK!  車は川西能勢口駅付近に止めるかなどして、公共交通機関で来てください。なお、このイベントでステキな殿方もしくはベッピンさんに出会った方、恋愛に発展したらおれに感謝してください。



花宇は絹延橋の駅を降りて踏み切りを渡り、すぐを右に曲がって歩いていると大きな温室が見えてきます。 
 いまはこのライチの木の根っこが正面にごろんと置いてあるし、当日はコレに風船をつけてかわいい目印におくから目印にしてくださいね。
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posted by seijun at 23:00| diary

2010年11月10日

丸裸で。

昨日は東京で打ち合わせを重ねた。 お正月明けの現場を下見しに行ったり、来年の春の大きな桜の装飾の打ち合わせ、

 そして東京出張恒例の来春徳間書店より出版する本の取材。


内容は、濃いものにすべく、なにもかも包み隠さず話している。 この本を一緒に作っている二人の前にいると、自然に、昔ちょっと悪かったときのオレのこともひもといて話ができる。 植物ってのは、大の男をトコトン狂わす魔力があって、おれもいままで何人もの男がそれに狂ったのを見てきたけど、おれももちろんその一人。 いまでこそ、イッチョ前に場所を作ってもらって人前で植物の魅力を語る真似事をさせていただいているが、若いころはオレも見境なしに植物を採集していたもんだ。あのころのおれは飢えた頭の悪いサメみたいに植物を探していたと思う。
あのころに比べたらいまのおれは本当に落ち着いたもんだと思う。犬に例えるなら昔のオレが土佐犬ならいまのおれはゴールデンレトリバーだ。(?)

 そうそう命がけで一人冬山にこもり絶対木を切っちゃいけない特別な山で枝を切って、警察に捕まって3日間そこで自問自答し猛反省したこととか、すごく自分の人生にとって強烈だった出来事やマジでリアルな毎日の仕事をそのまま伝えたいという気分にすらなっている。

昨夜そういうのも全部隠さずに本に残したい、と伝えると”それもいいかもしれないですね” と、返事をいただいた。 いよいよおもしろくなってきた。

やんちゃだったころがあり、失敗を繰り返して反省し、視野が広がっていまの自分があるということを最近よく感じる。自分の人生にとって最初の本つくりは、思い入れがある分、きれいにまとめるのではなく丸裸になって、いいものを創りたいと素直に思えるようになった。
 

ちなみに、

”初刷り時のおれの印税の半分を使ってもらっていいから デザインや挿絵にはこだわりたい”

というと ”そんな馬鹿なこという人はいませんよ、大丈夫! 絶対よいものにしますから。 清順さん、できたもの見たら泣きますよ”とスイートな返事。 こんなん言われたらいやがおうでも期待膨らむわ笑  

 出版時は全国の書店に並ぶのは1万部らしいけど、目標は10万部と聞きました。 本、1400円くらいらしい。これからも気合い入れていくので 買ってや〜





東京の夜はたいていだれかと飲んでいるので、 今日は朝起きるのが辛いはずが、ぱっちり目が覚めた。京都行きの新幹線に飛び乗り 銀閣寺での落慶記念茶会へ。 今回は、花宇を支えてくれているバツいちコンビの正二さんと藤原を、いつもお世話になっている銀閣寺に連れて行きたくて仕事を調整して行った。これはおれの念願やった。

 銀閣寺にいてると、ありのままでありながらどこか凛としたお坊さんや庭を見ていると やっぱ世の中 丸裸になってありのまま渡っていかないとな、 と改めて思った今日この頃でした。 
posted by seijun at 22:36| diary

2010年11月09日

武蔵野美術大学ニテ

今日は、望月昭先生の授業で講義をさせていただきました。 

っていうか時間にゆとりをみて表参道から電車にのったのに、2回も電車を間違えてあげくに焦ってタクシーで荻窪から大学に向かったが、あえなく遅刻。タクシーを降りて 猛ダッシュで授業に飛び込んだら気まずい雰囲気も味わう余裕もなく授業スタート。みたいな感じ。


ちなみに焦っていたが、ちょっと冷静やったオレは、”授業中に講師がトイレに行くのはまずいやろ”と思い、教室に入る直前に大便をしてから教室に入ったんやけど、あまりにも焦って大便したら、”バババっ!” と大きな音がでた。


 とはいえ、今日も夢中で植物の話をさせてもらいました。 


オレの夢のひとつには子供に植物の魅力を伝えることがあります。

しかしいまのおれではまだまだ力不足やと思う。

だからいまの時点では、子供たちに植物に魅力を伝えるなんて、エラそーなことは言わないが、せめて、感度の高い若者や大人のひとに少しでも植物の魅力を伝えていけることができたら、と微力ながらに思っている。



posted by seijun at 01:00| diary

2010年11月08日

ombu という化け物 と先入観

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前々から言うてた 砂漠の植物がたくさん入った温室の引越し先が、ようやくメドがたった。

そして温室を解体、移転するために今日は朝からこの温室のよこに植えた化け物を掘り出した。
名前をombu(オンブー)という。 アルゼンチンなど南米に生息する巨大な植物だ。別名メキシコヤマゴボウ

たった5,6年前に偶然手に入れたこの植物、実験に温室横に植えたんやけど、いままでみたことのないスピードの成長し、すぐに7,8mになり、やがて根っこが膨らんできて温室の骨組みを破壊し始めた。 
 温室の鉄筋をバキバキに押しのけて成長していく様がおもしろかったので、これからどれだけ温室を壊してくれるかたのしみに期待してたのだけれど、今年末に温室も引越し、ということで今日は文字通り、ゴボウ抜きにすることになった。 

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 成長の具合や、花が咲くとこ、日本の四季によって姿と変えるとこなど、みていると飽きなくてまるで巨大なペットを飼っている気分やったんやけど、特にびっくりしたのはこいつの重さ。そして中が水分だらけで余分な根や枝にのこぎりを入れるとまるでダイコンみたいな感触。 胴回りは太くて堅く、でも恐竜みたいな肌。



ちなみに、このオンブーは植物学上は ”草本”つまり、草やねん。 ということで草花を無理やり掘り起こしたときのようにできるだけ負担をやわらげてあげれるよう養生しました。

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 大きい植物は木、ちいさい植物は草、という先入観から普通はなかなか抜けきれないものだ。  でも木や人や動物より大きい草ってあってもよいとは思いませんか。 
アリエッティーですよ。
 そういえばちなみに、いわゆるおれたちが食ってるゴボウってのはキク科の植物で、このヤマゴボウ科の植物とは関係ない。この植物はひとをたのしませるという特技はあるが特に役に立たない  
 
posted by seijun at 00:15| excursive plants やんちゃな木

2010年11月06日

ナチュールリッシュ

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昨日の朝は、枝が竜のようにうねっている枝垂れエンジュとミニバックホーを、どうやって安全に現場に搬入できるか頭をひねっていた。

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これがリノベーション前の 劇的ビフォー
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これがアフター
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 てこや、滑車を利用しての男5人がかりでの搬入植え込みやった。 おおきな植木と相撲をとった気分。 最後に苔を敷いて終了。



今回は苦楽園の花屋さん nature riche 田原さんの受けた庭仕事のサポート。
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(先週、満開の石楠花を仕入れにきたときに撮った写真。) なかなか気合の入ったやんちゃくれ花屋さんです。おれが言うのもなんやけどね。笑 野球の球の言うと直球ストレートみたいな感じ。でもかわいい部分がある不思議なおにいちゃんやねん。


 彼のセンスと花宇の植木が見事にコラボして ふさわしい場所にふさわしい木が植わりました。 

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施主さん大喜び。  枝垂れエンジュです。おれが好きな植木のひとつです。
posted by seijun at 23:33| for landscape , 庭木

ぶっとんでるね。

昨日はわざわざ遠方から超VIPの方が来られたにも関わらず、昼下がりに体調がどんどん悪くなってしまって、寝込んでしまった。
 疲れからきてるらしい、熱と寒気と嘔吐。 昨日は午後3時から寝こんでしまって、気がついたら次の日の8時までずっと寝てた。 そのあと起きてすぐ現場へ飛んでいった。 

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これは今回いただいた宝物。 このナイフ、おれのハートを一撃で捕らえた。。。
これはヤバい。 マジでヤバいです。 カッコヨスギル!!
 
この器のカケラは、ハンパじゃないくらい貴重な南宋時代の焼き物らしい。世界中にコレクターがいて、 欠けてないやつは平気で2億〜3億円くらいする焼き物なんだってさ。 

 ぶっとんでるね。 今朝目覚めてコレをみてエネルギーが沸いた。

おれこの十年間で扱った植物で一番高かったものでも一つ880万円。いつかは、2億や3億円くらい値段のつく植物も扱ってみたいものです。
 
  





posted by seijun at 01:38| diary

2010年11月03日

古典花についてちょっとだけ。

いけばなには、伝承花と呼ばれる昔から伝わる花の様式みたいなのがあります。


室町時代から伝わる ”たてはな” ・ ”立華 ”

江戸時代に生まれた ”お生花(オセイカ)”や ”格花” と呼ばれるもの、

そして襖絵をモチーフにした 琳派調いけばなや 自然の風景を表現する 写景花 などが思い浮かびます。
  

 流派により、すこしずつ言い方や手法が違うこともあるかもしれないが、 おれたち職人はどんな注文がきても 各花型にふさわしい姿の枝や木を探さなくてはならない。おれの仕事はこのことを学ぶことから始まったが、いまでも非常に重きをおいてやっている。

 また、 花の仕事において、何人たりとも日本人の感覚が生み出したこれらの伝承花、世界に通用する美意識の具現化したものとしてこれらをどうこう言える立場の人間はいない。少なくとも西洋のフラワーアレンジメントをやっているひとで、いけばなにも興味があったり、リスペクトしているひとに限って 花がうまい、というイメージは個人的にある。
 逆に いけばなの古典花を甘く見ているフローリストの話を聞いていると ”まだわかってないなぁ” と思う。(笑)


 ところで、シーズンになると、花会で使われる毎日のように古典花の注文に対応すべく花材を集めているが、意外といままで ”お生花(オセイカ)”のことを話す機会が少なかったかもしれない。
ちなみにおれが めっちゃかっこいいと思っている花型のひとつだ。 なんというか、 無骨でストイックな感じ。  おれ個人がデータとして持っていて、許可済みでみなさんに見せれる”生花(セイカ)”の資料が少ないので申し訳ないが、 とにかく天・地・人の不変の二等辺三角形で構成されるその花型がすごくかっこいい。 ぜひ覚えておいてほしいものだ。


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生花を構成する枝は、体 用 留 とも呼ばれ、それらにふさわしい枝を数あるなかから切り出す。 これは山茶花の枝。

 おれは花素材の”スケール感”というのを大事に思っていて、それは必ずしも大きくて質量がある、というのだけではなくて、この山茶花の枝ようにひとつの枝に年月が凝縮されているような、そういうスケール感というのもまた非常に重要やと思っている。若い枝にはなんの罪もない。だけどおれたちがなぜその枝がどれだけ古ねているかとか、枝のしまりや風情にこだわるには理由がある。 限られた器と空間のなかで、どれだけ花や草木の表情を見せれる枝を用意できるか、というのはおれたちのような仕事をやっている人間には永遠のテーマで、 わびさびとは、ある意味、時間とスケール感からくる美意識なのではないかと思うくらいだ。
(もちろんそういう本物の花素材にこだわる仕事を評価し、注文をくれる方が現代にもいてるから、という理由もあるけどね。)

ちなみに外国人にそういうものを使ったいけばなを見せたら、ストレートにハートに届くらしい。

おれたち日本人は古典を愛してこそ、本当の意味でモダンな花や創作花を愛でることもできる。愛でるというのは知ることから始まると思う。花や草木、植物のことをさまざまな角度から見て、もっともっと知って、いろんな価値観をふと見つけてほしい。こっちの世界もすごくおもしろいから。
posted by seijun at 23:22| for ikebana , いけばな花材