2010年05月31日

旅と植物とその行程

昨日ロンドンのガットウィック空港で、スペインの田舎へ向かう飛行機が遅れたので飛行機が飛ぶまでの間ずっと空港のCD屋さんで時間を潰していた。 

 そしたらちょうど19〜20歳のころよく聞いたdavid grayのベストアルバムと、eelsの持ってないCDを発見、安かったので思わず買ってしまった。

そして無事飛行機が飛び立ち、スペイン南部につくとレンタカーに乗り換えて旅路にでた。

ここ最近のおれのヘビーローテーションは、

 john butler       grand national (テンションあげるとき)
 Natalia Lafourcade      hu hu hu  (気分がよいとき)
Jeb loy nichols    easy now  (気楽にいきたいとき)
UA       ハルトライブ。(極上なとき)


 
 レンタカー屋に地図がなくて今回は地図を持たずに走っているので最初のうちはまず迷子にならんように気をつけていたけれど何時間も走ってるとなんだかそのうち愉快になってきた。(毎度のことやけど)



この道の先におれが求める木があんのかなぁ〜 って思うと、ちょっと期待が膨らみます。


 といっても、おれは別に探検家とか旅人ではないので、日本人が行ったことのない地とか、すごい景色に出会えるような場所などに特別興味があるわけではなくて、とにかくおれが興味があるのはその地でしか見れない植物のみ!やけど。  

そうそう。おれが花宇で職人として修行をし始めて最初の5年は日本の山を登りまくってたんやけど、そのころオヤジにもらったアドバイスがあるねん。
 ”自然の山で見つけた品物は、風景のせいでどうしてもよくみえすぎてしまうんや。だから冷静にその木が現場で活けてどう見えるかを判断せなあかん” 

なるほどな〜っていまでも思ってて。 

 いまでもこうやって日本中世界中を回ってると、やっぱその行程の途中にいろんなことが起きる。いい人に出会ったり、美しい景色に感銘したり、だれかに助けられたり。リスクもそう。肉体的リスク、精神的リスク、金銭的リスク。。。 だから、そういうことを乗り越えて植物を見つけるその行程のなかで自分自身をロマンチックにしてまうねん。 そうすると、その先で見つけた素材に対して自分が必要以上の価値を見出してしまう可能性があるから、これを一番気をつけている。
   
 その植物の価値はそれを見つける行程でどれだけ苦労があったとしても、その労力と価値は比例しない。 

コレ絶対。



そういうことをおれなりに考えたうえで、輸送コストを含め現実的に卸値がつけれそうな素材だけを世界中から集めて花宇に並べているだけということ。(いま品薄で焦ってるけど 笑)


だからこのブログは別に素材探しの行程の苦労話や自慢話をするために書いているものではなくて(もしそう思ったひとがいたならそれはその人の心の問題やと思う笑)、その素材の出生や背景をちゃんと伝えたいから書いている。ちゃんと。誤解されんのも嫌やし自分の言葉で伝えたいから書いている。

 最近、おれの全人生まるまる植物探すことになりそうなやなぁとふと思って、そんな人生やったら、とりあえずやっぱ




今日は朝4時に目が覚めてヒマなので波を音を聞きながら書いています。めっちゃ静かやわー。 ちょっとだけ、夜が明けてきた!


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昨夜海辺で食ったローカルのエビが死ぬほどうまかった!ビールをあおる様に飲んでベッドにぶっ倒れた。といっても2杯やけど。

posted by seijun at 12:50| unforgettable flower,  いつまでも

2010年05月30日

a plant delivery man

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今日はロンドンから。

野球バッグに25kgの藤を詰め込んで、地下鉄を乗り継ぎカラフルなローカル電車でロンドン郊外へ、手荷物配達です。
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植物と友情の証を届けます。

これは世界をまたにかけて活躍されている方からの依頼で、イギリスに住む友人に誕生日プレゼントとして日本の花木をプレゼントしたいということでした。 依頼主さんと相談した結果、プレゼントを受け取るひとのバンド名にちなんで”本紅”という種類の藤を届けました。

posted by seijun at 06:17| for landscape , 庭木

2010年05月28日

あ〜終わった

昨日の朝から炎の20時間連続猛チャージで、いまなんとか仕事が終わった。 あれ新聞配達の音がするぞ? さぁもうすぐ出発やな。

今回は携帯もメールもできると思います。普通どおりによろしく!
posted by seijun at 04:23| diary

2010年05月26日

帰りの道中

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今日は三重県と愛知県で仕事。 

もう田植えもされて、普通の景色がとても気持ちよかったのでトラックの窓から。


今日はある故人のお葬式で使う皐月の大株を探しに走り回った
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普通の菊の祭壇ではなく故人の好きだった景色を再現してあげたり好きだった花を用意してあげたりするのもまた葬式を仕切る人たちの愛なのかなーとか思う。せめて死ぬときくらい好きな花で囲んであげたいとか。

っていうか、おれはバックグラウンドのことまで知る必要もなく、仕事屋や卸屋さんからの注文のイメージに応えるような素材を探すだけの存在なんやけど。


ちなみにお葬式の花を専門に扱う花屋や業者のことを、おれのオヤジくらいの世代は”仕事屋”と呼ぶ。 


 仕事屋。


なんかカッコいい響きやな
posted by seijun at 23:29| for display , 装飾用

今日はひさしぶりに休みをいただいて

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アラーキーこと荒木経惟さんの70歳のバースデーパーティーに招待いただき行ってきた。


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個人的に荒木さんの作品は、女体と、SMと、そして花、というイメージがある。それらが一本の串に串刺しされているイメージがある。
 世の中に存在する全てのエレメントのなかで最も花を愛しえこひいきしているおれにとっては、すごくハマりやすい写真家だった。  荒木さんのエネルギッシュなとこや乾いたエロさや腹からでてくる大声がすごくよかった。
 でかく並んでいたレディ・ガガを撮ったポートレートもすげえ印象深かったわ。


また会場の、タカ・イシイギャラリーの空気感がすごく気持ちよく、”ああ、いい気をわけてもらったなぁ”と思った。最近プラスの気を持った人が集まる場所によく吸い寄せられるような気がする。 
 
 写真やアートの世界にに関しては全くの門外漢のおれやけど、”来てよかった!”と超満足しました。


 いま、ホテルについた。今夜は仲のよい男三人で飲みまくった。 いまはちょっと酔っていて酒によるジンマシンが出てる。 
 花の話はほんのちょびっと、あとは男同志の語らいと恋愛話に花がさいた

 
posted by seijun at 00:41| diary

2010年05月24日

枝ものについて

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今日は東京の大田花き市場とフラワーオークションジャパンへいきました。つまりは花市場です。

いままで一度来た事があったんやけど、花に関して物心がついてから来るのは初めてやった。


 ここを訪れたワケはふたつ、
ひとつはおれがパテントを持っている観葉植物の権利を独占したいと市場のほうから打診があり、契約に関する打ち合わせ。

もうひとつは、ただ単純に市場見学、つまりは勉強のため。

花の生産者とユーザーをつなぐ市場というのはたくさんの人の生命線でもある。 うちの会社はいままでずっと市場の流通と全く別で独自の動きでやってきてるから、いい面もあるけどおれが知らない花流通の常識も多い。だからこれから東京へきたときは早起きして市場を見学しようと思ってる。勉強になる。

市場に並んでいる枝物をじっくり見てみた。

あたりまえの話なんやけど、市場に出荷される枝ものとというのはその枝が花物であれ葉物であれそのモノがピークになる季節のタイミングで出荷される。つまりは全ての花材が一番いい状態のときのものが並んでるわけ。で、その中から仕入れに来たひとが気に入ったモノを選ぶ。
 ところがうちの場合は、お客さんからの注文があり、逆にその注文の日時や状況にあわせてその枝モノをピークの状態に調整して納品する。 これが市場の枝ものを花宇の枝ものの一番違うところ。つまり反対やねん。 

 市場の荷主さんは、ユーザーのタイミングに関係なく自分のタイミングでいい状態のものを出荷するからクレームも心配なくてうらやましいなーってちょっと思いました。 笑 
 うちの場合はお客さんのほしいときにほしいものをほしい状態で用意するというのは、時にはむずかしい仕事です。 でもなぜかおれにとってはそっちのほうがおもろい。

 割と市場に遅く行ったのもあるかもしれないけど、市場で見かけた枝物を評すると、いろんな産地から寄せられている品物はどれをみても、(なかにはいいものもなるけれど)どちらかというと想像以上にたいしたことなく、正直なところやっぱり花宇の枝ものはぶっちぎりやなぁと再確認し、安心した。いや、これは調子ぶっこいているワケじゃなくて真剣にそう思った。 

 でもそういうホンマにこだわった枝の需要が昔ほどないというのもわかる。

 昔は目利きのできるベテラン花屋さんが目をギラギラさせていいものを取り合っていた時代がある。でも枝をちゃんと使える人口が減ってきていると言われる昨今は、景気も悪いし、求めるひとが少ないし、果たしておれみたいに昔ながらのめちゃめちゃいい枝ものにこだわっている業者はどうなんかなって思うこともある。 ”そこまでこだわらなくても普通の若い枝でいいよ”っていうひとも多いだろうとは思う。 むしろまっすぐに切りそろえられた枝モノの束ばかり溢れているなかで、おれの品物みたいに規格に収まらない思い切り曲がっているような枝モノやヒネすぎている枝モノは市場ではB級品というのかもしれない。

 最近、 ”いい枝ものがほしい”と注文を受けても、お客さんの予算のことを気にするから自分のなかで自然と”中の上”くらいのものを納めて値段もそこそこにするようにしてることが多い。本当はおれは一枝にかける気持ちはすごいから、”とにかくとんでもないものがほしい”というような注文がいいんやけど。。。

でもその数少ない、”本物の品物がほしい”っていうひとにだけ、本当にいいものを注文オンリーで小さいスケールで提供している自分の会社のスタイルが割と居心地いいねんけどね!

  昨日今日は、東京のお客さんとの進行中の仕事の打ち合わせをしに回ったり、現場の下見をしたり、大手出版社のかたと会ったり、うまいもん食ったり、どこでもたのしい話で東京滞在を満喫しています。

posted by seijun at 23:18| diary

2010年05月23日

昨夜

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兵庫からぶっとばして埼玉まで。 




そして今朝
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今回配達したオリーブは、写真に写っている若い植木屋さんが自分へ結婚記念樹として植えた。 なんでも彼はオリーブを買うと決めてから、今日まで興奮して夜も眠れなかったらしい。 


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今回の依頼は世話になっている埼玉の豪傑植木屋がからんでいた。 おれが尊敬する数少ない植木生産者のひとりに頼まれたのだからおれがこの手で持っていかないわけにはいかなかった。
posted by seijun at 23:12| for landscape , 庭木

2010年05月20日

イバラの道

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この枇杷の古い木はなかなかスリルがあった

おれが乗っている枝は老木でいまにも折れそうで、だから左脇で別の枝をしっかりと抱えてる。
 こうすることにより両足にかかる体重を半分くらいに調整できる。 つまり65kgのおれの体重を支える力がない枝でも、それを半分にしてあげれば木の上での移動範囲が増えて仕事がしやすい。大怪我をしないためには自分のリスクは自分で減らす。

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この黄色くて棘のきついイバラの花はジャケツイバラの花やと思う。
こいつの巻きついている木を上ると血まみれになる。きれいな花やけど、本当に暴力的な棘を持っている。


今日は山から帰り、すぐに病院にいった。
実はおれ、まえまえから気になっていた自分の体の部分があって、嫁ちゃんの強い要望もあり今日こそ勇気を出して診てもらいに行くぞ!ということで決意した。

それは、おれの右足の親指の爪。あるときからその爪の一部分が黒くなり、それが少しすつ広がっていってた。 で、ネットなどで調べた。メラノーマという悪性ガンの名前はそのとき知った。

最近忙しい日々やったけどさすがにビビッて川西の医者へ行った。



そして病院。検査をしてくれたお医者さんが開口一番、

”その爪の黒いのは血豆やからぜんぜん心配ないけど、その他の足の爪全部が爪水虫だから、むしろそっちのほうが問題です




正直安心していいのか、ショックを受けたほうがいいのかわからないが、とにかく爪水虫は飲み薬を飲まないと治らないらしい。

なにも爪水虫でも、普段の生活に関してどうということはないのでそのまま放っておいてもいいとも先生に言われたんやけど、この際治そうと飲み薬を飲んでいくことにした。
 

実は飲み薬は副作用というか、ちょっと体に負担がかかるらしい。でも爪水虫はちょっとカッコ悪くてきまずいから治すことに決めた。おれはイバラの道を進むことを決めた。 


posted by seijun at 22:40| excursive plants やんちゃな木

最近ちょっと寝不足。

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昨日の朝、満開の桜をたくさん出荷しました。

桜の開花は、過去に真夏や秋にも咲かせたことがあるけど、できるだけ冬の間か、2月までに注文を聞いてると開花調整がやりやすい。


今回は依頼を受けた時期的にちょっと遅く、また日程も途中で変更があったりリスクのある仕事でしたが、この仕事を依頼してくれたひとが”これでカッコがつきますわ!”と喜んでくれたので、やってよかったと思いました。

だれかの、お別れ会で使われるとのことです。
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それにしても、五月半ばに見る桜もまたうつくし




午後は佐野珠寶先生と合流し、花を切りに回る。これは銭葵。
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5月21日は銀閣寺の開山忌。花務はそれにむけて大忙し。

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うちの花材畑を数箇所一緒に回り、季節の花材を調達。数時間でみるみる集まった


posted by seijun at 09:16| for ikebana , いけばな花材

2010年05月18日

トライやるウィーク 緑台中学校2009

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昨日から、本年度のトライやるウィーク開始です。

今日は大阪へ植物を納品したりひきとったり、

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花宇の花材生産場で山仕事をやったり、

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途中、先生も来られてビデオ撮影したり。

それにしてもこれくらいの年齢の男の子はかわいいもんだ。
特に野球部ってのが◎ 



先生に、”こんな山のなかで仕事できるなんて、いいですね〜”
と喜んでいただいた。 
”おれが彼らに伝えれることは青空の下でウンコすることだって、本当は、はずかしくないことだと教えてあげれることくらいですよ”
 と返事。


でも、日本人の男の子やし、ちゃんとのこぎりの使い方くらいは学んで帰ってもらってもいいかなぁと思います。
 
posted by seijun at 19:21| diary

2010年05月17日

植物ライブ in graf

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めっちゃたのしい夜でした。このイベントのために走り回ってくれたスタッフ、特にイツオさんそしてフミヨさん感謝感謝です。ありがとうございました!

2010年05月15日

帰国 エトセトラ

”この風景、日本でパクったらいいかも”と思って撮ったオリーブの庭
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予定していた仕事がひとつできず、まる一日、時間が開いたので速攻チケットを取り直して日本に帰ってきた。ヨーロッパでの仕事の続きは日本での仕事の合間を見てまた近いうちに行く。


帰ると東京の大田出版より”リバティーンズ”という雑誌が届いていた。創刊号。
これは菅付雅信さんというカリスマ編集長が編集してると聞いたIMGP4561.JPG


”リバティーンズ”とは、”自由人”という意味。”教養”というのはもともと”人を自由にする学問”という意味。オトナの現在進行形の教養を伝える雑誌。とあります。
http://www.ohtabooks.com/libertines/

この雑誌の最初のほうに、”花咲かニイちゃん”(笑)としてちょびっと掲載されていました。

また銀閣寺より夏用の作務衣が届いていました
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これを着ることにより、おれはまちがいなく筋力アップするだろう。
今年もパリでなにが起きるか、はやく見てみたい





結局今回のヨーロッパは3泊5日での日程で6回、大嫌いな飛行機にゆられた。
飛行機の中では建築家長坂常さん著の、”B面がA面に変わるとき”を熟読した



昨夜帰国して、空港でタクシーを待っていると、ミホミュージアムの花の世話役の東山さんから電話。 内容は、どうしても明日の朝までに大山蓮華の花がほしいということ。どこに電話してもそんなすぐ手配ができないとのこと。


で今朝4時半に待ち合わせて、日の出とともに能勢のうちの畑へ切りにいきました。時差ぼけもできないくらいの日程やったので割とグズらず起きれた。

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横向き大山蓮華の花をゲットし、ひと安心。あきらめる前におれに電話してくれた東山さん、大正解♪ 
話を聞くと、なるほどそりゃー大事なお茶会の床を飾る花なわけ。一輪の花のために死ぬ気で走り回るのもまた、ありがたき幸せっすね。


posted by seijun at 11:40| for landscape , 庭木

2010年05月12日

今日の現場は...

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3000mクラスの活火山のふもとなのにすぐ近くに海が見える。。しかもその火山の天辺にはまだ雪が残っている。


妹の結婚式のあと、飛行機に飛び乗り、始まったヨーロッパ行脚。
この半年間で依頼された植物と、新たに挑戦する植物のハンティング開始だ。 いろいろ周るで。

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ウチワサボテンが並でるのを見ると、造形いけばなとサボテンステーキのことを想った。

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この旅で出会った、ヨーロッパに生えるコルクの木の魅力。この木肌がなんともカッコよかったのと、現実的な値段で仕入れることができそうなので来春にむけて輸入してみることにした。もし枯れたら、コルクボードにするのみ






そして
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血の温度が五度上がるような、出会い。





それにしても今日の昼飯に食った肉はうまかった


posted by seijun at 02:08| excursive plants やんちゃな木

2010年05月10日

母の日の、結婚式

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今日は結婚式で京都 鮒鶴へ





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真っ赤なバラのブーケ よかった

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これはアニキからの、せめてもの贈り物

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三つの床の間に飾ったのはメディニラ・マグニフィカ。東南アジアや熱帯アフリカ原産のこの植物は、和風の床の間にそのまんま置くと案外屏風絵みたいになった。 藤は、結婚式を挙げる二人ために開花調整したもの
 


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はーい そして記念撮影。
 
そうそうそういえばおれって二人の妹がいます。 

 七重、ホンマに幸せそうでなによりでした。 結婚おめでとう。雪絵の作ったバラのブーケが、よく似合ってたわ。

 結婚はゴールじゃないけど、いまのピュアな気持ちを忘れずにね 笑

2010年05月08日

スワジランドの蘇鉄

茨木でのイベントで大阪に行った次の日も休みやったのでまた往復8時間かけて四国へ日帰りサーフィンに行っていた。波のサイズは肩くらいあったけど、雨風が強く海は荒れていてどんよりしていたからサーファーも少なくて、たのしくて夢中になった

昨日から、ようやくうちの会社も連休明け。春の忙しいシーズンが終わりこれからは仕込み中心の業務です。


ところで今日土曜日も定休日なので休み。


 昨日はさすがに連休明けやったので、溜まっていた仕事の整理や注文の花材を段取りしたり、植戻す植木を動かしたりいつもの業務。でもどんな仕事より、とにかくスタッフの仕事を作るのが大変。おれ自身は厳しい職人たちに鍛えられたから、どんなときも時間を無駄にせず動くことが体に染み付いているけど、スタッフはみんなまだまだできていないので、自分の予定よりスタッフの仕事の予定のほうが気になるねん。



ところで連休明けに温室に行くとすばらしい発見があった。 


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Encephalartos paucidentatus 

 エンセファラトスという、ソテツ科の植物。ソテツの仲間は、ザミア属、エンセファラトス属、サイカス属などほかにもいろいろある。地球上で最も古い植物のひとつ。裸子植物いうやつやねん。

この繊細で神秘的な芽はサナギから孵ったばかりの蝉の羽に似ている
http://blog.hanau.jp/article/30351022.html




ソテツの仲間は世界中のいろんな大陸に生息しているが、分布する国や地域でいろんな種類があって、めっちゃおもろいねん。
世界中のプラントハンターが求めているものであり、どの国へ行ってもだいたいの世界共通の相場もあるのも特徴。また珍しい品種はいろんな国で高額に取引されている。

キリンやシマウマを横目にみながら南アフリカ共和国をプエトリアから北へ車を何百キロか走らすと、モザンビークとの国境の手前にスワジランド(王国?)がある。
一緒に旅をしていた、植物学者で美術家のダグラス・グッドが
”スワジには、そこの山にしかないソテツがあるのさ”
と話してくれたことがあった。

もちろんそのときにそんな貴重なソテツを手にいれるなんて、まだまだおれはそこまで行ってないな、と思っていたんやけど気がつくと運命のいたずらなのか、ひょんなきっかけで、そんなスワジランドのソテツはいまこうやっておれの手元にいてくれている。


 
アフリカでのプラントハンティングは、声を上げるような美しい植物が目の前にあるのに手が出せない葛藤を抑えるのが大変やった、という思い出がある。アフリカで思い知ったのは、アフリカの貴重な植物を日本へ輸入することの難しさ。
 基本的にはもちろん野生に生えている植物は一切採集禁止なわけで、そういう植物を育てているナーセリーなどの協力によって生産されたものを許可を経て輸入するんやけどこれが大変。忍耐が要る仕事だ。

 もちろん希少植物がきびしく保護されているのは大賛成。昔はおれもやんちゃしてたけどいまは違う。アフリカの山に生える絶滅危惧種のソテツには乱獲防止のためにひとつひとつマイクロチップが埋め込んであるんやけど、それくらいしないとあかんと思うもん。

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  このスワジランドの絶滅危惧種のエンセファラトスは、まだ見ぬ植物を探すという夢とロマンのプラントハンターの世界にひとつ花を添えてくれていると思います   
posted by seijun at 12:30| for dreamer , 男の夢とロマン

2010年05月06日

植木屋の腰掛

これは,植木畑で木を養生している状態を再現したもの。
 
 大きな木を移植するときは、負担を減らすために枝を切り戻し、深植えしないように
> 土を盛り上げて植え、さらに雨水が効率よくたまるようにその淵の土を盛り上げる。
>
>
 植木の周りに盛り上げられたその土の山は、植木畑で仕事をする植木職人に
> とって一番身近な腰掛になり、木の幹は背もたれになり、そこはかっこうの休憩場所になる。
 茨木神社を見守ってきたご神木が樹齢700年と知り、たまたま持っていた樹齢700年のオリーブの巨木を選んでみた。

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今日は茨木音楽祭でした。

ディレクターの河上さんの掛け声で、20数人の作家さんやデザイナーさんや建築家さんなどが、来場してくれたひとがくつろいで音楽をきけるように、それぞれ椅子を用意し、会場となる茨木神社の各所に設置して実際にそれに座ってもらって音楽をたのしんでもらうという企画。

おれは気の利いた椅子を持ち合わせてなかったので、自分なりの”腰掛”を用意した。コンセプト的には普通の木でよかったのだけれど、ご神木との兼ね合いと、茶目っ気も含めたノリで、大きなオリーブを選んだ。
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 それにしても予想以上にオリーブの木に興味を示すひとが多くてびっくりした。たくさんの人に感激してもらえたことと、地元の年配の方々や、神社の神主さんなどにも喜んでもらえたこともよかったと思う。
この木が、イベントに来てくれた方々の記憶にのこる木になれば幸いです。
 
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それにしてもこのイベントではたくさんの友達や知り合いがいてたのしかった

 ごみは散乱せずちゃんとしてたし、お客さんの年齢層も幅がひろいし、やってるいるたちもいい顔してたしいいイベントでした。ライブやインタビューなどはアイフォンでライブ中継してツイッター(?)で配信されていたらしく、ナウいイベントやなぁと感心しました。



そういえばgrafでのスライド&トークショーが近づいています。

http://www.graf-d3.com/event/plant_hunter/index.html

いままでいろんな国を旅してきて、ハンティングしてきた植物たちの写真や風景をそのときのハプニングと交えながらいろいろトークします。 

また、当日用意する変な植物たちを用いて、
”どっちの植物が高いでしょう〜?”的なクイズなどをやりたいと思っていて、集まったひと参加型で、とりあえずユルく、たのしく宴会のようにやりたいと思います。景品もあるでよ。 

5月16日夕方、要予約です〜。

またこの秋には金沢21世紀美術館での1時間半のトークショーもオファーをいただき、やらせていただくことになりました。ひとりでも多くのひとに花や植物の魅力を伝えて、わかりあえるひとが増えることが一番うれしいし、そういう機会を与えてくれる方々
に感謝します

 
posted by seijun at 00:45| excursive plants やんちゃな木

2010年05月05日

ごーるでんうぃーく

日曜日、銀閣寺へ
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午前中のお稽古のあと、佐野珠寶先生が8年前から手をかけているお寺の裏山の花材畑でみんなで草ひきをした。おれもびっくりするくらい、いろんな草花が植えられている。
 最近弁財天でシャーマンと出会ってから、”とにかくおれはこのお寺の花務花方に一生不自由ないよう花材を心配りする”と心に誓ったばかりやけど、畑で育つたくさんの草花を見ていると”おれ要らんのちゃうん”と思って、なんだかこの畑がライバルに思えてきて、ちょっとジェラシー。笑 
  とにかく完成間近の研修道場を見ながらの畑仕事はとても有意義な時間でした。 

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書院の奥の茶室には、パリ行きのための準備がなされていました





京都を出たら、渋滞を何度も切り抜けて7時間かけて四国へ。
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この2日間はシドニー留学時代からの親友、タケさん一家を訪ねて高知でゆっくりした。子供たちと思う存分遊んで、最高やった。

サーフィンも、波はピースフルで超たのしかった。往復13時間かけて移動し、5,6時間海に入って夢中でやって、そのうち波に乗っている時間は合計してもせいぜい2、3分。笑 それでも超満足なんですよね。波乗りってホンマ不思議。

とにかくこの休暇でホンマに頭がすっきりした。いい連休だ。夜はみんなで川の字になって寝たのがよかった 

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そういえばタケさんの実家は、野菜農家。たくさんのなすびのなかでひとつだけ、石化したなすびを発見。、
posted by seijun at 00:50| diary