2010年04月30日

exponential vibration

IMGP4071.JPG

一昨日は京都の京都芸術劇場春秋座でUAさんのライブでした。

伝説の新宿pit innでの ”ハルトライブ”から数ヶ月、一昨日の夜のライブはすごい満月の夜のエネルギーで解き放たれたような空気感ですごく気持ちよいライブやった...!
 おれのもっとも好きな曲のひとつに美空ひばりの”川の流れのように”があるのだけれど、UAさんの”水色”は聞くたびにそれに匹敵するくらい心が揺れる
 今回のライブはニューヨーク&京都のコスメ屋さんのChidoriyaさんが主催していたイベントで、舞妓さんのおどりや浴衣のショーもあり楽しんだ。おれはぎりぎりまで仕事を切り盛りして、そのあとchidoriyaさんの依頼で3mの赤の花水木の枝を会場の迎え花として用意してダッシュで持ってった。
 それにしてもUAさんの周りには本当にすばらしいバンドのメンバーとスタッフがひとたちがいていつもホンマに関心します。



昨日もまた仕事を抜け出して、茨木音楽祭のお手伝いをした。河上さんに”紹介したいひとがいる”ということで連れてってもらったのが、大阪の柳原照弘さんの事務所。ちょうど柳原さんはイタリアのミラノサローネで名誉ある賞を受賞したばかりで、いま話題沸騰中のデザイナーだと聞いていた。一杯のお茶を飲む間に一体どれだけ話をしたのかわからないくらい話が盛り上がり、路駐してたおれのトラックが駐禁を切られていても気にならなかった。そういえばこれから彼を一緒に商品開発をすることになった。まだ内緒です。あまりにも違う世界にいる人間同士だからこその出会いの妙をたのしめた。
IMGP4077.JPG



今日もまたすごい出会いがおれを待っていてくれた。

日本人No1アートコレクターの佐藤辰美さんだった
 どう形容していいか、言葉が見つからないのだけれど、わかりやすくいうと

 すごい男!

でした。

あのひとの雰囲気は、いろんなウワサを聞いていても実際会ってみると本当にその人間力的なものに感激する。花宇に着いたタクシーから降りてきた瞬間”ああ、このひとやべえ”と直感。
IMGP4084.JPG

 


佐藤辰美さんのことは実は以前、東京の超一流ギャラリーで働く友達に、世界的アートコレクターで、とにかくスケールの大きいひとがいると聞いたことがあった。
 数々の有名美術家の作品を圧倒的に所有している佐藤さんが植物に興味を持ち始めたとき、
”いつか絶対佐藤さんと清順君は出会うよねって、みんなで話してたの”とのこと。


 そしてこのタイミングでおれが佐藤さんと出会うきっかけになったのは、写真の、スーパーバリダに夢中のこの人おかげでした。
IMGP4093.JPG
広島の花屋、”ひだまり”代表 小田さんです。 めちゃめちゃ熱いフローリストです。
http://ameblo.jp/hidamari-flower/theme1-10013632604.html#main


佐藤さんが小田さんに世界でもっともエキサイティングな木を探していると相談し、小田さんが花宇と一緒にその仕事をやりたいと相談してくれたのがきっかけでした。


 そしてもうドラマは始まっているみたいだ。

おれはこのひとを大事にして佐藤さんを満足させるべくチカラを尽くそうと思いました。

 それにしても佐藤さんは、見たことのない植物たちに出会い、まるで子供のようにたのしんでいた。
” あんなに純粋にたのしそうな目で植物や木のことを見れるオトナがいるんやなぁー”
 って感心した。


ところで おれが命がけで集めてきた植物たちのトップバッターばかりを今日一日で総ナメしそうな勢いやった。あぶなかった。でも佐藤さんならしかたないかなぁと思います。 
 
 


今日佐藤さんが言った言葉で心に残った言葉


1 ”なんでもトップのものを見て目を肥やさないとダメ”

    →やはり一流と呼ばれるのひとはみなそう言いますね!

2 ”死ぬまでひとつの事をとことん突き詰めるほうがいい”

    →まさにそういう風にしか生きれません。たとえそれで貧乏しても最高やと思います。

3 ”ハンターをやっている人間はとにかく長生きすることが肝心”

    →やはり言うことがすごい


4 ”自分の娘をくれてやろうと思った”

    →隣でおれの嫁ちゃん大爆笑。褒め言葉として受け取らせていただきます。笑


5 ”奥さん、将来このひとが他の女の人を好きになっても怒っちゃダメだよ”

    →これも隣でおれの嫁ちゃん大爆笑。


6 ”とにかく本を作る期間 2,3週間だけでいいから僕のためにとりあえずアーティストになって”

    →自分はアーティストのために存在する卸屋という立場が一番、居心地よいですが...とにかく佐藤さんが言うことが、かっこいい。 なんでそんなことが言えるんですか?


5 ”結局モノではなくて人なんだよね”

    → そうですね、一緒にいてたのしいかどうかが一番重要ですよね!


 おれは日本中いろんな植物の生産者を回って回って、行きつくして目が肥えたひとが最終的に花宇とおれを選んでもらえたらいいな、と思っています。
 


おれの人生は地味な毎日の仕事と、刺激的な出会いの繰り返し。 特にこの3日間は満月のせいか、あっという間に過ぎた。
 
 体感速度2秒やなぁ2秒。
posted by seijun at 22:37| for dreamer , 男の夢とロマン

2010年04月27日

日輪玉

IMGP3852.JPG
脱皮する植物があるというのも知ってもらいたい
posted by seijun at 22:11| unusual plants , キワモノ 

2010年04月26日

茨木神社ニテ

もうすぐ茨木音楽祭2010 です。


5月5日。 

 http://ibaon.jp/




今日は京都で仕事があり、帰りにふと思いついて、茨音の会場となる茨木神社の下見にいってきた。

IMGP4024.JPG
茨音のディレクションをしている河上友信さんに案内してもらった。彼はとても人望の厚いひとで、茨木で百花(モカ)というおしゃれなカフェをやっている。
http://glanfabrique.com/



 神社というおもしろい場所でおこなわれるこの音楽イベントは、境内各所に22人の芸術家やデザイナーがそれぞれ用意したステキな椅子が設置してあり、来場したひとはそこで自由に座ったり、くろいだりしながら音楽を楽しめるようになっている。

おれも河上さんのたのみでコレに参加することになった 

IMGP4035.JPG
境内にご神木がある。 

その木はすでに朽ちているんやけど、その株は木の枠に大切に保管されていて、立て札を見ると樹齢700年の松と書いてあった。

それで、なるほど偶然やなぁと河上さんと顔を合わせた。
おれがちょうど河上さんに話していたアイデアが似合いそうやわ。このイベントのために、思い切った”腰掛け”を登場させたいと思います。 晴れたら。


posted by seijun at 22:02| diary

2010年04月24日

三寒四温のなか

IMGP3987.JPG
輸送経路がようやく確定し今朝、グアテマラへ蘇鉄の種を10万個輸出した。
IMGP3984.JPG

IMGP3997.JPG
これでおれの種子は合計95万個南米へ旅立ったことになる。目標は1000まんこ。いけるでしょう



IMGP4001.JPG
午後は山へいけばな花材などを切りに出掛けた。 がんがんいった 

IMGP3998.JPG
いけばなの写景などに使う老松というのは、こういう厳しい環境のところに生えているものが、しまっていて好まれる。 


IMGP4010.JPG
落ちないように


IMGP4014.JPG
これは死人に手向けるために切った花。三つ葉躑躅の花。
わかりやすく言うと、葬式で使われる花の注文を受けているということ

posted by seijun at 00:34| for ikebana , いけばな花材

2010年04月22日

運命






今日は、京都鴨川のたもとにある妙音弁才天で祭事があり、銀閣寺花方.佐野珠寶(玉緒)先生がお献花するということで花を拵え、京都へ。



ちょうど同じタイミングで白沙村荘の橋本妙さんに花を頼まれたのでまず橋本関雪記念館によって花材を納入したあと、妙さんと現場にむかった。



そして、雨のなか祭事がはじまった。
IMGP3954.JPG
 
 
 
 妙さんが、妙音弁才天に向かう車のなかで
”あの小さな弁天様ねぇ、最近は不思議と盛り上がってきてるのよ。たぶん玉緒ちゃんが行く所は栄えるからやね”
 と言った言葉を思い出した。 みな、お献花に見蕩れた

IMGP3957.JPG
お献花が終わると、大光明寺の矢野謙堂住職がその花を受け取り、祀るとお経がはじまった



ところで弁天様の祭事には正直、面を食らった

 びっくりしたのは、数人のお坊さんが唱えるお経の威勢とその激しいアクション。お経本を勢いよくアコーディオンのように開いたり閉じたりバンバンしながらお経を読むねん。まるで子供がお経本を遊ぶようにというか、ロックギタリストのようにというか!
  とにかくびっくりしたけどすごくかっこよく、景気がよかった。



弁財天は芸能の神であり商売の神であると聞いた




IMGP3975.JPG
今日のお献花の真には白の花水木が使われた。それに紫蘭と錦光花躑躅が少し

現場には銀閣寺・写真部の鈴木心君、坂井真紀さん夫妻が駆けつけていて、雨にも負けずにその場を切り取った。写真がたのしみだ




 
 祭事が終わったあと、矢野住職を囲んでみなでぬくいお茶をいただいた。
IMGP3966.JPG
ちょっとおもしろい顔あわせで。妙さんもごきげん





ところでこの小さな妙音弁才天に、シャーマンがいた。


 祭事のお手伝いとしてたくさんの奥様が割烹着を着てお世話をしていたのだけれど、そのなかにその人は紛れていていた。

そのひとはそこの弁天様をずっと守っているひとらしい。

 みなが帰ったあと、静かな小さい部屋でおれはその人と話す機会を10分ほど与えてもらったんやけど、

 

 その時間はおれにとって人生レベルやな、と思うくらい重要な時間でした。





顔を合わせた瞬間

最初に”名前は?” と聞かれて

”せいじゅんです。清いに順番の順と書いて 清順です”


と言ったら、急に声を上げて ”ああ〜そうか、やっぱり...わかった、わかった   ああ〜” 

って。











 そのあとの会話はホンマに信じてもらえなさそうなので、端折っておきます。

 でも、そのときの会話で、すべてがおれのなかでつながってん。

なぜおれが銀閣寺と出会ってからずっとただならぬ縁を感じていたのかとか。
”清順”という名前を授かったのかとか。
500年以上も前のこととか、珠寶先生と出会ったタイミングとか。

おれが守るべきものとか。全部つながった。今日ようやくわかってん。 

いちおうは、人生を彩るドラマは毎日をどれだけ一生懸命生きているかで決まると思ってたのだけれど、たまにだれかがチカラを貸してくれている気がしてしかたなくて、その都度”ラッキーだ”と思ってた


 話を聞いたあとしばらく頭が飛んでいたんだけれど、まもなく弁天様の奥にある六角堂へ案内してもらい中へ通してもらった。 

”そこでは、 なにをどれだけお願いしてもいいのよ”といわれたので、自分のど芯に流れる夢を、30回くらい強く願ったよ









 今年も、銀閣慈照寺の花の、パリでの活動が始まる。いま思えば2008年の金閣銀閣相国寺展inパリから始り、あれからもう2年かと思うとあっという間だ。 今年は5〜6月にかけて行われるのだけれど、今日もらったスケジュール表に目を通すと、プチパレ美術館ギメ美術館での珠寶先生のデモやワークショップはもう目白押し。そして6月半ばにある、とある美術館での珠寶先生と千宗屋さんのお献花、お献茶がハイライトになりそう。おれは花材調達係りとしてその辺りにパリへ行くことになる。 待ちきれへん。
 









IMGP3973.JPG


 あぁそうやった、そうやった。

もし、アイスランドで噴火がなかったら、今日のおれはいまごろイタリアに向かう飛行機の中だった。妙音弁才天に行くこともなかったし、シャーマンにも出会うこともなかった。現地の知り合いの社長さんが所有するホテルに泊めてもらって、調査予定の農場を回ることも全部決めていたのに全部キャンセルになって、正直ちょっと残念がっていたのだけれど、

 今日を終えてみて、全部が必然やと気づき、出張がキャンセルになったのも適時的やし、なるほどなと思ったら運命が愛しく感じた
 むしろこうならなかったはずがない


今日みたいな強烈な日もなかなかない
posted by seijun at 22:45| unforgettable flower,  いつまでも

2010年04月21日

最近の庭仕事

IMGP3650.JPG
庭石を量っているところ。

IMGP3656.JPG
現場は湯の花温泉渓山閣の玄関。庭の真になる黒松と紫雲石を添える

IMGP3715.JPG
土で高低をつけたら苔と砂利で仕上げる

IMGP3748.JPG
花咲くものは切り詰めてシンプルに。

餅は餅屋と言うけど、おれ生産者なので、木を植えるのはプロだけど庭のデザインはでけへん。だから庭の依頼を受けると本当はうちのお客さんの庭師を紹介してちゃんとやってもらうことにしているが、今回は予算がなかったのと設計士さんと施主さんの強い希望によりおれが作った。 
IMGP3757.JPG
基本的にこの庭は京都の庭園のパクリというよりはいけばなの景色活けのパクリだ

苔は女々しく何度も張り替えてようやく納得いくカンジに張れた



IMGP3890.JPG
今日の現場はパリ風のツゲ丸刈りから

IMGP3898.JPG
友達の華道相阿弥流師範の中村俊月からの依頼だった

IMGP3923.JPG
気持ちよいテラスはアガベ アテナータの寄せ植え。

IMGP3903.JPG
施工までの俊月さんとの電話のやりとりはほんの数回。笑 お互い忙しい身なのでちょっとの打ち合わせであとは現場で出たとこ勝負やったんやけどこれがうまくいく。急いで用意した3mのパキラはあんなテキトーな会話でよくここまでうまく空間にハマッたなぁと二人で感心。笑 

IMGP3939.JPG
そしてみんなでお好み焼きを食らう

IMGP3927.JPG
たのしい現場でした。 俊月さんみなさんおつかれさまでした。

posted by seijun at 22:41| for landscape , 庭木

2010年04月19日

恒例行事


古いスタイルの商売の家に生まれたので、いまでも昔からずっと続いている恒例行事があるねん。

今日はお稲荷さんの日。

いつも恒例行事が近づくと、おばあちゃんのアドレナリンがあがりまくってオカンと嫁ちゃんに勢いよく指示が飛ぶ。
朝早くから赤飯を炊いたり、生のタイのお供え物やいろんな準備に、おかんも嫁ちゃんも忙しそうやった。

ところでおれ自身はいままでうちのなかにある鳥居に興味がなく、一回も近づいたことがなかった。 おれもオヤジもあまりそういうことに疎くてバチ当たりで、いっつも行事を守ってきたのは花宇の代々の嫁さんたち。 今日ももちろんおれとオヤジは仕事に夢中、おれはちょっと気になったから、とりあえず顔を出して、後は写メる始末。笑

 今日初めておばあちゃんに
”なぁーおばあちゃん、なんでうちにお稲荷さんがあんの?”

って聞いたら 

”商売繁盛や” と言うてた。 

そうやったんやー 


でもそういえば今年に入って銀閣寺の珠寶先生に、

”あそこはいつもきれいにしといたほうがいいよ”

と教えてもらってからおれもお稲荷さんを気にするようになったよ。


IMGP3799.JPG

とにかくおれたち一族が1000年後も2000年後もずっとずっとこの鳥居を守ってられますように。そして貢献してくれているひとありがとう。  清順 拝
posted by seijun at 20:37| diary

はなうとゆかいな仲間たち

・陽が暮れた後、必ずうちの敷地内で野良猫に餌付けするおばあちゃん


・モコと平気で3分くらいしゃべっているいけばな花材屋の社長さん。


IMGP3520.JPG
・↑下校の途中でいつもモコに会いにくる小学生たち。


IMGP3518.JPG
・↑いまだにおれのことを”窪田さん!”と呼んでくれる知的障がい者の方々。(今年もコラボしてます)

・通学路にわざわざはなうのなかを無言で通る多感な中学生

・顔を合わせるといつもおれのおじいちゃんの話をしてくれる植木屋のオヤジ

・通りすがりに手伝ってくれる近所の電気屋のおっちゃん


なんだか最近はにぎやかだな


もちろんそんなカンジでのぞむところなんやけど、最近 一般の方々からのお問い合わせが多いようで、これには対応できずに申し訳ありません  



うちの会社は卸会社なのでプロの業者さんを対象にやっています。少人数でやってるのもあるし、せっかく見学を希望されてもお相手できないのが現状です。
 もしなにかあって、アポを希望されるかたはだれのご紹介とか、言うてもらうとスムーズかもしれません。いきなり住所を調べてこられた一般の方々、無愛想で申し訳ないですが、おれはお得意さんの依頼を最優先で一年365日を動いているのでご無礼お許しを。


言うまでもないかも知れませんがうちは一見さんお断りです

小さい会社なので少しでも売り上げがあると助かるんやけど、明治よりずっと一流の場やひとに材料を提供させてもらってきた老舗だというこをを考慮していただきたい 
 (友達は特別扱いやけどしゃーないやん)

もし一般の方でうちに本当に興味があるならお近くの園芸店や花屋さんに相談してみてください。 
 たとえばテレビで紹介されたモミジ、”流泉”のちっちゃいのは大好評で売り切れました... なかなかちょっと反響やねー うだうだ考える前にすぐ仕入れにきた京都の花屋さんや山本の園芸店さんがエライ!笑 そこに行けば買えるかもですよー うちの商品を扱っているとこは公開できないとこが多いですが、一生懸命検索したらいくつかわかるかなと思います 。 またうちの商品を扱っていると公表できる人や店や業者さんは喜んで紹介しますよ!
 

またうちの花材が美しく輝いている瞬間を見たいひとはたとえばいけばな展に行くことをおススメします。 花の奇跡への道中で出会うステキな華道家をこれからもどんどん紹介していくので乞うご期待!



 あと、いつもいただいているメールなどはすごく励まされるし、花業界でがんばる方々やおもしろいジャンルで活躍している方からのコンタクトは本当に光栄です。

 おれなんてまだ成功してないのに、いまの時点から”おもしろいことやりましょう”とか”いつも応援してます”とか言うてくれるひとは大事にしたいと思います。 でもお世辞はやめてね 笑  
posted by seijun at 00:24| diary

2010年04月16日

花宇チロルチョコ

IMGP2471.JPG

yoshiokaさん昨日はごちそうさまでした


チロルチョコもありがとう。


昨日は新地のKAHALAというとこに晩御飯をたべに連れてってもらった。


 そこで食ったものすべてに感動したのだけれど、特に牛肉のミルフィーユと、”ときめきニューヨーク”というワサビのお酒と、デザートにでてきた亀のエキスで作られた亀ゼリーは強烈やった。



シェフは森義文さん、味もそうやけど、それ以外にも不思議な魅力があるひとで、超かっこよかった。アジアでNo1シェフに選ばれたひとだ。世界の著名人や料理人が”日本に行くならカハラに訪ねなさい”とみんな言うらしいよ。


なんか森さんの仕事には強さを感じてん。なんというか、迷いがないというか、突き抜けているというか...
多くは語らず淡々を目の前で仕事してるのが印象的やった。



 でも、ジャンルは違えどおれのオヤジも実は森さんくらい突き抜けたことをやって来た人ということを、このブログを読んでくれているひとの内の数百人は知っているはずだ(卸業という体質と、決してうちは世間に評価されるべきでないという考えやったから、世間には知られなかっただけやと思う。)

 いまはおれはそれをいいことに日本の雑種犬のようにに吼えまくってたらその重みが台無しやなぁと、ちょっと反省。

 なにしろおれは自分の結婚式で父親からの感動の手紙のくだりで、

”おまえは自分に惚れ込みすぎ。”

 と一喝され、祝福モードのお客さん全員を気まずい空気に陥れた伝説をもつ。笑
 



 でもやっぱりおれの場合はもう少し、若いうちは好きなだけ花や植物について語りまくりたいと思いますが...。
だって伝えたいことが毎日多すぎて追いつかない。だからいつかおれが黙り始めたらオトナになったんやなぁと思ってください。でも



おれもますます花宇だけの道を突き進んでオンリーワンの仕事に磨きをかけたいと改めて思いました。
ひきつづきだれもやったことのない仕事や景色や植物に、これからも迷うことなくドンドンいきたいと思います。 
posted by seijun at 22:21| diary

2010年04月14日

ちいるい




背丈が10cm以上になるスギゴケをオオスギゴケというらしい。
背丈が15cm以上になるスギゴケをウマスギゴケというらしい。
IMGP3595.JPG
昨日は一日で三重県、愛知県、岐阜県を回り、いま受けている4つの植栽現場用の材料と、地方のいけばな展で使う花材を集めにまわった。途中、ついでに杉苔を採集。最近地衣類がおれのなかで流行っている。

IMGP3600.JPG


ところで今日も、あっちゅうまに終わってもうた 

昼休みに、ちょっくら大阪市内へ岩ヒバの納品に行った
IMGP3616.JPG


ところでひとが植物を買うっていう行動は、美徳のきわみのひとつだ。

なぜかって??

 服や家具を買う時のひとの心理と比較してみたらよくわかるよ。

家具を買う時のひとってのは、もちろんそれが生活のなかで必要だからせめて自分の気に入ったものを買うわけやん。でも植物を買っても、普通は生活に役立つものでもないし、どうしても必要なものでない。それでも買うひとってのは必要最低限以上の、なにか癒しを求めて買うんやとおもうねん。

また、服は、おれも大好きだけど、服は自分をきれいにみせたいとか、もっと言うと、よく見せたいとか、他に対しての意識が多少は働くやん。けど、自分のベランダにこっそりお気に入りの植物を買おう、って思う人は、他の目線はまったく気にせず関係ないところの意識がある。自分自身が本当にそれが好きで毎日眺めたいとか思うから自分に買うわけ。(もちろんファッションも園芸もインテリアも自分の人生をたのしくするためのものってことは共通してるし、それが大前提の話やけどね!)

IMGP3618.JPG

つまり植物をわざわざ買ったり、こだわったりするひとは本当に自然にそうしてると思うし、そうやって花屋や園芸店に植物を買いに行くひとをおれは一般的に”豊かなひと”と呼んでいる

 もちろん好きな植物を買えるってのは、それなりに経済的にゆとりがあるひとが多いかもしれない。でもほしいなぁって思うひとかそうでないひとかってとこがポイントかなぁっておもう



”今年もよく家事をよくがんばったし、旦那もちっとも感謝してくれないから、せめて年末にシンビジウムを自分に買ってあげよう”

って花屋さんに行く主婦のような世代のひとたちって本当に貴重やと思うねん。こういうふうにいままで普通に日本にあった感覚が若い世代にはだんだん薄れてきているから。 

だからおれが思うのは、例えばシンビの生産者やったら、あたらしい品種を改良するのもいいけど、そればっかりでなくて、世間のひとの意識改革をすることから始めないとあかん気がするなぁ。  これからの時代、植物を愛でる世代なんて、増えるような気がしないもん。 だからそれは生産者だけのチカラだけでなく、販売する側や世間に植物のすばらしさを披露する側のひとたちと手を取り合って発信することが必要不可欠。 

おれも生産・卸業者として植物そのものをとことん突き詰めて行くなかで、そのことに気がついたから、まずはそういう人たちと協力して発信するよう努力するようになった。遠回りのようで結局それが近道やと思うから。

 


ところで岩ヒバはとてもおもしろい植物やねん。普通は日本の岩山の断崖絶壁に生えている。性質的には苔に似ているかな。一年に、ほんの少ししか成長しない。写真のものはおれと付き合いのある謎キャラの職人さん(アーティスト?)が、誰も知らない山奥で長年だれにも知られずに岩ヒバを軽石に着生させ、それを気の遠くなる時間をいうものが仕上げた至極のオブジェ。 緑の葉っぱの部分は水が足りなくなってくるとクルっと巻いてしぼむけど、また水を与えてあげるとあっという間にまた緑の葉に開いて戻る。 黒い部分は葉が終わった後の根みたいな状態で、外から種が飛んでくると発芽したりする。落葉樹や山野草が岩ヒバの中で普通に育つ。土に植わっているわけでもないのでこのまんま置いとくだけで雨などが当たればそれでみんなが一緒に生きていく。この岩ヒバはいわばプチビオトープみたいなもんかな。おもろいやろ。 何回も通って、その謎キャラの職人さんに目から血を流しながら口説いてようやくおれが譲っていただいた、貴重なものです。




 






posted by seijun at 22:25| excursive plants やんちゃな木

2010年04月12日

りゅうせん

IMGP3566.JPG
まるで湧き出る泉のように、一本の幹の頂点から葉のついた枝が下方に向かって流水のように流れているのが 実はコレ、もみじ。

 その名も流泉。

数年前から扱っていたけど今年から本格的にデビューさせた。


今日は高さは1.5mに対してワイドが3m以上あるような枝垂れもみじや、銘木と呼ぶに値する鴫立沢もみじ、そして100kgくらいある竜泉などたくさんの芽吹かせたもみじを積み込み。
IMGP3574.JPG
 
植木屋や市場に行っても”かっこええなぁ”と思えるカタチをした植木ってマジないねん 
 だから常にどういう木がどういう形になってたらかっこいいか、いっつも考えているねん。

 日本中を旅しても自分が自信を持ってプロにお勧めできる植木に出会うのは稀だし、その稀な出会いのなかで現実的なコストで卸せる植木だけをうちに集める


しゃむにに植物を探す旅をすればいい木が見つかるというわけでもないので、だから感覚を共有できる地方や地元の職人さんたちのチカラをお借りしておれがかっこいいと思うカタチを作っていただいていることも多い。


またどういう植木がかっこいいのか、ひとの心を打つのか、一年に何万本も植木を見ているようなこの生活をずっと続けていると自分の感覚がひとにとってはどうなんやろ?と心配になりそうなときがあって、わかりやすく言うとあまりに植木を見慣れすぎて、飽き足らずに奥に行き過ぎるとこれまた危険だということ。  

そんなときでも、自分は常に木を見るときに原点に帰って、
いけばなに使ったときにきれいかどうか
で判断する。

植物に関してはいろん仕事をさせてもらってるつもりやけど、おれが圧倒的に一番いけばなの仕事に重きを置いている理由やはり、いけばなの木や枝や花の姿の見方とか、その考え方や見せ方や捉え方が、時代に関係なく永遠の感覚やと思ってるから。おれの仕事はそこから学ぶことが多いというか、それが全てで、そこからヒントを得てやってることばかりだ


ところで最初のもみじ”流泉”でも、葉っぱがフルに展開すると滝のようなおもしろい塊のオブジェになるけど、逆に葉っぱが展開する前の新芽がでてきた様は枝の流れと新芽の線が非常に美しく、いけばなに使えると思って惚れ込んで仕込んでみた。

そしたら今年の春が開けて間もないころ、これを見たあるいけばなの若宗匠が

”流儀花にも使えるなかぁ”

と流泉の前でささやいているのを横耳に聞いて

”あ おれまちがってなかったな” と思って安心した


posted by seijun at 23:22| for landscape , 庭木

2010年04月11日

2010年04月09日

先入観

IMGP2533.JPG
オンブーというこの植物。 アルゼンチンに生える。 10m以上にもなるこの植物は実は植物学上は草本とされている。 わかりやすく言うと、つまりは木じゃなくて草ってこと。

しかも落葉しているいまの季節は、その姿がおおよそ恐竜の骨のような形に見えるし、シュールで気に入っている。 

 でかけりゃ木、小さけりゃ草っていう決まりはぜんぜんない。とにかくまぁ、この植物はおれに”先入観はあかん”ということを教えてくれた。


ちなみにこれは5年くらい前にバナナくらいの大きさだった苗を温室に植えたらびっくりするぐらい大きくなった。 


ところで今日は仕事で名古屋だった。明日は、いけばなで使われる木瓜の枝を2、300本ほど切りに、長野県に行きます。
posted by seijun at 23:39| unusual plants , キワモノ 

2010年04月08日

規格外

IMGP2529.JPG
これは一般にカポックとよばれる植物です。
寒さにも日陰にも強く、観葉植物として普及してますが、カポックが庭木として利用できるということを、園芸関係のひとも意外としらないひとが多い。この大きさとカタチはさすがに規格外なので、うちに来てくれる植木のバイヤーさんたちも”こんなん見たことない!”と憧れであったみたいだけど先日とうとう嫁入りしちゃったよ。

iG.JPG
これは規格外の切り枝を飛行機で送る景色。紙で包まれた中身は枝垂れ吉野桜。規格外の大きさでも、電話ひとつで注文どおりの咲具合に調整して、サクっと全国へ届けます。

rGi.JPG
これは規格外の大きさの超貴重なエアープランツ。

IMGP3433.JPG
ついでにこないだ食った規格外?のいちごのケーキも載せとこう


そういえば明日の朝十時より、関西テレビ”よ〜いドン”の 関西ワーカーのコーナーで30分ほどプラントハンター特集を放映していただきます。この仕事は季節とともにあって、季節によってやってる仕事がぜんぜん違うので一年のうちどの季節を撮るかによってぜんぜん印象が違うと思うけど、この春の時期のおれたちの仕事の1シーンをうまく拾ってもらえたと思います。これも番組制作会社のwalk onさんの熱意ある仕事のおかげやなぁと思っています。 

ところで明日生放送のスタジオに、おれのお勧め
する植物を3つ持っていきたい、という要望があったので、おれがこれや!と思う植物を用意しました。

 茶目っ気たっぷりのおれは、最初、世界でもっとも衝撃的な形をした植物(卑猥な?)植物を用意したんやけど、テレビ的にNGになりました。

訳を聞くと、”朝の番組で、アレは放送事故になりえますからね〜”とのこと。たしかに。笑  あれはやばいよなぁ。テレビではモザイクが必要かもしれない。ある意味、いちばん規格外やったかも。今度深夜番組にでることがあったらまた提案してみようと思います 


posted by seijun at 21:13| excursive plants やんちゃな木

2010年04月07日

念ずれば花開く

IMGP3486.JPG
アルカンタレア・インペリアリス。

このブログにもたびたび登場しているおれのお気に入りの、世界最大級のパイナップル。 ただし今日の写真はいつもとちょっとどこか違う。 
中央部分に注目してほしい。普通は水が効率よく溜まるようにホールになってるんやけど、なにがきっかけだったのか、その部分に赤い花の蕾のうようなものが現れた 

実は南米へ貴重植物を探しに行ったときに一度、アルカンタレアの花をみたことがあるが、それはそれは凄まじい花だった。

たしか3mくらい天に向かって上がり竜のように吼えていたよ。もちろん日本の温室で育てたこいつが、自生地の路地で咲く花のようなパフォーマンスにはおよばないかもしれないけれど、それでも期待に胸が鳴る。  花が立ち上がるまで1ヶ月なのか、3ヶ月なのかどれくらいの時間かかるのかも知らんけど、これはたのしみだ。 ロングスパンのいけばな作品や空間装飾、展示につかってもおもしろい。 飾られながら花が成長していくからね



昔から東洋では、植物の花が咲いた後に実が成ることから、
花は、なにかが生まれる(なにかが起きる)”前兆”とされてきた。
 いまは桜の花見に行く人が多いと思うが、花は一年かけてようやく開いた”結果”ではなく、それからなにかが始まることを意味しているって事が 宇宙的に決められているってことを覚えておくと、また違った感覚で花をみれるよ

  おれはいつでもそこにいてるから気がついたひとからいつでも遊びにきてね


posted by seijun at 22:01| diary

コラボ

信州日帰り桜切り、無事終了し帰ってきました。運転も東京大阪間往復よりちょっと楽やったわ




今朝 筑北村(旧坂井村)に着くと早速村人に配る桜の苗を積みおろして目的の彼岸桜の枝をとにかく切った。
IMGP3503.JPG


昼休みは寿男さん宅で郷土料理をいただいた。80歳代の夫婦の家のお昼ごはんは、どんなのか、ちょっとドキドキしたのだけれど、
これが、
IMGP3506.JPG
これがめっちゃうまいねん。マジで
これがめっちゃうまいねん。マジで
これがめっちゃうまいねん。マジで

IMGP3507.JPG
これは”お歯黒茸”と呼ばれる真っ黒なきのこ。とにかくいろんなものを食わせてもらった。ホンマに出てくるものが全部うまくてびっくりした。
 奥さんは最後に近くで採れたリンゴをむいてくれたんやけど、”一体何個剥いてくれるんだろう?”と心配になるくらいたくさんリンゴを剥いてくれて最後のほうは”おえっ”となるくらいまで食った

かわいがってもらってると思う

かつておれのおじいちゃんと同志やった人といまでもこうやって一緒に仕事してメシも食えるなんて、って思って、陽も暖かくて、何を話してもおもしろくて笑って、空気感が最高やった。そして昼飯のあと、30分くらい寿男さんとでコタツに並んで昼寝した。
目が覚めたら、なんというか、おれの幸せの波が”ザッパーン”って押し寄せてきた



IMGP3510.JPG
そして3,4mの桜の枝を切り終えると、もうひとつの目的地へ


IMGP3511.JPG
ここはこないだまでリンゴ園やった


リンゴ園の丸山さんと出会ったのは今年1月。 丸山さんがおれたちが筑北村のなかでトラックを乗り回して桜を切っているのを見て興味を持ってくれて、待ち伏せしてナンパされたのが出会いのきっかけ。
 で、すぐに意気投合して、連絡を取り合うようになった。今日行ったらめっちゃ広い自分のリンゴ園の土地をすでに桜の枝の生産用に切り替えてくれていた 話が早かった

リンゴなどの果樹園の管理は大量の労働と農薬が必要やけど、桜の切り枝の生産はそれに比べてはるかに手入れがラク。しかも枝ができてくると必ず花宇が買いに来るという約束があるから安心して育ててもらえる。

今年もこの”村おこし彼岸桜”をたくさんのホテルに桜を使ってもらったんやけど、あるフローリストさんが、
 ”一人のお客さんがロビーに飾ってある桜を見て、こんなに大きな枝を切って桜がかわいそうっておっしゃられたんです。でも去年の桜のセミナーで学んだ花宇さんの桜の枝のバックストーリーを胸を張って説明できて、よかったです”
 と言ってくれたのが超うれしかった。 やってることが少しづつ実ってきている実感はあるよ


http://hanau-sora.sakura.ne.jp/sblo_files/hanau-sora/image/1A5D1A1A1A1A1A1A1AL1A1A.doc




そういえな、こんなことを言うと”おおげさやな”と思われるかもしれないけど、
おれと出会う老人たちはみんな元気になっていってるような気がする

IMGP3504.JPG






posted by seijun at 00:44| for display , 装飾用

2010年04月06日

出動〜

今日も バタバタ



さっき仕事が終わり、温室を回っているとヤベぇもんを見つけた
IMGP3500.JPG
これはホヤ(hoya)の仲間で、まだ名前のついてない品種。もちろん日本には花宇しかない。すごい花色が不思議なカンジで見とれてしまった。ホヤは別名サクラランという。そうこの蕾が咲くとひとつひとつ桜の形をした金平糖みたいな花が現れるから。



よく考えたらいまから長野県の山奥にいまから行かないといけない。


桜の大枝を切りにいくねん。

今年も例年のごとく正月明けに切り出した大量の彼岸桜の枝はhttp://blog.hanau.jp/article/34725346.html
http://blog.hanau.jp/article/9676187.html
 、あれだけ在庫を持っていたにも関わらずきれいに売切れてしまい、足りなくなってしまった。 これはもちろん喜ばしいことで、村人さんたちにはいい報告ができるんだけど、なんせまだまだうちの彼岸桜を注文して待ってくれているひとがいるから死んでも行かなければならない。もう採算がとれるかどうかという次元ではないく意地だけってかんじ。 

というか、いまはやらなければならないことで頭がいっぱいで体が火照ってなかなか寝付けないからいまから走ろうかな、というかんじ。最近はジョンバトラーのライブアルバムをずっと現場に向かうトラックのなかで聞いていて頭の中はオーガニックロックなかんじ。乾いて潤うかんじ。


posted by seijun at 02:07| rare plants 希少植物

2010年04月04日

銀閣寺ニテ 大事件



昨日は土曜日の定休日やった。疲れていたのかなにもできず一日中ずっと寝ていた。 

今日は、連休をもらって銀閣寺花道場へ。

月に1,2回 いい気のながれる銀閣寺大書院に来て心と体をほっとさせて自分自身を癒すのがおれにとってかけがえない時間になってきた。花材屋としてだけでなくいち人間としてあれこれヤヤコシイことを考えずに花を向き合って、明日へのチカラにするねん。

IMGP3436.JPG
いま研究会では、立花風のたてはなをやっている。 花材は、季節のものとちょっと季節より先駆けたものを、何種類も卸束のまま持っていってる。それらを大きなバケツに漬けて並べ、みんな思い思いの自分の好きな花材と枝ぶりのものを選び、寛永時代の花器に活けてもらってる。


普通のお花のお稽古のように使いやすくあらかじめ枝を捌いては持っていかず、おれたち職人が切り出した枝を敢えて卸束のまま持っていくのもまた佐野珠寶先生の教えで、これはおれのオヤジがかつて小原流の安部豊武先生の花道場に習っていたときと同じだ。
また先生からの花材の細かい指定は一切ない。
 のでおれが”今日はこれや!”と思ったものを持っていってる。

IMGP3447.JPG
今日は八重桜、紅普賢象もしくは関山と呼ばれる桜や、平安枝垂れ桜、朴の木、鴫立沢楓など。

IMGP3461.JPG


IMGP3460.JPG


 IMGP3467.JPG
これは突抜忍冬。 忍冬のようなスイカズラ系統の花材は水揚げが悪いのでいつでも根付きで納める。 これもできるだけ自然の状態から自分の思う姿の枝を抜き水揚げをして活けるほうがおもろいのでちょうどいい。研究会が終わるとその株は銀閣寺裏の花材畑に植える。



ところで今日は京都はすごいひとやった。銀閣寺もひとひとひと。シーズンなのか、いまは国宝の東宮堂同仁斎が善政公のコレクションで書院飾りされた状態が特別拝観できる。おれも昼休みに同仁斎を見に行こうと思い、とりあえずそのまえにトイレへ。

そこで事件は起こった。

用を足してさぁ行こうと便器を流した瞬間、作務衣からポロッと財布が落ちた。




 一分後、おれは情けない姿で、よごれた自分の財布を洗っていた。



財布が落ちた瞬間、便器の奥でブツと一緒に吸い込まれそうにぐるぐる回ってる自分の財布を見て完全にパニック状態になり、”これマジやばい”と思っておもくそ便器に手を突っ込んで財布を救出したが、結果はみなさんのご想像通り。

事件後、おれの体内のアドレナリンが止まらなかったらしく、とりあえずその勢いでみんなのところに行き、便所での一部始終を報告した。

”でも、財布は臭くないから”
と報告を締めくくると、全員にドン引きされていたのに気がついた。 



でも稽古後、
 ”ほら、クサくないで、匂ってみて?”と植松君に言うと

 ”あ、ほんまや、クサくないやん”

と、植松君が勇気をだして匂ってくれた。他人のババが付いた財布を嫌な顔せずに匂ってくれる。 気を使って臭くないと言ってくれる。こんなやさしい仲間が銀閣寺にいるのもまたおれの誇りです



posted by seijun at 22:39| for ikebana , いけばな花材

2010年04月02日

植物のある暮らし 3

ura.jpg

今年もgrafにて、植物のある暮らし3 をやります。http://www.graf-d3.com/

IMGP3348.JPG
植物の植え替えです。今年は、観葉植物やサボテン多肉に加え、球根の山野草やベランダガーデン用の植木もあるよ。ベランダや庭のあるうちに住んでいる人もみてほしい。

今年は5月16日 18:00〜  graf の3F ショールームにて、スライド/トークショーもやります・  いままでプラントハンティングに訪れた海外の国々でおれが出会った愛すべき花・植物・人・自然・エピソードなどを写真を交えてしゃべります。花宇というちょっと変わった植物の生産卸業の活動内容や歴史、観葉植物や庭の植木とのうまいお付き合いの仕方などもしゃべる予定です。

今日はちょうどテレビ取材に来られたスタッフのかたとgrafや神戸のホテルへ納品に行ったり、和気藹々とたのしくやれた

posted by seijun at 23:38| ornamental plants , 観葉

旅立ち...

ちょっと季節的に遅れ気味やけど今年も自分の山に桜の苗を植え込んでいます。今年に植える桜はちょっと不思議な桜なのでまだ切り枝ではもちろんほとんど認知されてない桜なのでまだ内緒にしておきます。 
IMGP3405.JPG
大事な苗なので獣に折られないようにきっちりガード。

IMGP3406.JPG
午後は藤づる切り。 

試しに新人の渡部にも木に登らせてみるとあぶなっかしくて見てられない。 結局おれと窪田さんが木の上で。
現代の人間はこんなに木に登る感覚を失っているんやなぁと感じます。まずは眠っている感覚を木に登ることで蘇らせるよう、危険すぎない仕事からどんどん体験して慣れてもらいたい。でも危険な目に合わないと職人になれないから無理も多少はしてもらいたい


IMGP3421.JPG
夜は波乗り仲間のミキさんの送別会でした。 彼女は30歳を前にしてタイへ3年間教員として働きにいきます。
彼女の目はとてもキラキラしていてすばらしいと思います。 暖かくてピュアな彼氏とたくさんの仲間に囲まれてとても感動していたようでした

IMGP3420.JPG
長い海外滞在、お体に気をつけて
思う存分満喫してきてほしいと思います。
posted by seijun at 01:08| for display , 装飾用