2009年10月31日

満月のよる

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昨日有名ホテルに嫁入りした紅葉もみじ。

昨晩は女の子たちが家に遊びに来ていてシャンパンもよくわまり、さらにビールも飲んだのでラリってそのまま寝た

今日は休みです。いまから安部富実子先生の招待で花会/お茶会に阿部家へ行ってきます。そのあとは銀閣寺へ観月会にゆきます。

すこし、風邪をひいてもうた。
posted by seijun at 12:34| diary

2009年10月29日

3択クイズです

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おれは今朝 下着に長袖のTシャツを着て山へ出かけました。

夜、会社に帰ってくるとそのロンティーの袖が七分丈のTシャツになっていました。
 

さて、なぜでしょう。


1 山で野犬にからまれてTシャツごと腕に噛み付かれた。

2 山で枝を捌いていると紐がたりなくなったので袖を裂いて紐代わりにして荷造りをした

3 山で仕事をしていると途中でお通じがきたので野グソをしたがティッシュの持ち合わせがなかったので袖をはさみで切ってケツを拭いた。しかも片方だけだとおしゃれじゃないと思ったので両方の袖を切ってみた。
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posted by seijun at 22:13| diary

にゅーうぇーぶ

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今日は正福寺にダシリリオンを植えに行ってきました。
 
   
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 どう思いますか? 

お寺にダシリリオン。ダシリリオンの横には梅の木があります。下には錦鯉の池があった。 
 
 まずは先入観を取り払って大きい目でみてみて。 

うーんどう考えても
和の空間によく似合うよなぁー 

よくお寺に蘇鉄が植えてあるけど、南国の蘇鉄よりこのメキシコの荒野に生きるダシリリオンの木が日本のお寺にこれほど合うなんて。 ”和”の空間を創るっていうのは、必ずしも日本にあるものだけを使って創るものじゃなくて、たとえば無駄をそぎ落とした洗練されたものを用いたり、"和”の精神にのっとったものを用いることでも表現できるんちゃうかなと思う。(事実、”これは和風だ”なんて思っているものは中国などからきたものが多かったりするやん) 
 砂漠に生きる植物のおおくは厳しい環境に生きれるように必要最低限の姿になっている。だから美しいわけ。


 とにかくそういうフレキシブルな感覚はこれからの時代にあっている感覚かもしれない。

 だから。

ダシリリオンを由緒あるお寺に植えたのはまさに"粋”!


 
これをお寺に植えたいといったのは友達の、日本初住職プロボクサーの松本知隆さん。
  ”粋”やろ



 まぁ〜つべこべむずかしいこと言わんでも、とりあえずお寺にきたオバちゃんがワイワイ話のネタになればいいかなと思う。


 いたずら小坊主たちの庭つくりです。


posted by seijun at 21:13| for landscape , 庭木

2009年10月27日

圧倒的

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豚ドン ヒレとバラのミックス 特盛り プラストッピングで肉大盛り。


北海道に降り立ったときに食った名物豚ドンだ。これはなんなくクリア。とはいえ、持ちきれない器に肉がトグロを巻いている。最高だった


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だーが。

晩飯に招待されて有名な料亭でのもてなし料理にさらにプラスしてまた豚ドンが... 実は遅い昼飯で食った”豚ドン特盛りプラス肉大盛り”を食ってから4時間くらいしか経ってなかった!  でも食事に招待いただいた社長さんの心意気により、豚ドンを追加してくれたと察し、夢中でかきこむ。一緒に食っていたフラワーデザイナーさんも

 ”食うしかないっす!”

おれは豚ドンを見た瞬間心が折れそうになりながらも食った。
肉食系男子の名にかけて。

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夜は、飲み歩き。3件目、本物のししゃもを食いに屋台へ。つぶ貝も刺身なども。 ステキ。




おっと、食いもんのことばっかりやったね。 仕事の方はというと。


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 そりゃー最高だったよ。 短い滞在やったけど充実していた。


 そして寒かった。
着いた日の朝は摂氏2度やったってさ。


そういえば ”豚ドン特盛りプラス肉大盛り”のフォルムに似てる木を見つけたよ。 見たらびびるで すくなくとも笑えるで

 
posted by seijun at 22:23| diary

2009年10月25日

テレ

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今日の仕事場は伊勢の山奥のちいさな村。



この村にはもう5、6年ほど通っている。いけばなのお稽古で使う花材を調達提供するのはうちの主たる業務のひとつだけれど、お稽古で使う季節の花材でも特にベテランの師範先生方が特別な稽古で使われるこだわった花材はおれたちみたいな職人に依頼される。
今日の獲物は枇杷の古木。枇杷の枝と言ってもそこら辺にある枇杷の木のよくしまってそうな枝ぶりの木を選んで切っているだけの仕事ではなく、枇杷にもいろいろあって、おれが毎度さがすのは”在来の枇杷”と呼ばれるいわば野生種に近いもの。これは特に年数のくれた木は、食用に植えられた枇杷の木では見つけられないような小さく締まった葉になるし枝先は細かい動いているので投げ入れ花などによく映える。
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親切な村の人たちのありがたい協力によって今回もスムーズに進んだ。今日はわざわざ区長さんまで出てきていただいた。地方に行くと地元の人にやさしくしてもらうとちょっとのことでもいちいち感激してしまうし、”若いのにえらいねぇ”なんて言われるとちょっと照れくさくなります。地方の仕事はたのしい。


 疲れているけど体のキレは悪くなく、木の上で作業した時間は2時間もかからなかった。


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いまは合計千人以上のひとの特別な稽古花の花材を調達するために走り回っている。最近ブログを更新してなかったらみんなに”どうした?”とかなり言われました。アクセスも一日1000以下になっちゃった。
 いつもとかわらず普段の仕事を淡々をこなしながらちょっこりサーフィンにも出かけてたよ。 そういえばあんまり普段の仕事のことをブログにアップしないからこれからはもうちょい普段の業務のことも差し支えない程度にアップしてゆきます。

 昨日は休みやったから四国で一日夢中で波のりをし超気持ちよかった。 あんまり寝てないのと疲れで夕方波待ちをしながらボードの上で浮いていると頭がくらくらした。市吉さんに借りたウェットスーツは非常に動きやすかった。


夕方寒くなってくると海の上で体が冷えてちょっと勇気を出して
”おしっこしていい?”と市吉さんに聞くと”いいよ”と答えてくれた。

人に借りたウェットのなかでションベンをこいたら、いつもと同じようにじわっとぬくいんだけど、おれはなんだかちょっと照れくさい気分になった。



 そうそう、最近 おれちょっといいことが続いててさ、ちょっと照れくさくなることが多いような気がするよ。


 



posted by seijun at 23:13| for ikebana , いけばな花材

2009年10月24日

ごぶさた


まあまぁ忙しくやってます。
最近もいろんなとこ走りまわってました。

今日はようやく定休日!いまから夜通し走って四国へサーフィンに行ってくるわ ん〜寝る間を惜しんで遊ぼう。
   明日は伊勢、明後日は北海道、その次はどこかな
posted by seijun at 02:57| diary

2009年10月18日

柿 七変化

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柿の変種です。七変化という。

見てのとおりおもしろい柿のなんやけど、七変化いう名のとおり、一本の木からいろんなカタチをした実が成るねん。

この柿の実を実際わさわさ木に成っているのを見たことがあるけど相当インパクトがあります。
 どれくらいインパクトがあるかというと女性の鼻毛を見たときくらいインパクトがあります。


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これもまた、非常に珍しいものです。葉っぱを見るとサンザシの大きな実にも見えるし木肌を見るとりんごに近い。まだ確実に同定できてないけど、荻巣樹徳先生いわく大実のズミではないか、ということ。通ほど”なんだこれは?”と思う一品です、これから新潟で増やしてもらいます。

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ところで今日は大吟醸の一番エエ日本酒をいただきました。2万くらいらしいが、お金の問題ではなく相当プレミアがつくようなすごいお酒らしい。おれにはジンジャーエールで十分なんだけど、とにかくこのお酒がどれくらいレアかというと、女の鼻毛くらいレアかもしれません。

 
posted by seijun at 23:59| rare plants 希少植物

2009年10月17日

おれが好きだったひとの遺作

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生真流 川岸慎園さん の花 


京都での日本いけばな芸術展にて



2枚目の作品は”仙女の舞”を使った作品。後にインド鶏頭とソングオブインディアが添えられた 

隣にいるのはサーファーであり岸和田だんじり団長である西村生花店さん。
この作品は後期の作品だから明日まで見れる


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活けこみの様子。ものすごいお客さんも多かったけど、活け換えにきている先生方もまたものすごい熱気。何百人以上?のひとが思い思いの花を活けてます。ニチイケはたまにお客のふりをして見に行ったりはしたけど、活け込みまで見たのは初めて。何十人という業者や先生など顔見知りに出くわしてめっちゃ驚かれた。 たまに来るとまたいい刺激にもなるなぁ。 




先日、実に興味深いことを聞いた。
香園先生の後継者の慎園さん来社されたときに、香園先生が亡くなる直前に考えていた花を京都の日本いけばな芸術展で活けるということだった。


”川岸香園として出瓶する最後の作品だから、若にもみてほしい”

と幸運にも慎園さんからお誘いを受け一緒にお供させていただくことに。 (これがうれしかった)
慎園さんは僧侶でありながら高校で理科を教える先生でもある。そして香園先生の意思を受け継ぎ生真流を引っ張る次期家元。





おれ、先代の川岸香園先生のかくれ大ファンだったのは過去にも書いたが→

http://blog.hanau.jp/article/18692800.html

人望も厚い慎園さんもまたすごくいいハートのバイブを感じるひとだ


一番最初に載せた写真の作品はパリから帰って香園先生の葬儀に出たあとその足で甲信越地方に走ったんやけどそのとき切った苔躑躅。真ん中のごろんとした木は20年以上前に香園先生がおれのオヤジから買ったものだって。



そして最後にその家元の名で出瓶された作品。
最後の病床で香園先生が考案した造形作品を義理の息子である慎園さんがその手で見事に再現した。

おれが2年まえにマダガスカルで採取してきた一枚の葉から育てた”仙女の舞”の変種を使っている。
Kalanchoe beharensis "nudum"という。
ヌーダムとはもちろん”裸の”という意味。”仙女の舞”の毛がないヴァージョンだから。そうなると仙女が裸で舞うってなカンジか。ええやんけ。笑 和名はいま考えているが明日 学者と会うので相談しようと思う。裸とは、裸体もそうだけど無駄がないという意味でもあるよな。
 とにかくこの素材を見たら香園先生なら”おもろい”と言ってくれるでしょう。

 

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実に川岸先生らしい、マッス(素材を塊として見せること)の作品だった。真ん中で切ってあるマッスの奥に黒のドラセナが色の重なりのようにも見えるし影を作っているようにも見える。右に見える尖ったものは3年前にオヤジと一緒の海外へ行って仕入れたモーリシャスのドラセナ。 というか素材はともあれ、作品そのものにしびれた。この花の重なりというか深みのある花のコラージュに香園先生の息を感じ、また先生に会えた気がします。

本当に死ぬ直前まで作品のことを考えていた先生のことを思うと心臓がどきどきするわ。おれの情熱はまだまだ川岸先生にはおよばないと思う

 とにかくだからいけばなはおもしろい。これからもおれが出会う花の奇跡と、花の奇跡を呼び起こすひとを遠慮しながらも書き続けようと思います
posted by seijun at 13:40| unforgettable flower,  いつまでも

さーどうなるmeets 畑

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今日はmeets とgrafのみんなと畑でバーベキューです。でかい鳥の肛門のお手製の薬味をいれているところ。

雑誌でも紹介されているようにmeets畑は非常に順調に実り、みんな自分たちで取れた野菜を食べまくっています。 水都大阪のイベントでgrafが使った木材を再利用してこれからここに小屋を建てる予定です。
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ある一夜の飲み屋での一言がきっかけで始まったmeets畑。だんだん大掛かりになってきたなぁ。っていうか収拾付かないメンバーやもんなぁ。笑



posted by seijun at 00:40| diary

2009年10月16日

ライフデザイン

年に3回、おれはセミナーを受けています。

これはアリミノという頭髪化粧品メーカーが主催し、(株)ジャパンライフデザインシステムズ代表取締役社長の 谷口正和さんがプロデュースしているもので、このセミナーは才気あふれる関西の美容師さんが年に3回、ホテルモントレに集まって勉強するというもの。おれは他業種にも関わらず、美容師さんのなかに混じって勉強をしているのです。

 おれが敬愛する美容師 吉岡佳子さんの計らいでこのセミナーに参加させてもらうことになって、初めて行った一回目のセミナーの講師はpeach johnという女性雑誌をプロデュースしているひとだった。

正直、女のパンツを売っているひとの話がこんな仕事をしているおれにどこまで影響を与えるかたのしみや!ってなカンジでセミナーを受けたんやけどこれがすごかった。

この講師さんのセミナーで言ったひとこと。

”これからの時代は驚きがないとお客さんは逃げていきます”

花宇の植物のラインナップはここ2,3年で歴然と変わったのはこの言葉がきっかけとなった。思い切って無理してぶっ飛んだものを集めた。
そして昨年、昨年と売り上げを伸ばしたひとつの要因になった。不景気だから売れそうなものを、とやっていたらいまの自分はなかったと思う。いまは変わり映えのしなものを毎年同じようにチンタラ売ってたら確実に顧客から見放され負ける時代だと思う。

それからおれは熱心にこのセミナーに通っているわけ。


最近 毎日駈けずり回っていて、今日も朝いちから仕事場で稲妻のやうに花を刻みまくったあと、神戸の現場へ打ち合わせにはしり、そのあと生産者のところへ寄って13分間でトラック1車分の鉢物を仕入れ、高速を飛ばしながら作業着からスーツにお着替え。


ところで今日のセミナーは阪急メンズ館の館長さんの話はよかった。

ちょっと紹介したいのは、この不景気のなかプレミアム志向のメンズ館がなぜ調子がいいのか、話を聞いているとそのコンセプトにあった。 そのなかでも花の小売商にも当てはまるキーワードがあったので書いておこうと思う

 一、五感で感じる世界観

 一、モノの背景にあるテーマ性

 一、売れなくても置いておかなければならない商品を絶やさない

 
いまこういう気持ちを忘れているフラワーショップが多いのではないかと思う。 非常に重要なところやと思うで。 特に”売れなくても置いておかなければならない商品”。

おれにとったらこれは当たり前の話で、たとえばおれならひとつ700万円の木から一個8円の種まで在庫としてもっているやん。例えばクソ高い木も、でかすぎる木も、あくまでかっこつけるために置いておかなくてなあかん。

昨今では経費削減を意識するあまり、冒険しないからお客さんを驚かせることもできずにジリ貧になりがちだけどおれはそこ点に注意してる。もちろんすごいリスクを背負ってるんやけどさ。

 おれもまだまだやりたいことの10%もできてなくて歯がゆい毎日を過ごしているわけだけれども、それでもできるだけ無理してでも顧客に驚きと感動を提供するような卸屋でいたいと思ってる。
  
 


 谷口さんは”ライフデザイン”そのものを企業理念とし、各分野で幅広く活躍され、たくさんの著名人にも注目される存在。時代を見抜くチカラとその柔軟な考えかたは群を抜いている。谷口さんの話を聞いたり、こうやってセミナーに来るたびに、いつも自分の庭の中だけでマスターベーションしている自分をもう一度そとから見直して、”視野を広げななぁ”と感じるだけでもおれにとったら値打ちやな、と今日も改めて思った





セミナー後の打ち上げにて
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吉岡さんと谷口さん。


posted by seijun at 01:13| diary

2009年10月14日

ビビんな、オラっ

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朝はカレー。

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そしてメガシャキ

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そして自分で毎朝入れるスターバックスのコーヒー

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仕上げにアポロでテンションをあげる

遠出で花切りに行くときは朝早くからバンを飛ばす。そういうのを繰り返していると車のなかでのメシをいかにたのしむかが重要。
大好きなスターバックスのコーヒーを入れることを今年初めて覚えた28歳は朝現場に向かうまえの一杯がたのしみやねん。毎回味hが違うが気にしない

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今日のメインの獲物はいろんないけばな展で使う桐の枝。



川に上に枝が広がっていて相当びびったよ。
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切り出しの修行を始めた一年目は桐の木から落ちて死ぬ夢を見たことがあって、なんといっても桐は数ある木のなかで一番折れやすい。そしてめちゃめちゃ軽い。 今日の木は揺れて揺れてさすがにびびったぜ。慎重に体のバランスを取るねん。落ちたら即死やしな。 

で木の上でビビってたら

”ビビんな、オラっ!”

って誰かが言うねん。


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これが桐の花のつぼみ。わざわざ何時間も走って切りに来るだけのもの。花がしまってるやろ。そこらで見かける桐の枝と全然ちがう。枝のしまりもよかった。秋の花材は寿命が短い。でも桐のつぼみは一ヶ月くらいもつのでこの時期には重宝する。


でもびびった時に切り落とした枝の一部を川に落としてしまった。

この木の持ち主さんはそんな高い枝を切ってくれて本当に助かったよ、と逆にお礼を言われた。

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これは今日切った最高級の苔の付いた躑躅(つつじ)。写景、琳派の花にむいている。 
 依頼された仕事の内容によってわざわざ遠くまでいいものを切りに行くときもあれば近場で済ませるときももちろんある。予算によるからね。 
posted by seijun at 19:45| for ikebana , いけばな花材

2009年10月13日

オススメいけばな展

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そろそろいけばなシーズンが盛り上がってきました。

もうすぐ日本いけばな芸術展が京都高島屋でおこなわれるなぁ。


あまり花宇の花材を使ったいろんな流派の美しい作品を載せたりしないにも関わらず、このブログをみて ”いけばなに興味を持った!” ”いけばなってすごいと思う” という声をよく耳にするようになった。これは非常にありがたい話です。 



日本いけばな芸術展は、いろんな流派の名手が一斉に集う花会。
いけばなにもいろんな流派があるし、
 いい花、うまい花という意味でなくても、やはり趣味でやっている人の花と、花に人生を賭けている人やそれが生活の柱になっている人の花はやはり違います。

”いけばなを習いたい、けどどの流派に行ったらいいか迷ってる”というひとは自分がどのスタイルの花が好きがそこに行けばわかるかもしれんしなぁ 

だからこういう諸流展は、いけばな展を見たことないひとにもお勧めやし、前々からいけばな展を見てみたかったひと、ちょっと興味を持ってる人、 ”暇つぶしにでも行ってみるか”と思うひと、ぜひその軽いケツを持ち上げて見に行ってください。そして度肝を抜かれてください。 

おれも金曜日に行くよ


高島屋ではすでにこの展示会期間中の人だかりに備えて準備しているみたい。すごくにぎわっていると思う。

期間:
   前期展:10月14日(水) → 16日(金)
   後期展:10月17日(土) → 19日(月)
posted by seijun at 23:39| for ikebana , いけばな花材

2009年10月12日

安かったので

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gap でかわいい紺の革ジャンを見つけました。 革ジャンというかビニールやけど。 お気に入りやねん。

かいもんに行く時間がないと逆にかいもんに行ったら飢えたサメのように服がほしくなります。


でもいくら飢えたサメと言っても、



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みっつ同じのんは買わんでよかったかなぁと思ったけど。


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安かったので。サイズはMとLとLを買いました
posted by seijun at 21:56| diary

ひさしぶりの銀閣寺

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もう何ヶ月もご無沙汰だった

今日の花材は鶏頭、すすき。

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鶏頭は寛永時代の池坊の専好立花の本などにもよく真の花材をして登場する古い花材だけに日本古来の花と思いがちやけど、もともと奈良時代に中国から渡来したと言われていて、 けどおれは、もともとはインドから中国にわたったものと推測する。鶏頭はもともと熱帯から亜熱帯に分布する花だし、仏教やインド拳法のようにインド→中国→日本というふうに伝わったものは文化や物資だけではなく花もそうだったという推測はいちいち文献で調べなくてもカンでわかるねん。 

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 ところで専好立花の本をみていると やはり昔のひとはえらいもんで、鶏頭といってもクビがねじれてひねたものや風情のある鶏頭などをわざわざ好んで使っている。これはその時代に草花であってもそういう風情のある姿のものを探した人間がいた、という証拠にほかならない。 現代の花屋にならんでいる鶏頭は工場製品のように頭が丸くきれいにできていておれにはいささか違和感を感じる。これは久留米鶏頭に代表される日本で普及している園芸種であるが、なぜそれとは全く違う花宇の鶏頭がいけばな作家に人気があるかというと、そういう絵にでてくるようなおもしろいカタチをしたものが多いから。それは20年ほどまえにおれのオヤジがインドへ行ったときに生えていた鶏頭の種を採取したもの。 だからうちの鶏頭は日本の生産者が作っているものと全然ちがう。うちの鶏頭をお化け鶏頭と呼ぶひともいるがおれたちは会社内ではうちの鶏頭のことをインド鶏頭と呼んでいる。

 不思議なことに専好立花にでてくる絵はこのインド鶏頭に近いものが描かれていることが多いのに気がつく。 そう幹や花が鶏冠状にべったりとひらべったくなっているものだ。もともとインドに自生する鶏頭本来の姿。 これは日本に鶏頭が伝わったころはまだ原産地と同じような性質のものが自然に帰化し(もしくは栽培され)ていたということで、時代が流れ花も産業化されていく上で品種改良され花が丸くて商業ベースにのった丸い花の鶏頭が普及していったというとこやと思う。 時代が流れて、うちのオヤジがインドへ出向き、採取したことにより、またこの国に本来のインドの鶏頭が蘇ったということ。つまりうちの鶏頭は他の生産者の鶏頭に比べて極端に原種にちかいものということだ。

現代の花人も本能的にどういう鶏頭が使いたいか知っているねん。
それが投げ入れ花であろうが、立花であろうが、琳派の花であろうが、文人調の花であろうが、写景であろうが、自由花であろうが、本当は原種の姿を求めているはず。

 昨日載せた大きな鶏頭も今日活けた鶏頭も同じ遺伝子を持った鶏頭やけど、これは用途別におれたちが育て分けているから大きさが違うだけで、どのサイズにせよそれぞれにインド鶏頭の特徴がある。また、普通の生産者なら時期になれは同じ長さに切りそろえて計画通りに順番に市場に出荷していくものだけれどもうちは完全オーダー制で注文してもらった人のその仕事その仕事に応じたものを切って出荷するだけ。その年の注文量にもよってはもちろん余ることもあるけど、もったいないからと言って市場に出荷してセリにかけるようなことはしない。それなら枯らしたほうがまだマシやからね。

今度の14日の朝5時20分から5分くらい朝日放送におれ出るねんけどちょうど鶏頭畑で仕事してる景色もでると思います。

というようなところが花宇の鶏頭話やねんけど、なんでよくおれがブログに鶏頭を載せたり書いたりするかというとそれは自分で毎年毎回いつみても感動するものだから。
そして今日も日本のどこかでだれかがこの鶏頭を活けてくれている。(ダライラマさんにも聞いてほしい話やで )

まぁ、というようなマニアックな話を20代のおれが60代や70代のかたたちと話をしたりできるのも慈照寺花道場の魅力です。

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今日は特に気持ちよく花に向き合えた。やはり、月に一回はこうやって心を沈めて花と向き合う時間が大切やなぁと感じた。

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鶏頭の十四五本もありぬべし    正岡子規

正二さんの切ったすすきを鶏頭にあわせ、銀閣寺の裏山の花材畑で育つホトトギスの花を活けた。自分のオヤジが育てた職人の草花を活けるのもまたオツでおもしろい。ちょうどよい曲がりに葉が細かい間隔でついた風情のあるものを選んで切ってくれている。つまり稽古花のサイズに切ってもちゃんと葉数がおおいので使いやすい 



ちなみにこの鶏頭は今年から取り組んでいる社会福祉法人”陽気会”を利用する知的障害者さんたちと一緒に育てたものだ。
お寺で修行する福田さんが”いままで鶏頭っていう花に心を許してなかったんです。でもこの鶏頭を見て好きになった”と今日言ってくれたのだけれど、これはおれにとったら最高のひとことだ、一人のひとにひとつの花を記憶してもらったり好きになってもらうきっかけを作ることことはとてもいいことだから。 おれはオヤジの採ってきた種や知的障害者のかたの力を借りて確実にいいことをしている。

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今日はお寺をでたあと、京田辺にオープンしたギャラリーを訪ねた。これは知り合いのアーティストさんが紹介してくれたGENETOという設計事務所が手掛けたもので、室内が段々畑のようになっていておもろかった。 
 初めて会ったひとには決まって花宇って”どんな仕事?”と聞かれるけど説明がムズカシイ。けど今日も聞かれると”おれの目からみて市場やそこら辺にある花や植木や観葉でかっこいいなと思うものって本当に少ない、だから自分でかっこいいなと思うものや”その場所にはそのカタチ”という任意の花を探す仕事”と説明した。
 花でも植木でも、関係なく結局、あの銅器に活けるすすきの葉数や鶏頭のカタチなどにこだわるような意識がおれたちの仕事の根本やなぁと自分で認識した。


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今日は夜まで京都にいた。納品がてら友達の作家さんたちの仕事をプレゼンしに京都駅に行ったらちょうど京都タワーが見えた。
別に深い意味はないけど



posted by seijun at 00:39| for ikebana , いけばな花材

2009年10月10日

役たたずの台風やな

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対策をしておいたとはいえ、鶏頭はボコボコに折られたわ。 今年は天候がよくなかったから軸の太くてしっかりしたものよりひょろりと3mに伸びたものが多かった。 ので特に被害が大きかったんやなぁ。
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今回の台風にびびったのは裏の駐車場の柳の木が太ももくらいの大きさでばっくり折れていたこと。
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前にも書いたけど柳というのは幹の部分はすごくしっかりしていて枝は非常に柔軟で強風にも大雪にも逆らわず流す木だから台風なんかに負けないはずなのに。

 ”もしや”と思って折れた面をみたら”やっぱりね”。

幹のなかに虫が巣をしていたよ。いくら幹がしっかりしているように見えても中身がスカスカなら、そら、あかんわな。男も同じやな。 

あと今回の台風のあとなので、今週末はいい波があるだろうと期待していたけれど全然波がなくて今日サーフィンいけんかった!
 
 いったいあの台風はわざわざなにしに来たのだろう?
posted by seijun at 14:17| for ikebana , いけばな花材

2009年10月08日

嶋崎父子

おれが大好きなクラプトンの”wondeful tonight”のギターソロを、あるカレー屋さんでかつて一緒によく弾いてくれた建築家(どんな前置きやねん)、嶋ア眞二さんの手掛けた新しい物件が10月23日から25日までオープンハウスとして公開されます。


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嶋ア眞二
 なづな工房一級建築士事務所

  URL http://www.naduna.net

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これは嶋崎さんの前々作の都心楼と名づけられた物件で添えたアガベ”吹き上げ”の写真。



ちなみに大学生の嶋崎藍君は嶋崎さんの息子だ。http://blog.hanau.jp/article/19550128.html

っていうかあいつ、出国直前までうちでバイトして留学費を貯め
”スペイン語を話せるようになってきます!”
と言い残し、コスタリカへ気持ちよく飛び立ってもう数ヶ月。
おれに連絡もなにもないぜ?笑 生きてるかー? まー元気にしてるだろうが。  なんもなくてもたまには電話せえよ〜
posted by seijun at 20:20| for landscape , 庭木

2009年10月07日

つぶれた

今日の夕方ケータイ つぶれました。 いつもながら半年間がんばて働いてくれましたが今日あえなく殉死。ちょっと4mの木から落としただけなのに。ちょっと池に落としただけなのに。だいたい1年弱でケータイはつぶれるけど今回は買ってから2週間ほどで充電ができづらくなり、3ヶ月ほどで液晶が曇ってきて、4,5ヶ月ほどでホコリに負けてスライドがぎこぎこしてきた。また、いつの間にか画面にヒビがはいっていた。 弱かったのかなぁ今回のやつ。

 今日の夕方からさっきまで電話をしてくれた7人のかた、電話をとることもできずにだれがかけてきたかもわかりません。また明日でんわください
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posted by seijun at 23:56| diary

台風やがな

けっこう強い台風みたいやけどみんなは大丈夫ですか?

おれたちはでかい台風が来るとよく”あんなに植木や植物があるのに大丈夫ですか?”と聞かれるけど、




ハンパじゃなくやっべーよ




 春か大事に育てた鶏頭やその他花ものは台風でめちゃめちゃにやられるから対策をしなあかんし、鉢物はひっくり飛ばされるから固定せなあかんし、温室やビニールハウスの心配もせなあかん。

秋に強い台風などがくるとその年の市場の実ものの枝ものや紅葉ものが手に入りづらくなり値段があがるときがある。



今日は台風対策に追われながら花切りにも精をだし、びしょびしょになりながら走りまわった。
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陽が暮れても男手で合羽を着ながらようやく今日の作業がさっき終わりました。さむぅー




posted by seijun at 20:24| diary

展示会

世間で見かけるほとんどの切り花、花鉢、観葉植物は市場を通ってへ世の中に流通しています。毎日たくさんの植物が全国の市場に出荷され、たくさんの花屋さんや業者さんが市場で仕入れをしています。

でもうちは独自のルートでやっているから市場の流通とまったく違う動きをしている。定期的に市場に出荷するものもないし、完全に注文をくれるひとにだけ品物を提供するスタイルで今日まできている。  たまに市場が調達できない注文を受けた場合にだけ、市場からうちにその植物を探す依頼が来るくらい。

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でも年に数回だけ、市場でもトレードフェスタと呼ばれるような展示会があってそこでは普段市場に出ないような観葉や木や花鉢や新作が並びます。


うちの植物も”展示会の目玉になるようなものを協力してくれ”と大阪、東京の市場に要請を受けたときに限り、市場へ出荷することがあります。いわば盛り上げ役です。今日は付き合いの古い観葉市場の展示会があるということで協力。

この季節は入ってくる仕事の95%がいけばな関係の仕事なのだけれども片手間でこういう鉢物の仕事もやっている。というか市場関係の展示会はもちろん植木を売るにはいいチャンスなのだけれど、本業を優先したい気持ちからあえて片手間でやってるそぶりをしている。

以前うちに来るバイヤーさんに”市場の品評会に出したらすぐ優勝できるよ”とか言われたことがある。もちろん賞をとったりしたら生産者にとってはステータスになることなのだと思うけど、でもおれはそういうのにまったく興味がないし、ましてや価値観の違うひとに自分の植物や花を評価してもらうことに抵抗を感じるねん。

”ひとつひとつ表情の違う花宇さんの植物が定期的に市場に並びはじめたら終わりやわ”
とだれかが言ってたけれど、誠にありがたい褒め言葉だったように思う。おれはまちがいなく”みんなにウケる花”と目指していない。うちの素材は使えるひとに使ってもらえてたら満足やし、ユーザーがすごく限定されてていいと思う。
 

それに自分自身”おれの花は日本いちや!”とひとりで自己満足してるに越したことないと思うので。 だからたとえば市場の展示会に出して売れ残った自分の植物を見ても、”まだ早かったんやな”
 と思うだけ。


posted by seijun at 01:20| ornamental plants , 観葉

2009年10月05日

6号室

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解体直前の6号室。 

”この骨組みだけになった錆びだらけの温室で花を活けたらかっこええやろなぁ”


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解体工事はあっという間に進み、

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あっという間にきれいになった。


サヨナラ 6号室。


これから毎年すこしづつ会社周りを改装できればと考えている。

オヤジが身を粉にして働いて建てた温室や建物はもちろんおれが想像できないくらい愛着があるのは知っている。 けれど”これは時代遅れやからつぶそう”とか”これはダサいから建て替えよう”的なノリで工事に踏み切ったわけではなくて、おれはオヤジが建てた建物を守るという見た目のハードの面よりも”花宇”という看板を守るというソフトの面での意識のほうが断然強い。 そっちにこだわりがあるねん。時代とともに土地の使い方も変わって当然やからね。 

親から受けつぐものは、建物や土地なんかじゃなくて技術と知識だけあればいい


ちなみにこの写真は工事期間中に見かけた神業の瞬間を捉えた写真→
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二階の高さに組んだ足場板の上で爆睡してる温室屋のおっちゃん。ハンパじゃないよ 寝返りうったら死ぬよ

posted by seijun at 23:44| diary