2008年10月30日

紅葉ハンティング

昨日は紅葉のもみじの大枝を切りに山へ。大暴れしてきたぜ。

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ファーストクラスの荷造り
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そして地下冷蔵室の大きい方の部屋で直前まで保管
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おれは紅葉のでかい枝の水揚げにはあの酒をたっぷり飲ます。本番が長い時は、枝の切り口をぱっくり割ってあれをズボっと突っ込む。

 紅葉のもみじの葉は繊細で乾きやすいので、こういう大きな枝をうまくこなすには現場で切り出す時から出荷までほんのちょっとだけいろんな技術がいるねん。でもなんと言っても一番の技術は死ぬほど早く仕事をすること。

今年は暖かいせいか、紅葉が遅い。こんな調子やったらうまく紅葉せずに落葉するもみじもたくさんでてくるよ。この時期にこれだけの枝をそろえるのには正直苦労した。この最高級の枝は最終的に正二さんが見つけた。交渉も正二さんがやった。

これらはリッツカールトンのデザイナーさんの注文。ブライダルフェアに使われる。と思う。これは相当ヤバいよ
 おれも見にいこうかな。

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これは今回のもみじのおっちゃんに、切り枝のついでに買わされた紅枝垂れ紅葉。
”なぁお兄ちゃん、付き合いで買っとってーなぁ”
ということでいい形のやつを二本だけ、選んだ。


それでは東京へちょっくら行ってきます〜
posted by seijun at 10:32| for display , 装飾用

2008年10月28日

この業界について評論ちっくに...

夕べ、若い生産者の大将と話しててん。

最近 切り花、植木、観葉植物の生産者さんたちと話していて、みなが決まってをそろえて言うことは、

”いまは大変な時期だ”

ということ。


 いまは園芸業界が低迷してて、切り花も鉢物も植木も全部のジャンルの市場も元気がないねん。 だからバブル崩壊以降、生産者側も非常に難しい時期になっているねん。そのなかで2,3年まえは観葉の業界が活気付いた時期があったけど、そのいわゆるインドアグリーンブーム(おれはそう思っている)にのっとって攻めの手を行き過ぎた業者さんは、その時期をブームと読めなかったツケが回ってきたのか、いまは手痛い時期を迎えている業者も数少なくないと思う。生産者にいたっては原油高の影響がはげしく意気消沈している生産者がどんどんでている状況やねん。

うちがたまに、花卉市場の主催する植物の展示会に品物をだしてほしいと依頼を受けるんやけど、その植物の展示会も年々元気がなくなってきてる気がする。

”もうこの仕事は儲からんからあかん”といって子供に継がせない植木屋や観葉屋も結構いるよ。


さぁ!
 
 だからおもろい。
なぜならほんまに仕事ができる会社が伸びて、そうでないところがつぶれる時代やから。

バブルをしらないおれたちの世代はこわいもんなしなはず。 
だから本当は夢を語れる世代やで。
バブルでいい思いをしていま消沈しているおっちゃんたちに夢を語れる人は少ないやろ。

おれがヨーロッパ人の植木屋と話していて気づいたのはむこうの人は絶対弱音をはかないということ。いっつもプラス思考やねん。(たまに調子がよすぎることもあるけれど)これが一番の差かぁ。

  おれは一般庶民でもここまでやれるというのをこの業界で個人事業者として証明してやる!と意気込んでます。



1兆円産業といわれるこの花卉園芸業界, ちなみにそういえばパチンコの市場規模は30兆円。

苦笑


 
posted by seijun at 20:52| for dreamer , 男の夢とロマン

2008年10月26日

秋が過ぎたころの注文

2週間後にもう一度パリへ行くねんけど、
それまでに入っているこなす主な注文。

1.いけばな雑誌12月号の撮影用の 花材いろいろ
2.いけばな用裏白しだ2000枚
3.舞台用 柿の古木1式
4.いけばな研究会用ニシキギ 1000本
5.池坊 立花用 大きな松
6.イベントディスプレイ用 オクテのすすき 2000本
7. ブライダルフェア用 紅葉もみじ 4m 20本
8.パリ 真古流 たてはな用 花材
9. EU向け輸出用 トウジュロ 40ftコンテナー 20トン分

その他

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結構さむくなってきてるけど、まだ何回かは汗がでるかな
posted by seijun at 21:24| diary

2008年10月25日

引き返し

はい、甲賀行きはなし、都合により引き返し。笑

 今回の紅葉もみじの仕事は下見なしてで切ることに。 もみじの紅葉は、遠くからみるとみんなきれいに見えるけど、案外近くで見ると葉が焼けていたりしみがあったり、色が悪かったりして現場で切り花として使えるものを探すのは結構難しい。4mもある紅葉のもみじの大枝を一度にたくさん切ることは、細部まできれいなものを見つけるのに非常に苦労するねん。だからできるだけ下見しときたかったんやけど...
大きな紅葉モノの仕事を受けると特に神経質になるねんおれ。

なにはともあれ、ラミレスがいいところで2ラン打ったね!巨人バンザイ。今年こそは期待してたぜ。 でもラミレスの前の打者のヒットが大きかったなぁ。
 
posted by seijun at 23:36| diary

ねむい

目の覚めるようなでかい紅葉のもみじを大量に使う来週の大仕事のため、甲賀、伊賀方面に下見にいきます。明後日帰国です。
posted by seijun at 14:12| diary

2008年10月22日

ちょい時差ぼけです

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フランス帰りの翌朝の一発目の打ち合わせは偶然にもプロバンス風のフレンチレストランの庭工事。

うちのお客さんが他社との見積もりを取られているらしいのでそういうときはおれ余計がんばる。普通の造園屋さんにはできない発想や樹形や素材、ストーリーで勝負しないと。

 インドアに飾る木はインテリアかもしれないが地面に植える木はそのひとの財産。

せっかくの店ならいいものを植えるようにしてあげたいやん。そういうのがわかる施主さんやと、ええなぁ。


それにしても”プロバンス”ってなんやろう?


posted by seijun at 22:52| for landscape , 庭木

ただいま 清順です

昨夜大阪についた

やっぱ関西弁を聞くとおちつくわー

今回は正二さんが迎えにきてくれてた。正二さんの興奮気味の話でみんながどれだけ忙しいなかでがんばったかわかった。ありがとよ。本当にみんなよくやってくれました。


今日は朝4時に目がさめて今日からまた仕事ができるのがうれしくて興奮してるのかもう寝れない。(ただの時差ぼけ?)


まぁこれから花宇の仕事はオフシーズンに入っていくんやけど...

とはいえこの時期に出張するだけのことはあったなぁと思ってる

銀閣寺の花のために協力できることと、ヨーロッパで植木の卸をやっていくことは、いままで以上に気合を入れてやっていくということは心に決めた。


プロ中のプロとしてはすこし言うのがはずかしいけど、バレンシアの山で松を切ったのはいい思い出になった。(松はしょぼくれていたが)


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posted by seijun at 06:12| for ikebana , いけばな花材

2008年10月20日

adios gracias

先ほどパリへ帰国
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今日は朝早くからヨーロッパの盆栽屋の最大手の営業マンとアポ。バレンシアから北へ車を走らせた。


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オリーブの盆栽っちゅうのも、えらい芸のええものがあるんやなぁと思った。 いまはヨーロッパの植木屋では”ZEN"という言葉がどんどん普及してきてるよう。

そういうえばこんなんもあったよ。 
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ありえないカタチをしてるねこのオリーブは。 こんな木はドラゴンボール以来みたことがない。

そして盆栽屋をでたあともうすこし北に走ってバルセロナについた。ハビエルの彼女とその間にうまれらレオという息子が温かくむかえてくれた

そしてバルセロナからパリへ。 それにしてもあーよかった。スペインも。ハビエルが感動しきりで、”おれの人生は清順と共に歩む準備ができている”と最後ハグしながら言っていたよ。
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こいつ大丈夫か? 笑  子供は日本の小学校に通わせたいと言ってたわ。おもろいかも。 なにわともあれおれとハビエルの挑戦は順調に第二ステージへ。
posted by seijun at 08:27| for landscape , 庭木

2008年10月19日

バレンシア郊外ニテ

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今日はララ社長の農場にって、その広大な農地を回る。そこ生える松やたてはなに使えそうな花材も探させてもらった。 もちろん地中海原産の盆栽風のヤシ、チャメロプス フミリスほかおれの好きな植木も見てまわる。4月にはいってくるよ。そのほか日本では見られない仕立てのオリーブもあった
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いつ見てもビッグサイズの顔のハビエルとミディアムサイズのチャメロプス。
posted by seijun at 06:56| for ikebana , いけばな花材

muchos gracias

かっこエエやんけ
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ついにヨーロッパデビューです。
ヨーロッパの業者たちは腰を抜かしてたらしい。 

いろんな人に評価してもらって、たくさんの人から名刺をもらったり紹介してもらった。できるだけ猫をかぶって落ち着いていようと思ってたけど内心は
 
  ”どうや、オラッ!”

パートナーのハビエルは空港に迎えにきてくれた時からもうテンションが高すぎておもしろかったわ。やはり世界広しといえど、スペイン人は大阪のおばちゃんの次にテンションが高い人種やなぁと改めて思った。

もちろんおれの送った蘇鉄は完売したが、そのおかげでドバイのプロジェクトにノミネートされたらしく、今回出資してくれたスペインの会社の社長はごきげんAND真剣やった。
ハビエルに聞いたんやけどこの社長はおれを自分の仲間たちに紹介するたびに”こいつは変な風貌しているけど、仕事に関してはすげえものを用意してくるよ”と毎回毎回言っていたらしい。笑

posted by seijun at 03:52| for landscape , 庭木

2008年10月17日

あーあ

今日は朝いちにプチパレへ行って花の活け換えの手伝いをしてそのあと座禅会に参加してバシッと叩いてもらってそのあとパリでちょうどやってるいけばなインターナショナルの花展を見に行ってそのあとまたプチパレに行って出発する用意してそのあとバレンシア行きの飛行機に乗るために空港に行ってそのあとチケットの問題が発生してその飛行機に乗り損ねてそのあと明日の飛行機のチケットを買って晩飯のサンドイッチを買ってそのあと今日のホテルを探し出して寒い中シャトルバスを一時間待ってそのあとようやくホテルに着いていまはちょっとへこんでいる 
 
posted by seijun at 05:47| diary

2008年10月16日

Zen et art a Kyoto

竹を切ったことのある人ならわかるかもしれないが、竹の葉というのは、切るとすぐに葉っぱが乾燥してかさかさになってしまうねん。だから竹を葉っぱが付いた状態でみずみずしさを保ちながら使うには、”竹の水揚げ”を行うんやけど、これはその竹を切ったらできるだけ早くしなければならない。

昨日アルベルトカーン庭園で竹を切らせてもらったんやけど、諸事情により”竹の水揚げ”をただちに行えなかった。 これでは、ものの数時間で葉がダメになってしまうということで、しかたなく、佐野さんは前日にきて違う花材で真の枝を立てることを使うことに切り替えて、昨日はそのまま帰った。

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今日のパリは雨。

そしていよいよ本番。朝プチパレへ入ってバタバタ準備をしていて、花材倉庫を見に行くと目を疑うようなことが... 佐野さんも声を張り上げた。 

なんと、竹が生き生きしてたんや。 

でたぁー佐野玉緒マジック!

奇跡です。 これは正に奇跡。

水揚げをしてない竹の葉っぱ一日たってもが生き生きしてるなんてありえない! すげぇ!
昨日まで相当の疲労とストレスとプレッシャーですこしだけ元気がなかった佐野さんが一気に機嫌がよくなった。
そっこー塩をもちいて”水揚げ”をやった。
これで大丈夫。
それで思いっきり集中して花に向き合えたんやと思う。”よし、松竹梅でいこう”


本番。

佐野さんは”たてはな”を堂々と活け上げた。




本当に見事でした



プチパレ美術館のシャザール館長も”たてはな”を見てたいそう感慨深そうやった。


毎日放送のひとが”撮影してもよろしいですか?”とたずねると、佐野さんは、
”は?”
と無愛想に言っただけで、花に集中しきっていたのがおもしろかった。
ただベテランらしきカメラマンのおっちゃんは体当たりで全身でその花を立てる様子を撮っていた。

 


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開会式に先立って、日本仏教の最重要人物と言われる日本仏教協会理事長であり相国寺金閣寺銀閣寺の大ボス有馬頼底さん、茶道裏千家15代家元の大宗匠さんを中心に法要が行われた。これをみていたフランス人の著名人の方々は真剣な面持ちやったなぁ。

有馬頼底さんのオーラ、人柄、声、顔はいつ見てもすごい。 そのひとの人間力がびしびし伝わってくるよ。おれがいままでの人生で、実物を見た時にときに人の格みたいなのを感じたの長嶋茂雄さんと有馬頼底さんやなぁ。別格やわ。

そういえば有馬さんの挨拶で知ったんやけど、今回の京都名宝展では、まだ日本でも後悔されてない国宝が展示されてるんやってね。ゴージャスですわ。



今日の開会式、内覧会、レセプションパーティ、著名人を含めたくさんの人が来ていたけど、これからのこの反響はすごいことになるやろなぁと感じたよ。フランスには、びっくりするくらい”禅”をリスペクトしている人がたくさんいる。パリと京都が姉妹都市になって50周年記念。いい感じやね。
いち花材屋としてもいち国民としても、うれしい気分です。

フランス パリで日本で室町時代に始まった足利義政を祖とする真古流の花が銀閣寺花方佐野玉緒によって再現された。

これは記念日です。


このためにわざわざ見にきたひと、みんな満足な顔してた。銀閣寺ご一行もみなさま超ごきげんやった。 おれも、やっぱり本当に見たいと思うもの、経験したいと思うものは地球の裏でもどこでも、ヒマでも忙しくても関係なく行くべきだと改めて認識できた日やった。



心配するからだれにも言わなかったけど佐野さんは本番前に体調を崩して一日寝込んでしまったことがあった。メシもあまり食えないと言っていた。いろんなことと戦いながらなんとか迎えた本番やった。自分の人生をかけて岡田幸三先生に弟子入りし、世間のことを全くシャットアウトして花の修行に没頭した末にここまでこれたのは佐野さんの覚悟と努力に他ならない。どんな世界でもそうやと思うけど、一つの領域に両足を揃えて飛び込む勇気をもった人が減っているなかで、佐野さんのような存在は本当に貴重やと思う。これからたくさんのひとに応援され、支えられ、嫉妬されるだろうけど、この人なら自然にこのまま歩んでいくと思う。岡田幸三先生も、天国でそんな愛弟子のことをあい変わらず嫉妬しながら安心して見守ってくれていることと思う。

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今日の本番の介添人をさせていただいておれはめちゃめちゃラッキーだ。

そしてこの機会にこれなかったひと、これを見れなかったひと、安心して後悔してくださいね。
posted by seijun at 08:14| unforgettable flower,  いつまでも

2008年10月15日

hunting around paris

目がさめてもうた

いまパリは午前3時。

昨日夕方6時くらいにホテルに帰ってきたんやけど、そのあとベッドい倒れこんで起きたら作業シャツとパンツと靴下ルックで爆眠してしまってた。

昨日は朝5時に起きて花市場ランジスへ。パリで活躍中のアーティスト斉藤由美さんが案内してくれた。
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ピンオークの紅葉はありがたかった。いけばなワークショップにの花材をこころくばりしていた佐野玉緒さん。


市場からプチパレへもどるとすぐに佐野玉緒さんのマネージャーの宮本さんとアルベルトカーン庭園へ。
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紅葉のもみじ、ニシキギ、松、竹、ベニスモモ、蒲の半枯れ、ヒノキ代わりのコニファーなど切らせてもらった
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やはり自然の素材にまさるものはなし。


またプチパレにもどると息もつく間もなく今度はすぐにシャンゼリゼ周辺の庭園をまわる
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トウゴマ(ヒマ)を発見。 

これを見ていると、しゃれ木(松、杜松の流木のようなもの)にあわせるとひとつおもしろい花になるなぁ、とぼーっとひとりで考えていた。
そしたら

”しゃれ木にあわせるとおもしろいね”
と佐野さんが言った

今回は余儀なくいままでと違う花材を用いての”たてはな”になるけれど、それもまたおもしろい。それもまた自然なので。

”バラも使いたい”と佐野さんが言うてはった。 パリの庭園に生えるバラを用いての日本の伝統花。 前大統領のシラクさん、親日家ならこれは見ておくべきでしょう。花はそのときそのときのライブなので一生に一回しか見れないもの。 え?いま日本にいてるの? それはまたタイミングだいぶまちがってますね。


なにはともあれ、パリ市内の公園庭園の協力はだいぶ助かった。
メシも食うヒマもなく花材をさがしたり取材に答えたり打ち合わせしたり、佐野さんは、庭園で犬のうんこを踏んでもめげずに一日中走り回った。マネージャーさんの電話はなりやまなかった

もうすぐやなぁ。 

もう一眠りしとこう 
  
posted by seijun at 10:29| for ikebana , いけばな花材

2008年10月14日

cheers in paris



酔った。

 さっきホテルに着いた。
いまパリは 夜12時。

おれのしょぼくれた酒の許容量が越えたので腹にじんましんが...。



今日は相国寺金閣寺銀閣寺の和尚さんがそろいぶみで、京都名宝展の関係者の方々のお食事会に行ってたんやけど、相国寺の和尚さんがくったくのない笑顔を高級な赤ワインをガバガバ注いでくれはったので酔ってしまった。
 なんともまぁたのしい時間やった。

帰りみち、ひとりでホテルへ歩いてると、つい道をまちがえてしまって気がつくとルーブル美術館に着いてしまった。

 こんな酒のあとの深夜のルーブル美術館はなんともまぁ.....

...


気分が最高だ。

いままでみた建築で一番インプレッションを感じたと思う

ここで寝ようかなと思ったけど、そういえば人に迷惑をかけちゃあいかん。昔のおれなら絶対ねてたね


ただ早く歩くのは損するばあいもあるね。


パリはきれいだ。 犬のうんこは多いからきおつけろ


たくさんの人がこのパリでの京都名宝展をたのしみにしてるんやなぁ...

  

 
posted by seijun at 07:21| for dreamer , 男の夢とロマン

2008年10月13日

パリの街路樹をみておもったこと

パリの街並みを見てると、ここのひとの美意識の高さを感じるわ。

街路樹も、非常に見ごたえがあったので、今日はそのレポートをします。

街に”街路樹”を植えたのはパリが世界で初めてらしい。うーんさすがフランス人。パリ市内にうえられている樹木でよくみかけたのがプラタナス、イガフウジュ、トチノキ、ベニスモモ、桜、大山木、アメリカキササゲ、月桂樹、ツゲなど。
結構いろんな木が植えられてるねんけど、なんか統一感があるというか、きれいやねん。


そういえば一昨年に世界一成長の早い蘇鉄の種を探しにマダガスカルへ行ったことがあるんやけど、
 首都のアンタナナリボに着くとまずその大きなジャカランダの街路樹が並んでいるのを見て、
”なんでわざわざここに南米原産のジャカランダが植えられているんやろう”
と思いつつも"きれいな街路樹並木やなぁ”と感心してたのを思い出した。
 でもよく考えたら、あれもフランス人の仕事やったわけね。マダガスカルはフランス領やったもんね。 

昔のフランス人は世界三大花木のひとつジャカランダを見て感動し、きれいな街並みを作ろうと、マダガスカルへ持ってきて、植えたんやと思う。きれいなものを作ろうというフランス人の意識がいまのアンタナナリボのすばらしい街路樹の景観を作ったワケやね。
 さすがフランス人の仕事やね。だからあんなにきれいやったんやね。

アンタナナリボの街路樹並木や、パリのシャンゼリゼ通りなどは、人の手によって形成された木の景観のわかりやすい大成功例といえると思うで。さすがフランス人、やるなぁ。
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こっちはトチノキ。
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パリ市内に植えられている木をみていると、統一感さえあればいろんな国の木があってもいいんやなぁと教えてもらった。
(でも京都のからすま通りに植えられてるプラタナスはどうかと思うけど 笑)


これはプチパレ美術館。
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これはプチパレ美術館の前にうえられている桜。(吉野桜っぽい、ちゃんと見てないけど)
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ちなみにプチパレ美術館の中庭の植栽は、おれが思い出すだけでも、2,3種類の桜、和棕櫚、ヤツデ、ヤハズすすきなど半分くらいは日本の植木が植えられていたよ。 

近頃の日本の植栽はその土地に関連した木や植物を植えることにむりやり意味合いを持たせようとする傾向があるが、もちろんその意識は発揮されるべきところに発揮されるとすばらしいが、状況いかんではそれは植木のネタの少ない業者がやりがちな行為にもなりえる

だからおれは自分の仕事であるし、美しい植物や木を海外から日本に集めることに疑問を感じない。 ごくたまに"日本に植木がたくさんあるのにわざわざ海外から木を輸入したり植えてももどうか”と言われたことがあるが、それは違う。要は人をが求める木や植物が求められている場所にあることが重要やねん。

たとえばオレンジの輸入が自由化して供給過多になって国産のみかんを捨てている日本の果物事情のほうがよっぽどあかんやろ。

そしていまの建築や車、インテリア、文化どれもこれも海外から海を渡ってきてるやん。 植木も全く一緒です。plants travel too.  


そういえばおれのこの出張中に、先月苦労して探した非常にめずらしい”フェニックス ルピコーラ”という美しいヤシの巨大な木が東京の五反田の一等地のすごい物件に植えられます。見た人はみな美しいと感動してくれます(たぶん)

(パリの街路樹や植栽の風景を見てなぜかひとりで納得しているおれやけど、)
とにかくおれのやってることを理解してくれている庭師、ランドスケーパーさんたちが”something else”を求めておれに相談してくれて、美しいものを作ってくれているだけでおれは幸せなのです
posted by seijun at 06:22| for landscape , 庭木

2008年10月11日

パリ ニテ

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一昨日の夕方、無事パリ到着。


いまはプチパレ美術館の二階にいてます。
ので、ぶろぐです
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佐野玉緒さん、京都文化財団の方々と行動をともにさせてもらってる。

いまは15日からはじまる京都名宝展の準備が着々と関係者の方々によって行われていて、

あ、

っていうかおれ、初めてパリに来て本物の若冲の絵をみたん。最高やわ。 なんと形容していいか、、、 おれ若冲の絵、ほしいっておもった。 笑 だれにもじゃまされず、じっくり見れたのは本当に贅沢なことだ
 


昨日は花材のさがしのため、フローリストのリュウクボタさんに会いに行って、岡山県のうまい大福の話で盛り上がってきたよ。
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花材養生のための桶をありがたくいただいた。

そのあとは友達が1年前に働いていたパリのおしゃれな花屋、オドラントに行って、”ハロー!”と言ってきた。
 

今日は、こみわら の仕込みをしたり、花材を養生したり、花器のチェックをしている。

こみわらをつくる佐野玉緒さん。
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こみわらの奥の深さは、今回改めてかんじる。



そういえば水の入った桶を何気にプチパレ本館の中で運んでいたら、すごい勢いで5人くらいのフランス人の警備員さんたちにたちまち囲まれておもくそフランス語でしかられた。たまらず”ソーリー!ソーリー!” 言うといた。




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パリはいい空気です。天気もよくて適当に寒い。


やる気がでます。


日本を出る直前に気づいてあせったこと。

 1 クレジットカードがなくなってたこと。
 2 スーツケースがなくなってたこと。
 3 財布がなかったこと。
 4 破れてない靴下があんまりなかったこと。
 5 奥歯のつめものがとれてたこと。
 



posted by seijun at 23:27| for dreamer , 男の夢とロマン

2008年10月08日

scenes of Autumn

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posted by seijun at 23:02| diary

2008年10月05日

切る。ということ。

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最近、荻巣樹徳先生からおれの携帯によく電話があったんやけど、 昨夜、”明日行ってもいいかな?”という電話があり今日、初めて花宇に来られた。

荻巣樹徳先生といえば、イギリスのキュー王室植物園から大変な栄誉をうけたたった二人のうちの一人(もうひとりは皇室の方)日本の誇る植物学者であり、植物分類学ではトップの知識と実績、まちがいなく日本最強のプラントハンター。 何十種類もの新種の植物を発見している。
 園芸家としてあこがれられる一方、実は、荻巣先生はいけばな文化にも精通しておられて、 おれは今日も、この荻巣先生の話を聞いて感動していた。 
 いけばな小原流が毎月発行する"挿花”という冊子にも長年コメントと監修をしておられた事実も興味深い。 
 
花宇の温室をゆっくり回りながら、おれたち親子のいままで集めた植物にびっくりしておられたけれど、おれはそれよりも先生がうちにある植物の学名を次々に言い当てていくのをみて、”こんな人は初めてや”と思った。
 貴重植物のマニアックな話はほんの一部の人としかできなくて、だからおれもこのぶろぐになかなかうちの貴重植物を登場させれないのだけれど、 そんなおれにとっては荻巣先生はまだ見ぬ植物を追う男の夢とロマン話を語るのに最高の話相手やった。

”若いのによくそこまで植物のことを覚えたねぇ”
と褒めてもらいあやうくいつものように有頂天になりかけた。
”全部現場で気合で覚えました”

 もちろん荻巣先生とおれのやってる仕事のジャンルは違うけれど、共通するところもかなりある。

つまりなぜおれがその国のその地域にその植物を探しにいったのか、荻巣先生は、その植物を見ただけでわかるレベルやねん。


 荻巣先生の話していると体がゾクゾクしてくるんやけど、とにかく、今日一番話してもらった内容のなかで驚いたのが、いけばなの話やった。 

 そう、いけばなが抱える一番おおきな問題点。

いけばなの作品を創作するときに使うたまに使う何十年、何百年という年数を経た枝や木。これを思うがままに切り続けて使いつづけることに荻巣先生は懸念を抱いている。そう、これはおれがいつも声を大にして周りに訴えてる問題点そのものやった。

 、自然や環境をまず第一に考えないとこれからのいけばなの未来はない
というおれの持論をそのまま同じ考えを持っておられた。
これには驚いた。

なぜなら、荻巣先生の世代で、こういう話ができる人と出会ったのがはじめてやったから。
実は、おれはいままで花材を切る仕事をしていて、こういう話を人にすることに抵抗があった。

なぜなら毎日毎日山へ年数の凝縮した枝を探して切りにいくことがおれの毎日の仕事なので、こういう話を人へ訴えるということは、自分のやっている仕事を真っ向から否定することになりえると勘違いしていたし、なによりそれを訴えて、お客さんたちが遠のいていくのが恐れていたから。 
 でもいまは違う。 


おれは本気でうちの会社のいけばな花材の売り上げが減ることよりも、いけばな界がいつかこの問題に直面して大変なことになるほうが心配やから。


花宇に来た人なら知っているだろうけど、うちにはたくさんの流木がある。いけばな展でもおおきな流木を目にすることがあるが、おれはこれにすごく違和感を感じてきているねん。

それまで何百年と根を張ってきた植物が、人間のエゴにより命を奪われ、時には皮をめくられ、時には着色され飾られる。
それは、すでに枯れてしまった木をどうにか世の中にだしたり、作品の一部として生かしたりすることと、ただのエゴによって、切り倒して使うこととはワケが違うやん。

ひどい業者になると、おもしろい木のオブジェを作って売りたいがために美しい木をぶったおして商品化している。
このテの材料をつくる業者は、本当に残念なことだし、未来がないし、教養が必要だと思う。

たしかにうちにもいろんな流木の在庫がある。おれはそれらをどういうものかというのをキチンと理解したうえで、もうすでにここにあるものはリスペクトしてお客さんに伝えていきたい。それで世の中に出した時に、おもしろいね、と人に感動してもらえることがせめてものおれのできることだろうと思う。


おれもいままではめちゃくちゃに木を切っていた。 でもいまは違う。 一度大きな過ちを犯し、強烈な経験し、反省してからおれは生まれかわってん。

そう、木は、正しい知識を持って、切るべき枝は切る、切らざる木は残す、再生可能な場所、再生可能な種類、そうでないもの、切る時期、切っていい場所意、そうでない場所、切り方。 そうすべては知識があればすべて解決すると思ってる。 (だからこそ花や木は切ったらかわいそうというのは理論は必ずしもそうではない)

荻巣先生が言っておられた今日の言葉はそんな考えを毎日抱いているおれを、肯定してくれた業界で初めての人のように思えた。

荻巣さんは、これからは、
”花材がどういう過程を経てでてきたか、花材にストーリーを持たせる時代です”

 と言っておられた。

この言葉には涙とうんこがもれそうなくらい感動した。

そしてその言葉はこのぶろぐの目的の一つの、そのまんまでもあった。


”プラントハンター”という類の仕事をやっている人間は思ったよりたくさんいると思う。けどそういう感覚はその類の仕事のおかげで悟ることができた。

荻巣先生は、年齢と経験がモノをいう園芸業界にいながら、年齢からくる偏見を一切もたずに若いおれをおれが話す植物の話と、集めた植物だけである程度信頼してくれ、たくさんの話をしてくれた。(もちろん”花宇”という看板が前提なのだけれども)
 孤独な自分の世界で生きているおれの仕事をあっさりと認めてくれた気分にしてくれた。もうおれの中では恩人なのです。



おれはこれからも、”さすが花宇さんの枝や!”といわれるすげえ枝を切って生きたいと思っている。もちろん山や自然のものも。正しい知識でもって仕事に徹すれば、絶対 日本のいけばなを違った素材や発想で支えることができると思う。
 



山越え谷越え、花を切るのは俺の人生そのものやからね。。

posted by seijun at 23:19| for dreamer , 男の夢とロマン

2008年10月04日

大阪を歩いていて

最近は心斎橋 大丸へ2回も行った。前回は、ターシャテューダー展、今日は小原流選抜作家展を見に行くため。

両方とも、たくさんの人で会場をにぎわっていたが、どっちの展示会もおれくらいの若い男は極端にすくなかった。

 今日花展をみたあと心斎橋をでて歩いていると、たくさんの同世代の男たちが街を歩いているのをみてると、いつか、こういう人たちが、一般的にいけばな展に興味をもったり足をはこんだりするような時代がくればなぁと、夢にみてしまう。
大丸の斜めまえのマックストアのイベントにはたくさんの若者が来ていて、西梅田のブリーゼブリーゼはびっくりするほどの人だかりやった。

いけばな界は、おれたち若い世代ががんばって、いけばな界全体を盛り立てていかなければ!という再認識ができた。 
 いままでと違った斬新な切り口が必要な時代にきてるんやろう。
posted by seijun at 21:50| diary