2008年08月31日

なんでも収穫はたのしいもんだ

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今日は久留米鶏頭を数百本を収穫。収穫する仕事は、こんなにたのしいことが仕事でええの? っていまだに毎回思うよ

これは一軒の花屋の注文。 
posted by seijun at 22:56| for ikebana , いけばな花材

2008年08月28日

花の哲理

葉っぱがちいさい茶碗蓮という蓮があるんやけど、葉っぱが
5cmくらいにしかならに茶碗蓮をさがしていた。
さがすのにおれも探すのに苦労したわ。 たまに意地でも探し出したくなるときがある 。

なんとか見つけたものを、ようやく未生流総家家元の和田高甫さんとこに持っていくと喜んでもらえた。


そしたら、なんともビッグなプレゼントをいただいた。
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”花の哲理”と題された、和田さんの書いた本。 未生流が所有する古い文献などから、現代版に要約した花の伝書。花の出生から日本の伝統行事に関すること、暦、風水、陰陽説と花の因果関係...  

  これはかなりキテるで。おれは花のスピリチュアルなところと宇宙の摂理にかなっているところ、合理的なところが大好きだ。 

そういえば、たとえば、おれがひとに花と花を交配をするのに満月の夜が一番成功率が高いと言うと、大抵のひとはびっくりしてその因果関係に興味がわく。

そういうピュアな "もっと知りたい”と思う気持ちが明日の花への意欲になるねん。

どれだけこの本を仕上げるのに時間がかかったか想像できないけど、30代の家元がこれをやろうと思ったことと、成し遂げた情熱が、マジすごい。 

 また、家元を親交のある自然坊こと、井上隆雄さんの写真集”おのずからしからしむ”と”すすき”の二つもくれた。
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井上隆雄さんの本は一目みただけで本物やとわかる リアルな人やとわかるよ
”すすき”と題された本は一年を通してのすすきだけの写真を集めてあって、これがまた、いいねん。


っていうかうれしすぎ! 
 もらいもんでうれしすぎるとリアクションがとれなくなるんやけどその癖がでたくらい
嫁ちゃんはその井上隆雄さんと親交のある志村ふくみさんの本をもらって大喜びしていた 志村ふくみさんは嫁ちゃんのカリスマ的存在らしい


 
ひとにおくるものおくられるもの。 




これは花が大好きだったひとへの弔いの花。仙人草。
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posted by seijun at 21:03| unforgettable flower,  いつまでも

2008年08月26日

川西のイタリアンレストラン

花宇のちかくにおとなの隠れ家的イタリアンレストランがあるのを知ったのは、つい最近。

 いつか食べにいきたいなぁと思っていたら、気がついたら、今日はそのレストランの中庭にでかいオリーブの木を植えてます。


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それにしてもよくこんなでかいオリーブが国内にあったもんや。



その庭にはヤマボウシのでかい木があったんやけど、このレストランが9月からランチも営業することになった、ということで冬場に落葉してしまうヤマボウシはさみしいからということに気づき、オリーブに植えかえ。




でかいヤマボウシもおれたちのスコップ集団攻撃でものの10分たらずで撃沈。

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こんなに大きなやつやったんやけど、
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縛り上手のおれたちにかかればすぐにスリムな木になって、山へいってらっしゃい〜
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posted by seijun at 22:10| for landscape , 庭木

2008年08月25日

花屋のリスク

今日樫の木に登って仕事していたら、やたらブンブン聞こえるから、 ”なにかな〜”と思ったらすぐ横にスズメ蜂の巣があった。

 半べそかいて必死に木を降りたわ。
みんなは大爆笑やったけど。

あやうくもう少しで川西市で蜂による死人がでるとこやったぜ。
スズメ蜂って、パチッパチって言い始めるとヤバイらしいなぁ。集中攻撃される合図やねんて。なんだかんだ一番この仕事で死ぬ確立が高いのはスズメ蜂かもね!  
 おれを殺したら、保険金1億5000万やぞ、蜂野郎、ニッセイのおばちゃんもびびるで! 笑

今日から一週間、カフェ HANAREは夏休み。
その間に庭を大掛かりに手入れしてるねん。
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おれの植えた中庭の、白くて大輪の枝垂れ桜は調子がすごぶるよい。
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スズメ蜂の大群により庭の手入れは一時ストップ、おれたちの得意のスプラサイド 500倍液で戦う。




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勝利。
きれいな模様のまん丸やった巣は地面に落ちて大破した。



posted by seijun at 20:50| for landscape , 庭木

2008年08月24日

オヤジのめんつ

おれのオヤジがみずから山へ切りに行くのは珍しいんやけど、期日が迫っているし今回の仕事は失敗できないからと、昨日いきなり北海道へ飛んでいった。 

北海道では盆栽屋のパートナーがいつもおやじのサポートをしてくれるんやけど、今回は土建屋さんの山で品物を探し回ったらしい。 おれは正直、そんな人気のない北海道の山やから熊がでないか心配やったのと、そこまですごいオニトドマツを見つけれるのかも心配していた。

そしたら、今日の昼ごろ、携帯のメールにおもろい写真が届いてん。
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しびれたぜ
こんなトド松みたこたがない

これでこの仕事はメンツがたったと確信した。いまは絶対に失敗できないいけばな展の仕事をしているねん。


そして夜、関空の到着ゲートでまっていると、びっくりするような梱包を4つ、手荷物でひっさげてきて、思わず笑った。かなーりあやしくて目立ってたよ。あとからわかったけど、今回の手荷物は138kgやった。笑
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けど、あれだけ枝の暴れたトド松をこれだけの荷に仕上げてくるのはさすが枝モノの荷造りが日本いちと言われていただけある。本気だしたんやね〜



じつは北海道の空港で、”この荷物はでかすぎて全部のせられない”とか、”55kgが一人の手荷物の限界です”とか、 ”松やにが可燃物になる可能性があるのでのせられない”とか散々空港職員に言われたらしいが、
 ”なに言うてるねん!うちは何十年、JAL、ANA,日通で全国に荷物を送ってきたと思ってんねや! こんなん、毎週のように伊丹空港から送ってんねんぞ!信じられないんやったら、JALカーゴに電話してみい、花宇言うたら、すぐわかるわ! と空港職員に説教したらしい。
そしたら、職員がJALカーゴに電話したみたいで、すぐ特例で飛行機に乗せてくれたと言っていた 笑

そしてそのまま伊丹空港貨物ターミナルへ。


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これがうわさ(?)の 花宇のエアコンテナー便。 複雑な枝モノから、でかい観葉、なんでも無理なくのせれる。トラックチャーター便なら大阪から東京まで10万くらいはかかるが、エアコンテナーなら、比べ物にならないくらい安い。コンテナのでかさもでかいやつなら、12mくらいのやつもある。うちの場合、半分以上のお客さんが関西圏外。全国の仕事をうけるために物流もぬかりがあってはならないねん
 
 
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ちなみに昨日送った杜松のこの1コンテナーの輸送費は7000円くらい。
 今日のトドマツの138kgの荷物でも17000円くらいやでぇ。

このおそろしいくらいに安い契約をさせてもらってるのはもちろん国内貨物便とオヤジの長い付き合いと、その値切り方につきる。笑  燃料値上げにともなって輸送費が上がると言われたときも一蹴したらしい。笑 
 個人事業主だけに気合が入ってるやろ? そのおかげで特に東京のお客さんたちにはよろこんでもらってる。

おれは空港に配達に来ることはあんまりないけど、久々にきてみると、やっぱり、安いよなぁ、これ。と思った。
しかも飛行機は定期便はぜったい飛ぶから、トラックをわざわざチャーターするよりプチエコにもなるかもね。
 木を運ぶのにも、二酸化炭素はできるだけださないほうがええもんなぁ




とりあえずこれでおれもオヤジもおたがい無事に、大事な花展メインの作品で使わる素材をハンティングできた。オヤジは最近は観葉や熱帯植物をたのしんでやってるけど、ほんまは花宇の血筋はすげえ木を見つけて切ってくる仕事に一番燃えるねん。おれのオヤジは初めて日本のいけばなのために海外にプラントハンティング行った人間やもん

今日は仕事が終わったあとには、ファミレスにステーキを食いにいった。二人でメシを食いに行ったのすくなくとも10年ぶり、もしくは初めてかもしれないなぁ。おれたちは会話の99%が仕事の話やけど、いまはそれでもいいと思ってる。おおきな仕事を親子で分担してやっていくのがたのしいし、仕事のパートナーでもある自分のオヤジがいい仕事をしてきて帰ってくるのを迎えにいく息子の気分も、なかなかよいよ 


posted by seijun at 23:19| unforgettable flower,  いつまでも

講習

CA341261.jpg今日は昼すぎまでクボタの建設重機の講習を受けに行ってて、講習室でうとうとしていた。 いちおう免許なども取っておかないとね。 
油圧のパワーの原理のはなしがおもしろかった なるほど、だから油に圧力をかけただけで、あんな力が出せるねんなぁ

あとはなぜかブルドーザーがほしくなった



posted by seijun at 22:34| diary

2008年08月23日

もみじ伝書

花宇のある周辺、つまり宝塚、池田といえば日本の植木三大生産地のひとつ。むかしからこの地域は植木がさかんで栄えたので、その貴重な技術を受け継いでいる植木屋のおっちゃんたちがいてるねん。


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その中でも丹村さんはもみじの技術に関して、この地域(全国的にも)の植木職人に一目置かれている存在やねん。後継者のいない丹村さんの技術を今の間にビデオで残しといたほうがいいとこの辺の植木職人たちが言っているくらいやで。

植物を増やす方法として、パッと思いつくだけでも種撒き、挿し木、取り木、株分け、根伏せ、球根分け、葉挿し、株割り、むかご、メリクロンなど、植物の種類に応じていろいろあるんやけど、もみじや松、桜など日本の植木や果樹苗などによくつかわれているのが接木という技術。 

今日はその、だれもが気になる丹村さんのもみじの接木の技術を教わりに行くことになった。 
接木というのは、平たく言うと、増やしたい種類の木の枝の一部を採ってきて、別の木の幹の皮をむいてその間に差し込んで固定し(移殖みたいなかんじ)、その別の木の養分を利用して成長させていくこと。



おれはじじいになるころには全てのジャンルの植物に於いて極めてるような存在になりたいねん。

 だから20代のいまのうちから各植物のジャンルの一流から学ぼうと決めてるねん。 

 だからそういう意味でも丹村さんの今日の講習はありがたかった。
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まず丹村さんの気合のはいった刀にびびった。これがめちゃめちゃかっこええねん! やばいよ。これの扱いに特にうるさかった
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今日は山もみじの台木に紅しだれもみじを接ぐ練習。”形成層よ、合わさってくれ〜っ”ていう感じ。
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あんまりくわしくは書いてるヒマがないけど、とにかくたのしかった。でも丹村さんはおれの7倍くらいたのしそうやった。
”なんでこんな極秘テクニックお前に教えなあかんねん!”と言いながら積極的にいろんなテクニックを教えてくれた。


ついでに昼飯は上等な焼肉のコースまでたらふく食わせてもらった。なんともまぁ頭があがりません。

ほんまになにも見返りを考えず、ここまでやってくれる人なんてそうはいない。だから丹村さんはたくさんの人たちから慕われているんやな。今日も丹村さんから声をかけてくれたんやで。
 

これがおれの今日の集大成。
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丹村さんが
 "技術っちゅうのはな、置いておくのに困らんねんし、持っとって損はないんや”と言っていた。
”わしはもう跡取りおらんし、これでわしの跡取りができて安心やなぁ"とも、言っていた。


 ”こんなにしてもらってほんまにありがたいです”と言うと、”お前のおじいにかわいがってもらったからなぁ"と言った。

posted by seijun at 21:15| for landscape , 庭木

オリンピックに学んだ

いま風呂に入ってたら、今日野球負けたことを思い出したので腹が立ってきたので書いとこう。
今日の試合はぜったい勝たなあかんやん! っていう試合でいつも負けてるやん。

今日の韓国戦。 山へ向かうトラックのなかのラジオで聞いてたんやけど、ちょうど相手の四番にダメ押しのホームランを打たれたときにラジオ消したった!

日本男児たるもの、韓国には負けたくないぜ?

 でも今回のオリンピックは完全に気力でまけてたね。


おれが思うにこの差は徴兵制があるかないか絡んでると思うね。韓国の男は徴兵制があるから、やっぱり芯が日本人の男よりいくらか強いような気がする。

 日本も徴兵制をすべきやね 

もう絶対いいと思う。 そうすれば日本にしょぼい男の確立が少なくなって、気合の入った男が増えて、バリバリ時代を切り開いて、その影響で女も化粧など気合が入って、バンバン子供がうまれて、少子化も減ってって、社会活動が活発化して、国家が繁栄すると思うわ。 

っていうか、もう来年の3月くらいから国会で多数決でさっさと決めてやったほうがええな。で、毎日きびしい筋力トレーニングと空手の練習と、マスコットバットの素振りも200回と、ついでに植木の登り方とのこぎりのトレーニングもやったほうがいいね。

徴兵制のおかげで女もさみしさを乗り越える強さを身につけれる。
そしたら日本にもロンバケやラブジェネみたいな感じで、徴兵制を乗り越える恋物語みたいなドラマがきっと流行るよ。キムタクにでてもらえばヨン様にも対抗できるよ。女役にはエンクミにしよう。 主題歌はユーミンで決まりやな。笑


”これからは女の時代だよ”と知ったかのように飲み屋で言ってるオッサン、そのまえに男を磨かないと負けてまうで!だからおれは日々の仕事で男を磨くように努力してるっちゅうねん。


実際おれの周りにも男よりがんばっている女の人のほうがはるかに多いよ。はるかにパワーがあるよ。川岸先生、難波先生、佐野先生、吉岡さん、坂上さん、辻本さん、野口さん、篤子さん、おれのオカン... 数え始めたらきりがない。 
 オリンピックの浜口京子選手なんかも、すげえよな。


その生涯のなかで、いろんな経験した松ほど幹がうねる。厳しい環境を克服してきた松ほど、しまってい幹と根っこが太くたくましくなるやん。 (だからおれの選ぶ木はそういうのが多い)  
 これはどの一般的にどの植木にも言えることやけど、人間も同じやと思うで。 
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あぁまた野球のこと思いだした。 くやしいのではみがきして寝よう
posted by seijun at 01:30| unforgettable flower,  いつまでも

2008年08月22日

さあ仕事の季節がはじまる

夏休みが空けてから花宇のみんなは血相を変えて仕事をしているね。 うちの夏休みが終わるというのは一年で一番ゆるやかだった6〜8月の時期が終わるということ。ここ一週間この仕事の忙しさで一気に休みモードがふっとびました。学校が夏休みの間バイトに来てくれている大学生の島崎Jr君も、そろそろ馴染んできてそうなのでこれからエンジンがかかる花宇の仕事も少し体験してもらえるかもね。

 今日のおれは朝からなにをやっていたか記憶にないけど、とにかくたくさんやった。 

 
夕方前には車をぶっとばして山へむかった。こないだの松と杜松のリベンジ。今日はおれの秘密の山、通称”残土処理場の山”を選んだ。 ここはいままでずっと山シダやウラジロを採らせてもらってるうちには貴重な山。 ここの事務員のおばちゃんをたまに持っていく花鉢とお菓子とトークでがっちりつかんであるので、一番融通を聞いてくれる山のひとつ。

ここで選びに選んだ杜松、いちおう納得するものが切れたけど、くやしいが最高級品ではない。
 しかし大事な仕事が終わりほっとした。
こないだの山の仕事のぶろぐは説教くさくてじじくさかったので、今日は、山の仕事についてはもう書くのやめとこう。
素直に、”青春を謳歌できるこの仕事に感謝”!
 と書いとこう。

 右腕の肩はおもしろいようにあざだらけになった。
 
 正二さんはいい感じで真っ黒に日焼けしてきた。
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posted by seijun at 23:58| for ikebana , いけばな花材

まつりの

これは正真正銘 ただの杉の枝。

となりまちの池田の祭りの神輿につかうねん

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posted by seijun at 08:06| for display , 装飾用

2008年08月21日

ついでにつれて帰ってきたオリーブたち

じつわ仕事のできに納得が行かなかった昨夜の帰りに、くやしかったので荷物が少ないし、せっかく遠くまできているのだからと、帰路の途中でうちのオリーブの圃場に寄って、オリーブを掘りあげてん。


だから昨夜の帰りは遅かった。
(巻き添えをくった正二さんに感謝したい)
けど、うまくいかなかった日はなにかプラスアルファの仕事をしてかえらないとね。


今日朝起きて、昨夜積んで帰ってきたオリーブを降ろす。
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 おれのお気に入りの大曲がりのオリーブは前回圃場に行ったときにはさみを入れてから半年くらい経つかなぁ、前に比べて、いともおれ好みの美人になって待っていてくれていた。
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posted by seijun at 19:43| for landscape , 庭木

自然の恵みをありがたくいただくということ。

今日の仕事場は無人島やった。


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今回のねらいはいくつかのいけばな展で使われる、松と杜松の超一級品。





今日行った島はある大企業の所有地なんやけど、おれたちの仕事の内容をちゃんと理解してもらってて、その企業の所有する山へ入らせてもらってる。今日は、おれも初めて行くその無人島への作業船まで出してくれた。このサポートには感謝感激で、それだけ協力してもらっただけにいい枝を見つけたかったんやけど、
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結果から言うと、今日はあかんかった...
今日は完全に読みが外れたわ。泣


この無人島を見つけたのが一年前。
水上タクシーからみたときは、海からいきなり山が生えているような地形で、遠目ながらいい砂地の急斜面で、植物が育つのに厳しい環境やし、”いい松がありそうやなぁ”と思ってたのが記憶にあって、その記憶をたよりに、その無人島へいったんやけど、残念やった。収穫は正直少ない。
こういう仕事はまさに狩りを仕事としている人や漁師と一緒で、いいときもあれば悪いときもある。いい獲物に出会えばいい仕事になるし、そうでないときもある。けど、いままで日本中いろんな山へ松を探しに行ったけど、こんなに感が外れたのも初めてやわ。 笑


つねに地面が雨風で崩れる場所に生えている木は、動きとシマリがちがうねん


たまに海縁にビシャコのええ根上がりのものがあった。こんなカタチの杜松があればええのになぁ。
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急斜面で探しまわるので、足にくる
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落ちたら気持ちよく死ねそうな崖っぷちに、少しだけ、いい杜松が這い蹲るようにあった。
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ちなみにおれに言わせてみれば、なにも知らずにこういう花材を扱っている人間が多すぎる。いけばな界ではこういう自然の美しいものを使いたいというのはもちろんわかるんやけど、(もちろんこれからも文化のために使っていくべきやけど)どういう場所に生えているのか、手にいれるのにどういう過程を経るかを知らないで花を生けている人間が多すぎる。いけばな花材屋はもっとひどい。作家は美しい作品をつくることに罪はないが、花材屋のひどいのになると、こういう貴重な花材を商品としてしか見てないから右から左へ請求書つきで流しているだけで、そこにはなんの情も知識もないねん。 FAX一枚の注文書ですばらしい松が手にはいると思っている。そんなん、あかんよなぁ。 
教養のある花人になるとそこがちがう。手に取る花や木がどういう出生のものか知っているから。 それが大切やと思う。


おれはそういうことをを自分の周りの人間から口がすっぱくなるまで言い聞かせている。

  おれたちはまちがいなく日本でいちばんいい老松を切る職人。これはだれが聞いても文句がないと思うが、だからおれたちこそ、こういうモノの真実を伝えないとね。
  

 
自然の松が教えてくれることは本当にたくさんある。自然の摂理のこと、盆栽の世界感、和のこころ、環境のこと、哲学のこと、時間の経過のことなど。 

おれは観葉植物の見方、植木の見方すべて自然の松の見方から影響を受けているよ。

 結局、植木や花材の究極は、 松やと思う。
あ、言っっちゃった... 


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2008年08月20日

遠出

さぁ 行ってきます

今日はひさしぶりにおれを熱くさせてくれる仕事です
posted by seijun at 05:23| diary

2008年08月19日

温室の歩きかた

アロエ スペシオーサ。
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なんかこのアロエ、岡本太郎チックやなぁ。


これはある店舗の立ち上げに使うらしいんやけど、こういうものは店舗をさらにハイカラな空間にしてくれる。




最近うちに来る観葉植物を仕入れにくるお客さんを見ていると、どれだけその人が植物のことが好きか、温室の歩きかたを見ただけでわかるようになってきた。


 また、植物の学名がすぐ出てくるお客さんにはやっぱり安心感がある。


今日は地方から元気のいい問屋さんや花屋さんたちが買い付けに来てくれたんやけど、やっぱりこういう熱心な人がいるとおれもホッとするねん

posted by seijun at 21:04| ornamental plants , 観葉

2008年08月18日

休日出勤

せっかくの盆休みやねんけど、今日は朝からいけばな撮影用の花材を切りに回る。やはりこの季節は実のものが多い。栗、ざくろ、木瓜(ボケ)、柿、キウイなど。




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撮影で使う柿の枝は、まず実と枝先の首の間が短いやつじゃないと、カッコがつかない。つまり枝先まで盆栽みたいにガチガチになっているやつ。  今日はあるおばあさんの、樹齢100年以上の木の枝をわけてもらった。枝のしまりは少し甘かったけど、枝のうねりはまずまず。


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キウイの枝はええのが切れた。




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丹波栗の実のようついた枝はいろんな生けこみによく使ってもらってる。 いつも木の上で枝をよく吟味して枝先に実のたくさんついた枝を落とすねん



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これはおれが2年まえに四国で見つけて掘ってきたボケの古木。
枯れそうなのでこの機会に売ってしまおう。


 小さな水盤で世界を表現しなければならいないのが、いけばなの撮影、だから用意する花材にもこだわりがいるねん。つまりちいさく刻んでも絵になるしまった枝を選ぶのが重要やねん。
このボケの枝先の芸は、切り枝にしたら、一級品の部類にはいる。これにいい色の苔が付いていたら、もうひとつ高い値段がついたやろう。

こういういけばな花材を集めるときはどこにどんな木があって、どんな枝が切れるか四季を通じて知ってないとこの仕事はやっていけない。


それにだいたいの場合、
大きくてかっこいい木を探すのよりもちいさくてかっこいいのを探すほうがセンスがいる。



posted by seijun at 23:04| for ikebana , いけばな花材

2008年08月17日

お盆の日は

毎年先祖が帰ってくる日は近隣の親戚が本家のうちにあつまって 御詠歌をあげるねん。
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今日もおれの尊敬するひいじいちゃんの話を、おじいちゃんの弟たちから聞いた。毎年それがたのしみやねん。 おれのひいじいちゃんは桜の開花調整のコントロールを世界で初めてやった人なんやけど、話を聞けば聞くほどすごいひとで、おれら(じいちゃん、オヤジ、おれのじいちゃんの弟たち、おっちゃん、おれ、含めみんな)はだれもひいじいちゃんの足元にも及ばないのはみんな知っている。 

ひいじいちゃんは自他ともに認める色男やったのは有名なんやけど、今日はそんな話から、ひいじいちゃんは毎日着物を着ていて普通の服は着なかったことや、3日ごとに散髪屋に行ってたこと、当時めずらしかった"玉突き”(ビリヤード)みたいなほんの一部の人しかできなかった粋な遊びをしていたこととか。 いやぁひいじいちゃん、明治時代にそんな生き方はかっこええわ、と惚れなおした。
 ちなみに花宇が一番栄えていたのはもちろん2代目のひいじいちゃんの時代やろう。
 
ひいじいちゃんが2人の妻に残したたくさんの子供たち(つまりおれのじいちゃんの弟たち)は、みんな個性的で、おれよりもやかましくて、バケモノみたいに元気なじいさまばかりだ。
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posted by seijun at 22:58| diary

2008年08月14日

Y=吉岡さん S=おれ

Y;もしもし?
S;もしもし。吉岡さん、清順です。感動しました。
Y;なにいってんの。 あれは行ってほしいから送ったのよ。
S;っていうかほんまにこんなんいきなり届いたらどうお礼言ったらいいかわかりませんよ?
Y;そんなんあたしのほうこそ清順にいろいろしてもらってるほうだから。もちろん気なんて使わないでね
S;でもほんまにリッツカールトンのデラックススイートの宿泊券とお食事券なんてまじで気ぃ使います
Y;一流というのを知るのがいいの。前日の昼から次の日の昼までゆっくりできるからジムにいったりお風呂にはいったり好きに過ごしてください。両親をディナーに誘えばとも思って、お食事券も入れといたの
S;やばいっすね、
Y;そんなん、私の美容室にはあんな大きなバナナの花が正面に咲いていて、店内にはパナマ草が生い茂ってるのよ。私のほうこそお礼をいわないと。 、そういえば、清順に無断でじつはパナマ草の花を切っちゃったの。
S;そんなんぜんぜん切ってください
Y;じつはね、先日 母が死んだの。
S;!
Y;ちょうど、2008年8月8日1時8分。
S;あぁ…
Y;最高の死に方をしたんです。本当に最高の死に方で、本当によかったと思ってるんです。入院して3日後に死んだの。
S;... 。  なんか微妙なタイミングに電話して申し訳なかったですね。
Y;ううん、そんなことないのよ。私は大事な人になら、その人の両親がいい死に方をすれば”よかったね”って言ってあげれるタイプの人間だから。 それに、電話のタイミングもよかったのよ。
S;?
ちょうど母が死んだ日の朝に清順のパナマ草の花が咲いたの。 でね、棺おけにいれさせてもらいました。




(このあと何をどうしゃべってどう電話を切ったか覚えてない。
さすが吉岡さんだと感服する。

吉岡さんとは、ある家具屋さんで吉岡さんがおれの植物を見て、電話をしてきてくれたのがきっかけで友達になった。
 
 吉岡さんの大きな店内に植物を導入したいとのことで、初めて店に行ったおれに
”あなたがすることならウンコでもいいの。本当に好きにしてちょうだい”と言った。、店内を好きなようにおれの植物で埋め尽くさせてくれた。おれが、持ってくるモノがでかいので施工はお客さんがいる営業中は危ないと言うと、”いいのよ、もしあなたの枝が頭に落ちて文句を言うような客なら放り出すから。それにお客も頭の上であなたが作業しているほうがおもしろいでしょ”と言ったのがわすれられない。
いまではすっかりおれと嫁ちゃんの髪の毛を心配りしてくれている。正二さんのも。 最近では吉岡さんが”清順が私から離れていかないかだけが心配なの”とおれの嫁ちゃんに相談しているらしい。(笑)おれたちはそんなかわいい吉岡さんの大ファンだ。 
おれは本はほとんど読まないが、吉岡さんが進めてくれた洋書や写真集などは絶対目を通す。吉岡さんがすすめてくれるアーティストはチェックする。いままでいろんなことを教えてくれた。ちょうどおれの親の年齢くらいなんやけど、感覚は常に世界の最先端を意識しているし、たくさんのことを知っているし、本当にまっすぐな吉岡さんを尊敬しているよ。それでもって、おれの仕事は、植物のとの出会いだけでなく植物のおかげで吉岡さんのようなすばらしい人たちと出会わせてくれるありがたい仕事やなぁと感謝している)
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posted by seijun at 10:03| unforgettable flower,  いつまでも

2008年08月13日

ラジオ

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今日はkiss コーポレーションののプロデューサーの古川さんが取材のために花宇にきてくれた。事務所の中やと辛気臭いから、きもちのいい温室でしゃべりました。
マダガスカルでのプラントハンティングの話と、マダガスカルの植物に興味が深々やった古川さん。 アローディア アスケンデンスがお気に入りのようでした。

先週、オンエアの日をまちがえていて、とにかくこの花宇の話は16日土曜日のたぶん朝8時ごろ、FM802のシャーリー富岡さんの番組のコーナーでながれます。

posted by seijun at 20:08| excursive plants やんちゃな木

2008年08月12日

ひまわり成長記

CA341224.jpg今年は雨が少なかったのか、種をまくのが遅れたせいか、ロシアひまわりは背ばっかりでっかくなって頭がちょっとちいさいなぁ。それにしても背がでかいなぁ。 調子のいい年は頭が60cmくらいのバケモノのようなひまわりができるんやけど。今年は、東京であるアーティストに半枯れひまわりをたくさん使ってもらうので、かなりの数を仕込んである。
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 この超大型のひまわりは茎もでかくて手首より太くなるのでノコギリで切るねん  
 枯れひまわりといえば、小原豊雲先生の枯れひまわりとふぐの皮をつかった作品がわすれられない
posted by seijun at 22:55| for ikebana , いけばな花材

2008年08月09日

葉刈り

Of course, PRUNING is very important for Japanese style garden.

there`s not so many Japanese trees for garden doesn`t need any maintenance, and it usually need to be Pruned every year .

i strongry belive, it doesn`t mean the gardening is finished when landscaper finished making the Japanese garden. it gets more beautiful year by year because of pruning.so it is always on the way to be finished by every-year pruning , and it lasts forever.
well , let me say , Japanese garden is never be finished.



おおきなモチノキの上ニテ
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最近はめずらしくおれたちが個人邸の剪定伐採工事を受けていた



おれは頭がバグっているのであんまり仕事中は暑いと思ったことはないんやけど、さすがにこの季節くらいになるとTシャツは一日に3枚くらいは着替えるねん。
おれの仕事についていけるTシャツがないから毎年全部ボロボロになって買い換えるんやけど、(ちなみに最近ではボロボロになったTシャツは嫁ちゃんが雑巾やら油取りに再利用してくれている) 今年はユニクロで見つけた汗をめちゃめちゃ乾燥させるTシャツがお気に入りやねん。乳首が透ける点以外は完璧だ。


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おれたちは植木屋じゃあないので、剪定の常識と全く違うスピードで3日間の工事がすすんだ。おれたちがどこでどんな仕事しても仕事が速すぎるので素人には理解してもらえにくいけど、おれたちはなにをやってもそうでなくては、あかんねん。

今回フューチャーしたオヤジの友達の腕利きの植木屋の大将が、おれの木の上の仕事を見て ”よくそんなでかい木の上でそんな仕事できるなぁ、そのチェンソーさばきに惚れ込んだわ、こんど一緒に淡路島へきてくれ”と言われちゃった。
  


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木のうえで仕事していることが多いけど、普通に電話がなる。注文のでんわ、問い合わせのでんわ、報告のでんわ、打ち合わせ、相談まで全部木の上でやる。なによりおれのポリシーの一つにウンコしてるとき意外はできるだけどんなときでも電話をとるっていうのがあって、仕事柄、とり損ねると5分で状況が変わるときがよくあるし、なによりできるだけ話がある人のそのタイミングの言葉で話が聞きたいという気持ちからやねん。絶対それのほうがいい。そういう時は忙しくても手を止めたくないとあまり思わない。 これは恋愛や友達の電話のころからいまの仕事の電話まで全部おなじ。

 最近ではやかましいおれの携帯の着信音がおもろい仕事の始まりの合図というパターンがおおくなってきた。


むかし携帯のなかったオヤジたちのころはプラントハントは大変やったやろなぁと思う。花宇はずいぶん早くからポケベルを使ってやってたらしいけど、ベルが鳴るたびに職人たちは木から下りて公衆電話に走って会社に電話していたらしい。






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これは借り物の男前グッズ

this is a hardcore pruner gear.




posted by seijun at 23:04| for landscape , 庭木